遊☆戯☆王デュエルモンスターズGXの登場人物

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遊☆戯☆王デュエルモンスターズGXの登場人物（ゆうぎおうデュエルモンスターズGXのとうじょうじんぶつ）は、テレビ東京系列にて放映されている『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』に登場する架空の人物の一覧である。

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注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

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目次 1 オシリス・レッド 2 ラー・イエロー 3 オベリスク・ブルー 4 別のデュエル・アカデミア関連 5 元デュエル・アカデミア生徒 6 デュエル・アカデミア教師 7 デュエル・アカデミアその他 8 ゲストキャラクター 8.1 アカデミア関連 8.2 セブンスターズ関連 8.3 光の結社関連 8.4 異世界関連 8.5 プロ・デュエリスト 8.6 その他 8.7 デュエルの精霊 8.8 前作からの登場人物

[編集] オシリス・レッド

遊城十代（ゆうき じゅうだい）：KENN、幼少期の声：長浜満里子

本作の主人公。「E・HERO」（エレメンタルヒーロー）と「ネオスペーシアン」の融合デッキを使用する。オシリス･レッド3年。

ヒーローとデュエルモンスターズが大好き。楽しいデュエルを好み、食べ物に関してもあまり好き嫌いはない。好物はエビフライ。子供っぽい印象が強いが、極めて陽気で前向きな性格。憧れのデュエリストは武藤遊戯。その遊戯に譲り受けた「ハネクリボー」のカードを「相棒」と呼んでいる。子どもの頃の夢は、宇宙を救うヒーローになること。それがきっかけでデュエルを始めることになった。ちなみに勉強は嫌いなようで、あまり授業を受けておらず、サボッたり授業中は居眠りをしていることが多い。当初は決闘の後に決め台詞「ガッチャッ!!楽しい決闘だったぜ」を言っていたが、2年目で起きた学園全体を巻き込む事件、多くの犠牲者を出した光の結社編からは言う回数が少なくなり、ただ単にデュエルを楽しんでいた自分に悩み始め、完全に口にしなくなってしまった（後述の3年目で受けた非難に関係する）。

十代には幼い頃からカードに宿る精霊の姿を見ることができ、その力を劇中で幾度も狙われてもいる。また、自分がいつから精霊を見ることが出来るようになったのか覚えていない。仲間であるネオスペーシアン達からは「正しき闇の力を持つ者」と呼ばれている。十代の両親は仕事で家にいる事が少なく、幼少時は近所の友達とデュエルをして留守番をしていたが、当時のフェイバリットカードだったユベルをデッキに入れてデュエルをすると対戦相手に不幸が怒る事から敬遠し仲間外れにされたという、現在の十代からは想像できない暗い過去を持つ。

1年目では、入学試験に電車の事故で遅れてしまい、デュエル・アカデミア入学のためにクロノス教諭とデュエルをすることになる。カードの引きの強さに勝るものはなく、試験官を務めたクロノス教諭を圧倒し入学を果たすが、学力が110位と最低クラスなため、配属されたクラスはデュエル・アカデミアで最も地位の低いオシリスレッド。しかし当の十代はそんなことお構いなしにマイペースに学園生活を送ってゆく。また、万丈目との戦いでラーイエローに昇格する権利を得たが「俺はここが気に入っている」と言い自らの意思でオシリスレッドに残留している。そして、次々と襲い掛かってくる「セブンスターズ」や「三幻魔」の危機から世界を救うことに成功する。

2年目では、エドと奮闘の末に完敗したことにより、カードの絵柄が見えなくなってしまう。しかし、新たなる切り札「ネオス」や、宇宙の戦士「ネオスペーシアン」達のカードを手に入れたことによって復活、元の明るさを取り戻した。それを機に光の結社の刺客らとの戦いが激しくなる。斎王に洗脳された万丈目と明日香の正気を取り戻し、ついに斎王に取り付いていた「破滅の光」を打ち破り、この事件は幕を下ろした。

3年目からは、この物語の軸を握り精霊が見える少年・ヨハンと出会う。デュエルエナジーを吸い取られながらも、プロフェッサー・コブラと死闘を繰り広げた。しかし、戦いの中で次第に自分が持つ強さの重さに悩み始める。ただ単純にデュエルを楽しむ姿勢はエドやコブラに否定的に見られ、コブラには「デュエルが楽しいなどとほざきながら戦う愚か者に、勝利の女神は微笑まない。負けても失う物が無い。」と非難された。ユベルとのデュエルで追いつめられるが、ヨハンが身代わりになって彼だけが異世界に取り残される形となった。その後、ヨハンを救うために万丈目・明日香・翔・剣山・吹雪・三沢・ジム・オブライエン・事故としてだが亮・エド・エコー・クロノス共々の協力を得て、再び異世界へと向かう。

万丈目準（まんじょうめ じゅん）：松野太紀

主におジャマトリオデッキを使用。オシリス･レッド3年。デュエルの度にデッキを変えたりもする（初期は悪魔族主体のデッキ、39話以降からはアームド・ドラゴン、ＶＷＸＹＺ、アサルト・キャノンの三つの系統の内どれか一つをおジャマトリオと組み合わせたデッキを使う）。

かつてはオベリスク･ブルーの優等生だったが、三沢に敗れたことがきっかけで一度退学した事もあって現在はオシリス・レッド所属となっている。通称「万丈目サンダー」。

当初はエリート故の驕りで我が物顔に威張り散らしていたが、十代や三沢に負けてから手の平返しの如くに周囲の信頼を失い、単身で学園を飛び出して姉妹校のノース校に編入。自らの力でノース校のトップに上り詰める。その後、対抗デュエルで十代と再戦するも再び敗北。しかし十代に対しての敵対心は薄れ、「本校でやりのこしたこと」を求めて本校に戻る。以降はノース校の制服でもある真っ黒な制服を羽織り、彼のトレードマーク（衣装）になる。しかし、そのあたりから同時にギャグ的存在と化しつつある。

ノース校で「万丈目サンダー」と呼ばれるようになり、本人もそれを気に入っている。本校に戻ってからも万丈目サンダーと呼ばれており、寮を問わずかなりの人望を集めた（「サンダー」の由来は恐らく、彼が十代らに呼び捨てされた時に「“さん”だ！！」と文句を言っていたことからと思われる）。

1年目終盤で明日香に告白する為のデュエルを挑むが、恋の妄想が先走ってしまい、本人曰く恋にもデュエルにも負けてしまった。2年目からは、彼の精霊を見ることができる力を狙った斎王の手中に落ち光の結社に取り込まれてしまう（同時にホワイトサンダーと名乗る様になる）。だが、本来の彼を忘れていなかったおジャマトリオが彼の本当の心を呼び覚まし、正気に戻った。その後は黒い物に異様な執着を見せる。ホワイトサンダーの時の記憶はなく、自分が明日香と三沢を光の結社に引き込んだ事も覚えていない。

3年目からはジェネックスで優勝したことによりブルー寮に戻る筈であったのだが、ブルー寮のペンキ塗りを嫌がり、理由をつけてレッド寮に戻ることにした。しかし、改装したレッド寮の自室はレイによって占拠されてしまい、結局は十代達が過ごすボロいレッド寮の部屋で過ごす破目になってしまった。自分よりも目立とうとしているアモンに対して尋常ではないライバル心を抱いている。突如学園で急にゾンビ化した生徒たちを相手にデュエルをしている途中、力尽きて自分も「おジャマトリオ」共々ゾンビと化した。ゾンビとなった万丈目は、「闇魔界の戦士　ダークソード」を主体とするデッキを使用し、十代に決闘を挑んだが、呆気なく敗北した。しかし、その後もゾンビのように、決闘を求めて十代達に迫る。現実世界に戻ると同時に正気に戻り、ヨハン救出の為に「ＸＹＺ－ドラゴンキャノン」を召喚、十代と共に異世界へ向かった。

早乙女レイ（さおとめ れい）：仙台エリ

恋する乙女デッキ、卵デッキを使用。オシリス・レッド1年（実年齢は中学1年に相当）。

当初は（1年目で）一目惚れした亮を追って試験を合格しデュエル・アカデミアにやってきた。初登場時は正体を隠すために少年の姿を装っていた。十代に負けて正体を明かされ、当時は小学五年生だということも判明し入学は不可のため島を去った。しかし、最後の最後で十代に惚れてしまったようで、十代のことを「十代様」と呼んで熱烈なアタックを繰り返している。後にジェネックス準優勝の功績を認められ特別に高等部へ編入する事を認められる。女子生徒は無条件でオベリスク・ブルーの所属になる筈だが、特例としてオシリス・レッドの所属となる。十代やマルタンに手作り弁当を作ってあげるなど、心優しい少女の一面もあるが、基本的にはボーイッシュな服装を好むボク少女である。異世界に飛ばされた後、マルタンと行動しているところをユベルに襲われ、負傷してしまう（その傷は多少発光しているようにも見て取れる）。その後、十代達に届けられた薬で無事回復し、十代とヨハン、ユベルのデュエルをオブライエンと共に見届けた。本編の描写から、十代達の3年目では明日香以上にヒロインらしく描かれている場面が見られていた。

[編集] ラー・イエロー

丸藤翔（まるふじ しょう）：鈴木真仁

乗り物（ビークロイド）デッキを使用。ラーイエロー3年。

入学試験での十代の勇姿に惚れ込み「アニキ」と呼ぶようになる。兄・亮が「カイザー」と呼ばれるエリートなのに対し、自分は落ちこぼれで能力がないと嘆くことが多かったが、徐々に立ち直り逞しくなっていく。

慢心する癖があり、十代はそれを「悪い癖」と指摘している。事実、このせいで手痛いしっぺ返しを食らうこともある。当初は気が弱かったが、最近では強気になったのかキツイことを言うようになった。意外と行動力があり、1人で島を出て行こうとしたり、行方不明になった十代を探しに行ったりした。

1年生時はオシリス･レッドだったが、2年生に進級した直後、自分の可能性を試すためにラー･イエローに昇格。同じく十代の弟分のティラノ剣山とはケンカが絶えないが何だかんだで仲が良い。ジェネックス大会開催の際、最初は戦いから逃げる日々を過ごしていたが、ヘルカイザーとなった亮がアカデミアに上陸したのを機に、いつかは亮と戦う事を決意。バトルにも積極的に参加するようになり、遂にジェネックス大会で亮と対決するが、衝撃増幅装置を使ったヘルデュエルによって心身共に重傷を負う。しかし、翔は意識が薄れる寸前に、亮のリスペクトデュエルを引き継ぐ事を誓う。敗北も多いが、徐々に上級デュエリスト並の実力を身に付け始めており、ヘルカイザーと化した亮の対戦においても、負けてしまったが、後一歩の所まで追い詰めている。

3年目になった時オベリスクブルーに昇格したが、自分がまだ未熟だと知り再びラーイエローで自分を鍛えなおす。しかし、異世界に飛ばされた学園でゾンビと化した生徒が溢れる中、万丈目と同じようにゾンビへと変貌してしまった。三幻魔の復活を阻止するため、マルタンの元へ急ぐ十代の前に現れ、時間稼ぎをしていた。現実世界に戻った後、当初は渋っていたが、ヨハンを助ける為に異世界へ向かう。

三沢大地（みさわ だいち）：増田裕生

6つの属性＋十代対策の７番目のデッキを使用。ラー･イエロー3年。存在感が薄い。

筆記試験を一位通過でデュエル・アカデミアに入学した秀才で、運動神経も良い優等生。野球で十代たちに勝利している。十代たちと行動し、冷静な判断力と兄貴肌で、感情的になりがちな十代や翔らのストッパー（取りまとめ役）として活躍してきたが、デュエル回数は他のキャラクターに比べ著しく少ない。試験官、万丈目(オベリスクブルー時)、オベリスクブルー生徒に圧倒的な強さで勝利していたが、それ以来は負けることが多くなった。

イエロー寮の彼の部屋には無数の数式が描かれていたが、これは勝利の為の方程式らしい。デュエル終盤で「お前を倒す方程式は完成している！」という台詞もあり、理詰めで勝負する性格。しかし、しなやかな優等生という印象に反して、数値上の力しか信じられず、内面は自惚れとエリート意識、そして自己顕示欲が異常なまでに強い（その事について、エドも三沢について、プロの視点から厳しい批判をしている）。ドローの強運に支えられた十代のデュエルを「運任せのデュエル」と言うあたりから何気に見下している節があり、十代に敗退しているのはその油断が原因といえる。なお、修学旅行時の船から降りる際、翔と剣山に支えられていた描写から船酔いする体質と推測する。

2年目では洗脳された多くの学生たちが自分の強さを認めてくれないことを思い悩んだ末に、斎王に洗脳されていた万丈目とデュエルを行ったが、最後の最後で自分の実力を信じられず、勝てたデュエルを放棄してまで光の結社に与してしまう。光の結社に入った後、忠誠の証として髪を白髪にしたものの、結局は己の実力を最後まで認めてもらえなかった。そんな時、十代とツバインシュタイン博士のデュエルを見た三沢は、論理と直感を複合した新たなデュエル統一理論を完成させるという新たな目標に目覚め、白の制服を含むすべての衣服を脱ぎ捨て(この時、何故か全裸で校内を走り回るという、古代の科学者・アルキメデスを模した醜態を見せている)、光の結社と決別、ツバインシュタイン博士のもとへ入り助手となる。

しかし、量子力学の実験事故により、異世界に飛ばされてしまい、単身で放浪していた。実体化したハーピィ・レディに襲われているところを異世界に飛ばされてきたアモン達に助けられ、ようやく十代達にも合流した。その際の容姿は日焼けしていて長髪であった(現在は元に戻っている)。

元の世界に戻る方法を体育館で研究していた際、体育館の壁や配給されたパンに無数の数式を書いていた。また、異世界の発電施設から現実世界にいるツバインシュタイン博士の通信をキャッチすることに成功した。「レインボー・ドラゴン」が送られた後、カードに与える巨大なエネルギーについて考えていたが、会話の中で三幻魔と「レインボー・ドラゴン」をぶつけるという結論を出した。

異世界に来た際、デッキもデュエルディスクも持ち合わせていなかったが、その後デッキを再構築したのかマルタンとの戦いへ向かう十代を進ませるために「ウォーター・ドラゴン」を召喚するなど久々の活躍を見せた。現実世界に戻った後はツバインシュタイン博士と共に異世界について調べていたところで次元のゆがみを発見、異世界へ向かう。

余談であるが、1年目のOPの映像で三沢のバックに「ウォーター・ドラゴン」と、謎の炎の竜らしきモンスターが出ているが、このモンスターは本作で一度も使われておらず、そのカードの能力、名称すら不明。

ティラノ剣山（てぃらのけんざん）：下崎紘史

恐竜デッキを使用。ラー･イエロー2年。

語尾に「～ドン」や「～ザウルス」と付けるのが特徴。恐竜や昆虫をこよなく愛し、自らを「気付かれない蓑虫」と例える翔に対し「蓑虫さんに失礼だドン！」と昆虫と恐竜の関係を説いていた。十代たちにご馳走を作るなど料理の腕も達者で、十代の顔の特大アップリケを作るなどかなり家庭的な特技を持っている。

幼い頃、親と共に行った化石発掘現場で落盤事故に遭い左足を潰し、失われた骨の代用に恐竜の化石を埋め込まれた。そのせいか興奮すると時折瞳がハ虫類のように変化する（本人曰く「恐竜のDNAを取り込んで進化した」）。また、爬虫類を暴走させる原因となる電磁波の影響も受けてしまう。地方にいた頃は不良少年であったようで、喧嘩に明け暮れながらも公園等の清掃活動にも参加していたようだ。その頃を本人は「悪いこともした、だが同時にいいこともする。だからみんなが安心してしまいワクワクしない」と反省している。

入校当初は「オベリスク・ブルーが当然」と高慢な態度で登場し（しかしいきなりブルーからスタートはさせないという制度によりイエローに）、己の強さを示す為に子分を引き連れて「ティラノ団」を結成しデュエルディスク狩りを行っていたが、十代に敗北。その際、彼の個性に惚れてしまい押しかけ舎弟になってしまう（十代を「アニキ」と呼び、ティラノ団を解散させ十代の部屋に居候）。その為、翔とは痴話ケンカが絶えないが、何だかんだで彼とは仲が良い。斎王とデュエルで戦い、敗北してしまったが、片足に埋め込まれた恐竜のDNAのお蔭で洗脳されなかった。２年目のラストでは精神がスペースザウルスとなり、ネオスと共にレーザー衛星「ソーラ」を破壊するという唐突な活躍を見せた。その後の会話内容から、スペースザウルスになった時の記憶は全くないようである。

3年目にて、万丈目と翔がゾンビ化した際、とてもショックを受けていた。鮫島からユベルの話を聞いた後、ヨハンを助けに行く為に異世界へ戻った。

余談ではあるが、彼の制服は翔達と比べて色が濃く袖が無い。袖は自ら外していたが真相は不明。

加納マルタン：吉田麻子

ラー･イエロー1年。

第3期のOPに登場している気が弱い少年。レイから名付けられたあだ名は「マルっち」。よく余所見をしていたり食が細かったりと、レイからも注意されている。実はナポレオンの息子（ナポレオンと姓が違うのは、両親が離婚した為）。

異世界に飛ばされた後、レイと行動している時にユベルに魅入られ、左腕はユベルのものとなった。その左腕からデュエルディスクを実体化することができる。自我は完全に乗っ取られてしまい、自分の仲間を増やすために学園の生徒をゾンビへと変貌させている。まだデッキは明確になっていないが、127話で伝説の召喚神「エクゾディア」がデッキに入っている事実が判明した。

十代とヨハンとの対戦の中でユベルが完全に肉体を取り戻した為にマルタンの身体は必要なくなり、結果的に解放され、正気に戻った。その後、ナポレオンと和解した。

余談ではあるが、彼の制服には装飾品が多い。

[編集] オベリスク・ブルー

天上院明日香（てんじょういん あすか）：小林沙苗

サイバー・ガールデッキを使用。オベリスク・ブルー3年。

本作のヒロイン。圧倒的なデュエルの実力とスタイルの良い美人、気高さから「オベリスク･ブルーの女王」の異名を持ち、オベリスク･ブルー女子においてはトップクラスのデュエリスト。男子からの人気も高く、ファンクラブも存在する（ちなみに万丈目も所属している）。一年目終盤で万丈目に吹雪曰く「男の純情とデート」を賭けたラブデュエルを挑まれるが、本人は「デュエルに恋している」と言ってあしらった。

オシリス・レッドに所属する十代に興味を示し、主に彼らと行動を共にするようになる。学園の上級生だった兄の吹雪が行方不明になっていた時、兄の親友である丸藤亮の助力を得て消息を探していた。美少女ながらも言いたいことは言うサバサバした性格だが、吹雪や十代達の安否を心配する優しい一面を持つ。ちなみに、料理は得意らしい。

二年目ではクロノスに「学園のアイドルになる」ことを言われるが、拒否してブルー寮を飛び出し、万丈目がレッド寮に作った万丈目ルームに居座る。しかしアイドルになることを拒否したのに、クロノスから貰った衣装を持ち歩いていた辺り、少々その気があったようにも見える。光の結社に入った万丈目に戦いを挑むも返り討ちにあい、逆に洗脳されて光の結社に取り込まれた。しかし、明日香は洗脳された後も、冷徹になりきれていないようで「オベリスク･ブルー女子のプライドを守る為」と言い、追いこまれたジュンコとももえを助けたり、その後、彼女達を光の結社への勧誘もしなかった。十代が言うように心まで白く染まっていなかったと思われる。その後、十代との対戦で本来の熱い心を取り戻し、正気に戻った。

三年目では、余り目立った活躍こそまだ無いが、新入生であるレイとは、女同士でもある為、良き先輩後輩関係を築いている。また、十代の事はそれなりに男性として意識しているようで、十代がデスベルトで倒れた際には、差し入れにお弁当を作るといった気遣いも見せる。ヨハン救出の為に兄の制止を振り切り（結果的に吹雪も行く事となったが）、異世界へ向かう決意をする。

天上院吹雪（てんじょういん ふぶき）：遊佐浩二

華麗なるステージデッキを使用。オベリスク･ブルー3年（留年）。

明日香の兄で、長らく行方不明になっていたが、その実情は闇の魂「ダークネス」に体を乗っ取られ、セブンスターズの一員となっていた。翔と隼人を人質に取り、十代と闇の戦いを繰り広げた末に敗れ、正気に戻る。

学園内にファンクラブが出来ているほどの人気者。端正な容姿とは反比例に、かなりのお調子者で自惚れな性格だが、デュエル技能は高く、かつては親友・丸藤亮とともに"双璧"と呼ばれていた。しかし、デュエル回数がメインキャラとは思えないほど少なく、ダークネス含め作中では一度も勝利していない（実は三沢よりも少ない）。自分のサインは苗字の「天上院」を文字って「10 JOIN」と書いている。長期に渡る失踪の為に出席日数が足らず留年、現在もアカデミアに居る。公式HPのキャラ紹介で３年生（留年）と明記され、現在は十代らと同学年だが行動は共にしていないようだ。アロハシャツの関連でウクレレやマリンスポーツを得意としているが、どうやら変装も得意らしい。恋愛に関して万丈目は弟子らしい。

兄としての妹への思いは本物で、明日香を気遣うシーンなども幾つか存在する。その反面、学園祭で明日香がハーピィ・レディのコスプレをした時はその写真を撮り、明日香のファンクラブのメンバーに配ろうとしたり、兄弟でアイドルになろうとする。果ては明日香に早く人並みの恋をして欲しいがために、万丈目と無理矢理くっつけようとして、七聖門の鍵を盗むなど、とんでもない事をしでかす事も多く、亮と明日香をはじめ十代達の悩みどころの一つである。因みに明日香の彼氏候補に亮と万丈目、そして何故か十代を挙げている。

ジェネックスで鮫島からカイザー亮と鮫島が師弟関係であることを聞き、亮のリスペクト精神を取り戻すことを決意。その為に自らの危険を覚悟でセブンスターズのダークネスの力を使い挑むも、最終的にはダークネスに再び支配され敗北。敗北時に亮の心の底には勝利への渇望のみがあり、亮が自分を見失っていないことを知る。同時に亮はリスペクトの精神を捨てていないことを確信した。3年目になって以降、全く登場せず、消息にも触れられていなかったが、131話で何の前触れも無く登場し、十代たちがヨハンを救うため再び異世界に入るための扉を開こうとしたときにレッドアイズを召喚し、扉を開くために協力した。

エド・フェニックス：石田彰、幼少期の声：吉田麻子

「D-HERO」（デステニーヒーロー）デッキを使用。オベリスク･ブルー2年。

2年目から登場したプロのデュエリストで、当初は十代のようなE・HEROを使用していたが、それは仮の姿であり、真のデッキは「E」を超えた「D」のヒーロー「D-HERO」であった。ペガサスの元でカードデザイナーとして活躍していた父を何者かに殺され、父のデザインしたD-HEROシリーズを駆使して仇を追いつづけていた。父の死後は、父の知り合いだというプロデュエリストのDDを後見人に、さらに幼馴染であった斎王琢磨のマネージメントを得てプロとして活躍する。

幼い少年ではあるが、プロとしてのプライドと技量はかなり高い。プロデビュー間もない丸藤亮を圧倒的な力量で倒し、彼のプライドをズタズタにしてしまう。アカデミアのカードを盗んだ相手に対して「クズ」と卑下したり、決闘に敗北した十代を「雑魚」と呼びつけたりと、随所で人を見下す傲慢な態度を露にする。ヒーローが大好きで楽しいデュエルに無邪気に喜ぶ十代を忌み嫌って戦いを挑み、圧倒的な攻撃で勝利する。だが後、復活した十代との再戦で彼のデュエリストとしての力量と、デュエルを楽しむ喜びを再認識するに至り、以後は良きライバルとなり、アカデミアを自分の活動拠点とする。ブルーの寮に居座らず、普段はアカデミア島の港に接岸した自分の客船に起居する。

ジェネックス大会と前後して斎王の行動に疑問を抱き始め、やがて対立していく。さらに大会の最中、実はDDが父の仇敵であったことが判明し、激闘の末に彼を倒して、父の形見でもある「Bloo-D」のカードを取り戻した。斎王に取り付いていた「破滅の光」を知り、デュエルを挑むが敗北。後を引き継いだ十代が勝利したことにより、「破滅の光」は消滅した。

3年目ではプロリーグに復帰したが、籍はまだデュエル・アカデミアに置いているようである。十代とヨハンのデュエルを観戦し終えた後、暫く登場していなかったが、126話で再び登場。現実世界で異世界に迷い込んだ学園の生徒達の安否を心配している。アカデミアが現実世界に戻った後、ユベルの存在に興味を示し、その後、ヘルカイザーと共に異次元への扉に飲まれた。

枕田ジュンコ（まくらだ じゅんこ）：谷内友美

オベリスクブルーに所属する明日香の友人。十代らオシリスレッドの男子生徒には、いつも馬鹿にしがちでキツイことを言う反面、ミーハーでイケメンの男子には弱いようである。比較的に常識人のため、何かとツッコミ的な役割をすることも多い。

学園祭の回では最初は逃げたものの、明日香・ももえと共に「ハーピィ・レディ3姉妹」のコスプレをしたこともある。ジェネックスでは、ももえとタッグを組みプロランク8位のソムリエ・パーカーと対戦したものの、追いこまれ圧倒されかけた挙句、明日香に続きを任せてしまっている。

3年目では、ももえやトメさんと一緒にデスデュエルで傷ついた生徒たちの看護をしていたが、異世界に飛ばされたかどうかは不明（トメさんは異世界に飛ばされている）。

名前は「桜田淳子」のもじりと思われる。

浜口ももえ（はまぐち ももえ）：長浜満里子

オベリスク･ブルーに所属する明日香の友人。どこかトボケた（むしろ天然ボケに近い）性格。ジュンコと同じく万丈目や三沢など、イケメンの男子には弱い。親友のジュンコと同じく学園祭の回では最初は逃げたが「ハーピィ・レディ3姉妹」のコスプレをしていた。ジェネックスでは、ジュンコとタッグを組みプロランク8位のソムリエ・パーカーと対戦したものの、追いこまれ圧倒されかけた挙句、明日香に続きを任せてしまっている。

3年目では、ジュンコやトメさんと一緒にデスデュエルで傷ついた生徒たちの看護をしていたが、異世界に飛ばされたかどうかは不明（トメさんは異世界に飛ばされている）。

名前は「山口百恵」のもじりと思われる。

[編集] 別のデュエル・アカデミア関連

ヨハン・アンデルセン：入絵加奈子

ノース校チャンピオン。幻の宝玉獣「レインボー・ドラゴン」を切り札とする宝玉獣デッキを使用。デュエルアカデミア・アークティック校3年生（アニメの登場時ではノース校だったが、公式サイトではアークティック校と明記されている）。

相手の全力のデュエルを見るために、カウンターカード以外の除去カードは一切使わないデュエリスト。十代と同じくカードの精霊が見え、「宝玉獣」に選ばれた少年である。ヨハンと宝玉獣は家族のような絆で結ばれている。宝玉獣と出会う事で「精霊と人間の架け橋になる」という使命に目覚める。宝玉獣との出会いはヨーロッパ開催の大会に出席していたペガサスにその才能を見出され宝玉獣を受け取ったことから始まる。また、幻の宝玉獣である「レインボー・ドラゴン」の石版を探していて、ツバインシュタイン博士から石版の所在が判明したという連絡を受けた時には、とても喜んでいた。遂に「レインボー・ドラゴン」を手に入れ、十代と共にユベルと対峙、十代に後を託し、ユベルを道連れにした。

性格は、翔から「兄貴が2人居るみたい」と言われる程、十代と似ている。また、ヘルカイザー亮にも「十代と同じく無限の可能性を持っている」と言われた。しかし、それ以外においては対照的で、冷静な性格をしており、周囲を仕切るリーダー的な一面も持つ。本人曰く、方向音痴であるらしい。

オースチン・オブライエン：川本成

ウエスト校チャンピオン。ヴォルカニック・バーンデッキを使用。デュエルアカデミア・ウエスト校3年生。

元傭兵で返事は常に「イエッサー！」。その為、自らに過酷な修行を与えている。銃の形に可変する金色のデュエルディスクを所有している。実はペガサスの指示でガラム財閥の行動を探る任務を帯びていた。極めて寡黙な性格で、プロフェッサー・コブラに引き取って貰ったため彼に忠実だったが、コブラよりも傭兵の父親を尊敬している。本来なら十代とのデュエルで勝利していたがミッションを遂行するために敗北。十代との対戦の後、ウエスト校のデスデュエルに無かった疲労感に疑問を持ち、彼も独自の方法でコブラのことを探っていたが、コブラに父親を侮辱され飛び掛ったところで罠にかかり、地下深くに幽閉されていた。

扉が閉まる罠によって行く手を阻まれかけていた十代たちの救出のために扉を体を張って開けるという大儀を果たしたが、その後安否不明に。しかし異世界に飛ばされた際に十代たちと合流。その後は蟻地獄に巻き込まれたところを助けるなど、十代との間に信頼も芽生えた。異世界に飛ばされた後、モンスターの襲撃、生徒の脱走管理のために警備部隊ブルーベレー小隊を結成した。しかし、ブルーベレー小隊の殆どはテニスコートへ向かう途中でゾンビ化してしまった。

ヨハンと共に「レインボー・ドラゴン」を回収し、デュエルを見届けた。次元の扉を開く為に「ヴォルカニック・デビル」を召喚した。

ジム・クロコダイル・クック：岩橋直哉

サウス校チャンピオン。化石竜デッキを使用。デュエルアカデミア・サウス校3年生。

ワニのカレンを背中に背負っていて流暢な英語を使う。理由は不明だが、右目を包帯で覆っている。地質学と考古学の権威でティラノサウルスの化石を発掘した経験もある。考古学が発達していなかった時代の人々の化石を発掘した時にドラゴンの骨だと創造するなどのロマンが嫌いではないらしい。ちなみに日本語と英語を組み合わせた独特の口調を使い、剣山を「ダイノボーイ」、明日香を「トゥモローガール（直訳で「明日の少女」の意）」と呼んだり、剣山に「待ってろhere（「ここで待ってろ」の意）」と言うなど、迷言を連発している。または「カンガルーは有袋目だから袋有り」など、訳のわからない理を言っている。

首に巻いたバンダナはカレンが暴れる時の目隠しにも使用される。デュエル・アカデミアで突如発生した電磁波の調査中に暴走した剣山とデュエルして勝利するがデスベルトに剣山と共にエナジーを吸収される。しかしその代償としてデスベルトの正体を知り、保健室で剣山と共に療養していた。その後、十代たちと共にSALの研究施設へ乗りこんだ。研究所ではカレンと共にコブラの罠に落ちた明日香を救出した。

デュエルアカデミアが異世界に飛ばされた後、ゾンビ生徒の襲撃対策としての扉を塞ぐバリケード作りを担当した。ヨハンを助けに行く為、再びカレンを連れて異世界へ向かった。

カレン：岩間健児

ジムのペット（ジム曰く「家族」）のワニ。電磁波の影響で暴れてしまい、剣山のお尻に噛み付いた。バンダナで目を隠すと落ち着く。また、身の危険を感じると身体をブルブルと振るわせる。SAL研究所の地下に住む野生の虎と奮闘、明日香を救出するなどの活躍を見せる。また、毒蛇相手にも威嚇行動をしていた。

アモン・ガラム：峯暢也、幼少期の声：寺井沙織

2005年度イースト校チャンプ。雲デッキを使用。デュエルアカデミア・イースト校3年生。

初登場時、テープレコーダーに日記をつけていた。どんな相手にも冷静に対応できる柔軟な思考力を持ち、決闘は哲学的なゲームだと思っている。その正体は世界でも五本の指に入る石油・重化学工業・IT部門で莫大な利益を上げている企業を勤める、万丈目グループでさえ比べ物にならないほどの大富豪の息子であり、ガラム財閥当主であるゴア・ガラムの長男で御曹司。実はガラム家の養子で、幼い頃に両親から捨てられ、雲を見つめながら死を待っていたところを拾われた。しかし後、ガラム夫婦の間に実子(シド)が生まれた為、ガラム家の跡取としての価値を失う。なげやりになり、弟のシドを一度は殺そうとしたものの、その後はシドとガラム財閥の為に一身を捧げる覚悟をする。その決意は幼馴染であり遊び相手であるエコーに宛がわれ、ユベルに「強靱な鉄の意志」「アモンにとっての神」と言わせるほどに強固な物である。現在はシドのことを誰よりも大切にしていて、シドが難病から回復した際には嬉しさのあまり泣き崩れていた。

プロフェッサー・コブラの陰謀に誰よりも早く気付き、彼について色々と調べていた。温厚に見えるが、コブラを罠にはめるために多くの生徒を利用したり、十代たちを囮に使うなど冷酷な面を持っている。潜水艦で指令を送る司令官に従い、コブラが持つカードを手に入れようとしていた。本人曰く、体力や腕力には自信があるという（万丈目たちはデスデュエルの影響で昏睡状態となったのにも関わらず彼だけは軍人顔負けの運動能力を発揮、コブラとも互角の肉弾戦を行なった）。ユベルに自らの心の闇を理解され、ユベルの完全なる復活を遂げさせようとしていたが、実際にユベルが選んだのはマルタンであり、アモンはそのしもべとして働くように誘われた。だが見切りをつけたのか、その後はユベルに敵対心を抱いている。三幻魔を賭けてマルタンとデュエルした後の行方は不明であったが、十代とヨハン、ユベルのデュエルを目撃し、「レインボー・ドラゴン」と「三幻魔」の激突を見届けたが、現実世界に戻ってはいなかった。

余談だが、ガラム(GARAM)とはインドネシアの煙草のブランドであり、エコー(echo)という煙草も存在する。

プロフェッサー・コブラ：高塚正也

鮫島がウエスト校から招き入れた特別教師。「ヴェノムモンスター」なる、毒蛇デッキを使う。

元特殊部隊の兵士である、指導方針は「実戦あるのみ」。その方針に基付いて1年間ひたすら実戦デュエルに明け暮れる「ディスクロージャーデュエル（通称デス・デュエル）」の開始を宣言、全校生徒に「デュエルの闘争心を測定する」という名目で、腕時計のようなデスベルトという機器を取り付ける。デュエル･アカデミア本校の島にある閉鎖されたSAL研究施設を密かに使用し、デスベルトでデュエリストが発散するエナジーを吸い取っており、吸収するエナジーの量は微量から致死に至るまでコブラがコントロールするなど危険な陰謀を巡らせている。その目的はユベルの奇跡の力で、目の前で事故死してしまったリックともう一度会わせてもらうこと。ユベルと契約した影響で、左腕が不気味な鱗で覆われている。ユベルへエナジーを捧げる為に十代と対戦。凶悪な効果を持つヴェノムモンスターで十代を追い詰めるも、十代の「マグマ・ネオス」の前に敗れる。その後に現れたユベルにリックの幻を見せられ、それに誘われるがままに闘場から転落。生死は不明。

リック：石橋美佳

コブラが偶然にも赤ん坊を戦場で見つけ、それに気を取られたおかげでコブラは爆撃から命を救われた。その赤ん坊をコブラは「リック」と名付け、息子として育てる。幼いリックの成長が自らのたった一つの生き甲斐であったが、コブラからプレゼントされたカードが突風に飛ばされ、それを追い道路に飛び出してしまい、トラックの交通事故によって幼くして命を落としてしまった。この後しばらくして、ある任務の際にユベルと接触したコブラは、自らを助ければリックを生き返らせると言う彼の誘惑に逆らえず、そそのかされたコブラは軍を除隊して、リックを生き返らせる事だけを生きる糧としていた。

ギース・ハント：成田剣

コブラが刺客として送り込んだ。精霊が見え、ヨハンの宝玉獣を狙っている。精霊を狩り、それを生きがいとしているという、残忍な性格を持ち合わせている。ヨハンに決闘を申し込んだが、決闘においてヨハンが優勢になった際、精霊を人質にして攻撃をさせないなど、極めて卑怯な手段を取る男である。決闘に敗れてしまい、今までギースから残酷な仕打ちを受けたと思われる精霊たちと共に、光の中へ消えるという、謎めいた最期を迎えた。

トム：金田晶代

ギースとデュエルをし、敗北後に大切な「ジェリービーンズマン」のカードを無理矢理奪われた少年。

エコー：永井幸子、幼少期の声：中尾友紀

潜水艦からアモンに指令を下す女性。幼少時はアモンの遊び相手としてガラム家に仕えていた。コブラについて様々な調査を行っている。潜水艦には多くの特殊部隊も同乗していた。

アモンを異世界の王とする為にレインボー・ドラゴンの石版を発掘しようとしていたペガサスの邪魔をしようとしたが、失敗に終わった。その後、理由は不明だが王家の墓跡へ行き、次元のゆがみに飲まれた。

[編集] 元デュエル・アカデミア生徒

丸藤亮（まるふじ りょう）：前田剛、幼少期の声：薛宏美

サイバー流デッキ、サイバー流裏デッキを使用。プロデュエリスト。デュエル・アカデミア学園卒業。

アカデミア時代はオベリスク・ブルー所属。丸藤翔の兄で教師を凌ぐ最強のデュエル技能と優れた人格者であったことから、学生間では「デュエル・アカデミアの帝王（カイザー）」と呼ばれていた。十代を倒すほどの実力者であり、学生最後の卒業記念模範デュエルでも最後まで十代に敗れることはなかった。吹雪とは親友関係にあり、吹雪失踪中は明日香と一緒に吹雪の行方を捜し、灯台で吹雪の情報を交換していた。

物語1年目のラストで卒業し、プロリーグに参戦するが、エド・フェニックスに敗れて以来、調子を落とし零落れてしまい、スポンサーからも見放されてしまう。「勝利」に飢えるあまり強行なものとなり、地下デュエルを通してプロに復帰して多々勝利をもぎ取るものの、本来の相手を尊重する戦いはどこにもなく、「ヘルカイザー亮」と呼ばれることになる。その変貌ぶりは、かつて亮を破ったエドさえも戸惑わせる勢いであった。そして幼少時に入門していた「サイバー流道場」で恩師にあたる鮫島を倒し、「サイバー流裏デッキ」（サイバーダークシリーズ）を持ち出す。ジェネックスでも圧倒的な力で次々と勝利を収めるがそれでも満たされず、ついには挑戦されたデュエルを放棄した。その後、デュエル・アカデミアの関係を絶ったかのように姿を消し、行方不明となるが、「レインボー・ドラゴン」を異世界へ送るためのデュエルの相手として再登場。ヨハン・アンデルセンと決闘、ヨハンを苦戦させた事で、その強さを再認識させた（エドにも、以前とは比較にならないと言わせるほど）。宝玉獣と「サイバー・エンド・ドラゴン」の激突で発生したエネルギーによる通信装置の故障によって中断・引き分けとなった。

理由は不明だが、ユベルを自分の最後のデュエルの相手に選ぼうとしている。その日の夜に、エドと共に異世界へ飛ばされた。

83話では勝利に飢えるあまり「サイバー・エスパー」の効果をかわすために、反則のセカンドディールまで行っている。

余談だが、彼が「キメラテック・オーバー・ドラゴン」を使用した際の攻撃台詞は独特の発音で使われており、ファンからは妙な人気がある。

前田隼人（まえだ はやと）：蓮岳大

オーストラリアデッキを使用。I2社社員。

アカデミア時代は、オシリス･レッド所属で、1年の留年を経験している。見た目がカード「デス・コアラ」にそっくりで、彼もそのカードを使用。 現在はペガサス率いるデュエルカードデザイン会社I2（インダストリアルイリュージョン）社社員。語尾に「～なんだな」と付け、のんびりした口調で喋る。翔と同じくアイドルカードをデッキに入れている（「治療の神　ディアン・ケト」等）。

放送1年目では十代・翔と同部屋だった。落ちこぼれの受け皿寮オシリスレッドに入れられた上、一浪というところから落第のレッテルを貼られ、引っ込み思案となり自堕落に過ごしていたが、十代らに触れ合うことで本来の自分を取り戻す。その後絵の才能を買われて自主退学、I2社に渡っていった（二戦二敗と一度も勝つことなく学園を去っていった。だが一戦目の相手は禁止カード並みの強さを持ったカードを使う父親で、二戦目の相手は実技担当最高責任者のクロノスであった）。85話で十代に自分がデザインしたカード「摩天楼2（スカイスクレイパーツー） −ヒーローシティ」を託す。

斎王琢磨（さいおう たくま）：子安武人、幼少期の声：遊佐麻友美

占い師にしてエドのマネージャー。大アルカナをモチーフにしたカードデッキを使用。占いの客から譲り受けた謎のカードの影響で光に目覚め、光の結社なる組織を興す。そして精霊の力を手に入れるべく十代を洗脳して配下に引き込もうとしたが失敗に終わったため、同様に精霊の見える万丈目をデュエルで破り、洗脳し人の心に巧みに付け入り、「運命」という言葉で翻弄する。

万丈目がオベリスクブルーを占拠した後、生徒の身分で光の結社の教祖として学園に乗り込む。多くの生徒を洗脳し、GX（ジェネックス）大会の裏で暗躍する。「GX（ジェネックス）」には参加しているが、オージーン王子と戦って以来、自主退場したのか決闘は行ってはいなかった。エドが「Bloo-D」を入手後、エドとレーザー衛星のコントロールキーを賭けた決闘を行い勝利。後に十代と対決しネオスの攻撃により敗北、そして光の意思も消滅する斉王も元に戻り、運命を見通す力も消滅した。実力は破滅の光の意思に支配されずともかなり強く、万丈目・剣山・オージーン・エドらを圧倒的な強さで蹴散らしている。3年目では病院で療養中である。

[編集] デュエル・アカデミア教師

クロノス・デ・メディチ：清水宏

暗黒の中世デッキを使用。オベリスク･ブルー男子寮長。実技担当最高責任者。

「～ナノーネ」「～デスーノ」が口癖。メディチ家の血を引くイタリア人。当初は気に入らない生徒を苛める悪人で、特に入学試験の実技を担当した十代に完敗したことを根に持ち、彼を陥れようとあらゆる卑怯な工作を図るような小悪党だったが、セブンスターズ編（カミューラ戦）以降から十代に感化されたのか、学園に通う全ての生徒を大切にし、心に響く発言もできる快い人物になった。隼人の自主退学の際や「生徒を導くことで教師もまた成長する」という意思をナポレオンに見せ付けるシーンなど、数々の名台詞・名シーンを残している。存続が決定した後もオシリスレッドを「ドロップアウト寮」と見下しているように見せているが、なんだかんだでオシリスレッドの生徒を大切にし見捨てたりはしない（勿論、その思いを十代達はお見通しである）。最近でも時折、腹黒い悪党的な面を見せる時もあるが、どちらかというと「いい先生（良い大人）」的な印象が強い。しかし異世界に飛ばされた際、レイの治療のために薬を取りに行こうとする十代たちに「外は危険だから」と反対し（結局ナポレオンが許可を出したが）、焦っているところを見て生徒達に呆れられるなど、今度は「ダメな先生」な一面を見せる、かと思えば、ナポレオンとマルタンの親子関係を真っ先に気付いたり、テニスコートへヨハン達を行かせる為に足止め役を買って出るなど、｢いい先生｣ぶりを再び発揮する。しかし大勢のゾンビと戦ううちにゾンビとなってしまう。

教師という立場上、他のメインキャラクターと比べてデュエル回数は少なめだが実技担当だけあってデュエル技能は高く、劇中ではカミューラ戦以降のデュエルで勝ち星を挙げ続け、再び黒星をつけた相手のペガサスにも引けを取らなかった。その一方でシュールな台詞やトイソルジャーの攻撃が股間に直撃するなど、何かとギャグが抜けないが本人の自覚は無い。ファラオを見てパニックに陥るあたりから、猫が大の苦手なようだ（デュエルしか眼中に無いはずのゾンビとなっても怖がっている）が、近づかなければ大丈夫らしい。その後、エコーと共に再び異世界へ飛ばされた。住宅ローンが26年残っている（本人談）らしい。

ナポレオン：龍田直樹

軍隊デッキを使用。2年目から登場したデュエル・アカデミア教頭。

「～デアール」が口癖。最低ランクであるオシリス･レッドを潰して、エリート教育を促進しようと、度々クロノスと対立を繰り広げる。その後レッド寮の存廃を賭けたクロノスとのデュエルに敗れはしたが、それでも自分の方針を変えようとはしなかった。光の結社編では斎王と一部意向が重なることから彼に間接的に協力姿勢を見せていたが、鮫島校長の「ジェネックス」開催中に、成り行きから行うことになったペガサス戦でクロノスとタッグを組んでからは、彼と一緒に行動することが多くなった。デュエルの腕前は自分ではあまり高くないといっているが、プロデュエリスト相手にメダルを大量に奪っていた。

光の結社事件が収拾した後は、クロノス同様に「いい教師」への道を歩きつつある。クロノスらゾンビ生徒に囲まれていた十代をテニスコートへ進ませるために足止めを買う（しかし、その後ゾンビとなってしまった）。妻がいたが離婚。加納マルタンはその時に引き取られた息子である。「ジョセフィーヌ」という女性と関係があるらしいが、素性・関係は不明。

鮫島校長（さめじまこうちょう）：岩崎征実

デュエル・アカデミア校長。サイバー流道場師範代。道場での通称はマスター鮫島。

かつてはその権力を使って隠滅工作を行ったりと、怪しい言動が多々あったが、それは理事長である影丸を恐れてのことで、本来は温厚で気のいい人物である。カイザー亮が昔所属していた「サイバー流道場」の師範でもあり、デュエリストとしての腕前もクロノスにも劣らずトップクラスである（しかしクロノス曰く「いつも肝心な時にいない」らしい）。隼人の自主退学の際に思い切り泣いていたあたり、涙もろいようである。

長期間学園を離れた後に校長として復帰。生徒達の向上心を高めるべく、世界中のデュエリストを対決させる「GX（ジェネックス）」を開催したが、斎王の介入のせいもあって本来意図した成果は芳しくなかった。その為に次なる活性化策として、他校より特待生や特別教師コブラを招いた。

大徳寺（だいとくじ）／アムナエル：山口勝平

錬金術デッキを使用。錬金術担当教諭担当。かつてはオシリスレッド寮長を勤めていた。

いつも飄々としており、語尾に「～にゃ」と付けて喋る。いつでも愛猫ファラオを連れている。人懐っこい性格だが強引でもあり、あれこれ理由を付けては生徒達に嫌いな食べ物を押し付けたりしていた。闇のデュエルに詳しい。正体はセブンスターズの1人・アムナエル。その肉体は不治の病で過去に失われており、現在の体は錬金術で造った人造人間である。天上院吹雪の失踪にも関係していた。

2年目では、十代に「精霊(万丈目ホワイトサンダーに捨てられた「おジャマ」三兄弟)が騒がしくて眠れない。」と嘆いていた。3年目では、デュエルアカデミアが異世界に飛ばされてから度々登場している。

セブンスターズ編で本性を現し、十代と激しい戦いの末に死亡するが、錬金の観念を持つ「融合」をメイン戦術としたE・HEROデッキを使いこなす十代に後継者の可能性を見出し、死の間際に錬金の秘伝書「エメラルド・タブレット」を託す。しかし魂が成仏寸前でファラオに飲み込まれてしまい、以後はファラオの腹の中で過ごしている。

鮎川恵美（あゆかわ えみ）：根谷美智子

オベリスク･ブルー女子寮寮長。保健・体育科担当。

困ったことに教師でありながら吹雪のファンクラブの一員である。デュエルの知識はある程度持っており、コブラの発案したデス・デュエルの危険性に激しく抗論している。3年目から一気に出番が増えたが、ゾンビと化した生徒によって、ゾンビの親方となってしまう（その時の表情・セリフからはかなりの恐怖を感じさせるものであった）。回復効果をダメージに変換させるバーンデッキを使用。デュエルの過程を「薬」や「予防接種」などに例える。オベリスクブルーのゾンビ生徒に勝利したり、対決した十代を圧倒するなど、以外にも実力は高い。　しかしその後は、校舎を徘徊している以外の描写が無く、ゾンビとなった万丈目、翔、クロノス、ナポレオンが十代らを足止めしているときにも出てきていない。

樺山教授（かばやまきょうじゅ）：長島雄一

カレーデッキを使用。ラー･イエロー寮長。

ラー･イエロー寮長を勤める中年男性。寮長であるのにも関わらず影が薄く、生徒にすら存在を忘れられてしまっている。普段は温厚な性格だが、マルタンに与えられた覆面(紙袋)をすると性格が変わり「カレー仮面」と名乗るようになる。「カレー仮面」の状態の時は語尾に「～デュエルー」と付けて喋る。

性格は非常に寂しがり屋で、極めて影が薄いことが悩みで「カレーゾンビ」となるが、正体を晒した時も彼の存在そのものが知られていなかったせいで、翔や剣山たちはまったく驚かず、トメさんやナポレオンにも覚えてくれていない。カレー作りの腕前は見事なようで、剣山との対決後は皆に手製のカレーを振る舞い、好評を得る。

佐藤浩二（さとう こうじ）：宮本充

「スカブ・スカーナイト」（瘡蓋を意味する騎士）を主軸としたデッキを使うデュエルアカデミア講師。それまでの人生で決闘をする理由は家族の為であった。十代に対し和やかな口調と表情ながらも激しい憎悪を持っており、十代を含む生徒達の勉強への怠慢と、学園中のデュエルに対する怠惰な姿勢に失望して、教師を辞める破目になってしまう。元プロで、家族への仕送りのためにランクの低い相手と戦い続け、タイトル戦では体調を崩して倒れていた（この回想シーンではＤＤの姿があった）。十代に憎悪を持つ理由は、彼のせいで自身の授業が崩壊（学級崩壊）してしまった為である（当の十代は一応悪気は無く、彼一人で学園自体を崩壊させておらず、全ての元凶になった程ではない。逆恨みにも近い遺恨である）。孤立する中「スカーナイト」だけが自分を認め、彼自身も「スカーナイト」を愛していた。十代に敗れた後、衰弱しきった体で「いつか君にも心の闇がわかる」という言葉を残し、自ら奈落の底に堕ちていった。

[編集] デュエル・アカデミアその他

ファラオ：石橋美佳

大徳寺先生に飼われていた愛猫。かなり太っている。大徳寺亡き後もレッド寮を住みかとして学園内を徘徊する。大徳寺が死亡した際、彼の魂を飲み込んでしまったため現在は一心同体状態になっている。

トメさん：長浜満里子

学園購買部所属。デュエルのことは全くといって言うくらい知らないが、いつも十代達に優しく接している。主に総菜パン「ドローパン」をワゴンに山積みにして売っているが、うち1つには黄金の目玉焼きが入っていることから、カードのドロー（引き）勘を磨きたい学生の間で大人気である。中年であるにも関わらずブラック・マジシャン・ガールのコスプレをした。ブラック・マジシャン・ガールのコスプレは彼女の十八番。当然というか、このコスプレは視聴者から不評であった。

セイコ：釘宮由稀

学園購買部所属。トメさんと共に購買部で働く若い女性。アニメでの出番はほとんど無いが、何故かゲームでは出番が多い。

デュエルディスク：スラージ・ガジリア

立体映像でデュエルを演出する盤上の機械。一般生徒が持つものは、たまに音声を発してプレイヤーをサポートする。さまざまな形状のものが存在する。

[編集] ゲストキャラクター

[編集] アカデミア関連

高寺（たかでら）：平野貴裕

オベリスク・ブルー所属。高寺オカルトブラザーズの会長。「人造人間－サイコ･ショッカー」を召喚しようとしていた。サイコ･ショッカーの恐ろしさに逃げ出そうとするが付け狙われてしまい、十代らに助けを求めるも捕まってしまう。サイコ・ショッカーが破壊された時は憑依され、デュエルを行なう破目になってしまった。

向田（むこうだ）：大坪瞳

オベリスク・ブルー所属。高寺オカルトブラザーズの会員。

「人造人間－サイコ･ショッカー」の召喚のための生贄として、一番最初に連れ去られる。

井坂（いさか）：下崎紘史

オベリスク・ブルー所属。高寺オカルトブラザーズの会員。

「人造人間－サイコ･ショッカー」の召喚のための生贄として連れ去られてしまう。

綾小路ミツル（あやのこうじ みつる）：うえだゆうじ

オベリスク・ブルー所属。テニス部の部長でもあり、使うカードもテニスに関係したものばかりである。

自惚れかつナルシストな性格。どちらが明日香のフィアンセになるかという理由で十代とデュエル(十代は「フィアンセ」の意味を知らなかった)。亮に匹敵する実力を持つらしいが、どうもそうは見えない。

小原洋一（おはら よういち）：樋口智恵子

ラー・イエロー所属。「キングゴブリン」を主力としたゴブリンデッキを使う。小柄な外見だが、かなりの実力を持つ。しかし、気が弱いため度々プレッシャーに負け連敗する。大原とは気が合う親友。

「闇の巨人決闘者」として報復活動を行い、闇夜でのアンティルールで自分たちを馬鹿にしていた奴らのレアカードを片っ端から奪い続けた。巨人決闘者の正体は大原で、小原が影でデュエルの指示をしていた。

大原進（おおはら すすむ）：かねこはりい

ラー・イエロー所属。大柄ななりだが、そんなに気は強くなく温厚。小原とは気が合う親友で十代に負けた際、彼をかばったりしている。小原とは違いデュエリストではなくゲームデザイナー志望だそうだ。

「闇の巨人決闘者」として小原とともに復讐したが、彼はあくまで小原の指示通りにプレイしていただけだった。小原の意志を認め、あえて巨人決闘者を演じていた。

大山平（たいざん たいら）：土田大

オベリスク・ブルー所属。ドローパンにこだわっていた為か、「ドロー」と名のつくカードばかりのデッキを使う。かつて、いつもここぞというところに引きが悪く連敗していた為、野性の中でドローの修行をしていた。十代とデュエルするも後一歩というところで勝利のことを考えてしまい、引きに失敗し敗北。後に復学する。90話で茂木とともにクロノスの秘密兵器(1号)として再登場し、プロランク10位かつ数学博士のマティマティカを倒す。復学したはずであったが、なぜか再び野性化していた。

神楽坂（かぐらざか）：日野聡

ラー・イエロー所属。相手のコピーが得意で、トップデュエリスト達のテクニックを研究し尽くしている。展示されることになった武藤遊戯（アテム）のデッキを盗み、盗んだデッキで十代とデュエルすることに。この時、神楽坂は破壊されたクリボーに対し、遊戯のように「ありがとう」呼びかけていた(この時、クリボーは少し引きずっていた)。十代とデュエル後、十代と亮に決闘者として自分に足りない物を教えられた。しかし、今度は十代に化けてデッキもそのまま十代にするなど、あまり学習になっていなかった。

茂木もけ夫（もぎ もけお）：渡辺慶

オベリスク・ブルー所属。もけもけデッキを使う。のんびりとした風貌のマスコットモンスター「もけもけ」を使い、彼もデュエル中はのんびりとしている。かつては優秀なデュエリストだったが、もけもけデッキを使うようになった彼の影響でやる気をなくしていった生徒が激増したため、隔離された空間（島の中央にある鶏小屋の地下？）にある寮に住んでいる（ちなみに、その寮は南の島をイメージしたような豪華な造りになっている）。彼に接するときは防護服をしないといけないらしい。翔や明日香、三沢も彼の影響を受けたが、何故か十代は彼の影響を受けなかった。

90話で大山とともにクロノスの秘密兵器(2号)として再登場しプロランク9位のサンブレ・ゲレロを倒した（というより相手が途中でやる気をなくし、デュエルを放棄した）。

五階堂宝山（ごかいどう ほうざん）：石橋美佳

オベリスク・ブルー所属。戦士デッキ(というより遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズの「ストラクチャーデッキ－戦士の伝説－」とほとんど同じ)を使う。レッドになった万丈目が再びブルーに上がる試験で戦った。かつてブルーにいた万丈目を尊敬していたが、昔と違っておジャマを使っている万丈目やおジャマらを見下し、徹底的に馬鹿にする。しかし、最終的におジャマにトドメを刺され敗北。

胡蝶蘭（こちょう らん）：松井菜桜子

オベリスク・ブルー所属。昆虫デッキを使い、亮の大ファンである。高飛車な性格で、亮の弟である翔を「（十代の）腰巾着」と見下す。翔がラーイエローになるための試験で戦った。翔に勝ったらプロリーグに紹介するという条件でデュエルした。オベリスクブルーの中でも指折りの実力者らしい。

原田（はらだ）：藤原祐規

オベリスクブルー所属の異世界に飛ばされた生徒。空腹に耐えられずにマルタンの思うがまま精霊と融合させられた。無表情の仮面の精霊と融合させられてヨハンと対決。モンスターを召喚せずに手札や墓地のカードを発動しヨハンを追い詰めようとするが敗北。無事に救われた。

寺岡（てらおか）：横田紘一

オベリスクブルー所属の異世界に飛ばされた生徒。空腹に耐えられずにマルタンの思うがまま精霊と融合させられた。怒りの仮面の精霊と融合させられてジムと対決。怒りのアンカーナイトを主にしたデッキを使用していてジムを怒涛の攻撃で追い詰めるが、化石騎士の効果を知らなかった為、結果的に敗北。無事に救われた。

山中（やまなか）：中村太亮

　ラーイエロー所属の異世界に飛ばされた生徒。空腹に耐えられずにマルタンの思うがまま精霊と融合させられた。笑いの仮面の精霊と融合させられてオブライエンと対決。人を小馬鹿にしたように「笑っちゃう」「笑える～！」などと笑う。最後は嘘泣きしてオブライエンを倒そうとするも、囮と気付いていたオブライエンに止めを刺され、「笑えね～！」と言い残し敗北。無事に救われた。

[編集] セブンスターズ関連

タイタン：若本規夫

「デーモン」デッキを使用。クロノスに雇われ十代とデュエルした（なお、依頼料金は依頼者の給料三ヶ月分）。「闇のデュエリスト」を名乗り、偽の千年パズルを使って「闇のゲーム」と称したイカサマをしていたが、十代とのデュエルで闇に取り込まれてしまい、セブンスターズの一人として真の闇のデュエリストとなった。しかし、その後も明日香に敗れて闇に飲み込まれていくという、２度とも無残な敗北を遂げた。

カミューラ：入絵加奈子

セブンスターズの一人。吸血鬼一族の末裔。アンデットデッキをつかう。外見は美しい女性だが、高笑いすると吸血鬼らしい不気味な笑顔を見せる。卑劣極まりない性格で、亮との闘いでは「幻魔の扉」に飲みこまれるコストを翔の魂で代用するなど、卑怯な手段を取っていた。特殊なカードを使い亮とクロノスをドールにするが十代に敗北。その代償として「幻魔の扉」に飲み込まれ人体ごと消失するという恐怖的なラスト（壮絶な最期）を迎える。

タニヤ：小宮和枝

セブンスターズの一人、だが闇のデュエルは行わない。アマゾネスデッキを扱う決闘者。デュエルの目的が婿探しにも見える節がある。自分のデュエルに相応しいステージを用意する為、アカデミアの生徒を多数徴収し（その中にはクロノスもいた）スタジアムを造らせた（その際クロノス以外にはちゃんとバイト代を払っていた）。あの堅物の三沢をときめかせ、三沢のあだ名として「三沢っち」と呼び、デュエルで敗北させる。三沢からは「タニヤっち」と呼ばれている。カミューラと違いタニヤは正々堂々としたデュエルを繰り広げた。「デュエルに諦めは許されない、そして情けも許されない」とデュエルに関してはやや厳格である。敗北が確定してもサレンダー（降参）することなく最後の最後まで十代と拳と拳の勝負をした。「いいデュエルをありがとう」と言い残し、本来の白い虎の姿で帰っていった。

アビドス3世：宮野真守

セブンスターズの一人。「スピリッツ・オブ・ファラオ」を主力としたデッキを使う。古代エジプトで無敗を誇った「デュエルの王」と呼ばれた少年王。亡霊として現代に復活し十代とデュエル。実は、無敗だったといっても部下たちは王を倒すわけにはいかないため手を抜いていたという誤解された無敗伝説だった。敗北後十代に「100年先で待っている」と言い残し昇天した。

影丸（かげまる）：麦人、若い時：神奈延年

学園の理事長。100歳を超える高齢で、通常は生命維持装置のようなタンクの中に呼吸器を付けて浮かんでいる（十代は「金魚鉢」と言っていた）。実はセブンスターズの首魁であり、学園に封印されていた三幻魔のカードの封印を解き、幻魔の能力で世界中のデュエルモンスターズの精霊を吸収、自らの不老不死化に利用しようと企んだ。三幻魔復活には若いデュエリストの気力が集中する場が必要として学園を設立した旨を暴露している。三幻魔を召喚して若返った際に、それまでに自分が使用していたタンクを豪快に放り投げるという見事な怪力振りを披露しているが、これが三幻魔によって得た力なのか、それとも自身が若かりし頃の素の身体能力なのかは不明である。三幻魔を次々と召喚して十代と激しい戦いを繰り広げたが、大徳寺が遺したカードの力を得た十代が起死回生の策で辛くも勝利を収める。敗北後、十代に抱きつかれたことをきっかけにぎっくり腰となった。

[編集] 光の結社関連

銀流星（ぎん りゅうせい）：進藤一宏

ホワイト寮の生徒。京都府出身。 元シューティングゲーム世界チャンピオン。彼の部屋にもシューティングゲームがあり、万丈目と明日香に腕前を披露していた。コナミ製作の巨大戦艦グラディウスデッキを使う。語尾に「～ズラ」を付けて話す。

斎王に取り入ってプロになろうというセコイことを考えていて、自分のカードゲーム世界制覇の足がかりにするため、オシリス・レッド存続をかけて十代と戦うが敗れる。十代には負けたが彼の心意気を理解して和解。しかし、斎王が強制的に洗脳して気狂いになってしまった。その後は登場していないが、斎王の心が救済された後、彼の影響下にあった者は皆正気に戻っていることから、正常に戻っていると思われる。

プリンセス･ローズ：笠原弘子

お姫様な風貌をしたカエルデッキ使いの少女。本物の「姫君」なのか否かは不明だが、登場した斎王配下の刺客では唯一、光の結社の制服を着ていない。斎王の命で修学旅行の行き先を決めるため十代とデュエルした。

童話「カエルの王子」の物語に自分を重ねている。彼女には「デスガエル」が自分を守るイケメンの王子様に見えるらしく、彼女は彼らを「精霊」だと言い張っていたが、実際には彼女の妄想でしかなかった。カエルデッキで十代を圧倒するが、十代の策に敗れた。しかし、デュエル終了後は彼女の王子様への想いが通じたのか、十代には彼女の傍らにカエルの王子様の姿をした精霊が見えた。

斎王美寿知（さいおう みずち）：櫻井智

斎王琢磨の実妹。巫女の風貌をしている。兄と同じように占い師の能力を持ち、常に瞑想のような行動をしている。「無限の降魔鏡」などといった鏡をモチーフにしたカードを使う。配下の氷丸、雷丸、岩丸、炎丸の4人に4帝と呼ばれる強力なカードを与え、修学旅行で童実野町を訪れていた翔と剣山を襲って誘拐。用済みの4人を始末した後、翔らを人質に、鏡から出した自分の分身とタッグを組み、十代・エドのチームにバーチャル空間でタッグデュエルを挑んだ。

兄と同等の非情な仇役のような振る舞いをするが、その実態は暴走する兄を救えるだけの実力を持つ人物を探す為であった。激戦の末、自分を破った十代たちと和解し、兄を救うよう十代たちに頼み、自らをコンピュータプログラムに変換し消えていった。兄を見守るため勝敗に関わらず、端からこうするつもりだったようだ。

後に104話で再登場。レーザー衛星「ソーラ」の前に苦戦するネオスと剣山を助けた（自らをデジタル化したのは衛星回線を通しソーラに潜入するためだった）。琢磨が正気に戻った際、再び消えてしまったが海馬コーポレーションのヘリで十代らの元にやってきて、自分の肉体が健在であったことを知らせる。兄と再会を果たした。3年目では兄と同様に療養中である。

氷丸（こおりまる）：木内秀信

美寿知が力を与えた4人の平凡なデュエリストの一人。4帝のひとつ「氷帝メビウス」を与えられた。雷丸とともに翔と剣山の2人とデュエルした。雷丸とのチームワークはそれほどよくない。それどころか雷丸の攻撃を横取りしたり、翔と剣山だけでなく雷丸まで巻き込んで勝利するなど、かなり自分勝手な青年である。

雷丸とともに美寿知から帝モンスターのほかに「陰陽鏡」という反則的なカードも与えられた（そしてそのカードを使いデュエルを終わらせた）。翔と剣山を捕まえた後は勝利したものの、あまりの使えなさに美寿知に始末される。この後、十代らに翔と剣山、他の3人と共に救出された。

雷丸（いかずちまる）：大山鎬則

美寿知が力を与えた4人の平凡なデュエリストの一人。4帝のひとつ「雷帝ザボルグ」を与えられた。氷丸とともに翔と剣山の2人とデュエルした。氷丸とのチームワークはそれほどよくない（と言うよりも、氷丸が雷丸の妨害をしていただけで、雷丸自身は普通にプレイしていた）。

氷丸とともに美寿知から帝モンスターのほかに「陰陽鏡」という反則的なカードも与えられたが、ライフコストを払うことができなかった為、手札コストにして使わなかった。もっとも彼は、その反則的な効果と相棒の氷丸まで傷つけてしまうことに抵抗を感じていたようなので、ライフコストが足りていても使う気はなかったようだ。この辺りを考えると、彼にはデュエリストとしてのプライドがあるようである。翔と剣山を捕まえた後、あまりの使えなさに氷丸同様、美寿知に始末された。この後、十代らに翔と剣山、他の3人と共に救出される。

岩丸（いわまる）：桜井敏治

美寿知が力を与えた4人の平凡なデュエリストの一人。4帝のひとつ「地帝グランマーグ」を与えられた。氷丸と雷丸のコンビと違って炎丸とは仲が良いようだ。デュエル・アカデミアに入学したかったが一次試験で落ちてしまった（氷丸と雷丸はどうだったかは不明）。その後、美寿知に力を与えられ勝てるようになった。

氷丸と雷丸の使えなさに美寿知から戦力外通告をされ始末されるところを逃走。十代を倒して挽回しようとするも顔を知らなかったため十代と仲良くなってしまう。十代の正体を知った後デュエルとなるがこの際、炎丸は捕まり、彼の力も美寿知から与えられる。4帝すべてを操り、「デミウルゴス EMA」を召喚し十代を追い詰めるも敗北。その後は十代とも和解し、改心する。しかし直後、美寿知に捕まってしまった。この後、十代たちに翔と剣山、他の3人と共に無事救出された。

炎丸（ほのおまる）：石川正明

美寿知が力を与えた4人の平凡なデュエリストの一人。4帝のひとつ「炎帝テスタロス」を与えられた。氷丸と雷丸のコンビと違って岩丸とは仲が良いようだ。デュエル・アカデミアに入学したかったが一次試験で落ちてしまった（氷丸と雷丸はどうだったかは不明）。

氷丸と雷丸の使えなさに美寿知から戦力外通告をされ始末されるところを逃走。十代を倒して挽回しようとするも顔を知らなかったため十代と仲良くなってしまう。十代の正体を知った後、岩丸がデュエルするがこの際に消されてしまう。「炎帝テスタロス」は岩丸に使用されたものの「デミウルゴス EMA」召喚のコストだった。この後、十代らに翔と剣山、他の3人と共に救出された。

神田次男：窪田亮

洗脳された万丈目が間違えて光の結社の入れた生徒。クイズデッキを使うホワイト寮の生徒で、どこか電車男を思わせる。2人称は「おたく」。十代をクイズで苦しめた。明日香に思いを寄せる青年で、インターネットの掲示板に恋の悩みを投稿していた。十代に敗北したために明日香に見限られた。敗北後、十代を「兄貴」と呼ぶ様になるが、それ以降から出番がない。

[編集] 異世界関連

ユベル：鶴ひろみ、江川央生

プロフェッサー・コブラが復活させようとしていた正体不明の存在。十代の事を「愛しい人」と呼び、十代に異様なまでの執着を持っている（「愛しい人」と呼んでいる割には、「十代を苦しめろ。」などと言っている）。また、「信じた者たちが敵になっていく苦しみを十代に教えられた」と言っている。十代が精霊を見ることが出来るようになったのは、どうやらこの存在が大きく関係しているらしい。ストーリーの進行により、一人称が「私」から「ボク」になった。性別は現在不明。女性のような声・低い男性のような声・子供のような声の三つを使い分ける。

当初は名称不明で、風貌は左腕のみの存在だったが、コブラと出会ってからは、コブラの心の闇を見抜き、故・リック(コブラの息子)をこの世に蘇らせる事を交換条件に完全なる復活を目指していたため、アニメに初登場した時は触手のついた単眼のみという非常に不快かつ不気味な姿をしていた。人間の中にある心の闇を見抜く事に長けており、アモンの心の中の闇をも見透かしていた。

デュエルアカデミアを異世界に飛ばした後、知的な割に大きな心の闇を持つマルタンの肉体及び精神を支配する。異世界では自分の仲間を増やすために学園の生徒をデュエルゾンビへと変貌させている。左腕をデュエルディスクに変形させ、そこからモンスターを召喚することができる。

彼の本当の狙いは、封印された三幻魔の復活であった。その目的を果たす為に仮面の三騎士によってヨハンたちを引きつけ、三幻魔へ続く洞窟を作り出し、アモンとのデュエルの中で完全に三幻魔を手中に収めた。その後、十代を自分のものにするため、学園外にある「砂上の楼閣」に十代を呼び出し、ついに決着を付けることに。十代を追い詰めるもヨハンが乱入、三幻魔の融合体「混沌幻魔 アーミタイル」を呼び出すも、レインボードラゴンの力によって相殺され、アーミタイル共々消滅した。

十代とヨハンを相手にしたデュエルの中で遂にその姿を現し、かつて十代が持っていたカードの精霊である事が判明し、幼少時の十代のフェイバリットカードであった（攻守不明、レベル１０の闇属性モンスターである事以外不明である）。その姿はマジンガーZのあしゅら男爵とよく似ている。

岩の精霊 タイタン：松本忍

ユベルに支配されたマルタンによって召喚された精霊。サソリデッキを使用していたが、ヨハンに敗れる。二体目に召喚されたタイタンは潜水艦にいた十代らに、今度は八手サソリやデビル・スコーピオン、サンド・ドゥードゥルバグを仕向けたが潜水艦に潰され無残に敗れた。

蛇足として、本作において「タイタン」とは２つのキャラクターを指すため、こちらは「岩の精霊タイタン」と呼ばれて区別される。

仮面の三騎士

詳細はゲストキャラクターの原田（無表情の仮面）・寺岡（怒りの仮面）・山中（笑いの仮面）を参照。

[編集] プロ・デュエリスト

エックス：大塚芳忠

斎王が十代に差し向けた刺客デュエリストで、十代が初めて戦ったプロデュエリスト。「甘ーい！」が口癖。デッキ破壊デッキを使い、ライフを0にして勝利するのではなく、デッキ切れによって勝利する戦術を取る。プロとしてのランクはエドより上だが、戦術が戦術な為に嫌われている。本人は十代と戦うまでは初めて戦った相手には負けたことがなく、彼と戦った相手はデュエリストとしての誇りやデュエルへの情熱を失くし、二度とそのデッキを手にしなくなるという。不気味な雰囲気を出しており、相手のデッキとの信頼などを破壊することに喜びを感じているサディスト。十代のデッキを大幅に削り追い詰めたが、グローモスの特殊能力で逆にデッキを破壊され敗北する。彼の性格や言動にも原因があるのであろうが、この世界では余程の事情がない限り、デッキを破壊して勝利することは強い嫌悪感を抱かせる行為のようである。

オージーン：菅沼久義、幼少期の声：ふくざわるみね

一国の王子。その身分でありながらもデュエルモンスターズの大ファンであり、プロデュエリスト試験に合格している。1ターン毎に攻撃力を上げる「サテライトキャノン」を使う。劇中においてもレーザー衛星「ソーラ」を持っており、各国から非難されている。斎王とのデュエルで1ターンキルを狙うも返り討ちにあい、斎王の忠実な部下になってしまう。いずれ王になると言う責任感から、幼少の頃より自分の不満を押し殺し、苦悩を隠し続けていた。秘書であるリンドは彼の内面を知っている一番の理解者であり、オージーン自身を好いている。斎王に命令により十代から衛星のキーを奪取すべくデュエルを行うが敗北。斎王に見捨てられてしまう。しかし、彼の傍にはリンドがいるのだった。その後、リンドとともに十代たちと斎王のところに向かうも、斎王に操られてしまいレーザー衛星「ソーラ」を作動させてしまった。

カブキッド：落合弘治

プロデュエリスト。見た目も喋り方も歌舞伎役者そのもので、「重装武者－ベン・ケイ」等の和風モンスターや、日本文化（特に歌舞伎）に由来するカードを使用する。「観戦者を楽しませてこそプロのデュエリスト」という持論を持っていたが、十代とのデュエルにてカブキッド自身がデュエルを楽しんでいない事を指摘される。結局、十代には負けてしまうも、最後のターンはデュエルを楽しんだ。ちなみにクロノスとナポレオンは彼のファンである。

ゲルゴ：松山鷹志

プロデュエリスト。マシュマロンを使うこと以外、デッキの内容は不明。エドによれば「ランクは高くないが堅実な手を打つ」らしい。しかし、マシュマロンを攻撃に使用するという、プロとは思えない暴挙をしでかしていた。ジェネックスにおいて、それなりの戦績を出していたようだが、万丈目（ホワイトサンダー状態）にあっけなくやられてしまった。ごつい顔に太い眉毛という特徴的な外見をしており、名前・容姿がゴルゴ13に酷似していた。

マティマティカ：太田真一郎

ランク10位のプロデュエリスト。数学博士らしい。「デュエルは数学だ」ということからどんなデッキを使うのか期待されたが、「デス・カリュキレーター」を使っていた辺りは良かったが、基本的な戦法は「グラヴィティ・バインド－超重力の網－」で攻撃を封じ、プレイヤーを直接攻撃できるモンスターで攻めるという、ただの行動ロック系のデッキである。再登場した大山の引きの前に敗れる。

サンブレ・ゲレロ：岩間健児

ランク9位のプロデュエリスト。ロックンローラーのような外見をしている。2人称は「アミーゴ」。「ゴブリン舞踏隊」というモンスターを使っていた(能力不明)。再登場したもけ夫とデュエルするも途中でやる気を失くし、デュエルを放棄した。翔曰く「もう、まともにデュエルはできない」とのこと。

ソムリエ・パーカー：内田直哉

ランク8位のプロデュエリスト。ソムリエらしく、使うカードも酒に関係したものが多い（何故かソリッドヴィジョンであるはずの「酒豪神バッカス」の攻撃に対し、ジュンコとももえは「お酒臭い」と苦言を漏らしていた）。ジュンコとももえの2人を相手にデュエルし追い詰めていったが、明日香がそのデュエルを引き継ぎ勝利。最後に「完敗に乾杯」という駄洒落を残して敗北した。

DD：井上和彦

10年もの間、プロデュエル界の頂点に君臨し続けたチャンピオン。通称「DESTINY OF DUELIST（DDはその略称であると思われる）」。エドの後見人を勤める。かつて英雄になりたくてプロデュエリストを目指すも挫折（過去にはプロデュエリスト時代の佐藤と対戦したことがある）。行き詰っていた時、幼い頃のエドに出会い、エドの父がI2社のデザイナーであり、極秘のカードを作っていると知る。そして、その究極のDのカードを狙い、強奪しようとしたが、カードに宿っていた「破滅の光」の力に飲み込まれ、凶暴な人格を生成してしまい、その結果エドの父を殺害してしまう。その事件後、何も知らないままのエドを引き取った。しかし、それは決して罪滅ぼしのためではなく、エドを通して警察の捜査状況を知る為であった。ドクターコレクターとのデュエルにて、完全な形で凶暴な人格に支配され、敗北したコレクターを殺してしまう。その後エドを自分の船に呼び、真実を明かした後にデュエルする。究極のD「D-HERO Bloo-D」でエドを追い詰めるが、父の思いを受け継いだエドに敗北。敗北後はBloo‐Dに宿っていた「破滅の光」の力の抜け殻が爆破し船は炎上。最後まで力に取りこまれたまま炎に飲まれていった。

ドクターコレクター：鶴岡聡

終身刑の決闘者（プロリーグに参加していたところを見ると、逮捕され服役してもプロリーグには加盟しているらしい）。IQ200の頭脳を持ち、あらゆるカード犯罪に精通している。獄中からFBIにも協力しているらしい。魔法使い族モンスターを使ったコンボで攻める。「マジシャンズ・ヴァルキリア」や「黒魔導師クラン」といった、美少女系のモンスターを駆使する。一見DDを追い詰めたかのように見えたが、悪鬼と化したDDの「D‐HERO Bloo‐D」によって完敗した挙句に殺されてしまった。DD曰く「死因はショック死か焼死」とのこと。その後はBloo-Dに魂を吸収されてしまった。

[編集] その他

ゴリ介（ごりすけ）：岩間健児

翔の回想シーンで登場したイジメっ子。「鉄の騎士 ギア・フリード」や「六芒星の呪縛」などのカードを使う。

前田熊蔵：郷里大輔

前田隼人の父親。息子を連れ戻すためにデュエル・アカデミアにやって来た。薩摩時限流の一撃必殺の奥義を応用したデュエルをするらしいが、実際は反則すれすれのリセットカード「ちゃぶ台返し」を使うものである。デュエルで圧倒的に勝ったものの、隼人の意思を認めたらしく、連れ戻さず故郷に帰っていった。

万丈目長作（まんじょうめ ちょうさく）：平野貴裕

万丈目兄弟の長男。海馬の出した条件の元で学園を買収しようとしたが、末弟・準と買収を賭けたデュエルで戦って破れ、失敗に終わった。その後は準の成長を認め、デュエル・アカデミアから手を引いた。

ちなみに組まれたデッキは、金にモノを言わせパラレルレアのカードのみで構成されるという、とんでもないものだった。しかしデュエルの腕はハンデがあったとはいえ、はっきり言えば素人とはいえないレベルである。「竜魔人 キングドラグーン」を筆頭にドラゴン族モンスターがメインのデッキを使用。キングドラグーンを除いて召喚したドラゴン族モンスターは「サファイアドラゴン」や「ダイヤモンドドラゴン」等、名前に宝石名が入っているもののみという、これまた金持ちであることをさりげなくアピールしていた。幻魔によって自分の大切なパラレルレアカードの魂を吸収されたときには非常にあせっていた。

万丈目正司（まんじょうめ しょうじ）：冨田真

万丈目兄弟の次男。長男である兄・長作と同じく、弟の準と買収を賭けたデュエルを行うが、敗北によって失敗に終わる。

SAL：木内秀信

とある研究所で鍛えられたデュエル猿・「スーパー・アニマル・ラーニング」。略して（アルファベットの頭文字を合せて）「SAL」。デッキは「アクロバットモンキー」や「怒れる類人猿」などを使った猿デッキを使う。十代に助けられ、野生に戻った後は廃棄した機械を集めており、デュエル・アカデミアへ戻ろうとする際に遭難した十代を助けた。

国崎康介：中村大樹

かつては決闘者だったが、大会の決勝戦で最後の相手との決闘で敗北してしまい、挫折し決闘者を休業。そしてジャーナリストとしてスパイ行動に手を染める。十代と三沢の戦いを見て、また再起してみる事を誓い、学園を去って行った。

アナシス：西松和彦

世界の海を駆け回る神出鬼没の大商人。水属性デッキ（というか「ストラクチャーデッキ－海竜神の怒り－」とほぼ同じ）を使う。語尾に「だっちゅーの」を付けて喋る。海底に真のデュエル・アカデミアを作る野望があり、学園のシンボルとして三幻魔のカードと十代を欲しがっていた。

「ここぞというときの駆け引きがデュエルを左右する」という持論だがその実態は「相手のライフ1000ポイントを1000万円で売ってくれ」と頼むことであった。十代は一瞬迷っていたが、結局却下していた。

ボーイ(光雄)：勝杏里、幼少期の声：吉田麻子

運を味方につけるギャンブルデッキを使う決闘者。「セカンドチャンス」を使いコイントスを2回行えるようにし、ギャンブルデッキの勝率を上げたが明日香に敗れる。明日香曰く「何度もチャンスを貰い、ようやく目を出す似非ギャンブラー」であるのが敗因らしい。

幼年時代、明日香と同級生で同級生の生徒からゲームに敗北した罰として敗北者から大事な物を奪い取るといった行為を行っていた。その行為に反感を抱いた明日香とデュエルし敗退するが、そのとき逆上し明日香のスカーフを取ってしまう。その後に転校してしまい、スカーフは返せないまま姿を消すが、数年後対決して返却を遠まわししながら「大好き」だったと告白する。明日香は困惑していたようだが、それ以降一度も登場していないため進展は不明。

モンキー猿山（もんきーさるやま）：家中宏

プロモーター。エドに負けて零落れた亮を地下デュエルにスカウトし、ヘルカイザーとしてプロに復帰させた。しかし、83話で決別される。

マッドドッグ犬飼（まっどどっぐいぬかい）：川原慶久

地下デュエル20連勝中の豪腕デュエリスト。名前の割にはスライムデッキを使う。地下でモンキー猿山に誘われてやってきた亮とデュエルした。「酸のラスト・マシン・ウィルス」で亮のデッキに壊滅的打撃を与え追い詰めたが、勝利に飢えた亮は「キメラテック・オーバー・ドラゴン」を召喚。15000あったライフを一瞬で削られ逆転された。

エドの父：岩間健児→永野広一

元I2(インダストリアル・イリュージョン)社のデザイナー。本名は不明。10年前、「破滅の光」の誘惑に勝てず究極のD「D-HERO Bloo-D」を生み出し、そのカードに宿っていた「破滅の光」の力に取り込まれたDDに殺害される。その後は「Bloo-D」に魂を取り込まれていた。そして10年後、「Bloo-D」を倒すことを躊躇するエドを説得し攻撃させた。「Bloo-Dの破滅の光の力は抜けており、斎王に取り付いている」ことを告げ、最後は「Bloo-D」と共に消え去った。

アリス：西原久美子

人形デッキを使う美少女。ティラノ剣山もベタぼれするほど可憐な少女の正体は、カードを破り捨てられた人形の怨念。人形のパーツカードを投入することで際限なくパワーアップしていく不死身のモンスター「ドール・キメラ」を駆使する。虜にした剣山の心を賭けて十代と戦うが、十代のポジティブさのおかげでその感情は浄化され、人形として再びケースに保管される。

彼女が登場する回の予告では、三沢が自室で「絶望の国のアリス」というカードについて調べているシーンがあったが、本編ではカットされている。

リンド：並木のり子

オージーン王子の秘書。彼が幼い時からメイドとして仕えており、彼のよき理解者である。明日香とのデュエルで明日香を正気に戻したことから、十代を見込んで鍵のことを教え、彼を斎王から救うように頼んだ。

フランツ：林伊織

神のカード「ラーの翼神竜」のコピーカードを盗み手に入れたI2社のカード製作者。自分で作った「神縛りの塚」というカードを使って「ラーの翼神竜」を操った。ペガサスから「カードを強く設定しすぎている」と注意を受け、彼のプライドは深く傷ついた。後の彼は神のカードに飲まれ、自分が神だと豪語するようになる。

橘一角：中多和宏

ノース校在籍のデュエリスト。ワンターンキルのデッキを使う。デッキは夢を乗せて作ったのだが、一度も肝心な所でドローに恵まれずに連敗と苦悩を抱えており、死神が宿ったカードと契約を交わしドローの力を得た。十代に勝つことはできなかったが、デッキが一角の思いに答え、死神との契約無しでワンターンキルコンボを発動させる事ができた。

ツバイン＝シュタイン：青野武

デュエル大統一理論を完成させた人物。オマージュとなったキャラクターは、実在する偉人で相対性理論を考案したアルベルト・アインシュタイン（ドイツ語ではアイン＝1、ツバイン＝2の意）。「相対性フィールド」を初めとする物理関連のカードを使う。斎王の刺客だったが、岩の上や崖から転落してしまうなど、間抜けな一面が見られた。その後、三沢を後継者に見出す。デュエルアカデミアが異世界に飛ばされてからインダストリアル・イリュージョン社と協力して異世界と現実世界をつなぐ狭間を発見。膨大なデュエルエナジーを使えば二つの世界をつなげることが可能と知って、異世界にいるヨハンたちに通信を試みた。

[編集] デュエルの精霊

人造人間－サイコ･ショッカー（じんぞうにんげん さいこしょっかー）：鶴岡聡

高寺たちを利用して復活しようとしたが、十代に決闘で敗れ消滅する。決闘では、「怨念のキラードール」と「エクトプラズマー」のコンボを展開した。デュエルの精霊らしいが、人間３人の生け贄を捧げることで実体化できる点は他の精霊とは異なる。結局最期までその存在について詳しく語られなかった。必殺技は「電脳（サイバー）エナジーショック」

カイバーマン：津田健次郎

精霊界の長のような存在。デュエル・アカデミア内にある温泉から精霊界に迷い込んだ十代とデュエルで勝負する。海馬本人同様、無茶苦茶と言えるほど強引であるが、十代にデュエルとは何かを教えた。彼のデッキは海馬瀬人のデッキそのもの。

首領・ザルーグ（どん ざるーぐ）：楠大典

セブンスターズの一人。黒蠍盗掘団の首領。部下を持ち、盗みのテクはルパンと同等で七精門のキーを盗んでのけるなど腕がいいが、数年前から手下をアカデミアに潜入させたものの、鍵の盗み方がかなり雑で現場に証拠となる痕跡を大量に残してしまっているうえ七精門の開け方も理解していなかった。そのため万丈目から「手間隙をかけた割には仕事が雑」明日香からは「意外と間が抜けている」とコメントされている。どんなことを突っ込まれてもメンバー一同で「それが、黒蠍盗掘団！」と返事をするのがお約束。最初は「マグレ警部」という警察を装っていた（この元ネタは名探偵コナンの目暮警部と思われる）。

必殺技は「ダブル・リボルバー」。自分自身のカードを使用する際には「ここはせっかくなのでバトルの場には我々自身が参上しよう」と、自らフィールドに出て闘った。カードの効果で破壊されることになった部下を罠カードで手札に戻すなど部下思いである。

敗北後、万丈目の部屋に居座り彼のカードとなったようである。

ゴーグ：松本忍

ザルーグの手下で黒蠍盗掘団の一人。キャッチコピーは「黒蠍一の力持ち」。正式な名前は「黒蠍－強力のゴーグ」である。アカデミアに潜入しレッド寮の管理人になりすましていた。必殺技は「強力ハンマー」。

クリフ：林伊織

ザルーグの手下で黒蠍盗掘団の一人。キャッチコピーは「どんなトラップでも朝飯前」。正式な名前は「黒蠍－罠はずしのクリフ」である。アカデミアに潜入し守衛になりすましていた。必殺技は「トラップ・ナイフ」。

ミーネ：江馬ゆかり

ザルーグの手下で黒蠍盗掘団の一人。キャッチコピーは「黒蠍団の紅一点」。正式な名前は「黒蠍－棘のミーネ」である。アカデミアに潜入しオベリスクブルー女子寮の女医になりすましていた。罠カードの効果で2体しかモンスターが出せなくなったザルーグに対し「ここはあたしを！」とフィールドに飛び込んだ。必殺技は「棘の鞭」。

チック：中村太亮

ザルーグの手下で黒蠍盗掘団の一人。キャッチコピーは「お宝頂きゃあとはとんずら」。正式な名前は「黒蠍－逃げ足のチック」である。アカデミアに潜入しオシリス・レッドの生徒になりすましていた。翔によるとよく部屋を間違えるらしい。必殺技は「電木槌」。

BMG（ブラック・マジシャン・ガール）：中尾友紀

学園祭のコスプレデュエルイベントで登場した。使用するカードはやはり「ブラック・マジシャン・ガール」「マジシャンズ・ヴァルキリア」。

死神（しにがみ）：松本忍

ノース校に伝わる死神のカードの精霊。橘に命と引き換えにドローの力を与えたが、自分のデッキを信じてドローすることを選んだ彼に捨てられた。ちなみに、宿っていた死神のカードはただの通常モンスター、それも攻撃力0であった。

[編集] 前作からの登場人物

武藤遊戯（むとう ゆうぎ）：風間俊介

前作の主人公にして、本作では伝説のデュエルキング。第1話で入学試験に向かっていた十代と出会い、「ハネクリボー」のカードを託す。顔と視線を伏せられており、背後や胸部だけの登場で顔出しはなかったが、成長したせいか闇遊戯（アテム）のような雰囲気で登場した。現在は旅に出ているらしく、十代達が修学旅行で童実野町を訪れた時は会うことができなかった。

武藤双六（むとう すごろく）：宮澤正

武藤遊戯の祖父。前作において、童実野町で起こった出来事を纏めたパンフレットを執筆していた。修学旅行で童実野町を訪れた十代に、孫・遊戯と同じオーラを感じていた。十代達に童実野町の案内をしたものの、案内中に誘拐されてしまう。コンピュータプログラムと化してしまった斎王美寿知を助けるよう、海馬瀬人に呼びかけることを十代達に約束した。

海馬瀬人（かいば せと）：津田健次郎

海馬コーポレーション社長にして、デュエル・アカデミアのオーナー。大きい態度と突飛した発言は前作と変わらず。万丈目の兄による学園買収のもちかけや、アカデミアの修学旅行などの際に、間接的に登場している。斎王は海馬が自分の障害になることを危惧していたが、それ以降から進展はなかった。カードデザイン募集のCMの際にも、やたらと高圧的で、最後には高笑いと、実業家とは思えない態度をとる言動が多い。

ペガサス・J・クロフォード：高杉’Jay’二郎

「デュエルモンスターズ」のゲームデザイナーにして、現在当ゲームのカードデザイン会社I2（インダストリアル・イリュージョン）社社長。前作の登場人物の中では最も登場回数が多い。隼人のカードデザイナーの素質を見い出してスカウトした他、ジェネックス開催中には神のカード「ラーの翼神竜」のコピーカード盗難事件などで、度々デュエル・アカデミアを訪れている。さらには十代たちがアカデミア校舎ごと精霊の世界に飛ばされた際に元の世界で鮫島校長と合流している。そして彼もまた、十代に宿るオーラに遊戯を照らし合わせていた。相変わらずトゥーンキャラをこよなく愛し、トゥーンデッキを使用。十代と出会う前の大会のパーティにて、武藤遊戯（アテム）・海馬瀬人・城之内克也・エド・フェニックス・ヨハン・アンデルセンを自らの5本の指に入る実力者と評価している。漫画では死亡しているが、アニメでは治療されたお蔭で回復している為、健在である。

迷宮兄弟：迷＝竹本英史、宮＝西村仁

学園に来た刺客であり、十代と翔の対戦相手である。デッキは強化されており、「ゲート・ガーディアン」が墓地に埋葬されたことで特殊召喚されるモンスター「闇の守護者」を使用していた。しかし、ゲート・ガーディアンおよび、元となる三魔神のテキストがOCGのものと同一のものとなり、大幅な弱体化がなされてしまった為、以前よりも（実質的には）遥かに弱体化している。