ルフトハンザドイツ航空
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| ルフトハンザドイツ航空 | ||
|---|---|---|
| IATA LH |
ICAO DLH |
コールサイン Lufthansa |
| 設立日 | 1926年 (Deutsche Luft Hansa Aktiengesellschaft として) | |
| ハブ空港 | フランクフルト国際空港 ミュンヘン国際空港 |
|
| 焦点都市 / 準ハブ空港 |
デュッセルドルフ国際空港 ハンブルク国際空港 |
|
| マイレージサービス | Miles & More | |
| 会員ラウンジ | Senator Lounge | |
| 同盟 | スターアライアンス | |
| 保有機材数 | 377機 | |
| 目的地 | 188都市 | |
| 親会社 | Deutsche Lufthansa AG | |
| 本拠地 | ドイツ連邦共和国ケルン | |
| 代表者 | Wolfgang Mayrhuber (CEO), Dr. Karl-Ludwig Kley (CFO) | |
| ウエブ： http://www.lufthansa.co.jp/ | ||
ルフトハンザドイツ航空（ -こうくう、Deutsche Lufthansa AG 英：Lufthansa）はケルンに本拠を置くドイツで最大の国際航空会社である。1926年に「ドイツ・ルフト・ハンザ（Deutsche Luft Hansa Aktiengesellschaft）」として創業。以後、ドイツのいわゆる「フラッグ・キャリア」である。
「ルフトハンザ（Lufthansa）」は、ドイツ語で「空のハンザ」を意味する。ドイツ語で「ハンザ」は本来「団体」の意味で、転じて「旅商人の仲間（組合、同盟）」（ハンザ同盟など）を指す言葉である。ロゴでモチーフにしている鳥はツル。
同社では機内インターネットサービスのFly Net（Connexion By Boeing）を提供していた。（2006年12月31日をもってサービス提供終了）
また、ニューズウィーク誌の「危なくない航空会社ランキング」の第一位に選出されている。
目次 |
[編集] コードデーター
- IATA航空会社コード：LH
- ICAO航空会社コード：DLH
- コールサイン：Lufthansa
[編集] 歴史
1945年～1990年の東西ドイツ分断時には、西ドイツ側の航空会社となった。東西ドイツ統一時に、東ドイツ側の国営航空部門インターフルクの事業を引き継いだ（インターフルクは解散した）。
1997年、エア・カナダ、スカンジナビア航空、タイ国際航空、ユナイテッド航空と共に、世界最大の航空会社グループスターアライアンスを結成。
2004年8月現在、世界89カ国327都市に就航。
2005年度、スイスインターナショナルエアラインズ買収表明、2006年には完全子会社化する。日本への就航地は成田国際空港、関西国際空港、中部国際空港。
[編集] 他のビジネス
主要な運行に加えて、ルフトハンザは多くの子会社を所有している。主なものを次に挙げる：
- ルフトハンザ・カーゴ
- ルフトハンザ テクニック、世界でも大きな航空機メンテナンス会社の１つ
- ルフトハンザ・システムズ、世界でも大きな航空系IT企業の１つ
- ルフトハンザ・シティライン、地域航空会社
- エア・ドロミティ、イタリア・トリエステを拠点とした航空会社
- Delvag、航空運輸専門の保険会社
- Lufthansa Flight Training、搭乗員養成会社
- エアワン
- 鉄道時刻表で知られるトーマス・クック社（元はイギリスの会社）も、ルフトハンザの傘下にある。
[編集] 機材
ルフトハンザ航空の機材は以下の航空機で構成される（2006年10月現在)：
- Airbus A300-600R 13機
- Airbus A319-100 18機
- Airbus A320-200 36機
- Airbus A321-100 20機
- Airbus A321-200 6機
- Airbus A330-200 2機
- Airbus A330-300 10機
- Airbus A340-300 28機 成田国際空港/中部国際空港
- Airbus A340-600 10機 関西国際空港
- Boeing 737-300 33機
- Boeing 737-500 29機
- Boeing 747-400 30機 成田国際空港
- Boeing MD-11（-F）19機
- Avro RJ85 18機
- Canadair CRJ700 20機
- Canadair CRJ100/200 31機
ルフトハンザ航空は15機のエアバスA380を注文する。最初の１機は2007年後半前に受け取り、それらはアジアおよびアメリカ線に投入される（ref: Airliner World、2005年5月）。 また、2006年12月にルフトハンザ・ドイツ航空がボーイング 747-8旅客型を20機発注、別途20機をオプション契約することが報じられた。
[編集] ルフトハンザ・エアポート・エクスプレス
ルフトハンザは「エアポート･エクスプレス」という鉄道列車の運行に携わっていたこともある。これは都市から空港への連絡列車ではなく、航空便の代替を列車が行うという異例のものであった。
1982年から1993年にかけて、フランクフルト - デュッセルドルフ間のような短距離で採算性の低い国内線の代わりに当時のドイツ連邦共和国国鉄（DB、後のドイツ連邦鉄道（DB））に、チャーター列車「ルフトハンザ・エアポート・エクスプレス」を運行したのである。
エアポート･エクスプレスは、列車の運転はDBの職員が行うものの、運賃は航空運賃が適用され、客席の乗務員や車内の軽食サービスなどはルフトハンザが行うという形態を取っていた。
当初はDBの定期運用から外れて保留となっていたインターシティ向け電車を使用し、その後は客車列車となった。路線はボン、ケルン経由デュッセルドルフ線と、シュトゥットガルト線。
現在はICE車両を利用した「AirRail」サービスをフランクフルト～シュトゥットガルト・ケルン間で運航している。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- Lufthansa（ドイツ語/英語版）
- ルフトハンザ航空（日本語/英語版）
- Lufthansa Fleet Age（英語版）
- Lufthansa Fleet Detail（英語版）
- Lufthansa Passenger Opinions（英語版）
- Lufthansa Company Profile -- Yahoo（英語版）
| スターアライアンス加盟航空会社 |
| アジア・オセアニア：全日本空輸 | アシアナ航空 | タイ国際航空 | シンガポール航空 | ニュージーランド航空 |
| 北アメリカ：ユナイテッド航空 | USエアウェイズ | エア・カナダ |
| ヨーロッパ：ルフトハンザドイツ航空 | スカンジナビア航空 | オーストリア航空 | bmi LOTポーランド航空 | スパンエアー | TAP ポルトガル航空 | スイスエアラインズ |
| アフリカ：南アフリカ航空 |
| リージョナル・メンバー：アドリア航空 | クロアチア航空 | ブルーワン |
| 加盟予定：上海航空 | 中国国際航空 | トルコ航空 |
