揖斐駅
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揖斐駅(いびえき)は、岐阜県揖斐郡揖斐川町脛永字山王元434にある近畿日本鉄道養老線の駅。同線の終着駅である。
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[編集] 駅構造
単式1面1線の地平駅。かつては貨物輸送のため複数の線路があったが、単純化された。来た列車が折り返すのみの構造で、大垣行きの列車が発着する。列車別改札を実施しているため、列車到着までは改札内に入場できない。手洗いはホームの車両止め方向にあり、男女別の汲み取り式。しかし、前述の通り、当駅は列車別改札を行っている上、昼間は列車が3分で折り返すために、手洗いを利用する人は少ない。
[編集] 利用状況
- 2005年11月8日の調査結果によると、1日の利用客は1826人。この数字は…
- 近鉄の全調査対象駅(323駅)中、205位。
- 養老線の駅(27駅、桑名駅含む)の中では、3位。
- 岐阜県内の近鉄の駅(22駅)の中では、大垣駅に次いで2位。
[編集] 駅周辺
町の中心部は脛永橋で粕川を渡り、更に揖斐川を渡ったところにある。かつては中心部まで東から名鉄揖斐線が伸びていて、本揖斐駅が置かれていたこともあったが、現在は当駅が揖斐川町の玄関口となっている。
[編集] 歴史
- 1919年(大正8年)4月27日 養老鉄道池野~揖斐間延伸時に開業。
- 1922年(大正11年)6月13日 合併により揖斐川電気の駅となる。
- 1928年(昭和3年)4月6日 鉄道事業譲渡により養老電気鉄道の駅となる。
- 1929年(昭和4年)10月1日 合併により伊勢電気鉄道養老線の駅となる。
- 1936年(昭和11年)5月20日 分離譲渡により養老電鉄の駅となる。
- 1940年(昭和15年)8月1日 合併により参宮急行電鉄の駅となる。
- 1941年(昭和16年)3月15日 大阪電気軌道との合併により関西急行鉄道の駅となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 南海鉄道(現在の南海電気鉄道の前身)との合併により近畿日本鉄道の駅となる。
[編集] 近鉄揖斐駅バスのりば
- 駅前には近鉄揖斐駅バスのりば(きんてついびえきばすのりば)があり、名阪近鉄バス、揖斐川町コミュニティバスが乗り入れているバスターミナルとなっている。
[編集] 概況
- 駅名が「揖斐駅」なので本来は「揖斐駅バスのりば」と表記されるはずだが、名鉄揖斐線本揖斐駅(2001年10月1日廃止)と区別するために「近鉄」の文字を入れて近鉄揖斐駅バスのりばとしている。
- 2006年10月1日より、名阪近鉄バスの揖斐郡揖斐川町及び大野町の一部路線が揖斐川町コミュニティバスに移管される。その結果、近鉄揖斐駅バスのりばに乗り入れる名阪近鉄バスは1路線のみになる。
[編集] 路線
[編集] 名阪近鉄バス
[編集] 揖斐川町コミュニティバス
- 揖斐黒野線
- 揖斐川北部線
- 近鉄揖斐駅 - 広瀬・道の駅星のさとふるはし
- 近鉄揖斐駅 - 東津汲
- 近鉄揖斐駅 - 北方平
- 揖斐町線
- 横蔵線
- 近鉄揖斐駅 - 横蔵
- 近鉄揖斐駅 - 谷汲山
- 春日線
- 近鉄揖斐駅 - 美束
- 近鉄揖斐駅 - 古屋
- 近鉄揖斐駅 - 川合
[編集] バスのりばの名称変更の可能性
- 2007年2月、近畿日本鉄道は養老線を2007年7月に廃止し、8月より上下分離方式による子会社「養老鉄道」へ引き継ぐ事を発表した。これにより、「近鉄揖斐駅」は、「養老鉄道揖斐駅」に名称変更される事になる。バスのりばも「近鉄」の名称が除かれる等、名称変更がありうる。
[編集] 隣の駅
- 近畿日本鉄道
- 養老線
- 美濃本郷駅 - 揖斐駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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