爆走兄弟レッツ&ゴー!!
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『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』(ばくそうきょうだいれっつえんどごー!!)はコロコロコミックにて掲載されたこしたてつひろ作のミニ四駆漫画及びそれを基にしたアニメ作品。ミニ四駆、アニメ、映画、ゲーム、CD、トレーディングカード、シールなど、様々なメディアミックスを展開したヒット作。また、アニメ主題歌にはJAM Projectのメンバー、影山ヒロノブなどの多数のアーティストが参加した。
目次 |
[編集] 概要
漫画はコロコロコミックにて1994年6月号~1999年10月号まで連載。
ストーリーは全部で3シリーズ。TVでは3年間かけて、1年毎に1シリーズずつ描かれた。テレビ東京系で1996年から1998年まで放送された。アニメ製作はXEBEC。各51話、計153話。
第1シリーズは星馬烈(せいば れつ)、星馬豪(せいば ごう)の星馬兄弟がミニ四駆の研究者、土屋博士から譲り受けたセイバーというマシンを育て上げ、様々なミニ四レーサー達と競い合うという内容。「国内編」「GJC(グレートジャパンカップ)編」「大神編」または「無印」(タイトルの後にシリーズ名が付かない為)と呼ばれる。
第2シリーズは、舞台が国内から世界に移るが、同じ主人公のままの続編。「WGP編」(ワールドグランプリの略)と呼ばれる。内容は今までのライバル達とチームを組んで世界と戦うという、少年スポーツ漫画の王道。前作からそのまま続いている為、TV局側は新番組ではなく前作と同じ番組として扱っている。劇場版アニメ映画も公開された。
第3シリーズは主人公が交代し、同じ世界の別物語として描かれる。作品名も「爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX」と変更され(原作は第3話からアニメに合わせて作品名を変更した)、「MAX編」と呼ばれる。一文字豪樹(いちもんじ ごうき)、一文字烈矢(いちもんじ れつや)の兄弟がミニ四駆のバトルレーサー養成施設、ボルゾイスクールの方針に疑問を感じ、スクール所属のレーサー達と競い合う内容。
「国内編」と「WGP編」はフルカウルミニ四駆がメインとして登場。「MAX編」ではエアロミニ四駆がメインに移る。
日本中に第二次ミニ四駆ブームを巻き起こしたが、アニメ終了と同じ頃に同ブームも終焉を迎える。終焉の理由としては、エアロミニ四駆のあまりの斬新さ、対象だった子供達の成長等が挙げられる。リモコンがなくてもレーサーの意思に応じて速度が上がったり、時には回転して飛んでいったりといった、現実離れしたレース描写が、子供達の間で話題となった。このような現実離れした描写はWGP編で監督が変わってから「かっこよければミニ四駆の動きでなくてもかまわない」と監督が言明したためさらに加速した。MAX編では「グランプリマシン」という理由も何もなしに、コースがない場所でもマシンが自ら意思を持ったかのように曲がり、炎を吐き、プラズマを放射し、眼にも留まらないスピードで走行する。
以下の記事の記述は、特に断りが無い限りアニメ版の設定を基にしている。
[編集] 原作とアニメの違い
原作が月刊誌掲載であるのに対し、アニメは週一回の放送で、すぐにストーリーが追い付いてしまったためか、第1期シリーズ中盤から内容が原作と変わり始め、特にMAX編に至っては、主人公ら数名のキャラクターとマシンを除いて、主要キャラクターやマシンの殆どがアニメオリジナルであった。原作に登場したキャラクターでも、アニメ版でデザインが異なるキャラクターも多かった。
原作が小学校低学年から中学年を意識したストーリー展開であるのに対し、アニメ版は小学校高学年程度を意識しているものと思われ、原作よりも複雑なストーリー展開をしていたので、原作よりも幅広い年齢層に受け入れられ、メインターゲットである男子小中学生だけではなく女子中高生をも巻き込むブームとなり、数々の同人誌も作られた。
細かい違いは切りが無いが、ストーリーに大きく関わる主な違いとしては以下の点が挙げられる。
[編集] 国内編
- 大会の有無
- 原作では大神博士登場以降、公式レースはほとんど描かれず大神博士の本拠地に直接乗り込んで対決したが、アニメ版では公式レースにて大神軍団に勝利する。
- マグナムトルネード完成への道のり
- 原作ではモデルガン「マグナム」の発射口にあった溝からヒントを得たが、アニメではプラスしてジュンが投げた野球のボールの回転から思い付いた。
- 大神軍団の登場の仕方
- 原作では最初「3人組の辻斬りレーサー」として、沖田カイ・近藤ゲン・土方レイは同時に登場したが、アニメではビークスパイダーの沖田カイのみ先に登場し、近藤ゲン・土方レイは後で登場。仲はよいとは言えず、3人で一緒に辻斬りを行うようなことはなかった。また、原作ではこの3人は大神博士が理事長を務める学校「大神学園」の生徒だが、アニメではそのような設定は登場しない。
- マシン
- サイクロンマグナムは、原作ではブロッケンGに壊されたビクトリーマグナムをその場でパテで修理した即席マシンだったが、アニメではビクトリーマグナムがレイスティンガーに破壊され、豪とJが2人で協力して作り上げた。また、原作ではマグナムセイバーやビクトリーマグナム同様ダウンフォースが効いていないという弱点があったが、アニメでは「スーパーダウンフォースマシン」とまで呼ばれ、強力なダウンフォースによって無理やりマシンを路面に押し付けることでコーナーや坂道での不安定さを克服していた。
- ハリケーンソニックは、原作ではWGP編の冒頭でブレットに完敗した烈が作ったが、アニメではサイクロンマグナムの速さを目の当たりにして悔しい思いをした烈が大神博士の研究所で作り上げた。
- スピンコブラは、原作では豪達に追いつく為に藤吉が土屋博士にお願いして、プロトセイバーと同時進行で電子改造を施して完成させたが、アニメでは三国財閥の力を使い、カイとの対決で完成させた。なお、フロントモーターという設定は、アニメで後付けされたものである。また、アニメではネオトライダガーよりも先に完成している。
- プロトセイバーEVO.は、原作ではWGP直前に作られたが、アニメでは国内編で作られ、SGJCにて活躍した。また、原作ではハリケーンソニックより二ヶ月早い登場だったが、アニメでは逆に一週遅れの登場だった。
- 登場人物
- 黒沢太…原作では初期に現れ非道を繰り返し、自業自得の敗北を喫し姿を消した噛ませ犬程度の役だったが、アニメ版ではカイに敗北することで改心し、最終回まで重要キャラクターの一人として登場し続けた。
- こひろまこと…黒沢と同じく原作では単なるレーサーの一人だが、アニメでは最終回まで登場し続け地味な活躍を続けた。
- 佐上ジュン…当初はアニメオリジナルキャラとして登場。後に原作にも登場したがアニメ版では豪と同じぐらいの背丈が、漫画版では烈と同じかやや上に描かれており、外見のイメージが異なる。
- R…Jの姉。原作では登場せず。
- 土屋博士と佐上タモツ…原作では旧友だが、アニメでは見知らぬ者同士。
- 沖田カイ登場後のレースは、全てアニメオリジナルである。また、アニメ版では沖田カイ登場後、世間でバトルレースが流行してしまうが、原作ではそのような展開はなく、沖田カイは世間には認知されない、闇の辻斬りレーサーのままであった。
[編集] WGP編
- GPチップの有無
- 原作ではこれまで通りの通常のミニ四駆であったが、アニメではGPチップと呼ばれるパーツが追加された。マシンの特性を自己学習し路面に合わせた最適の走りさせられるパーツとされ、これをマシンが意思を持ったように走る事の根拠とした。このGPチップの存在やモーター回転数・トルク、マシン強度の性能差により、WGP参加マシンは通常のミニ四駆と区別され「グランプリマシン」と呼ばれる。グランプリマシンの性能は通常のミニ四駆では相手にならないほど高く、WGP編第1話で、SGJC優勝マシンでありながらも、グランプリマシンとしての改修が施されていなかったサイクロンマグナムは、グランプリマシンとして開発されたアストロレンジャーズのバックブレーダーに全く歯が立たなかった。
- FIMA(国際ミニ四駆連盟)の存在
- WGPの主催者。原作では国際組織の存在は開催時に鉄心が一言二言言及するだけだが、アニメ版では鉄心を名誉会長とし、役員が数度登場する。グランプリマシンの実績が無い日本でのグランプリ開催を渋り、アメリカで開催させようとしていた。
- 参加チーム
- 原作では日本、アメリカ、ドイツ、イタリア以外の国は登場しない(中国、ジャマイカは特別編1話だけ。北欧は名前のみの登場。ドイツも二軍は登場せず)。他の国はその他大勢の脇役として描かれただけで、何ヶ国、何処の国が参加したのかは不明。原作では各国リーダー以外殆ど性格がわからなかったが、アニメでは全10ヶ国、それぞれのチームの5人に細かな性格設定が成されていた。その詳細は、GB版「爆走兄弟レッツ&ゴー!!オールスターバトルMAX」やPS版「ハイパーヒート」、「エターナルウイングス」及びSFC版「POWER WGP2」にも活かされていて、アニメでも知る事は困難だった出場選手全員の名前と顔を知ることが出来る。
- 開催国決定の経緯
- 原作では最初から日本開催。アニメでは元々アメリカで開催される予定だったところを、岡田鉄心の一存により日本開催に変えさせた。
- 必殺技
- 原作ではビートマグナムになった後もマグナムトルネードを行っていたが、アニメのビートマグナムはダウンフォースの効き過ぎでトルネードが出来なくなったので、新技「マグナムダイナマイト」を作り上げた(のちに原作でもマグナムダイナマイトを行った)。
- アニメではドイツの「ツヴァイ・フリューゲル」「ツヴァイ・ラケーテ」など原作にはない技が登場。またアストロレンジャーズの「パワーブースター」は、原作では「タイヤの回転による自家発電で走れば走るほど電池がたまる」という科学的にありえない仕組みだったが(所謂永久機関)、アニメでは残り電力を完全に使いきりゴールするという技に変わっていた。
- マシンの登場の仕方
- ビートマグナムは、原作ではマシン修復の為のシャーシが無く困惑していたところ、鉄心が昔作った「スーパービートシャーシ」を用いて完成させ、名前もそれに沿って「ビートマグナム」とした。アニメでは、通常のシャーシではヒビが入ってしまうという問題が生じ、同じく鉄心の下でZMC製のシャーシを発見。取り付けたが速度が出ないと悩んでいたところへ、通りかかったバイクのサスペンションから、マグナムにもサスペンションを付けるというアイディアを得た。また、「ビートマグナム」という名前は、復活第一戦後のJの台詞「ハートビート」から思い付いたものである。
- バスターソニックについては、原作ではコーナーでさえビートマグナムに敗北するという屈辱を受け、土屋博士の計らいでソニックにも改良版サス付シャーシを導入する。その時点でマグナムに勝ったものの、走りがソニックらしくないと思い、豪とともに徹夜で改良を加えた結果誕生した。アニメでは一度ハリケーンソニックを復活させた後、リーダーとしてのプレッシャーに負け、レースで自滅し負傷。入院生活を送っていた烈が、退院後大急ぎで完成させた。
- スピンバイパーは、原作では当初は藤吉が自らマシンを開発したものの思うような走りができず、セッティングのできていないビートマグナムにすら負けてしまったが、豪達の協力によって本来の性能を発揮し完成した(番外編収録)。アニメでは一度スピンコブラを完全に修復させたが、烈が入院、戦線離脱した事情を受け、リョウと共に挑んだハードトレーニングの末作り上げ、ソニックの穴埋めを兼ねて藤吉がマシンを2台出場させ、スピンコブラの全てをスピンバイパーに引き継いで完成させた。
- ドイツのチーム、アイゼンヴォルフのマシン「ベルクカイザー」は、アニメではミハエル、エーリッヒが使う操縦席が右側にあるタイプと、シュミット、アドルフ、ヘスラーが使う操縦席が左側にあるタイプがあったが、原作では全て操縦席が右側にあるタイプである。(現実に発売されたのも操縦席が右側にあるタイプのみ)
- 中国のチーム、小四駆走行団光蠍のマシンは、アニメではホワァンのみ「シャイニングスコーピオン」で、他の四人は「空龍(クーロン)」というマシンだったが、原作では全てシャイニングスコーピオンである。
- デザイン変更
- 原作では黒いアイゼンヴォルフのユニフォームがアニメでは赤に、原作では赤のロッソストラーダのユニフォームがアニメではオレンジになるなど、マシンを胸の前で持ったときに見やすい色に変更。ビクトリーズのユニフォームはまるごとデザインが変更された。
- 原作では豪や烈と同じ程度の背のミハエルがアニメではリョウより大きかったり、原作では全員金髪のドイツチームの髪の色がアニメでは茶色やグレーに変更になったりした。
- ロッソストラーダの出場停止について
- アニメではロッソストラーダは不正が発覚し二ヶ月の出場停止処分を受けたが、原作ではそのような処分はなかった。そもそも原作では描かれているレースの数自体が少なく、どのように優勝が決定されるのかさえ曖昧なままだった(試合に勝つことで得られる勝ち点の合計で決まるようだが、一試合ごとの勝ち点の分配方などは一切不明)。
- その他、アニメ版のレースはほぼ全てアニメオリジナルで、原作ではドリームチャンスレース・ファイナルステージも存在しない。アストロレンジャーズ二戦目とロッソストラーダ二戦目のみ、原作をベースにしたものだったが、多量のアレンジが施されており、ロッソ二戦目については勝敗も変わっている。
[編集] MAX編
MAX編は、無印およびWGP編以上に大幅な変更が行われており、数名のキャラクターとマシンを除いて、原作通りの部分が殆どない。ストーリーはボルゾイスクールの存在以外、ほぼ完全にアニメオリジナルである。
- 登場人物
- 原作ではアニメ版の主要キャラクターである松ひとし、まなぶ、まさお、大善兄弟、大神マリナ、新井ミナミ、ファイターレディ、真嶋左京等が登場しない。特に、アニメ版ストーリーの多くは一文字兄弟のライバルであり物語のヒロインである大神マリナに絡んだものだったので、原作とはストーリーの基本が全く異なっているといえる。逆にアニメでは、原作の終盤に登場するクリフ、カリーム・ハメドが登場しない。
- 舞台
- 原作ではボルゾイスクールの所在地を含め、主な舞台となる町の名前は不明だった。土屋研究所や佐上模型店が存在する事から、前作までと同じ「風輪町」との見方が強いが、豪樹達が居候しているGEN製作所だけ別の町という可能性もある。アニメでは、オリジナルの「川下町」という町(東京都大田区蒲田をイメージしている)で、土屋研究所等前作までの建物は一切登場しなかった。
- 豪樹の実力
- 原作では初期こそおちこぼれだったものの、後に多くのレーサーと対戦して実力をつけていく。アニメでは最初から実力者だった。
- 烈矢の性格
- 原作では豪樹のことを「豪樹」と呼び捨てにして、たまに「兄さん」と呼んでいた。幼い頃の烈矢にとって豪樹は尊敬すべき兄だったが、アニメ版ではそのような描写はなく、豪樹のことは終始「兄貴」と呼び、後半は「生意気な弟」という感じの柔らかい性格に変化していった。
- サブキャラの関係
- 服部竜平と楠大吾は、原作では友達同士として同時に登場したが、アニメでは、当初は見知らぬもの同士であった。
- WGPキャラクターの登場
- 原作では中盤からWGPルーキー戦という大会が開かれWGPのキャラクターが再登場したが、アニメでは第2話と最終話のみ。
- マシン登場の仕方
- ブレイジングマックスは、原作ではボルゾイスクール編終了後、マシンを改造する形で作り上げた。アニメではマックスブレイカーがフェニックススティンガーに破壊されたので、修復を兼ねて新マシンを完成させた。
- ナックルブレイカーは、原作では一文字博士の研究所跡から発見した。アニメでは危機を感じた一文字博士が保管されていたマシンを持ち出してミナミに託し、GEN製作所を通して烈矢の手に渡った。
- その他アニメ版のレースは全てオリジナルのものである。
[編集] 登場人物
[編集] 登場ミニ四駆
[編集] アニメ版ストーリー
[編集] 爆走兄弟レッツ&ゴー!!
第一シリーズである本作品では、主人公である烈と豪が、4つのシーズンレースを戦い、そのシーズンレースで入賞した者だけが参加出来るスーパー・グレート・ジャパン・カップ(SGJC)を戦うまでの1年を、放送の時系列にそって描く。
[編集] セイバーとの出会い
- ミニ四駆大好き兄弟、兄・星馬烈と弟・星馬豪の2人は、兄弟だが性格は正反対。ミニ四駆開発者である土屋博士は彼らに目を着け、ミニ四駆の可能性を試す為に、彼等に新型ミニ四駆であるフルカウルミニ四駆第1弾、セイバーをそれぞれに与える。2人はそれを烈はコーナリング重視のソニックセイバー、豪は直線重視のマグナムセイバーへと進化させる。そのマシンでGJC(グレートジャパンカップ)ウィンターレースに出場した2人は、アクシデントに見舞われ失格になってしまうが、このレースで彼らの名は一躍有名になった。
- 2人はその後も多くのレースに出場し、鷹羽リョウ、三国藤吉、黒沢太、こひろまこと達、ライバルのミニ四レーサーと出会い、成長していく。そしてGJCスプリングレースで豪は1位、烈は3位入賞を決めた(アニメでは豪、リョウ以外は全員リタイアした為、後日3位決定戦を行った)。
[編集] 大神博士現る
- しかし彼等の前に、大神博士が現れる。彼は土屋博士の元共同研究者で、子供が楽しめるミニ四駆開発を進める土屋博士に対し、勝つ事だけを重視し、他のマシンへの攻撃機能を搭載したマシンを開発、バトルレースを勧めていた。
- 彼の下でレーサーをしていた謎の少年Jと対決した烈と豪は敗北し、ソニックセイバーとマグナムセイバーはマグマで溶かされてしまう。ショックにより一時はミニ四駆を止めかけた烈と豪だったが、土屋博士から新たなマシンバンガード・ソニックとビクトリー・マグナムを貰い、再びJに挑み勝利を収める。そのレースでミニ四駆の楽しさを知ったJは、大神博士の下を去り、土屋博士の下で新たな生活を始めた。
[編集] バトルレース時代の始まり
- だが彼等の前に再び大神博士のマシンを持った少年沖田カイが現れる。彼の圧倒的強さの前に、GJCサマーレースでは、完走出来たのは優勝したカイと準優勝の豪の2人だけで、他のマシンは全てカイによってクラッシュさせられてしまう大波乱のレースとなった。そしてこのレースにより、沖田カイはミニ四駆界のヒーローとなり、子供達にバトルレースが浸透してしまう。
- その後も大神博士のマシンを持った近藤ゲンと土方レイが現れ、豪のビクトリーマグナムは土方レイのレイスティンガーに壊されてしまう。豪はJと協力し、ニューマシンサイクロンマグナムを作り上げ、GJCオータムレースに参加。入賞こそならなかったが、その脅威のスピードを周囲に見せ付けた(なお、そのレースで優勝したのは、幸運にもレイスティンガーの槍が刺さったまま完全には破壊されなかった次郎丸スペシャルスペシャルだった)。
- カイ、レイはSGJC出場資格を手にしたが、ゲンがその資格を得られなかった為、オブザーバーとなった大神の勝手な意向で、スーパーグレートジャパンカップ ビッグチャレンジが開催される。レース開催には反対だった豪達だが、Jや黒沢といった正統派レーサーにも出場資格が与えられる事を考え、彼らにレース参加を勧める。一方大神も、全米チャンピオンを招聘。その正体は、なんとJの姉、Rだった…。
[編集] SGJC
- そしてついにスーパー・グレート・ジャパン・カップ(SGJC)が開催された。3日間に亘ってポイント制で行われるこの大レースで、1日目2日目は大神博士のマシンに上位3位を独占されてしまう。そして3日目、ポイントで大きく離されてしまった烈や豪達は、大神博士のマシンを破り奇跡の大逆転優勝を決める事が出来るのだろうか。
[編集] 爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP
[編集] 世界グランプリ開催決定
- FIMA(国際ミニ四駆連盟)主催の第1回ミニ四駆世界グランプリ(WGP)が開催される事になった。5人1チームで戦うリーグ戦で、日本からはSGJCで優秀な成績を収めた烈、豪、リョウ、藤吉、Jの5人が選ばれた。しかしこの大会で使用されるミニ四駆は、通常のミニ四駆とは全く違うトルク、スピードをもつモーターを搭載、それに耐え得るボディーを持ち、更にGPチップと呼ばれる、自らマシン特性を記憶し最適のコース選びや加減速を行う人工知能を搭載したグランプリマシンだった。慣れないグランプリマシンやチームレースに戸惑う5人だったが、チーム名もTRFビクトリーズと決まり、WGP開催が近付いた。
[編集] 世界のライバルとの出会い
- 紆余曲折を経て、開催地はミニ四駆発祥の地、日本に決定。世界から日本、アメリカ、ドイツ、イタリア、ロシア、中国、アフリカ、北欧、オーストラリア、ジャマイカの10チームが参加した。初戦を勝利で飾ったビクトリーズは、勝ち負けを繰り返しながら、次第にチームとしての纏まりも出てきた。
- だが、ライバルチームも、負けてはいない。ドイツは1軍が到着し一気に上位に躍り出、中国は幻のマシンと呼ばれるシャイニングスコーピオンが加わり、アフリカは沖田カイ(SGJCを機にバトルレースを辞め、正統派レーサーに転身している。)がコーチに加わる等力を付けて行き、WGPは更に混戦を極めていった。
[編集] ロッソ・ストラーダの魔手
- そんな中、ビクトリーズは、全勝で1位独走するイタリアのロッソ・ストラーダと対決する事になった。ロッソストラーダは、実は相手マシンに攻撃を加える事で勝ち進んできたチームであった。豪だけがその正体に気付き、必死に訴えるが烈達は全く信じてくれない。だがロッソストラーダとの再戦でチーム全員のマシンが破壊されるに至り、ようやく豪の事を信じたメンバー達は、皆のパーツをかき集めてニューマシンビートマグナムを作り上げた。その後ロッソストラーダは内部崩壊が進み、不正が明るみに出て2ヶ月間の出場停止処分を受けてしまった。
[編集] 世界一へスタート
- 遂に、上位4チームが参加して優勝を決めるファイナルレースが開催されることとなった。ビクトリーズはぎりぎり4位に滑り込み、アメリカ、イタリア、ドイツと共に戦う事に。レース方式は、東京を出発点とし、静岡まで3日間かけて走るこれまでに例が無い大規模なもの。果たして豪達ビクトリーズは、世界一の栄冠を勝ち取る事が出来るか。
[編集] 爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX
[編集] 一文字兄弟登場
- 一文字豪樹と一文字烈矢は、エリートミニ四レーサー養成機関ボルゾイスクールの優秀なレーサーの兄弟だったが、スクールのバトルレース方針に賛同しない豪樹はスクールを追い出されてしまう。行き場が無い豪樹は、取り敢えず叔父が働いている工場に居候する事になった。
- そんな折り、WGPチャンピオンのTRFビクトリーズが第2回WGPの為にアメリカに旅立つと知り、「世界一のミニ四レーサー」を豪語する豪樹は勇んで挑戦するが、全く歯が立たなかった。世界レベルを知った豪樹は、ビクトリーズと再戦を約束し、ミニ四駆への情熱を新たにする。
- ひとし、マリナ、大善兄弟達ライバルのミニ四レーサーとの出会いを経て、豪樹はレーサーとして成長していく。一方烈矢もボルゾイスクールで、100台抜きという偉業を達成し、バトルレーサーとして更にその力を高めていった。
[編集] ボルゾイとの死闘
- ある時豪樹は、ボルゾイスクール主催の第1回「ボルゾイオープン」が開かれる事を知らされ、参加を決意。このレースには、烈矢を含めたこれまでのライバル達が皆参加していたのだ。レースは水攻めや、突然のコース延長、電磁波のバリアなど、様々な障害や陰謀が張りめぐされていた。しかし豪樹は真っ当な走りでそれらの障害やバトルレーサー達の妨害をくぐり抜け、優勝を決めた。
- それを見ていた烈矢は、ボルゾイの走りではない「自分の走り」を考えるようになり、ボルゾイスクールを出て豪樹と一緒に居候を始めた。
- その後もGJC(グレートジャパンカップ)やUSAチャンプとの対戦で、豪樹達は更に実力を挙げていき、烈矢もまたバトルレースから足を洗った。
[編集] 大神博士、再び…
- ボルゾイ・スクールから一文字正宗博士が去り、立て続けに思惑を崩されたプロフェッサー・ボルゾイがなりを潜め始めた頃、彼の孫であるネロ・ステラ・ボルゾイがロシアより現れた。更にネロは、一文字博士に代わり、かつてバトルレースの時代を築く事を目論んだ大神博士をボルゾイのミニ四駆開発第一任者として迎え入れる。
- ボルゾイからの使者として現れた大神博士と再会したマリナは、大神博士によってフェニックススティンガーを与えられ、今度はボルゾイのバトルレーサーとして豪樹達と対立する事になる。何とか思いとどまらせようとする豪樹であったが、レースに集中できず、遂にはマックスブレイカーを破壊されてしまう。
- しかし、まだ諦めていない豪樹は、再会した父・一文字正宗と共に、早速マックスブレイカーの改造を開始。一時日本に帰国したビクトリーズの鷹羽リョウとレースを重ねていく事で、ニューマシン、「ブレイジングマックス」が誕生した。その一方、ボルゾイでは大神博士が、MGストーンを搭載した究極のバトルマシン、「ディオマースシリーズ」を完成させていた…。
[編集] M1開催
- ディオマースを完成させたネロは遂に反旗を翻し、祖父であるボルゾイを追放。スクールを急遽解散させたネロは、GJCオータムレースに参戦し、ディオマース・ネロのMGストーンから発生される重力波「マースグラビティ」による常識外れのダウンフォースによって、ディオマース以外のマシン殆どをコースごと押し潰す。このあまりにもの惨状に、オータムレースは続行不可能による中止となった。
- 更にネロは、第2回ミニ四駆世界グランプリが開催されているアメリカに量産型ディオマースを操るボルゾイチームを送り込み、グランプリレーサーやUSAチャンプ達のマシンを次々と完膚無きまでに潰していく。
- 世界中のレース場で混乱が続く中、ボルゾイによって電波ジャックを行われ、真のミニ四駆ナンバー1を決めるレース、通称「M1」を開催するとネロが宣言した。腕に覚えのある1万人ものレーサーが参加する未だかつて無い規模のレース。豪樹、烈矢はこのレースに勝利し、最高の栄冠を掴む事が出来るのか。
[編集] 暴走ミニ四駆大追跡!(劇場公開作品)
1997年7月5日公開
WGP中盤、ロイヤルフェスティバルカップの途中で突然謎のマシンガンブラスターXTOとその持ち主リオンが現れ、マシンを吹き飛ばしレースを滅茶苦茶にしてしまった。豪達ビクトリーズのメンバーはガンブラスターを追いかける。リオンはGPチップ開発が間に合わずWGPに参加が間に合わなかったレーサーであり、ガンブラスターはようやく完成したGPチップの所為で、怪電波を発しながら暴走を始めてしまった事がわかった。もしこのままガンブラスターが暴走を続けたら、怪電波の所為で都市機能を滅茶苦茶にしてしまうと判断した開発者のクスコ博士はガンブラスターを破壊する事を決めた。ビクトリーズとリオンは、ガンブラスターが破壊される前に暴走を止めるべく必死でガンブラスターを追いかける。豪たちはガンブラスターの暴走を止められるのだろうか。
[編集] アニメ
- 1996年1月8日~12月30日 - 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」(テレビ東京系列)
- 1997年1月6日~12月22日 - 「爆走兄弟レッツ&ゴー!! WGP」(テレビ東京系列)
- (無印及びWGP編総合)
- 最高視聴率:11.8%
- 最低視聴率: 5.2%
- 平均視聴率: 8.4%
- 1998年1月5日~12月21日 - 「爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX」(テレビ東京系列)
- 最高視聴率:9.6%
- 最低視聴率:4.6%
- 平均視聴率:6.4%[1]
[編集] スタッフ
- 原作:こしたてつひろ(小学館/月刊コロコロコミック・別冊コロコロコミック・小学四年生・てれびくん)
- 企画プロデューサー:岩田圭介(TV TOKYO)、大野実(読売広告社)、河村秀文(小学館)、八木正男(小学館プロダクション)
- スーパーバイザー:久保雅一、佐上靖之
- シリーズ構成:星山博之→荒木憲一
- キャラクターデザイン:高見明男(無印及びWGP担当)、石原満(MAX担当)
- メカニックデザイン:沙倉拓実
- プロップデザイン:尾形雄二
- 美術監督:朝倉千登勢(プロダクション・アイ)
- 色彩設計:関本美津子
- 撮影監督:金沢章男
- 編集:正木直幸
- 音楽:つのごうじ、今泉洋(無印担当/ただし音楽はWGP編まで使用)、上畑正和(無印担当/同前)
- 音響監督:田中英行
- 音響効果:蔭山満(フィズサウンドクリエイション)
- 録音制作:HALF H・P STUDIO
- キャスティング協力:高野あさ子(81プロデュース)
- 音楽プロデューサー:前山寛邦、吉田隆
- 音楽制作/協力:コロムビアミュージックエンタテインメント、テレビ東京ミュージック
- オリジナルサウンドトラック:テイチク(無印上半期)、東芝EMI(無印下半期)、ビクターエンタテインメント(WGP編)、日本コロムビア(MAX)
- アニメーションプロデューサー:下地志直、丸川直子
- プロデューサー:小林教子→紅谷佳和→井口晴之(TV TOKYO)、位下博一→池田慎一→上田和成(読売広告社)、中沢利洋→有馬孝真(小学館プロダクション)
- 監督:アミノテツロー(無印担当)、加戸誉夫(WGP~MAX担当)
- 助監督:星合貴彦
- アニメーション制作プロダクション:XEBEC
- 製作:TV TOKYO・読売広告社・小学館プロダクション
- 著作:(C)こしたてつひろ/小学館・田宮模型・TV TOKYO・読売広告社・小学館プロダクション
[編集] 主題歌
[編集] 国内編
- オープニングテーマ
- 「ウィニング・ラン! ~風になりたい~」 : 山形ユキオ
- 「FLESH & BLOOD ~二つの想い~」 : G-CRISIS
- エンディングテーマ
[編集] WGP編
- オープニングテーマ
- 「GET THE WORLD」 : 影山ヒロノブ
- エンディングテーマ
- 「Grow Up Potential ~夢に向かって~」 : GANESIA
- 「Tune-up Generation」 : 松宮麻衣子
- 「We are the VICTORYS」 : ザ・ビクトリーズ
- 「今夜はイブ!」 : レッツゴーBOYS & GIRLS
[編集] MAX編
- オープニングテーマ
- 「BRAVE HEART」 : 鋼鉄兄弟
- エンディングテーマ
- 「My name is カーボーイ」 : 影山ヒロノブ with KIDS MAX
- 「僕らのFREEDOM」 : YUKA SATO
[編集] 放映リスト
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- 爆走兄弟 レッツ&ゴー!! MAX
- おれは豪樹だ!
- 勝負だぜ、ビクトリーズ!!
- 嵐を呼ぶ兄弟対決
- 謎の少女レーサー
- ボルゾイスクールの掟
- 進め町内防衛隊!
- 炎の激闘! GJC(グレートジャパンカップ)の熱い冬!!
- 二台のマシンを使うすごい奴!!
- 100対1の戦い!
- 脅威のロケットマシン!
- 秘められた力
- 最悪のスタート! ボルゾイオープン開幕!!
- 消えるマシン!
- 果てしなきゴール! ボルゾイオープン決着!!
- 烈矢の挑戦!
- 川下町デンジャラスレース!
- 左京からの挑戦状
- セントー!?ショーブ! お風呂レースの熱き戦い!!
- 見えない敵
- 敵は忍者!?
- 忍者の正体!
- 最強のパートナー 怒りの炎雷攻撃!!
- 驚異の合体技!! 2対2の激闘!!
- 地獄の底から来たレーサー
- 実況はまかせて! ファイターレディ見参
- プラズマ封印
- サマーレースだ南に走れ!!
- 四人目のレーサー
- GJC(グレートジャパンカップ)大予選
- オレたちの走り
- GJC(グレートジャパンカップ)サマー開催
- レースジャック!!
- 死闘の果ての勝者
- オレの相棒(パートナー)
- 烈矢の新マシン! ナックルブレイカー
- USAチャンプ上陸!!
- 空母強襲! ナックルストーム
- 一文字兄弟の秘密!!
- 再戦!サマーレース
- ミニ四駆の悪魔 ネロ・ステラ・ボルゾイ
- マリナ 父との再会
- 悪夢の対戦
- 史上最強の新マシン ディオマース・ネロ
- 完成!新マックス 豪樹VSリョウ
- 勝者なきオータムレース
- 強豪集結 M1開幕
- 1対1
- 決戦のグリーンシグナル
- 悲しき追撃
- 史上最大のレース
- ゴール!!
[編集] 特別編
- 爆走兄弟レッツ&ゴー!!
- レッツ&ゴースペシャル ミニ四駆レーサー大集合!!
[編集] ネット局(全シリーズ通じて)
- 同時ネット:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
- 時差ネット:青森放送、テレビ岩手、東日本放送、秋田テレビ、テレビユー山形、福島テレビ、テレビ新潟、長野放送、テレビ山梨、富山テレビ放送、石川テレビ放送、福井テレビ、テレビ静岡、岐阜放送、三重テレビ、びわ湖放送、KBS京都、奈良テレビ、テレビ和歌山、山陰放送、テレビ新広島、あいテレビ(第一期の途中まで)→南海放送(第一期の途中から)、テレビ高知(第1期)→高知さんさんテレビ(第2期)、長崎放送、テレビ熊本、テレビ大分、宮崎放送、南日本放送(第一期の途中まで)→鹿児島読売テレビ(第一期の途中から)、琉球放送
[編集] 劇場版
- 1997年7月5日 - 「爆走兄弟レッツ&ゴー!! WGP 暴走ミニ四駆大追跡!」
- ガンブラスターXTOボディセット付き(その後キットとして発売されるが、ボディパーツの成型色は変更された)前売り券は初日売り上げが45,000枚を突破し、当時の歴代記録を大幅に塗り替えた[要出典]。
[編集] 前後番組
テレビ東京系列 月曜18:00台前半の枠(1996年1月~1998年12月) | ||
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前番組 | 爆走兄弟レッツ&ゴー!! 爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP 爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX |
次番組 |
鬼神童子ZENKI | 小さな巨人 ミクロマン |
[編集] 豆知識
- 本シリーズには制作費の関係上か、同じ声優が2キャラ以上声を担当する事が非常に多い。代表的な例を以下に述べる。
- 声優名:キャラ1、2、3・・・
- 渕崎ゆり子:星馬烈、新井ミナミ
- 池澤春菜:星馬豪、大神マリナ
- 神代知衣:三国藤吉、女ファイター(WGP)
- 高乃麗:鷹羽リョウ、楠大吾、パティ
- 渡辺久美子:J、ジャネット、ミシェル、一文字豪樹
- 江原正士:土屋博士、ロッソストラーダオーナー
- 森久保祥太郎:ミニ四ファイター、ヨハンソン、覆面ファイター
- 伊藤健太郎:ブレット、アドルフ、拓也
- 矢島晶子:三国チイコ、ジョー
- 大谷育江:鷹羽二郎丸、ヴィッキー、マルガレータ
- 安達忍:ミハエル、星馬良江(烈と豪の母親)
- 今井由香:沖田カイ、リタ、クレモンティーヌ、ユーリ、リオン、堂本サユリ
- 上田祐司:ルキノ、土屋博士の助手、松ひとし
- 櫻井孝宏:ワルデガルド、リオーネ
- 吉野裕行:へスラー、ジュリオ
- 大友龍三郎:大神博士、校長先生、源さん
- くまいもとこ:こひろまこと、まなぶ
- 陶山章央:ホワァン、黒沢太
- 劇場版ではビクトリーズに待たされて、珍しく不機嫌な顔をしたミハエルが見られる。
- WGPファイナルステージ第2セクションで烈に敗北するまで、ミニ四駆を始めて以来一度も負けたことが無いはずのミハエルだが、劇場版のロイヤルフェスティバルカップでは、TRFビクトリーズが1位~5位まで独占でアイゼンヴォルフに勝利を収めている。このことから、漫画版とアニメ版の関係と同様に、アニメ版と劇場版も一種のパラレルワールド的作品だと考えられる。
- WGP編第18話「子供の日大レース GPレーサー大集合」でのチイコの妄想シーンでは、烈を取り囲む女の子たちの中に一人だけ男のリーチが混じっている。
- WGP編第24話「ライバル勢ぞろい 白熱! ドリームチャンスレース」でのブレットの回想シーンに登場するアイゼンヴォルフには、ミハエルではなく、WGPでは1軍、2軍のどちらにも参加していない黒髪の少年がメンバーに加わっている。この回想シーンのレース「アトランティックカップ」で1位でゴールしたのはミハエルではなくシュミットで、ミハエルは烈に負けるまで全てのレースで1位入賞しているはずなので、この黒髪の少年は黒髪に染めたミハエル、またはWGPでのミハエルが黒髪を金髪に染めているのではなく、全く別の少年と思われる。
[編集] 関連商品
[編集] 書籍
- 『爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGPガイド』小学館、1997年
- WGP編放送途中に出版。設定資料や監督インタビューなど。この本のための書き下ろしイラストも多数。現在絶版。復刊リクエスト投票
[編集] VHS・DVD
- 爆走兄弟レッツ&ゴー!!:VHS:セル/レンタル全13巻
- 爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP:VHS:セル/レンタル全12巻
- 爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX:VHS:セル/レンタル全13巻
- 映画爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP 暴走ミニ四駆大追跡!:VHS:セル/レンタル全1巻
- 爆走兄弟レッツ&ゴー!!スペシャル編集版 ミニ四レーサー大百科:VHS:セル/レンタル全4巻
- レッツ&ゴー!!のスーパーJカップ必勝大作戦!:VHS:セル全1巻
- (以上現在すべて廃盤)
2007年夏頃にDVD-BOXが発売される予定。元は2007年春を目処に発売予定となっていたが、これが延期されることが公式メールマガジンで発表された。これに伴い公式サイトの発売予定表示も「今春発売予定」から「今夏発売予定」に変更されている。小学館プロダクションによるオフィシャルサイト
[編集] CD
- 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」オリジナルサウンドトラック集
- 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」爆走音楽集 VICTORY
- 風のcornering(星馬烈のテーマ)
- Get up! V MAGNUM(星馬豪のテーマ)
- Killed by BEAK SPIDER(沖田カイのテーマ)
- BATTLE ACTION(鷹羽リョウのテーマ)
- 稲妻を刺せ!(三国藤吉のテーマ)
- 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP」超速音楽集
- 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP」超速テーマ・コレクションDASH
- 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP」スーパーサウンドトラックXTO~音楽集~
- 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX」~ヴォーカル・コレクション
- 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX」ミュージック・コレクション2
- キャラクターイメージCD~豪樹
- キャラクターイメージCD~烈矢
- 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!GIRL」 <レディース・グランプリ開幕!!> 公式サイト
- 「MAX」放送終了後の99年に発売。マリナ、ミナミ、ジュンなど女性キャラクターだけが出場するレディースグランプリのドラマと、キャラクターのイメージソングを収録。同じ声優が2人以上のキャラクターを演じる事が多かった本作品の楽屋裏的ネタを活かしたギャグが数多く散りばめられている。
- 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」テーマソングコレクションPLUS!!
- 放送終了から約7年経過した2005年に発売された。これまでのオープニング・エンディングテーマ曲と、「MAX」のイメージソング及び「GIRL」の曲を復刻。
[編集] ゲーム
初回特典として、特別仕様のボディやパーツを同梱した作品が多かった。
- ミニ四駆シャイニングスコ―ピオン レッツ&ゴー!!(1996年、スーパーファミコン、アスキー)
- 『レッツ&ゴー』初のゲーム。初回はシャイニングスコ―ピオンのボディ付き。後に発売されたキットと違い、ボディの色がパールホワイトで成形されている。(キットの成形色はソリッドホワイト)
このマシンは、後に漫画、アニメ本編にも登場した。基本的にはRPGで、街中でレースに勝つとポイントが貯まり新しいパーツと交換する事が出来る。アニメの国内編までを舞台にしており、主人公はオリジナルキャラクター。予約購入者全員にシャイニングスコーピオンのゴールドメッキボディ(後にイベント会場などでも限定パーツとして販売)がプレゼントされた。
- 『レッツ&ゴー』初のゲーム。初回はシャイニングスコ―ピオンのボディ付き。後に発売されたキットと違い、ボディの色がパールホワイトで成形されている。(キットの成形色はソリッドホワイト)
- ミニ四駆GB Let's&Go!(1997年、ゲームボーイ、アスキー)
- 軽量超速ギヤの特別限定仕様が同梱。こちらも国内編が舞台。ポケットモンスターを意識した、パーツ収集や通信交換のシステムがある。
- ミニ四駆スーパーファクトリー(1997年、セガサターン、メディアクエスト)
- ガンブラスターXTOブルーメッキボディ付き。ストーリーモードが存在しない為、多少物足りなさが残るゲームとなった。予約購入者にスーパーFMシャーシの特別限定仕様がプレゼントされた。
- 爆走兄弟レッツ&ゴー!! WGPハイパーヒート(1997年、プレイステーション、ジャレコ)
- ビートマグナムTRFボディ付き。製品版とはステッカーの一部分が異なる。プレイヤーはビクトリーズの6人目のレーサーとなり、WGPを勝ち進んでいく。マシンセッティングは出来るがマシン操作は出来ない。また、アニメと違い5人で戦うのではなくチームから3人選抜してレースを行う。優勝の決め方もアニメと違い、上位4チームによるファイナルステージではなく上位2チームによる決勝戦によって決まる。対戦相手はそれまでの勝率によって異なり、アストロレンジャーズ、アイゼンヴォルフ、小四駆走行団光蠍のどれか。ロッソストラーダにはならない。
- ミニ四駆GB Let's&Go! オールスターバトルMAX(1998年、ゲームボーイ、アスキー)
- ビクトリーズの6人目として、WGPを再現した「GBC(グレートバトルカップ)」に出場する。基本的なシステムは、前作「ミニ四駆GB」を踏襲しつつ、GPチップ等も導入された。
クリア後のおまけ要素が兎に角多く、MAX編のキャラまで登場する。予約購入者全員にシャイニングスコーピオンXのボディがプレゼントされた。シャイニングスコーピオンXは後にストームクルーザーとしてキット化される。
- ビクトリーズの6人目として、WGPを再現した「GBC(グレートバトルカップ)」に出場する。基本的なシステムは、前作「ミニ四駆GB」を踏襲しつつ、GPチップ等も導入された。
- 爆走兄弟レッツ&ゴー!! エターナルウイングス(1998年、プレイステーション、ジャレコ)
- ゲーム要素よりも、キャラクターを前面に押し出し、女性ファンを狙ったゲーム。登場キャラクターもファンの人気投票で決定した。アニメでは決して出会う事の無いキャラクター同士の会話、対戦が実現し、ファンの心をくすぐった。前作『ハイパーヒート』がシミュレーションゲーム(セッティングのみで直接操作は出来ない)だったのに対し、本作品はドライブゲーム(マシンを直接操作が可能)になった。
- 登場マシン50台以上、使用可能キャラクター数20(クリア後の隠しキャラクター有り)。ボルゾイが開催する大会に出場し優勝を目指すという短めのストーリーで、全キャラクターでの攻略が目標となる。オープニング映像を含め、キャラクターデザインの高見明男氏の書き下ろし画像が多数収録されている。
- CDプレイヤーで再生すると、星馬兄弟と一文字兄弟の隠しミニドラマが聞ける。
- 爆走兄弟レッツ&ゴー!!POWER WGP2(1998年、スーパーファミコン、任天堂) 公式サイト
- アニメのWGP編の続編として製作された。任天堂としては珍しい、アニメベースのゲーム。プレイヤーはビクトリーズを操り第2回世界グランプリを勝ち進んでいく。基本的にはRPGで、レース記録を更新することで経験値が上がりマシンがレベルアップしてゆく。
アニメの細かい設定まで反映しており、ファン好みのゲームとなった。ペルーやフランスが第2回初参加・ゲームオリジナルチームとして登場している。ペルーは劇場版に登場したリオンが率いるチーム。フランスチームには、あの土方レイが登場する。豪樹と烈矢も僅かながら登場。
但しアニメの直接的な続編ではなく、アニメ設定と違い第2回WGPも日本開催になっている(アニメ設定では第2回はアメリカ)、アニメで第2回WGPに参加していたボルゾイチームが参加していない、アニメのMAX編でボルゾイの元でマシンを開発し髪の毛も生えていた大神博士が禿のままでエジプトチームを影で操っているなど、アニメとはパラレルワールドになっている。
- アニメのWGP編の続編として製作された。任天堂としては珍しい、アニメベースのゲーム。プレイヤーはビクトリーズを操り第2回世界グランプリを勝ち進んでいく。基本的にはRPGで、レース記録を更新することで経験値が上がりマシンがレベルアップしてゆく。
[編集] シール・トレーディングカード
シールは「シール烈伝」の名で天田印刷加工から発売。トレーディングカードはムービックから発売。両方とも本編ではわからなかったキャラクターの詳細なプロフィールや過去のエピソードを知ることが出来る。 他にもバンダイからカードダス、天田印刷加工製のトレーディングカードが発売された。
[編集] 関連項目
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