アカマタ
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?アカマタ | ||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Dinodon semicarinatum (Cope, 1860) |
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和名 | ||||||||||||||||||
アカマタ | ||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||
Ryukyu odd-tooth snake |
アカマタ (Dinodon semicarinatum ) は、爬虫類 有鱗目 ヘビ亜目 ヘビ(ナミヘビ)科 マダラヘビ属に分類されるヘビの一種。日本特産種で、南西諸島のうち、奄美諸島および沖縄諸島に生息する。有毒。
[編集] 特長
全長は1-1.5mで、大型の個体は2mに達する。 体色は黒と赤の横縞模様。 名前の由来は沖縄の方言で「マダラヘビ」の意味。奄美地方ではマッタブと呼ばれる。
[編集] 生態
平地から低山地の森林、草原、水辺に住む。地上でも樹上でも生活する。夜行性。 沖縄ではもっとも普通に見られるヘビで、沖縄の各地にアカマタが美男子に化けて女性をだますという伝説がある。(あかまたー参照)
食性は幅広く、脊椎動物全般におよぶ。主にネズミ、小鳥、トカゲ、カエル、他のヘビ、魚などを食べるが、孵化したばかりのウミガメの子供や、時には毒蛇のハブをも襲う。 毒は持たないが、非常に気が荒く、よく噛みつく。
アカマタに近縁な種として、八重山諸島にサキシママダラ、中国東部から朝鮮半島、対馬にかけてアカマダラ、また日本の本土にシロマダラが生息するが、これらは皆、50-80cmの小型のヘビで、マダラヘビの仲間ではアカマタだけが大型種である。また、他のマダラヘビはほとんど爬虫類食性であるが、アカマタは脊椎動物なら何でも食べる(但し、爬虫類を好む傾向ではある)。これは、ホンハブと同じく、生息地にアオダイショウなどの大型ナメラ属のヘビが生息しないために、その代替として獲物の種類が増え、大型化したものと思われる。
[編集] 関連項目
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