全員正解あたりまえ!クイズ
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全員正解 あたりまえ!クイズ(ぜんいんせいかい-)は2005年10月5日~2006年2月8日までTBSで放送されていたクイズ番組で、毎週水曜日午後8時台(19:54~20:54、但し、中部日本放送・毎日放送など、一部系列局では20:00~20:54。(JST))が基本放送時間帯であった。
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[編集] 番組概要
- レギュラー番組として開始される前は、「アッコにおまかせ!」後半の単発コーナーとして2003年9月28日から放送していたもので、2004年5月4日には2時間の特別番組として放送されて高視聴率を獲得、2005年8月21日放送分からはレギュラーコーナーとして昇格したが、この企画が好評だったため、10月5日からゴールデンタイムに進出した。
- 2005年7月24日には「FNS ALLSTARS あっつい25時間テレビ やっぱ楽しくなければテレビじゃないもん!」でフジテレビのスタジオとも中継を結んで行った(この時のゲストは、乱入してきた笑福亭鶴瓶とココリコの遠藤・田中、中継ゲストパネラーに今田耕司。)。
- 特番では、携帯電話を使って番組内容に関するクイズに参加することが出来た。問題に正解すると、視聴者プレゼントとして抽選で15人に同額の賞金が山分けされていた。
- 本体の「アッコにおまかせ!」の裏番組が「ハロー!モーニング。」であるにも関わらず、この番組では、W (ダブルユー)が出演したこともある。
- 基本的に10名(回によって、殆どの出演者が1つのテーマに沿っている場合もある)が協力してクイズに挑戦するが、特番等ではチーム対抗戦で行う回もあった。
- 初期では全員がクリアした賞金を積み重ねて行くクイズだが、レギュラー回で何度か0円でラストクイズに入ることがあったり、1人が不正解で他の出演者に文句を言われたことで視聴者をイライラさせたために、のちに1人正解しても賞金が貰える救済クイズが加わり番組タイトルである「全員正解」の持ち味が薄れた。2月1日放送分と2月8日放送分は全員一致団結する形式ではなく、2チーム対抗戦(5人vs5人)へ変更され、勝ちチームに獲得した賞金が貰えるシステムに変更された。
- 但し、視聴率は裏番組(後述)に苦戦を強いられたため、1桁に低迷した。元々中高年向けの「ためしてガッテン」や「いい旅・夢気分」が高視聴率の上、若者などをターゲットとしたバラエティ番組が乱立し、それらに敗れた形となった。
- そのため、この番組の次に放送されていた「お笑いLIVE10!」とともに、2006年2月8日で終了した(ちなみに、同局系列の毎日放送「たかじんONEMAN」(関西ローカル)では、司会者のやしきたかじんが「この番組は半年で終わる。」と予想していたが、後に、和田アキ子の逆鱗に触れてしまった)。後番組は、「水曜特番」で高視聴率を稼いだクイズ番組・「ザ・ドリームプレッシャー」を中心に放送される「ドリーム・プレス社」だったが、4月まではトリノオリンピックなどの特別番組や映画・ドラマなどの単発番組を放送した。
- 現在「アッコにおまかせ!」で放送されているクイズコーナーの多くが、ゴールデンタイムでのレギュラー進出をしたら失敗するという結果が続いているため、クイズコーナーのゴールデンタイムでの放送は当面無く、代わって不定期だが「ブレインショック」という映像一部分が変わっているのは何かを当てるクイズにとってかえられている。
[編集] コーナー
- 全員正解あたりまえ!クイズ
- 番組の基礎となるコーナーでもあった。ゲスト全員で、1人ずつ順番に、誰でもわかる簡単な問題全50問の中から、知識・世代を考え全員が答えられそうな問題を選ぶ。レギュラーでは、3回連続で全員が正解すれば成功。但し、最後の問題は、「スーパーリーチクエスチョン」として番組が指定した3問の中からしか選択出来なかった。(特番では、ルーレットで5人選ばれ、5回連続で5人全員が正解すれば成功。「スーパーリーチクエスチョン」では、4問の中から選択していた。)特番や「アッコにおまかせ!」の1コーナーの元祖ともいえよう。
- 全員歌えてあたりまえ!「あなうめ合唱隊クイズ」
- ゲストの中からルーレットで5人選ばれ、解答者が合唱隊の衣装で、あたりまえ少年少女合唱隊が歌う歌詞を穴埋めする。間違えると、あたりまえ少年少女合唱隊が間違えた人にタメ口でツッコんでいた。
- ドキドキ漢字ドッキング!「モジタス」
- ゲストの中からルーレットで5人選ばれ、2つの文字をくっつけて、1つの常用漢字を作る。下には基本となる文字があり、その文字に合う文字が落ちてくる。間違えると床が上がり、思考時間が短くなると同時に今まで正解した回数が0になる。なお、5人連続で全員が正解すれば成功だった。また、この時の漢字が人の名前にちなんだものもあった。
- 全員脱出!「漢字でエスケ」
- ゲスト全員(2チーム対抗戦時は3人対3人の対抗戦)で、1人ずつ、制限時間内(2分30秒または3分)に、2字熟語が完成するように漢字1字を答える。ある漢字を真ん中にして、最初は、上下に別の漢字が2つずつ、30秒ごとに新たに上下どちらかに別の漢字が1つ、合計で8つ(上下に4つずつ)が置かれる。その上下の漢字は、真ん中の漢字と組み合わせると2文字の熟語になるので、上下の漢字をヒントに真ん中に入る漢字は何かを当てる。分かった人はフリップに書き、こっそり答えを書いて見せる。制限時間以内に全員答えられれば成功(2チーム対抗戦時はどちらかチームが3人全員正解した時点で終了。)。但し、全員抜けられなければ(2チーム対抗戦時は相手チームに)、炭酸ガスをふきかけられる罰があった。
- またこのコーナーには、解答者がゲストの中からルーレットで5人選ばれ、既に抜けた人がヒントとして新たな漢字をモニターに書くという別ルールがあり、このルール時のコーナー名称は、「助けて!漢字でレスQ」になった。
- 古今東西ビバノンノ
- ゲスト全員で、1人ずつ、ザ・ドリフターズの「ドリフのビバノン音頭」に合わせて、複数答えがある問題に解答。全員が正解すれば成功だった。
- 歌ってつなげて「ドレミしりとり」
- ゲストの中からルーレットで7人選ばれ、ドレミの歌に合わせてしりとりをする。ただし、ドはドーナツのドではなく、ドはドーナツのツというように答えなければならない。7人連続でしりとりができれば成功だった。
- ザ・テスト10
- ゲスト全員(チーム対抗戦時は代表者を数名ずつ、2チーム対抗戦時は3人対3人の対抗戦)で、早押しで、制限時間内(10秒)に、答えが10になるように計算する。4つの数字が並べられてあり、その間に「+」「-」「×」「÷」のどれかを入れる。全員(2チーム対抗戦時は3人全員が抜けたチーム)が正解(チーム対抗戦時は正解者は抜けて先に全員抜けたチーム(お手つき誤答は1回休み))すれば成功だった。
- ホンモノさんいらっしゃい!
- ゲスト全員が1人ずつ挑戦。出題前に司会者の「ホンモノさん」のフレーズのあとに解答者が桂三枝のギャグ「いらっしゃ~い」をする。歴史上の人物や国旗などが名乗りながら登場するので、制限時間内(5秒)に、正しければ「ホント」、間違えていれば「ウソ」と答える。1問正解につき1万円が加算された。
- できてあたりまえ!「小学校の教科書クイズ」
- ゲスト全員で、小学校の教科書にある問題の中から出題される。全員が正解すれば成功だった。
- セレクトクイズ
- ゲスト全員で、1人ずつ、人数+1個の用語の中から辞書に載っている用語を選ぶ。1つだけある、ダミーの用語(載っていない用語)を当てなければ成功だった(2チーム対抗戦時はダミーを引かなかったチームに最高100万円~最低1万円の賞金獲得か相手チームの獲得賞金を横取りできる「あたりまえ!スロット」に挑戦できた。)。
- サブタイトルには、「あるある広辞苑」(広辞苑を使用)、「海を渡った日本語はどれ?」(Oxford Dictionary of Englishを使用)、「いるいる苗字典」(日本苗字大事典を使用)、「あるある地名事典」(日本地名事典を使用)、「あるある記念日」(記念日の事典を使用)などがあった。
- またこのコーナーには、ゲストの中からルーレットで5人選ばれ、1人ずつ、6個の用語から選ぶというものと、10人全員で相談して、ABどちらかを選ぶ2択問題を5問行い、3問正解すれば成功、3問不正解すれば失敗と同時に賞金が半額になるというものの、2つの別ルールがあり、このルール時のコーナー名称は、「あるあるセレクトクイズ!!」になった。
- 1回成功につき、ゲスト全員に10万円(1人1万円)(特番では30万円または50万円)が贈られた。
- 番組の最後のコーナーは、全員が正解すると、今までの獲得賞金の2倍(特番では獲得賞金の3倍もしくは5倍)と副賞が贈られた。
[編集] 出演者
司会者
レギュラー
準レギュラー
ナレーター
[編集] スタッフ
- 構成 : 石川裕郁、北本かつら、木野聡、矢野了平、おいかわひろかず
- 監修 : 岩崎元哉、あべ
- チーム協力 : 渋谷聡
- TM (テクニカルマネージャー) : 中澤健
- TD (テクニカルディレクター) : 寺尾昭彦
- CAM (カメラマン) : 飯橋俊昭
- VE (ビデオエンジニア) : 高橋康弘
- 音声 : 北村玲奈
- 照明 : 夏井茂之
- 音響効果 : 加藤博紀、岡本智宏
- VTR編集 : 浦野和男、麻田誠
- MA : 小林研人
- 美術プロデューサー : 長谷川隆之
- 美術制作 : 杉山弘子
- セットデザイナー : 中村嘉邦
- 装置 : 吉田義則、荷田豊
- 装飾 : 安藤豪
- 電飾 : 金坂雅之
- メカシステム : 大谷圭一
- 特殊効果 : 永岡昇
- 特殊装置 : 山口貴史
- レタリング : 斉藤孝一
- 衣裳 : 軽石真央
- メイク : アートメイク・トキ
- CG : 渡辺竜実、ウィルリンク
- TK (タイムキーパー) : 田中理奈子
- AP (アシスタントプロデューサー) : 鹿渡弘之、高橋正子
- ディレクター : 平賀渉、清水徹郎、内山大輔、山口伸一郎、田中桂司、長谷川賢吾、清宮嘉浩、山中伸二、小林雅知
- 総合演出 : 片山剛
- プロデューサー : 海本泰
- 制作 : TBSテレビ
- 製作著作 : TBS人
[編集] ネット局
ネット局によっては、19:54から始める局と20:00から始める局に分かれていた。
[編集] 関連項目
[編集] 裏番組
[編集] 外部リンク
[編集] 前後の番組
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