品川庄司
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品川庄司(しながわしょうじ)はお笑いコンビ。吉本興業東京本部所属。通称品庄(しなしょう)。
M-1グランプリ2005ファイナリスト。4位。
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[編集] メンバー
- 品川祐(しながわ ひろし、1972年4月26日 - )ボケ担当。身長173cm。立ち位置は向かって左。
- 庄司智春(しょうじ ともはる、1976年1月1日 - )ツッコミ担当。身長176cm。立ち位置は向かって右。
[編集] コンビについて
- 2人共に東京吉本総合学院(東京NSC)の第1期生であり、1000人ほどいたNSC第一期生で現在も吉本興業で活動しているのは品庄だけである(他事務所では東京ダイナマイトのハチミツ二郎も東京NSC1期生)。1995年コンビ結成。品川はロンドンブーツ1号2号の田村淳より1学年上だが、淳よりも1年後輩であるため、淳に「品川」と呼び捨てで呼ばれている。
- 当初のコンビ名候補は「ミサイル」「オレンジジュース」などで一時そのコンビ名で活動していたこともあるがいまひとつだったため、現在はNSCで仮に決めた「品川庄司」に戻して活動している。
- 「品川庄司」という語感から、ピン芸人あるいは会社名(品川商事)と誤解されることもある。
- 本格的なしゃべくり漫才からコントまで、幅広いジャンルをこなす。ネタの台本のほとんどを品川が作成している。
- 以前、庄司に漫才ネタを書いて貰ったところ、二人でやるネタなのに登場人物が三人になっていた為、その後はすべて品川が台本を書くようになった。
- 役割としては、品川がボケで庄司がツッコミだが、上記の通り庄司が天然ボケなので、フリートークでは役割が逆転する。
- コンビ仲の悪さをよくネタにしており「楽屋では全く喋らないほど仲がギクシャクしている」などと自称している。実際にラジオで生放送中にマジ喧嘩をしたことがある。
- 「爆笑オンエアバトル」では第3回チャンピオン大会に出場。ボール2個差でルート33がチャンピオンを防衛し惜しくもチャンピオンを逃す。セミファイナルでは501KBを獲得しており、これが彼らにとって唯一のオーバー500である。
- 2000年代のお笑いブームの少し前に売れてしまった為、「自分達はお笑いブームに上手く乗れていない」と自虐的に(僻み雑じりに)発言する事がある。だが、ひな壇芸人として活躍しており、ゲスト出演も多い。その為、決して勢いだけではなく、お笑いブームの中で安定したポジションを選んだといえる。
- 2005年、「M-1グランプリ」決勝戦にラストチャンスの10年目で初めて進出。ネタを島田洋七に「番組が盛り上がる」、島田紳助からは、「10年目だけあって稽古量が伝わってきて感動した。」と言われるが、結局最終決戦には進出できず4位に終わった。
- M-1グランプリ2001には不参加だったが、「2002」には参戦。M-1は売れていない若手漫才師のプロモーション的側面が大きいことから、島田紳助からは「あれだけ売れてるのに参加するとは偉い」と言われた(結果は準決勝で敗退)。「2003」には不参加。「2004」には再度参戦したがまたも準決勝で敗退している。
- 2006年8月28日放送の「東京フレンドパーク」2に出場。全種目劇的な展開となり(例:対ホンジャマカのハイパーホッケーでは2対6の絶望的な状況から7対6で逆転勝利)、全5種目中4種目をクリアし金貨5枚を獲得。知力・体力・コンビネーションの良さを見せた。しかしながら最後のビッグチャレンジでは、ハズレアイテムであるたわしを4つ(内3つは同じ枠)立て続けに獲得するというある意味快挙を達成。
[編集] 出演している番組
レギュラー
- 笑っていいとも! 火曜12時00分~13時00分(フジテレビ系)
- 水10!ココリコミラクルタイプ 水曜22時26分~22時54分(フジテレビ系)
- ヨシモト∞(2部) 金曜19時00分~21時00分(ヨシモトファンダンゴTV)
- 爆笑問題の検索ちゃん 金曜24時45分~25時15分(テレビ朝日系)
準レギュラー
- リンカーン 火曜22時00分~22時54分(TBS系)
- めちゃ×2イケてるッ! 土曜19時57分~20時54分(フジテレビ系)※「恋のかま騒ぎ」コーナーレギュラー
[編集] 過去に出演していた番組
- 爆笑オンエアバトル(NHK総合) 戦績 7戦6勝 最高 497KB(第3回チャンピオン大会・セミファイナルで501KB獲得)
- ダシヌキ!(東海テレビ)
- アイアイタイフーン(テレビ東京、ヨシモトファンダンゴTV)
- 品川庄司の秋葉☆りむじん(テレビ東京、ヨシモトファンダンゴTV)
- 秋葉な連中(テレビ東京、ヨシモトファンダンゴTV)
- LIPS PARTY 21.jp 月曜日(文化放送)
- 品庄内閣 水曜日(TBS)
- うちあげ(中部日本放送)
- ヒデヨシ(中部日本放送)
- 月イチ品庄(中部日本放送)
- 世界バリバリ☆バリュー(TBS系)
- そのまんま品庄(テレビ朝日)
- ハナタカ天狗 (TBS系)
- 全員正解あたりまえ!クイズ(TBS系、準レギュラー)
- 内村プロデュース(テレビ朝日、準レギュラー)
- こちらササキ研究所(テレビ東京系)
- ラブログ(中部日本放送)
- 史上最大の超ドッキリ大実験!次課長&品庄おぎやよ…お前ら初のこの冠番組はぜーんぶまるまるウソなのだよスペシャル(TBS系、単発特番)
[編集] CM
- アコム(2005年3月から2006年2月頃まで。一時期品川庄司が歌うCM曲が流れていたが発売されていない)
- 資生堂uno(2007年上半期。公式サイト上にてCM出演者をプレイヤーキャラにできるバトルゲームも公開)
[編集] 映画
- 鳶がクルリと(2005年・東映・薗田賢次監督・観月ありさ&哀川翔主演)
- 監督感染(2003年・ギャガ・コミュニケーションズ・オムニバス形式5作品のうち「TWOSHOT」を品川祐が監督・脚本・品川祐&庄司智春主演)
[編集] DVD
原則として、品川庄司の単独ライブを収録したもの。 (発売元:アール・アンド・シー )
漫才作品
- MANZAIドライブ(2002年4月に新宿ルミネ the よしもとで行ったシークレットライブの模様を収録)
- MANZAIドライブ2(2003年2月9日に行われたシークレット漫才ライブを収録)
コント作品
原作・脚本を品川祐が担当。主演を品川と庄司がこなすのが基本スタイル。 コント作品では、TVのバラエティで見せるお調子者の顔以外にも、品川祐が高い作家性を見せるとともに、庄司智春が自然でかつ表情豊かな演技を見せる、2人のエネルギーが感じられる作品が多い。
- INSTANT(2002年8月9日~11日新宿ルミネ the よしもとで行われた、品川庄司の単独コントライブの模様を収録)
- 短編作品の1つ1つもさることながら、最初から最後まで通しで鑑賞すると、その良さが倍増する快作。ライブをするにあたり、歌や振り付けなども含めて2人が半端でない稽古をしていることを感じさせる盛りだくさんの内容。ムーディー清彦・オタクの少年初出。
- 8MEN(2003年7月にシアターアプルにて2日間3公演行われた、品川庄司の単独ライブ『8MEN』を収録)
- コントドライブ(2003年11月22日に新宿ルミネtheよしもとで行われた、品川庄司単独ライブ「コントドライブ」を収録)
- POINT~点~(2004年8月14日にテアトル銀座にて行われた、品川庄司の単独ライブ「POINT」を収録)
- 品川と庄司は孤児院出身で現在は「悪の組織」に就職し「正義の味方」と戦う下っぱ戦闘員になっている…という設定の長編コント。どん底の境遇から脱出するためにも庄司は「怪人」になる改造手術を受ける決意をするのだが…。友情や裏切り、思いやりと誤解などの要素を盛り込みながらギャグ満載で物語は進行するが、涙と笑いのクライマックスシーンは必見。全編に流れる2丁拳銃の曲の良さも手伝い、5分や10分のコントでは決して味わえないインパクトを残してくれる傑作。ハローバイバイの金成公信が友情出演、またヒーロー・イーグルマンの声をあべこうじが当てている。
- コントブック「POINT~点~」が竹書房より発売されている(2005年7月28日)。コントの台本に品川庄司がコメントをつけており、また幕間のVTRシーンがノベライズされている。
- デコレーション(2005年7月22日~24日新宿安田生命ホールで計4公演行われた 品川庄司単独ライブ「デコレーション」を収録)
[編集] 主な共演者
など