徳島本町交差点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
徳島本町交差点(とくしまほんちょうこうさてん、道路標識におけるローマ字表記 : Tokushima Honcho)は、徳島県徳島市の交差点である。北緯34度4分18秒東経134度33分29秒(世界測地系)、北緯34度4分6.1秒東経134度33分38.7秒(日本測地系)に位置し、国道11号(吉野川バイパス)と国道192号等が交差する。単に本町交差点とも呼ばれる。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
目次 |
[編集] 概要
徳島県を代表する交通の結節点であると同時に、四国で最も渋滞の激しい交差点である。付近の交通量は、四国で最も多い。そのため渋滞が慢性的に発生しており、また大気中に占める二酸化窒素濃度も決して低いとはいえない。およそ90秒に1台の割合でバスが行き交い、特に近年は徳島駅を発着する高速バスの姿も目立つが、朝・夕はしばしば遅延する。
渋滞の原因は、徳島市の地形にある。眉山や吉野川、新町川等の地形は、これまで徳島市における交通網の発展を阻害してきた。そのため徳島市は未だ道路整備が遅れた状況にあり、必然的に徳島本町やかちどき橋といった一点に交通が集中するのである。現在、徳島本町をはじめとする徳島市中心部の渋滞を緩和する目的で、東環状大橋や法花トンネル等の建設が進められている。
[編集] 統計
[編集] 徳島本町交差点改良計画
渋滞を改善するため、近い将来、国道11号上り線の直進専用レーンを1車線増設する計画がある。当初は徳島県立城東高等学校敷地の東側等が用地買収される予定であったが、その後、計画が変更され、既存の中央分離帯や歩道の幅員を狭くすることにより、新設レーンのスペースが確保される見通しである。したがって、城東高校東側のクスノキ並木は現在の位置のまま残されるという。なお渋滞とは直接関係ないが、既存の横断歩道橋が架け替えられ、四隅にエレベーターが設置されるとのことである[3]。
[編集] 周囲
江戸期には本丁や徳島御殿前と呼ばれ、家老等の屋敷が並ぶ重要な武家地であった[4]。現在では、都市公園をはじめ、官公庁や地方新聞社、名門校等が建っている。交差点を除けば閑静な雰囲気の漂う良好な環境がそこには広がっており、その性質は札幌市の西11丁目駅周辺と似ている。周囲にある具体的な施設は下記の通りである。
[編集] 近隣府県の主要交差点
徳島市から半径200km圏内に位置する大規模な交差点を以下に列挙した。いずれも各府県を代表する交差点である。
[編集] 出典
- ^ 国土交通省道路局ホームページ (PDF)
- ^ 徳島市市民環境部環境保全課ホームページ
- ^ 徳島河川国道事務所ホームページ
- ^ 竹内理三 (1986年) : 『角川日本地名大辞典』 角川書店