ロックマンX COMMAND MISSION
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ロックマンX COMMAND MISSION( - エックス コマンドミッション)は、2004年7月29日にカプコンから発売されたプレイステーション2、ゲームキューブ専用のコンピュータRPGである。
アクションゲームの定番として発展してきた本シリーズであるが、突如として「アクション(ロックマンX)を、コマンド(RPG)する」を宣伝文にRPGというジャンルで鳴り入った、異色の番外編である。従来のシリーズに登場するエックス、ゼロ、アクセルに、新キャラクターであるスパイダー、マッシモ、マリノ、シナモンを加えた7人の仲間を軸にストーリーが展開する。
本作のシリーズ上での時系列について、後にプロデューサーである北林達也氏は電撃PlayStation誌上で公表した“こぼれ話”にて「アニメで言えば劇場版」と称している。事実、本編であるロックマンXシリーズが、西暦20XX年を舞台にしたロックマンシリーズから100年後、すなわち22世紀の出来事であるのに対して、本作は「西暦22XX年」、すなわち23世紀に起こった出来事であり、シグマらによる一連のイレギュラー事件から数十年の歳月が経過した世界での物語ということになる。
熱のある一本道的な堂々の展開から、最後には意外な事実が判明するという王道を行くストーリーは、本編のロックマンXシリーズに見劣らない本作の最大の魅力である。システム周りもシンプルに構成されており、比較的易しくガリガリと進められるゲームバランスもまた、ユーザーに配慮した一面であると見受けられる。また、特定のアイテム等を入手すればゲームの設定画、ゲーム中のムービー、登場するキャラクターのマスコットを自由に鑑賞できるなど、ファンサービスも多い。一方、話数が少ないなどといったボリューム不足、各キャラクターのゲーム内での待遇に差が見えるなど、いくつかの不満点も指摘されているが、総評としては、RPG作品としての内容は十分に完成されており、硬派なアクション性を求める本編のファンの間でも「面白い」と評価される一作である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
西暦22XX年。太平洋上に落下した小惑星2202XA8の破片から、未知の鉱物“フォースメタル”が採取された。このフォースメタルを用いた技術はレプリロイド工学に革新をもたらし、この地にはフォースメタル鉱石を発掘する巨大施設「ギガンティス」が作られた。そしてレプリロイド工学の発展と共に人工島の運営は順調に行われると思われた。
だがある時、島の一部のレプリロイドが「リベリオン」を名乗り、政府からの独立を宣言、ギガンティスにある様々な施設の武力制圧を行った。政府は反乱の主謀者であるイプシロンをイレギュラーと断定。ギガンティスにエックス達イレギュラーハンターによる強行偵察チームを派遣した。
[編集] 主要キャラクター
[編集] 七人の勇士達
- エックス (Rockman X) -声優:櫻井孝宏
- 主人公、連邦政府軍極東司令部所属。長年の戦績が認められたためかS級イレギュラーハンターへと昇格した。現在では生ける伝説としてその名が知られている。政府よりリベリオン討伐指令を受け、ゼロやシャドウと共にギガンティスへ派遣された。以前の甘さは目立たなくなり、新たな仲間達を束ねるリーダーとして闘う。優しく真面目で正義感が強く、仲間達から信頼されている。また、どんなに絶望的な状況下にあっても決して最後まで戦いを諦めず、幾度もの苦境を乗り越え続けてきた不屈の闘志の持ち主であり、彼がギガンティス潜入前から装備している彼専用のフォースメタル「Xハート」は、その象徴ともいえる存在である。本作では彼のアーマーはデザインが一新された潜入捜査用アーマーになっており、走行中及びダッシュ中はレーダーを無効化するステルス・ビームマフラー(全5色)を展開する。
- ゲーム中のキャラ性能は、主人公らしくバランスが取れていて、状況を選ばず活躍できる。
- ハイパーモード「Xファイア」(*クロス・ファイア)、隠しハイパーモード「アルティメットアーマー」
- 武装:前腕部を変形させてエネルギー弾を撃ちだす「エックスバスター」をベースに、あらゆる戦局に対応できるよう多種のバスターを換装することができる。
- ゼロ (Zero) -声優:置鮎龍太郎
- 誰もがその実力を認めるS級ハンター。エックスと共にギガンティスへと潜入するが、シャドウの裏切りにより身を隠すことになってしまった。その経験から、初めはギガンティスで出会ったスパイダーら他の仲間達を信用できず、一度はハンターベースから出て行ってしまう(簡単に相手を信用してしまうエックスの人の良さにも問題はあったが、ゼロも極論に走っていた感がある)。しかしその後、皆が平和のために助け合って行動している様を目の当たりにし、また、スパイダーに窮地を救われたこともあり、彼らを信頼して仲間へと戻った。冷静沈着な性格で、イレギュラーハントへのスタンスは相変わらずドライ。だが過去に比べると熱くなる一面も増えた。
- ゲーム性能は、攻撃力と体力以外の基本パラメータが低数値、抵抗値が低い事で強力なフォースメタルが装備出来ない、隠しハイパーモードも体力が一定の数値になると暴走する(暴走を阻止するフォースメタルを装備すれば阻止可能)等、扱いに慣れが必要な攻撃役らしいキャラクターになっている。
- ハイパーモード「ブラックゼロ」、隠しハイパーモード「アブソリュートゼロ」
- 武装:背部にマウントした高出力ビームサーベル「ゼットセイバー」がメイン。それ以外にも様々な剣を扱う。
- アクセル (Axl) -声優:高山みなみ
- エックス、ゼロと並び称されるイレギュラーハンター。三人の中では一番子供っぽい。X7の時点では正式なハンターではなかったが、現在では立派なS級ハンターへと成長し、その名声はギガンティスにまで広く知れ渡っている。レプリロイドのDNAデータを解析し、その外見と性能をコピーできる「Aトランス」能力を持つ。自らの出生の手がかりを探って単身ギガンティスに潜入し、自分と同じコピー能力を持つレプリロイドの研究が行われていたことまでは突き止めたものの、リベリオンによる反乱が発生したことで、やむなく調査を中断する。その後、コピー能力を使ってリベリオン兵士に変身しながら持ち前の要領の良さでギガンティスを転々としていたところ、同じくウルファト生産工場内に潜入していたエックス達と出会う。子供らしく純粋な性格だが、時としてそれはイレギュラーに対する残虐性となって表れる。一方でその子供っぽさが女性型民間レプリロイドに人気があり、本人もまんざらでもない様子である。
- ゲーム性能は、殆どスパイダーと同じであるが、アクショントリガーの性能と攻撃力が低いので決め手に欠ける。スピードとハイパーモードの性能を活かして攻撃より補助を担当させたい。
- ハイパーモード「ステルスモード」
- 武装:速射性に優れた二丁拳銃「アクセルバレット」を主に、多彩な銃を操る。
- シナモン (Cinnamon) - 声優:野中藍
- 胸部にフォースメタルジェネレーターを内蔵した革新的な少女型レプリロイド。いつもマイペースでおっとりとした性格だが、芯はしっかりしており、いざというときははっきり自分を主張できる。FME(フォースメタル・エネルギー)と呼ばれる未知のエネルギーを利用して、様々な機能を持ったフォースメタルを精製することが可能。また、文字通り「白衣の天使」を思わせるその姿に相応しく、ジェネレーターから生み出されるエネルギーと腕部に搭載された医療ユニットの連動によって、致命的なダメージを受けたレプリロイドの傷を癒すこともできる。それらの能力に目をつけたサイケに誘拐されそうになるが、エックス達に救出され、リベリオンの暴挙を止めるために自分の力を役立てようと自ら戦列に加わる。レジスタンス・ハンターベースではガウディル博士の手伝いやレジスタンス隊員たちの手当てが彼女の主な仕事であり、厳しい訓練に耐える隊員たちにとってはアイドル的な存在である。ちなみに、天使の羽のような彼女の後ろ髪は、そのときの機嫌によって形が変わるらしい。
- ゲーム性能は、体力と攻撃力は最低値だが、防御力や属性攻撃の耐性が1番高いので防御、補助役を担当。ただし隠し武器を装備させると、一気に攻撃的なキャラクターになる。アクショントリガーは体力回復なので、重宝される。
- ハイパーモード「アイアンメイデン」
- 武装:両腕「エンジェルハンド」に、他の武器を換装することで格闘戦を行う。
- スパイダー (Spider) - 声優:神奈延年
- 賞金稼ぎを生業とする青年の姿をしたレプリロイド。クールでキザな性格。表向きは賞金稼ぎらしく「金が全て」のような言動をとることが多いが、自分の秘密について口ごもるマッシモを気さくな口調でフォローしたり、敵の不意打ちを受けそうになったゼロをかばって右腕を負傷したりと、内面は友情に厚く非常に仲間想いな男である。当初はワイルドジャンゴーの元で、リベリオンによって賞金首にされてしまったエックスを獲物として狙い、2度にも渡って伝説のS級ハンターである彼と互角以上の戦いを繰り広げたが、現レジスタンスの副官であり、駆け出しの頃にコンビを組んでいた友であるエールの死をきっかけに和解してからは、エックスをサポートする形で行動を共にする。賞金稼ぎと言う職業から、仲間になった当初は彼に対して眉をひそめる者は少なくなかったものの、エックスたちとともに危険なミッションを率先して進めていくに連れて、その容姿や物腰も相まって(特に女性型レプリロイドを中心に)、仲間として愛される存在になっていった。一方で、自分のことについて詮索されるのを嫌い、特に身体検査を受けるのは頑なに拒否する頑固な一面も持つ。以前、ギガンティスの研究所にいたらしいが詳細は不明。
- 装備武器がWEゲージの残量で、色々な効果を発揮する特殊なキャラクター。格闘攻撃に弱いものの、他のパラメータはバランスが良い。
- ハイパーモード「トリックスター」
- 武装:両腕のカードランチャーから様々な効果を持つトランプ形状の攻撃を放つ。
- マリノ (Marino) - 声優:鈴木麻里子
- くノ一の姿をした女性型レプリロイド。義侠心に溢れ、新技術や新発明を専門に狙う義賊の女怪盗。自己の信念に忠実であり、盗みなどの行為自体については別段悪いことをしているという意識はない。優れた戦闘能力の持ち主だが、自身は戦いそのものよりも隠密行動を得意としており、警報装置などのセキュリティの仕組みに詳しく、また、気配を消すことで相手のすぐ後ろにいても全く気づかれずに行動することが可能になる。その際には仮面のような(何らかのセンサーを内蔵していると思われる)バイザーを装着する。フォースメタル・ジェネレータを狙ってガウディル研究所に忍び込み、そこでエックス達やシナモンと出会う。当初は、同じくシナモンを誘拐しようとしたDr.サイケに倒され、「獲物を横取りされた」腹いせのためにメンバーと行動を共にするが、結果的に助けたことになったシナモンに懐かれてしまい、成り行きで仲間に加わることになる。仲間思いではあるが基本的に一匹狼な性格で、組織(特にそのトップ)というものをあまり信用していない。どこかにお宝を貯めこんでいるらしい。
- ゲーム性能は機動力が全メンバー中最も高く、ハイパーモード時には通常の3倍になる為、ボス戦では大いに活躍する。その他のパラメータもバランスが取れているが、体力と攻撃力は低め。
- ハイパーモード「クイックシルバー」
- 武装:「ビームナイフ」等の近接戦闘用武器、及び属性効果を持つ手裏剣を操る。
- マッシモ (Massimo) - 声優:川津泰彦
- 「鋼鉄のマッシモ」と呼ばれる、リベリオンと戦うレジスタンスの勇者。単身、ティアナ海底収容所に乗り込むが、勝手が分からずに困惑していたところでエックス達と出会う。巨大な体や高い名声とは裏腹に臆病で小心者だが、それは彼が本物の「鋼鉄のマッシモ」ではなく、彼からアーマーを受け継いだ、その弟子に当たる男だからである。本物のマッシモから「お前ならマッシモ以上になれる」と言われる十分な実力の持ち主だが、当人はその自覚がなく、自信を持てないでいた。また、人々から英雄として慕われる師匠を心から尊敬し、それ故に彼を侮辱されると別人のように激昂する一方で、逆にその尊敬の念が強すぎるあまり、彼と比較して自分を卑下したり、アーマーを受け継いだことにプレッシャーを抱く原因にもなっている。「鋼鉄のマッシモ」の名を汚さぬよう一心に強さを追い求める不器用な男だが、ゼロが離脱した時、エックスに対して「理解するのに時間がかかる」とフォローする心優しい一面もある。また、女性に対し免疫が無く、特にマリノには一目ぼれしていた。
- キャラクター性能は通好み。属性攻撃やステータス異常攻撃に弱いが、ゼロに続いて攻撃力と体力が高いため、地上タイプの敵には無類の強さを発揮してくれる。
- ハイパーモード「ダイモニオン」
- 武装:斧と槍を組み合わせた様な形状の「マッシブランサー」をはじめ、巨大な武器を振るい豪快に闘う。
[編集] レジスタンス
- アル=シフォン長官 (Chief R=Shifone) - 声優:堀秀行
- リベリオンに抵抗するレジスタンス組織のリーダーであり、ギガンティス総督府の長官でもある人物。レジスタンス隊員やギガンティス住人を家族のように思い、彼らからの信頼も厚く、特にエールとは実の親子のように強い絆で結ばれていた。思慮深く冷静で穏やかな性格の持ち主ではあるが、その眼元はあらゆる事柄を見据えているかのように、常に力がみなぎっている。肩にオウム型のメカニロイドを乗せている。一度はリベリオンの襲撃によって基地であるセントラルタワーを乗っ取られ、囚われの身となるものの、エックスたちの活躍によって救出・解放され、再度レジスタンスのリーダーとして作戦立案に長けた能力を発揮するようになる。また、その経歴からギガンティスの地理や内情にも精通し、リベリオンに関するあらゆる情報をエックスたちに提供して、彼らの戦いをサポートする。
- エール(Aile)-声優:高塚正也
- レジスタンスの副官を務める下半身を失ったレプリロイド。現在は浮遊ユニットを下半身に装着している。穏やかな性格でアル長官を父親のように慕っており、隊員からの信頼も厚い。過去にスパイダーとコンビを組んで賞金稼ぎをしていたらしいが、スパイダーの話によると彼のミスでエールは敵にやられてしまったらしく、おそらくこのとき下半身を失ったのであろう。エアシティでの事件の際、囚われたアル長官を救出するため単身総督府へ向かい、途中エックスと出会う。そして彼は追手を足止めするためにエックスへ長官の救出の願いと左胸のIDを託し、自爆することで命を絶つ。結果、彼のIDはエックスとスパイダーを引き合わせ、二人は見事ジャンゴーを倒すことができた。
- 余談ではあるが、同名のロックマンゼクスの主人公キャラクターとは関係無い。
- ナナ (Nana) - 声優:神田朱未
- 鮮やかなピンク色の髪と胸に描いてある「77」の文字がトレードマークの女性型レプリロイド。ハンターベースの全機能を司る優秀なシステムオペレーターだが、その技術に目をつけたリベリオン軍に囚われ、ティアナ海底収容所で完全拘束に近い環境の下、強制的にオペレート技術を利用させられてしまう。エックス達が収容所に侵入したとき、陰ながら彼らをサポートしたため、一時は収容所の主であるシルバーホーンドに破壊されそうになったが、他の隊員たちとともに無事に救出されて以後は、レジスタンスでエックスたちをオペレートする役を担う。また、その時以来エックスに対して密かに好意を抱き、転送装置を通じて戦場へと赴いていく彼の姿に憧れていたが、エックスは最後まで気づいた様子は無かった。ちなみに、各ギガンティス施設へのメカニロイドの派遣およびその管理も彼女の仕事であり、あまりにも無謀な派遣計画を立てると、辛口な言葉を投げかけられることもある。
- ガウディル博士 (Dr.Gaudill) - 声優:龍田直樹
- フォースメタル研究の第一人者にしてエネルギー研究のスペシャリストだが、融通の利かない職人気質のガンコ者。カモノハシ型で小柄な体格のため、コンピューター操作能力を補うロボット・アームを背中に装備している。シナモンの開発者であり、彼女の事を娘のようにかわいがっている。故にシナモンに何かあるとすぐ取り乱してしまう。リべリオンが蜂起した後は、争いごとに巻き込まれることを恐れて、リベリオンにもレジスタンスにも属せず、堅固なセキュリティを施した自らの研究所に閉じこもっていた。しかし、シナモンの誘拐を未然に防いだエックスたちの熱意やシナモン自身の望みに心を動かされ、以後はハンターベースに身を置き、エックス達を手助けすることになる。Dr.サイケとはかつての研究仲間であり、彼がリベリオンの思想に染まってしまったことを深く悲しんでいた。
- 鋼鉄のマッシモ
- プレイヤーキャラのマッシモの師匠にあたる人物。「臆病で弱い自分を変えたい」と訪ねてきた彼を鍛え上げ「マッシモ」の名とアーマーを託した。巨大な体とその力でギガンティスの民のためにレジスタンスの中心人物として闘っていた戦士であり、彼に憧れる者は多い。住民からは「勇者マッシモ」として慕われていた。しかしリベリオンに捕らえられ、協力を拒んだためシルバーホーンドに手足を引きちぎられ処刑されてしまう。彼の死によりマッシモは戦士として、一人の男として成長した。その志を引き継ぎ「鋼鉄のマッシモ」の名に恥無い真の勇者となるために・・・。
[編集] 連邦政府軍
- リディプス大佐 (Colonel Redips) - 声優:田中亮一
- 連邦政府軍極東司令部の司令官であり、今回の作戦においてエックスたちの上司に当る人物。軍帽と軍服に身を包んだ冷静沈着かつ厳格な性格の持ち主で、ゼロすらも信頼を置く生粋の軍人。司令官という立場から前線で戦うことは少ないものの戦闘能力は高く、背中のラックからサーベルスティックを抜き放ち、熟練の剣術や衝撃波で敵を殲滅する。今回のギガンティスにおける武装蜂起を受けて連邦政府から対策委員長に任命され、リベリオン制圧の指揮を執る。しかし、事前に数度に渡って先発隊を派遣したものの、いずれも失敗に終わったため、最後の頼みの綱として伝説のイレギュラーハンターであるエックスたちを派遣した。エックスたちがギガンティスでミッションを進めていく最中にも、セントラルタワー総督府(ハンターベース)の司令室に彼からの通信が入ってくることがあるが、リベリオンによる妨害電波の影響のために途中で途切れてしまうことがほとんどである。――なお、この通信が入るタイミングには、ある共通点が見られる。
- また余談ではあるが、彼の名前のスペルには、今回の事件の謎を解く重要な秘密が隠されている。
- シャドウ (Shadow) - 声優:高塚正也
- 連邦政府からエックス、ゼロと共にギガンティス島・ラグラノ廃墟に潜入した腕利きのイレギュラーハンター。ハンターとしての腕前は二人ほど高くはないが、ギガンティスの出身らしく地理に詳しいため、案内役も兼ねて派遣された。しかし、超フォースメタルの力を手に入れるため、エックス達を裏切ってリベリオン側に寝返り、三幹部とともにゼロを攻撃した(この攻撃によりゼロは建物から転落、行方不明となる)。コウモリをかたどったエンブレムがボディアーマーに描かれている。鎧武者の姿をしており、左腕のレーザーエッジと背中に背負った大砲「雷牙」の二つを主要武器に持つ。遠距離砲撃、白兵戦のどちらにも対応できるが、「雷牙」の直撃によって電子頭脳がショートし、身動きできなくなった相手をいたぶるように攻撃するという残酷な戦法を特に好むらしい。他人を騙す技術にも長けており、その能力はゼロを仕留めたときだけでなく、彼の最期の時においても如何なく発揮された。
- デプスドラグーン(Depth Dragoon)
- 連邦政府軍極東司令部に所属する老獪なイレギュラーハンター。低空を浮遊する巨大な魚型のメカニロイド(おそらく、モデルはリュウグウノツカイ)の背部に、タツノオトシゴを模したと思われる騎士型のボディが上半身として付加、一体となっている。雷を自在に操る槍と盾を持ち、空中に稲妻を発生させ広範囲にわたって相手を麻痺させる電撃を放つ他にも、巨体を生かした突進攻撃や、重力エネルギーを爆発させることによる全体攻撃をも操る強敵。幾多の戦いによる経験を積んできた相当な熟練者と思われ、エックスたちと対峙したのも、ただの任務としてでなく、S級ハンターとしていくつもの難事件を解決してきたエックス達の実力に強い興味を示しての、自身の腕試しの意味合いも兼ねていた。設定画によると、元々はギガンティスへエネルギーを供給する海底ケーブルの設営を担当していたらしく、また、鋼鉄のマッシモとも何らかの関わりがあるらしい。
[編集] リベリオン
政府からギガンティス島の独立を勝ち取るために結成、武装蜂起したイプシロンを総帥とする反乱組織。リベリオンとは『反逆』を意味する。メンバーはフォースメタル研究によって造られた(もしくは改良された)レプリロイド達で構成されている。
- イプシロン (Epsilon) - 声優:堀之紀
- リベリオン総帥であり、ギガンティス島の独立を目論んでの反乱の首謀者。堂々とした姿勢を崩さず、常に寡黙。相手を圧倒する威圧感と高いカリスマ性を兼ね備えており、部下の信望も厚い。また、エックスとゼロの力を認めてリベリオンへと勧誘する場面は、彼の器の大きさと、目的のためには手段を選ばないという意思の現れを見受けられる。「未知エネルギー駆動万能型試作機」として、フォースメタルを体内に組み込んだレプリロイドの唯一の成功例である(しかしながら、メンテナンスが不完全なままロール・アウトされており、何かしらの異常を抱えていた様子である)。超フォースメタルの「器」として造られただけあって、その戦闘能力は計り知れない。
- 超フォースメタルを弾頭としたミサイルによる被害によって、北半球のレプリロイドをすべてイレギュラー化しようと企んだ。しかし、彼自身は超フォースメタルが単に兵器としての道具ではなく、レプリロイドの進化の可能性を秘めたものであることを見出しており、ミサイルも交渉の切り札として用意したもので、実際に使うつもりがあったかは不明。また、制作スタッフいわく「目的を持って『反逆者』として動いており、イレギュラー化したわけではない」らしい。
[編集] 三幹部
- スカーフェイス (Scarface) - 声優:増谷康紀
- 超フォースメタルとの融合実験中に暴走した新型レプリロイド。リベリオン三幹部の一人となってからはイプシロンの右腕的存在となる。暴走による影響か、左目を除く顔面全体を黒いマスクで覆っており、その様子はまさに「傷(scar)を負った顔(face)」のように見える。現在では自制心を保てるまでに回復し、「プラズマエナジー駆動騎士型」レプリロイドとして生まれ変わった。正々堂々とした戦いを好み、無用な犠牲を避けるためにたった一人で敵地であるセントラルタワーに乗り込み、また戦闘に巻き込まれて負傷した民間レプリロイドの手当てをするなど、高潔な騎士道精神を兼ね備えている。ツインビームランスを武器に、目にも止まらぬ速さで繰り出される突きや、強大な電撃エネルギー弾で相手を圧倒する。イプシロンのプロトタイプであり彼の実兄にあたる。また、作中で素顔が明らかになることは無かったが、設定上では彼の仮面の下はイプシロンと同じ顔である。
- フェラム (Ferrum) - 声優:小山裕香
- リベリオン三幹部の一人にして組織の紅一点。フォースメタル研究施設の警備を担当していた。イプシロンへの忠誠心は仲間内でも特に強く、その為に裏切りを行った者に対しては容赦ない敵意を見せる。また敵対するエックスたちに対しては彼らを「坊やたち」と呼び、高慢な態度で挑発するような言動を繰り返した。非常に優れた飛行能力を持ち、また彼女の得物である蛇のように蠢く電磁ウィップは、相手を打ちすえる他にも、相手の腕に絡みついてその攻撃を止めることにも利用が可能である。自身の能力に対しては絶対的な自負を持つが、逆に自己を過信するがゆえに、詰めが甘いところがある。幾たびの邂逅を経て、リベリオンの最終兵器であるミサイルが隠されているメルダ鉱石プラントでエックスたちを迎え撃つが、その戦いの裏では、彼女らが予想だにしなかった謀略が進行しつつあった。果たして、彼女の戦いの行く先とは…。
- ボロック (Bollock) - 声優:塩屋浩三
- リベリオン三幹部の一人。転がったほうが速そうな丸い体型(ただし逃げ足は異常に速い)と、人をおちょくったようなひょうきんな口調が特徴。元は声楽家だったが、その歌声はお世辞にも美しいとは言えず、逆に背中に搭載された巨大な音叉のような装備によって増幅されたその声は、広範囲にわたって相手を攻撃する危険極まりない音波兵器になっている。また、天使型の小型ビット「Qビット」を遠隔操作して自身の身代わりに変身させたりと、トリッキーな攻撃をすることもある。他人の痛みが大好きで、自己の目的のためなら仲間の命も平気で奪う非情な性格。表向きはイプシロンに忠誠を誓っているが、裏ではリベリオンの思想を軽蔑し、自身の欲望のために超フォースメタルを虎視眈々と狙っていた。やがて、その持ち前の悪運の強さから、エックスたちを出し抜き超フォースメタルを手にする絶好のチャンスをつかむが、そこにはあまりにも意外な結末が彼を待ち受けていた。
[編集] 主要メンバー
- ワイルドジャンゴー (Wild Jango) - 声優:増谷康紀
- 「高機動山猫型」レプリロイド。性格は非情でずる賢いが、語尾に「~ニャ」とつけて喋るため、どこか愛嬌がある。高速移動に特化された素早い動きで相手を翻弄し、雷をまとった八本の爪でその体を切り裂く。さらに、背中のブースターを使って空中に飛び上がった後の強烈な電撃体当たり攻撃を必殺技に持つ。セントラルタワー・エアシティを制圧し、クライアント(雇い主)としてスパイダーを利用しながら総督府に居座っていた。エックスによってアルが解放されたのを知ると、自分を裏切ってエックスに協力したスパイダーに罰を加えた後、タワーの自爆装置を起動させて逃走しようとしたが、最終的には装置を停止させて後を追いかけてきたエックスと、命を落とした友であるエールの思いに答えようとするスパイダーのタッグを相手に、夕闇迫るタワー最上部のヘリポートで死闘を繰り広げた。
- シルバーホーンド (Silver Horned) - 声優:郷里大輔
- リベリオンに協力する元軍人で、岩盤破砕専門のトリケラトプス型レプリロイド。開発コンセプトは、「超重量装甲砲撃型」。他者を屈服させ己の力を誇示するのが生きがいで、ティアナ海底収容所の最深部に設置した「アクア・コロシアム」という闘技場で、自分に逆らうものをスクラップにすることを喜びとしている。レジスタンスの隊員たちを人質に取り、中でも最も優秀なナナを脅して協力させていた。残虐非道な男で、マッシモにとっては師匠の仇でもある。水を操って大波をおこしたり敵を氷漬けにしてしまうことが出来、また角部から撃ち出されるエネルギー弾の威力は、その反動で彼自身の巨体が大きく後退するほどである。さらに、首部、および膝関節部分は液体金属らしき半透明の物質で形成されており、ピンチになると液体金属で全身を覆うことでダメージを軽減する。
- マッハジェントラー (Mach Gentler) - 声優:高塚正也
- 「強化軽量装甲飛行型」レプリロイド。ギガンティスの治安維持のために送り込まれていた元政府軍の一員。現在ではリベリオンに協力している。モチーフはツバメ。紳士的な性格で身のこなしにどこか気品の漂うレプリロイド。リベリオンの兵器を生産しているウルファト生産工場の指揮を任されており、工場内の施設およびプレオン(リベリオンの主兵力メカニロイド)の制御装置である「デュボア」は、彼の命令しか受け付けない(彼の体内機構に何らかの入力端末があるらしく、彼が倒れると装置は暴走する)。戦闘時には「デュボア」のシステムを操り、プレオンを次々と戦闘に呼び出してエックスたちを苦しめた。手にした杖から放たれる炎や高速突進攻撃など、彼自身の戦闘能力も突出しており、一度はS級ハンターであるゼロとの一騎打ちで彼を追い詰めたほどの実力を持つ。
- Dr.サイケ (Dr. Psyche) - 声優:塩屋浩三
- 「高速演算処理人型」レプリロイド。ギガンティスで新世代レプリロイドの研究開発をしていたチームの一人。IQが高く悪賢い。常に他人を見下し自分以外の者を認めようとしないが、レプリロイドの進化の可能性に理解を示し、そのための研究環境を提供しているイプシロンには、それなりの敬意を払っているようだ。状態異常を引き起こしたり、ステータスを変化させたり(何故かこちら側のステータスを上げることがある)と、風体同様、奇怪な攻撃をする。また、追い詰められると頭部を分離させて自身の「最高傑作」と称する奥の手、「マッドノーチラス」を引っ張り出してくる。ガウディル博士とは昔の研究仲間同士であり、彼をリベリオンに引き入れようとしたが断られる。実の狙いはシナモンに搭載されたフォースメタル・ジェネレータであり、プレオンを引き連れシナモンを誘拐した後、彼女を洗脳・改造して最強のリベリオン兵士にしようとした。
- エンシェンタス (Ancientus) - 声優:郷里大輔
- すべてにおいて謎に包まれているレプリロイド。スフィンクスを模したと思われる三面の頭部を持ち、それぞれが炎、水、雷を司り、頭部が回転することで属性が変化、胴体部を形成しているエネルギー体もそれに応じたものになる。三つの属性と六本の腕による強力な技を繰り出し、その能力の特異性および戦闘能力の高さから、リベリオン内でもイプシロンからの信頼は厚いらしく、彼から授けられた超フォースメタル(の欠片)の力によって、その力はさらに大きく高められている。ギミアラ採掘所にリベリオンのフォースメタル研究所がある、とウソの情報を流してエックス達を策略にはめ、脱出不能の密室に閉じ込めた。そして、採掘所を爆破し自分だけ脱出しようと画策するが、その計略は、友のために命を投げ出す捨て身の覚悟の前に、脆くも崩れ去ることになる。
[編集] ギガンティス
太平洋上に落下した隕石に含まれていたフォースメタル鉱石の採掘および研究を行うため、破片の落下地点である海上に開発・設置された、本作の舞台となる人工島群の総称。当初は人間とレプリロイドの協力の下、各島の施設間の役割の連携により比較的順調に運営が行われていたが、イプシロンを中心とするリベリオンの反乱によって事態は一変、人間はギガンティスから強制退去させられ、ほとんどの施設が武力制圧されてしまった。その後、リベリオンによる電波妨害の影響によって外部との通信手段が絶たれてしまったため、内情の把握はほぼ不可能となっている。事件解決のためにエックスらによる強行偵察チームが派遣されたが、万一彼らが任務遂行に失敗した場合には最終手段として政府軍によるギガンティス全土への無差別爆撃が予定されている。
- ラグラノ廃墟
- エックスたちが最初に潜入したギガンティス施設。ギガンティス中央部に設置され、元々はフォースメタル技術の応用により多くの新型高性能レプリロイドの開発が行われていた一大研究施設であった。しかし、施設内で開発された超フォースメタル内蔵型実験機であるイプシロンの暴走によって壊滅的な損傷を受けたために現在は廃墟として放置され、野良メカニロイドが徘徊している。内部はいくつかの実験ルームを中心とする二重螺旋構造になっており、実験体レプリロイドの暴走を危惧してか、各階の通路には厳重なセキュリティシステムが施されている。また、レプリロイドの開発および改良を行うためのカプセルも放置されており、リベリオン幹部の大半がこの施設「出身」であることを示すデータが残されていた。
- セントラルタワー・エアシティ
- レジスタンスの本拠地であり、エックスたちの行動拠点となる場所。かつてはギガンティス統治の中心地点であり、人間とレプリロイドの共存によって管理されていた。しかし、リベリオンによる反乱の際、総統であるイプシロンがこの地を「人間の傲慢の象徴」として放棄したため、その機能を停止する。現在のセントラルタワーは、主にリベリオンに抗戦するための「軍事基地」としての役割が強く、多くのレジスタンス隊員たちが反乱の終結を祈りつつ、各々の任務をこなしている。一方エアシティでは、強制退去させられた人間達の後を引き継ぐように多数の民間レプリロイドたちが生活しており、警備レプリロイドの管理の下、商業活動が行われるなど、比較的平穏な状況にある。また、セントラルタワーとエアシティの間にはエアバスが運行し、広大かつ複雑な施設内の移動を省く重要な交通手段として重宝されている。
- ティアナ海底収容所
- 元々はフォースメタルを含む隕石の破片が存在していた地域に開発された採掘施設であったが、現在はそのほとんどが掘りつくされてしまったため、周辺地域は「ロストマイン」として放棄されていた。掘削用の大型ドリル内に設置された施設内には、採掘に携わっていた労働者の生活設備が残されている。反乱以後はリベリオンが捕虜収容所として再利用しており、多くのレジスタンス隊員たちが内部に監禁されている。各階層間は海底トンネルのエレベーターによって連結され、深海で作業を行っている巨大な海洋生物型メカニロイドの姿を見ることが出来る。また、収容所の最深部には、通常以上に厳重な管理が施された収容房が存在し、内部にはリベリオンに敵対した危険人物が監禁されているらしい。
- ガウディル研究所
- フォースメタルから生み出されるエネルギーの利用によって、砂漠化されつつある地域の自然を再生する技術の研究が行われていた施設。内部にはバイオテクノロジーと機械技術の結晶である「メガプラント」と呼ばれる人工植物が繁茂している。リベリオンの反乱以後は、フォースメタル研究のトップであるガウディル博士の本拠地となっており、メガプラントなどに栄養を補給していると思われる液体が施設内の無数のパイプの中を通じている。施設への侵入者を排除するべく多くの動物型メカニロイドが配置されており、さらにその奥には「無限の森」と呼ばれる地域が存在する。そこでは「ツワモノの部屋」「ヨワモノの部屋」の管理者によりギガンティスの各施設で作業を行っている多様なメカニロイドが集められ、「試練」と称して侵入者に戦いを挑んでくる。
- ウルファト生産工場
- かつてはギガンティスで作業を行うレプリロイドを開発するための工場であったが、リベリオンに武力制圧されて以後は兵器生産に利用されている。地殻深くまでドリルが掘り進められ、そこから噴出する高熱のマグマをエネルギー源に稼動している。さらに金属を精錬するための溶鉱炉なども多数設置されているため、施設内は超高温状態にある。生成された兵器はベルトコンベアによって運搬され、第1~3倉庫に保管されている。これらの一連の設備は中級プレオンや耐熱装備のメカニロイドによって警護されており、さらにそれらのメカニロイドの行動管理を行っているのが、工場のメインコンピューター「デュボア」である。したがって、「デュボア」がコントロールを失うと設備内のメカニロイドが暴走を始め、施設そのものが崩壊しかねない極めて危険な状態になる。
- ギミアラ採掘所
- レプリロイドのエネルギー源である鉱物「エネルゲン水晶」を採掘するための鉱山。ギガンティスでの作業を行うレプリロイドたちのエネルギー供給を目的に、鉱山そのものが丸ごとプラント化され、海上をはるばる輸送されてきた。当初はその目的に則って採掘が行われていたが、フォースメタル研究の成果によってエネルギー問題が解決されたためにその需要は徐々に薄くなっていき、現在は採掘後の空洞を再利用する形でフォースメタルの研究所(特に三属性についての研究が行われている)が設置されている。もっとも、エネルゲン水晶の掘削作業は現在も続いており、主任レプリロイドの監督の下、メットールやディグレイバー(坑夫型メカニロイド)が作業に精を出している。
- パナリア大砂漠
- 局地仕様レプリロイドの耐久性を調査するために設置された施設。天蓋が付いたドーム状のプレートであり、内部ではあらゆる気象条件の再現が可能であった。しかし、何らかの異常のために気象調節システムが暴走し、ドーム内は暴風や竜巻が吹き荒れ、レプリロイドをも飲み込む流砂が発生する危険な砂漠地帯になってしまった。そのため、現在この地域は「オノバン・デザート」として放置されている。自然の要塞(人工の設備ではあるが)とも言えるこの地域に目をつけたリベリオンは内部に妨害電波発信基地を建設し、レジスタンスのギガンティス外部との通信を遮断している。基地内の移動はエレベーターで行うが、事前に各階の隅の部屋に存在するセキュリティを解除する必要があるなど警戒は厳重である。
- メルダ鉱石プラント
- 採掘されたフォースメタル鉱石をフォースメタルに加工、精錬するための施設。本編では触れられなかったが、ギガンティス周辺地域のあらゆる箇所から産出された鉱石を出来るだけ早く回収するために、海上を自走する機能を持っているらしい。フォースメタル生成の際に発生する高熱に備えてプラント全体が超低温状態に保たれているため、施設外では雪が降り積もり、一部の作業用メカニロイドが凍結している。現在はリベリオンの最終兵器である超フォースメタルを搭載したミサイルの開発が行われており、ミサイルを挟む形での階層構造になっている(各階層には小さな窓がいくつかあり、そこからミサイルの一部分を覗くことが可能)。そのため反対側の階層へ行く際には、一旦最深部まで下りてからミサイルの横を通り抜けなくてはならない。
- グレイブ遺跡基地
- リベリオンの本拠地である軍事要塞。かつてはフォースメタル研究によって開発された新型レプリロイドの耐久テストを行なっていた施設であった。耐熱、耐寒、耐砂漠など、ありとあらゆる極限状態を再現することが可能で、これらの実験に耐え切れなかった多くの実験機たちが故障・廃棄されたために、この名称(grave=墓場)が付いたと思われる。リベリオン軍最後の砦だけあって警備は極めて厳重であり、「リボルバーシャフト」と呼ばれる防護設備を始め、いたるところにセキュリティシステムが設置されており、重装備に身を包んだ上級プレオンを次々に転送して侵入者を迎え撃つ。さらに、基地最深部にはイプシロンの玉座があり、周囲は淡い金色に輝く雲海を思わせる立体映像によってある種の神々しささえ感じさせる雰囲気に包まれている。
[編集] 主題歌
- 『情熱セツナ』
- 作詞:渡辺なつみ、安倍麻美 作曲:井上ヨシマサ 歌:安倍麻美
[編集] 外部リンク
- ROCKMAN X COMMAND MISSION(カプコン公式サイト)
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