新府駅
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新府駅(しんぷえき)は、山梨県韮崎市中田町中条にある東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。
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[編集] 駅構造
地上駅。10‰の勾配上に相対式ホーム2面2線を有する。かつて信号場であった頃には函館本線仁山駅に残っているような加速線(下り列車専用)があった。
- のりば
- 1番線:■中央本線(下り)小淵沢・富士見・茅野・上諏訪・塩尻・松本方面
- 2番線:■中央本線(上り)韮崎・甲府・塩山・大月・八王子・立川・三鷹・新宿方面
ホームは盛土の上に設けられているため外部へは各ホームから階段で出る。二つのホームは直接は連絡されておらず一方から他方へ移動する際には階段で外部に出て線路の下を通る公道を経由してまた階段を上らねば成らない。
無人駅であり、このような構造であるため駅舎はない。待合所も設けられておらずホーム上には短い上屋とベンチのみが設けられている。各ホームの階段を上った場所にはそれぞれ一台づつ乗車駅証明書発行機が設置されている。
[編集] 駅周辺
[編集] 歴史
第二次大戦末期、七里岩台地に大規模な地下壕を掘り、そこに軍需工場を建設する計画が陸軍によって立てられた[1]。新府駅(当時は信号場)はその計画に従い、中央線の輸送力強化の目的で設置された。信号場であった頃から客扱いを行なっていた。
- 1945年(昭和20年)6月10日 - 新府信号場として設置。
- 1970年(昭和45年)9月22日 - 複線化に伴い加速線(スイッチバック)廃止
- 1972年(昭和47年)9月10日 - 駅に昇格、新府駅となる。旅客営業のみ。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
中央本線(立川-塩尻)
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辰野支線(旧線) : 岡谷 - 川岸 - 辰野(>>飯田方面) - 信濃川島 - 小野 - 塩尻
辰野支線(旧線) : 岡谷 - 川岸 - 辰野(>>飯田方面) - 信濃川島 - 小野 - 塩尻