イシターの復活
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ジャンル | アクションゲーム |
対応機種 | アーケード[AC] プレイステーション[PS] MSX2[MSX2] パソコン[PC] |
開発元 | ゲームスタジオ |
発売元 | ナムコ(現・バンダイナムコゲームス) |
人数 | 1~2人 |
メディア | [PS]CD-ROM1枚 [MSX2]ROM [PC]CD-ROM1枚 |
発売日 | [AC]1986年7月8日 [PS]1996年10月28日 [MSX2] [PC]2001年12月7日 |
エンジン | SYSTEM86 |
『イシターの復活』(いしたーのふっかつ)は1986年7月、ナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から発表されたアーケードゲーム。The Return of ISHTAR(ザ・リターンオブ・イシター、ROI)とも呼ぶ。
目次 |
[編集] 概要
『ドルアーガの塔』の続編として発表されたゲームで、バビロニアンキャッスルサーガの1作として位置付けられている。アーケードとしては初めてのパスワードによるコンティニュー機能をつけた、ロールプレイングゲームでもある。ゲームオーバー時には次回プレイに使える「パスワード」が表示され、敵を倒して強くなるというRPG的要素を持つ。頂上から塔の入り口までの全128フロアを行き来して最終的には塔からの脱出を目指すゲーム。ゲームデザイナー、ドット絵師は遠藤雅伸。
[編集] オープニングストーリー
ドルアーガを倒し、カイを救出したギル(ギルガメス)。しかしドルアーガが倒されたことで塔は廃墟と化し、これまでの部屋はめちゃくちゃとなり出口は閉ざされ、塔の魔物はより凶悪化してしまった。ブルークリスタルロッドを持ったカイとギルは、魔物を倒し、塔からの脱出に挑戦する。
[編集] 遊び方
[編集] ゲームの始め方
1クレジット投入後に3つのゲームモードから1つを選択し、ゲームを開始させる。ギルは通常レバー以外使用しないが、名前やパスワードを入力する時だけカイ側のボタンを使用する事になる。いずれの場合も開始フロアの(金具の色が)赤いドアからゲームが始まる(ドアの金具の色はIdentify Doorの呪文で識別可能)。
- NEW GAME
- ゲームを新規に始める場合に選択するモード。
- ギル、カイの名前(3文字)と性別を決めると、TOP OF THE TOWERからゲームが開始される。
- LAST GAME CONTINUE
- 前回のプレイでゲームオーバーになった時点の続きをプレイをする時に選択するモード。
- パスワード等を入力せずにゲームを開始できるが、ゲームオーバーになったフロアから開始される為、状況によっては即死する可能性もある。さらに初心者が知らずにこのモードを選択すると突然何が始まったか理解できずに1クレジット失う事がある。
- PASSWORD GAME CONTINUE
- NEW GAME時に決めた名前、性別の入力後に、ゲームオーバー時に表示されるパスワードを入力し、最後に開始したいフロアを選択してルームパスワードを入力するとそのフロアから開始できるモード。通常一番良く使うモード。
- カイ、ギルのパスワードを間違えると経験値が初期状態になってしまい、ルームパスワードを間違えると一番出口に近いフロアからのスタートとなる。
[編集] 操作
操作は二つのレバーと二つのボタンで行う。左レバーでメインとなるカイを動かし、右レバーはギルを動かす。また左レバー(カイ)側に二つのボタンがあり、「呪文(スペル)選択ボタン」を押すと画面下に呪文アイコンが出るので左レバーを使って呪文を選択、「呪文使用ボタン」で選択した呪文を使うことができる。呪文選択中はカイを動かすことはできないが敵はお構いなしに動き回るので、呪文選択中にやられてしまうこともある。右レバー(ギル)側にはボタンがなく、ギルは敵が近づくと自動的に剣を出して攻撃する。 一人で操作するか、二人プレイでカイとギルを分担するかはプレイヤーの自由であり、どちらのプレイスタイルも存在する。
メインはカイで彼女を中心に画面が動くため、ギルが画面外にはみ出すことが多い。そんなときは呪文(Call GIL)を使って、ギルを呼び出すことができる(瞬時に出現する)。
[編集] ゲームオーバー
カイは体力が全くないに等しく、バリアを張っていない状態で敵に接触するとゲームオーバーとなる。一方ギルの場合は体力(プレイ中、右下に表示)が0になるとゲームオーバー。中には触れた途端にゲームオーバーになる敵もいる。どちらかがゲームオーバーになるとその場でゲームオーバー画面となり、カイとギルのパスワードが表示される。
[編集] 成長
敵を倒していくと経験値を得ることができる。モンスターを倒すと、二人同時に経験値を得ることができる。また、ギルで敵を倒した場合、一部の敵を除いて幾分か体力が回復する(リカバーポイント)。ギルの成長はカイの4分の1である。カイには敵を倒したことでのMPの回復はない。このためもあり、一度のプレイでのクリアは不可能とされる(最速で2コインクリアが可能)。最大HP&MPの増加や新呪文の取得など、成長結果が反映されるのは実際にはコンティニュー後である。
成長した場合はコンティニュー後、カイの使用できる呪文の種類や呪文の使用回数が増加する。ギルの場合は体力の最大値が増加するが999が限界となっている。ルームパスワードが利用できるカイのMPの最大値は61440である。
カイが使える呪文は、その消費MPがカイの現在MPの半分以下のもののみである。例えば消費MPが1000の呪文を使用するには、MPが2000以上なければならない。したがって、取得したばかりの強力な呪文を1回使ったばかりにいきなりMPがなくなってしまうということはないが、最後の1ポイントはどう頑張っても使い切れない。成長による新呪文の取得はアイテム取得などのイベントではなく、このルールにしたがって自動的に使用できるようになる。なお、NEW GAME から始めた場合は、MPは7である。
[編集] 成長の法則
‐カイの場合‐
1.敵を倒すと、マジックポイントが増えるかどうか上限チェックを行う。チェックの式を下記に示す。
(カイのマジックポイント最大値÷4)+(ギルの最大ヒットポイント)…(a)
(a)で得た数値がモンスターごとに設定されている経験値上限値を上回った場合は、そのモンスターの経験値は入らない。同じ数値の場合は入る。
2.獲得できた場合は、獲得した経験値を256で割った数の整数値(小数点以下切り捨て)の分だけゲームオーバーとなった時に表示されるパスワードでマジックポイントが増加する。
‐ギルの場合‐
1.カイの場合と同様の上限チェックを行う。
2.獲得できた場合は、獲得した経験値を1024で割った数値の整数値(小数点以下切捨て)の分だけゲームオーバーとなった時に表示されるパスワードでヒットポイントが増加する。
プレイステーション版では、経験値が1024未満のモンスターであるといくら倒してもヒットポイントを増やすことができない。
(例)マジックポイントが7のカイ、最大ヒットポイントが15のギルが、LARGE HALLにおいてビッグバーンの宝箱でグリーンバンパイヤ(経験値120)を1匹、ブラックバンパイヤ(経験値286)を2匹倒した直後にゲームオーバーとなった。
手に入れた経験値は120+286*2=692である。692を256で割ると2.703125で、カイのマジックポイントは2ポイント上昇、ギルのヒットポイントは1024で割っても整数値が1に満たないため上昇しない。
結局ゲームオーバー時に表示されるパスワードは、カイのマジックポイントが9、ギルの最大ヒットポイントは15である。
[編集] 扉と鍵
最終目的は塔を脱出することである。この塔の各フロアには様々なトラップが存在する。1フロアを脱出するには扉に入らなければならないが、それには扉と同じ色をした鍵が必要となる(扉と鍵は各8種類)。
[編集] 制限時間
前作と同じくフロアごとに制限時間が設けられており、各フロアスタート時の残り時間は「120」で2分相当である(2つの部屋を行ったり来たりしているとそれよりも少なくなる)が、ある呪文を使用しないと残り時間が画面に表示されない。残り時間が30になるとアラームが鳴り、音楽のテンポが速くなる。0になると、ウィスプ類が出てくる。ウィスプに触れると Metamorphose を使っていても即ゲームオーバーとなるので注意。また、同じ部屋に戻ってくると、タイムカウントは10増える。
[編集] ルームパスワード
画面上にはフロア名が書かれている。これとフロアごとの3文字のパスワード(フロアに入ったときに表示される)が、パスワードコンティニュー時に必要となる。
[編集] 宝
一部のフロアには宝箱やアイテムがあり、能力をアップしたりダウンしたりする効果がある。中には取得後即時に効果が発動するものも存在する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] その他(ネタバレを含みます)
頂上から塔の入り口までの全128フロアを行き来するが、全てのフロアをクリアする必要は無く、一番最後のフロアはメッセージのみである。
ごく一部の呪文は、その絶大な効力と引き換えにカイやギルの経験値を減少させる。
フロアを進んでいくと、色は同じでも開かない扉や偽物の鍵が見られたりする(その場合は取っても意味がないので注意)。また、扉がない、または最初から開いている、さらには別のルートや方法で脱出する、などといった仕掛けも見られる。
その他、オブジェとして雰囲気作りのために置かれていてゲーム進行には全く意味を持たないものもある。
[編集] 登場キャラクター
このゲームに登場するキャラクターは前作にも登場しているものがあるので、内容を一部省略する。前作の登場キャラを参考にされたし。
[編集] 味方キャラクター
- カイ
- 主人公。『カイの冒険』の主人公でもある。ブルークリスタルロッドを持ち、さまざまな呪文を駆使する。ドルアーガを倒したことで疲弊しているギルを援護する。
- ギル
- 主人公。前作『ドルアーガの塔』の主人公でもある。ナイト族など体力のある敵を中心に戦うことになる。
- イシター
- 女神であり、FORGOTTEN ROOM と最後の手前のフロア(ENTRANT HALL)で現れる。二人を見守る存在。見守ってくれるが、助けてくれるわけではない。
[編集] 敵キャラクター
- 以下はカイとギルの脱出を遮るものとして登場する。表のrecoverはギルでモンスターを倒したときにギルが回復するヒットポイントの値。
[編集] バンパイヤ族
- 塔の上層部に現れるモンスター。ぶらりぶらりとカイに接近する。これらは呪文を使わない。ファイヤーボールで倒すことができる。
名前 | HP | recover | 経験値 | 経験値上限値 |
---|---|---|---|---|
ライトバイオレットバンパイヤ | 2 | 0 | 45 | 54 |
オレンジバンパイヤ | 4 | 0 | 45 | 54 |
グリーンバンパイヤ | 10 | 0 | 120 | 79 |
ブラックバンパイヤ | 20 | 0 | 286 | 136 |
[編集] スライム族
- 前作でも登場したスライム。やや大きくなり、跳ねながら動く。また呪文を唱えてくるものもいるので注意。スリープで動きを止めることが可能だが、呪文を唱えるのをやめさせることはできない。
名前 | HP | recover | 経験値 | 経験値上限値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
グリーンスライム | 6 | 1 | 15 | 50 | |
ブラックスライム | 10 | 2 | 60 | 76 | |
レッドスライム | 34 | 3 | 195 | 166 | *1 |
ブルースライム | 56 | 4 | 286 | 248 | *2 |
イエロースライム | 106 | 5 | 361 | 510 | *3 |
ピンクスライム | 136 | 6 | 436 | 636 | *4 |
ダークイエロースライム | 168 | 7 | 512 | 824 | *5 |
ダークグリーンスライム | 208 | 8 | 587 | 1010 | *6 |
*1 前作とは違い呪文を唱えない。
*2 体力を減らす呪文を使う。
*3 次第に体力が減る呪文を唱える。
*4 防御力を無効にする呪文を唱える(1回当たるごとに防御力-1)。
*5 ギルの移動速度を遅くする呪文を唱える。
*6 コンティニューしたときにギルの体力の最大値が50減る呪文を唱える。
[編集] バット族
- いわゆるコウモリ。やや素早いのでカイがすぐにやられる原因の一つとなる。
名前 | HP | recover | 経験値 | 経験値上限値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ライトバイオレットバット | 4 | 0 | 51 | 95 | |
オレンジバット | 10 | 1 | 65 | 382 | |
ブルーバット | 26 | 5 | 1041 | 850 | *1 |
ブラックバット | 72 | 20 | 1774 | 1760 |
*1 エンディングで(HAMBRABI)「ハンブラビ」の名前が見られる。ハンブラビとは『機動戦士Zガンダム』に出てくるティターンズの可変モビルスーツに似ていることによる。
[編集] スネーク族
- 簡単に言えばヘビ。モンスターの中では素早さがもっとも遅いが、タイムストップの呪文が効かない。
名前 | HP | recover | 経験値 | 経験値上限値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
グリーンスネーク | 8 | 0 | 374 | 136 | |
ブルースネーク | 26 | 6 | 925 | 450 | |
オレンジスネーク | 72 | 19 | 1437 | 850 | |
ブラックスネーク | 136 | 32 | 2048 | 1510 | *1 |
*1 エンディングで(Otapyon)「オタピョン」と表記している。これはエニックス(現スクウェア・エニックス)のファミコンソフト、『ドアドア』に出てくる敵キャラの一種に似ていることから。実際のオタピョンは緑である。
[編集] ウーズ族
- “OOZE”と表記しているが「ウーズ」と読む。スライムを凝縮した(または乾燥した)モンスターのように見える。スリープで動きを止めることができる。壁の陰に隠れていることがあり、ディテクトモンスターを使うことで姿が見えるようになる。
名前 | HP | recover | 経験値 | 経験値上限値 |
---|---|---|---|---|
グリーンウーズ | 18 | 2 | 209 | 222 |
ブラックウーズ | 96 | 15 | 674 | 658 |
レッドウーズ | 296 | 47 | 1210 | 1246 |
ブルーウーズ | 462 | 75 | 1280 | 1686 |
イエローウーズ | 560 | 92 | 1652 | 2030 |
ピンクウーズ | 666 | 110 | 1762 | 2450 |
ダークイエローウーズ | 842 | 139 | 2234 | 3006 |
ダークグリーンウーズ | 1039 | 171 | 2048 | 3660 |
[編集] マジシャン族
- 全モンスター中でこの族だけ、ギルを狙ってくるいやらしい敵。ワープしながら呪文を打つことは前作と同じ。ちなみにカイは敵の呪文には当たらない(当たってもダメージがない)。また「ハイパー」と冠するマジシャンは壁を貫通する呪文を唱えてくるので注意。親戚筋のゴーストは成仏したのか本作では登場しない。
名前 | HP | recover | 経験値 | 経験値上限値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
メイジ | 5 | 0 | 873 | 上限なし | *1 |
ソーサラー | 5 | 0 | 1445 | 上限なし | *2 |
ドルイド | 5 | 0 | 1882 | 上限なし | *3 |
ウィザード | 5 | 0 | 2017 | 上限なし | *4 |
ハイパーメイジ | 5 | 0 | 3177 | 上限なし | *5 |
ハイパーソーサラー | 5 | 0 | 3945 | 上限なし | *6 |
ハイパードルイド | 5 | 0 | 4487 | 上限なし | *7 |
ハイパーウィザード | 5 | 0 | 5017 | 上限なし | *8 |
*1 ギルの体力を10減らす呪文を唱える。
*2 徐々に体力を減らす呪文を唱える。前作は緑の服装だったが、灰色になっている。
*3 防御力を無効にする呪文を唱える(1回当たるごとに防御力-1)。前作は灰色の服装だったが、緑になっている。ドルイドとソーサラーの服装の色が変わっているのは、制作者の設定ミスである。
*4 ギルの動きを遅くする呪文を唱える。
*5 ギルの体力の最大値がコンティニューしたときに50減る呪文を唱える。
*6 ソーサラーとドルイドの呪文を兼ねた呪文を唱える。
*7 防御力を無効にし(1回当たるごとに防御力-3)、防御力を上げられない呪文を唱えてくる。
*8 ギルの体力を250減らす呪文を唱えてくる。
[編集] ローパー族
- 前作にも登場した化け物。普段はそのままの位置に立っているが、こちら側から近づくと、いきなり触手が出てきて襲ってくる。「スーパー」と冠するローパーはいきなりカイのほうに襲いかかってくる上に非常に速く、ほとんどの呪文が効かないので注意。
名前 | HP | recover | 経験値 | 経験値上限値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
グリーンローパー | 52 | 0 | 630 | 630 | |
レッドローパー | 134 | 0 | 1161 | 1161 | |
ブルーローパー | 254 | 0 | 1595 | 1595 | *1 |
イエローローパー | 414 | 0 | 2048 | 2048 | *2 |
ピンク(AC)ローパー | 568 | 0 | 2382 | 2382 | *3 |
グリーンスーパーローパー | 780 | 0 | 2816 | 2816 | |
レッドスーパーローパー | 926 | 0 | 3052 | 3052 | |
ブルースーパーローパー | 1086 | 0 | 3308 | 3308 |
*1 体は黄色く、触手が青い。
*2 体は青く、触手が黄色い。
*3 体は白く、触手が桃色。エンドロールでは "AC Roper" と表記している。これはパステルカラーとホワイトの配色がアンドレ・クレージュ(fr:Andre Courreges)のデザインのようだということから。ホンダのスクーター「タクト」のクレージュ仕様が直接の由来であるとする説もある。
[編集] ナイト族
- 種類が最も多い種族。特に同じ種族でも色違いの敵は非常に紛らわしいゆえ、色が違うだけで呪文が効かないというのも多く見られる。また、一部を除いて経験値を稼ぐには絶好のカモでもある。
[編集] ブルーナイト
- 前作では一番弱いナイト。本作でもしっかりと踏襲している。
名前 | HP | recover | 経験値 | 経験値上限値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ブルーナイト | 13 | 1 | 1097 | 136 | |
ブルーキャプテン | 50 | 4 | 2596 | 436 | *1 |
*1 ブルーナイトの目が緑になっている。
[編集] ブラックナイト
- ブルーナイトよりも力のあるナイト。序盤の時、なめてかかるとやられる。
名前 | HP | recover | 経験値 | 経験値上限値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ブラックナイト | 22 | 2 | 1536 | 236 | |
ブルーアイ | 82 | 8 | 3291 | 642 | *1 |
ブラックキャプテン | 142 | 16 | 4169 | 902 | *2 |
*1 ブラックナイトの赤い部分が青になっているナイト。
*2 ブラックナイトの赤い部分が黄色いナイト。
[編集] ミラーナイト
- 他のナイトと比べて足が速いナイト。本作は最初からギルが素早い(前作はジェットブーツを取得するまではギルの動きが遅い)ので、前作のような足の遅いミラーナイトはいない。
名前 | HP | recover | 経験値 | 経験値上限値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ミラーナイト | 59 | 7 | 2742 | 490 | |
ゴールデンミラー | 175 | 18 | 3840 | 824 | *1 |
*1 鎧が金色のミラーナイト。
[編集] ハイパーナイト
- 前作では「ハイパワーナイト」と表記していたものもあった。
名前 | HP | recover | 経験値 | 経験値上限値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ハイパーナイト | 306 | 34 | 5668 | 1278 | |
スチールハイパー | 556 | 63 | 6985 | 1774 | *1 |
シルバーハイパー | 856 | 98 | 8009 | 上限なし | *2 |
ゴールデンハイパー | 1300 | 149 | 8996 | 上限なし | *3 |
*1 兜、鎧の色で緑が赤、服の色が灰色になっている。
*2 兜、鎧の色で緑が青になっている。
*3 全身が金色のハイパーナイト。
[編集] リザードマン
- このゲームで唯一の左利きのナイト。ギルでこの種族を倒しても、体力が回復しない敵。
名前 | HP | recover | 経験値 | 経験値上限値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
リザードマン | 402 | 0 | 5741 | 1408 | |
ピンクソード | 482 | 0 | 6473 | 1738 | *1 |
ブラックリザード | 602 | 0 | 8228 | 上限なし | *2 |
ブラウンリザード | 762 | 0 | 8996 | 上限なし | *3 |
*1 剣が緑からピンクになっているリザードマン。
*2 剣が青く、肌が黒いリザードマン。
*3 肌が茶色いリザードマン。
[編集] レッドナイト
- 見たままのナイト。中盤以降にちらほら見かける。強い。
名前 | HP | recover | 経験値 | 経験値上限値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
レッドナイト | 590 | 68 | 6802 | 1836 | |
ブルーシールド | 906 | 104 | 8301 | 上限なし | *1 |
アキンドナイト | 2490 | 255 | 11008 | 上限なし | *2 |
*1 盾が青いナイト。
*2 レッドナイトの色違いだが、非常に強く、回復なしで倒すのは非常に難しく、ほぼすべての呪文が効かない。登場するのはROOM 127(最後の手前のフロア)で、その数は8体である。
アキンドナイトという名前の由来は、このゲームのプログラマーである内藤智の別名、「商人内藤(あきんどないとう)」から来ていると言われている。
[編集] ウィスプ族
- 前作にも登場し、今回もタイムが0になるとうじゃうじゃと出てくる(ただし、最初から出てくるフロアもある)。しかもどちらかが触れるだけで即ゲームオーバーとなる。前作は触れてもあるアイテムがあれば問題ないが、本作はそういったことがないので注意。いずれも倒すことはできるが強い呪文でないと倒せない。動き出すまでは当たり判定が発生しない。Metamorphoseは、ルームに最初から存在するウィスプは有効だが、時間切れで出現したウィスプに対しては無効である。
名前 | HP | recover | 経験値 | 経験値上限値 |
---|---|---|---|---|
レッドウィルオーウィスプ | ? | ? | 0 | ? |
ブルーウィルオーウィスプ | ? | ? | 0 | ? |
[編集] アーチン族
- 1種だけだが、ウィスプ族と同じくギルやカイに当たるとあっという間にやられてしまう(ただし、Metamorphose をかけている場合はこの限りではない)。
緑色のウニ。近づくと3秒弱じっとした後にカイを目がけて真っすぐ襲ってくる。 移動は極めて速く、非常に厄介なモンスターである。対処方法としてはアーチンがいるところに近づかないのが一番である。カイを追いかけてくることを利用して壁に引っかけるか、Panicを使って混乱させているところを一気に逃げるか、Unseen Servantをかけるのも有効。 そうでなければ、Death SpellやBig Burnを使って倒すしかない。
名前 | HP | recover | 経験値 | 経験値上限値 |
---|---|---|---|---|
ランドアーチン | ? | ? | 16 | ? |
[編集] 呪文
カイは敵に触れると即ゲームオーバーとなる。そうならないために、呪文を駆使していくことが大事である。最初は初歩的な呪文しかなく、すぐにMPがなくなるので困るが、ゲームオーバーとコンティニューをしていくことでカイは成長し、強い呪文が使えるようになっていく。呪文は6種類に分類される。
[編集] ATTACK
- 攻撃系の呪文。全部で13種ある。画面上を飛んでいく呪文とFire Elementは画面上に4発まで連射可能。
- Fire Ball (消費MP:0)
- 最初から使え、MPも消費しない最も基本的な攻撃呪文。1発当てるごとに、効果があるモンスターのバイタリティを1減らす。
- 有効:バンパイヤ・スライム全種
- 最初から使え、MPも消費しない最も基本的な攻撃呪文。1発当てるごとに、効果があるモンスターのバイタリティを1減らす。
- Flying Disk (消費MP:2)
- 最初から使える。攻撃力はFire Ballの10倍だが、MPを消費する。
- 有効:バンパイヤ・スライム・バット全種
- 最初から使える。攻撃力はFire Ballの10倍だが、MPを消費する。
- Lightning Bolt (消費MP:4)
- 飛行速度が速く攻撃力はFire Ballの23倍。ブルーナイトも一撃で倒すことができる。
- 有効:バンパイヤ・スライム・バット全種・ブルーナイト
- 飛行速度が速く攻撃力はFire Ballの23倍。ブルーナイトも一撃で倒すことができる。
- Fire Element (消費MP:8)
- ボタンを押している間は飛行し、ボタンを離すと炎を作る。炎は画面上に4つまで作成可能。攻撃力はFire Ballの50倍。スネーク族を倒すのに便利。
- 有効:バンパイヤ・スライム・バット・スネーク全種、ブルーナイト
- ボタンを押している間は飛行し、ボタンを離すと炎を作る。炎は画面上に4つまで作成可能。攻撃力はFire Ballの50倍。スネーク族を倒すのに便利。
- Press (消費MP:16)
- 画面上にいる効果がある敵すべてを一撃で潰して倒す。ダーク系のスライムは倒せないが、使用すると一瞬だけ動きを止めることができる。
- 有効:バンパイヤ・バット・スネーク全種、ダークイエロー・ダークグリーン以外のスライム、メイジ、ブルーナイト
- 画面上にいる効果がある敵すべてを一撃で潰して倒す。ダーク系のスライムは倒せないが、使用すると一瞬だけ動きを止めることができる。
- Spark (消費MP:32)
- 攻撃力はFire Ballの150倍。
- 有効:バンパイヤ・スライム・バット・スネーク・ウーズ・ブルーナイト全種、ブラックナイト、ミラーナイト、グリーンローパー
- 攻撃力はFire Ballの150倍。
- Ice Breath (消費MP:64)
- 敵を貫通する。敵から離れて撃った方がより高い攻撃力が期待できる。
- 有効:バンパイヤ・スライム・バット・スネーク・ウーズ・ブルーナイト・ブラックナイト全種、ミラーナイト、グリーンローパー
- 敵を貫通する。敵から離れて撃った方がより高い攻撃力が期待できる。
- Heat Body (消費MP:128)
- ギルの体を熱くし、ギルが体当たりして敵を攻撃する呪文。効果があるモンスターを一瞬で倒すことができる。効果の持続時間は約4.5秒。使用するとギルの体力が20減るだけでなく、コンティニューしたときに体力の最大値が20減ってしまうため注意が必要。さらに、ギルの現在のHPが50以上ないとHeat Bodyが発動しない。ENTRANT HALLでは使用できないが、使うとMPはしっかり減る。
- 有効:アキンドナイト、ウィスプ全種、ランドアーチン以外の全て
- ギルの体を熱くし、ギルが体当たりして敵を攻撃する呪文。効果があるモンスターを一瞬で倒すことができる。効果の持続時間は約4.5秒。使用するとギルの体力が20減るだけでなく、コンティニューしたときに体力の最大値が20減ってしまうため注意が必要。さらに、ギルの現在のHPが50以上ないとHeat Bodyが発動しない。ENTRANT HALLでは使用できないが、使うとMPはしっかり減る。
- Fire Explosion (消費MP:256)
- ボタンを押している間は飛行し、ボタンを離すと爆発する。ハイパーナイトも一撃で倒すほどの攻撃力がある。
- 有効:バンパイヤ・スライム・バット・スネーク・ウーズ・ブルーナイト・ブラックナイト・マジシャン・ミラーナイト全種、ハイパーナイト、グリーンローパー・レッドローパー・ブルーローパー
- ボタンを押している間は飛行し、ボタンを離すと爆発する。ハイパーナイトも一撃で倒すほどの攻撃力がある。
- Thunder Bolt (消費MP:512)
- 画面上にいる効果がある敵すべてを一撃で倒す。
- 有効:バンパイヤ・スライム・バット・スネーク・ウーズ・ブルーナイト・ブラックナイト・ミラーナイト全種、グリーンローパー・レッドローパー・ブルーローパー
- 画面上にいる効果がある敵すべてを一撃で倒す。
- Killer Cloud (消費MP:1024)
- 当たった敵に倒すまでまとわりつき、倒しおわったら横へ飛んでいく。画面外へ行くか壁に当たるまで有効。敵にまとわりついている最中に縦に移動されるとなぜか消えてしまう。さらに、下向きに撃つと貫通しないので注意。経験値稼ぎに非常に向いている。
- 有効:バンパイヤ・スライム・バット・スネーク・ウーズ・ブルーナイト・ブラックナイト・ミラーナイト・ハイパーナイト・リザードマン全種、レッドナイト、グリーンローパー・レッドローパー・ブルーローパー
- 当たった敵に倒すまでまとわりつき、倒しおわったら横へ飛んでいく。画面外へ行くか壁に当たるまで有効。敵にまとわりついている最中に縦に移動されるとなぜか消えてしまう。さらに、下向きに撃つと貫通しないので注意。経験値稼ぎに非常に向いている。
- Death Spell (消費MP:2048)
- ウィスプ全種、ランドアーチンも倒すことが可能で、敵を貫通する。非常に強力だが、使うとカイの経験値が1000減ってしまう。
- 有効:マジシャン全種、アキンドナイト以外の全て
- ウィスプ全種、ランドアーチンも倒すことが可能で、敵を貫通する。非常に強力だが、使うとカイの経験値が1000減ってしまう。
- Big Burn (消費MP:4096)
- 画面上の敵にダメージを与える最強の攻撃呪文。しかし、使うとカイの経験値が3000、ギルのバイタリティ上限が20減少してしまう。
- 有効:マジシャン全種、スーパーローパー3種、ブルーシールドナイト、アキンドナイト、ブルーウィルオーウィスプ以外の全て
- 画面上の敵にダメージを与える最強の攻撃呪文。しかし、使うとカイの経験値が3000、ギルのバイタリティ上限が20減少してしまう。
[編集] PROTECT
- カイやギルの身を守る呪文。全部で11種。効果の持続は同ルーム内。
- Shield (消費MP:1)
- ギルの防御力がアップし、敵から受けるダメージが1/2になる。最初から使える。
- Protection (消費MP:1)
- 一回かけるごとにカイの周りにギルのバイタリティ3相当のバリアを作り、敵からのダメージを防ぐ。Protectionが持つ耐久力と引きかえにしてモンスターにダメージを与えることができ、耐久力がモンスターのバイタリティを上回っていれば倒すことも可能。重ねて使用でき、20回重ねるとProtection Large1回分になる。重ねた回数により色が褐色→赤→黄→青→白と変化し、最大で85回まで重ねることができる。最初から使える。元ネタは『グロブダー』のシールドである。
- Neutralize Spell I (消費MP:9)
- 防御力がダウンするスペルを受けてしまい下がってしまったギルの防御力が-1か-2の時に0にする。
- Reflect Spell I (消費MP:21)
- ギルの斜め前から飛んできたスペルを跳ね返す。
- Shield Redline (消費MP:39)
- ギルの敵から受けるダメージが1/3になる。この魔法だけ、なぜか"Sield"と表記されている(Shield の誤り)。
- Protection Large (消費MP:63)
- Protectionを強化したもの。一回かけると、Protection20回分相当のProtectionをかける。5重まで重ねることができる。黄→緑→白の順に強い。Sword Barrierと併用可能。
- Neutralize Spell II (消費MP:142)
- 防御力がダウンするスペルを受けてしまい下がってしまったギルの防御力を0にする。こちらは-3以下でも効果がある。
- Reflect Spell II (消費MP:303)
- ギルの真後ろ以外から飛んできたスペルを跳ね返す。ただし、ハイパーウィザードのスペルは斜め後ろでは跳ね返せない。
- Shield Blueline (消費MP:453)
- ギルの敵から受けるダメージが1/4になる。
- Sword Barrier (消費MP:1810)
- ナイト族に対して無敵のバリア。しかしそれ以外の敵には効果がほとんどない。Protectionと併用できる。一回かけるごとにProtection8回分の効果がある。
- High Speed (消費MP:3674)
- ギルが一瞬消え、敵の攻撃を回避できる。ただしハイパードルイドとハイパーウィザードのスペルには無効。
[編集] ASSIST
- 敵の攻撃に干渉をする呪文。全部で8種ある。
- Sleep (消費MP:1)
- スライム・ウーズ全種、ROOM 77のクオックスの動きを同ルーム内にいる間止める事が出来る。最初から使える。
- Rock Hold I (消費MP:11)
- バンパイヤ・スライム全種を約4.5秒間石にする。当たり判定あり。
- Silence (消費MP:21)
- メイジのスペルを封じる。Wizard Lockを解くときにも使う。
- Smoke Screen (消費MP:42)
- ブルーシールド、アキンドナイト以外のナイト系モンスターが方向感覚を失う。ナイトに当てないと効果がない。
- Rock Hold II (消費MP:194)
- バンパイヤ・スライム・ウーズ全種、ブルーナイトを約8.5秒間石にする。
- Panic (消費MP:540)
- ウィスプ族とマジシャン族以外の方向感覚を約8.5秒間狂わせる。
- Rock to Mud (消費MP:1500)
- Rock Hold IもしくはRock Hold IIで石になっている敵を破壊する。
- Wizard Lock (消費MP:6000)
- マジシャンとスライムのスペルが飛ばなくなる。ROOM117、127では使用できない。
[編集] LIGHT
- あらゆるものを認識する呪文。全部で9種。
- Identify Monster I (消費MP:1)
- ギルもしくはカイが接触した敵の名前を表示する。ただし前作で登場した敵と、各モンスターで一番弱い種族のみ。具体的に名前が表示されるモンスターは以下の通り。それ以外のモンスターには "Un Identified" と表示される。最初から使える。
- ライトバイオレットバンパイヤ
- スライム全種類
- ライトバイオレットバット
- グリーンスネーク
- グリーンウーズ
- メイジ、ソーサラー、ドルイド、ウィザード
- グリーンローパー、レッドローパー、ブルーローパー
- ブルーナイト、ブラックナイト、ミラーナイト、ハイパーナイト、レッドナイト、リザードマン
- レッドウィルオーウィスプ、ブルーウィルオーウィスプ
- ギルもしくはカイが接触した敵の名前を表示する。ただし前作で登場した敵と、各モンスターで一番弱い種族のみ。具体的に名前が表示されるモンスターは以下の通り。それ以外のモンスターには "Un Identified" と表示される。最初から使える。
- Identify Door (消費MP:10)
- ドアの金具に色をつける。ドアの色は鍵と一致している。色は全部で8色。
- Detect Monster (消費MP:30)
- 壁の中が透けて見えるようになり、壁に隠れている敵を発見できる。
- Detect Key (消費MP:90)
- 鍵に色をつける。鍵の色はドアと一致している。色は全部で8色。
- Detect Magic (消費MP:250)
- ギルにかけられたスペルを表示する。表示されるのはPOISON(毒)、PARALYZE(麻痺)、POISON&PARALYZE(毒と麻痺)の三種類。
- Find Trap Door (消費MP:900)
- 鍵が存在しないため、絶対に開けることが出来ない「トラップドア」を識別する呪文。使うと、トラップドアの鍵穴と金具が消滅する。
- Identify Monster II (消費MP:1200)
- ギルもしくはカイが接触したすべての敵の名前を表示する。今回新たに登場した敵の名前も表示される。
- Find Secret Passage (消費MP:5000)
- ROOM81と126にある落とし穴を表示させる。
- Detect Magic Ladder (消費MP:8000)
- ROOM113の魔法のはしごを表示させる。
- 消費MP:8000
- ROOM113の魔法のはしごを表示させる。
[編集] MEDICAL
- カイやギルの疲れなどを癒す呪文。全12種ある。
- Heal I (消費MP:2)
- ギルのHPが回復する。最初から使える。
- 回復量:1~8
- ギルのHPが回復する。最初から使える。
- Cure I (消費MP:5)
- ウィスプが出現するまでの時間を増やす。
- 増加量:2
- ウィスプが出現するまでの時間を増やす。
- Antidote (消費MP:11)
- ギルにかけられた毒を解除する。数回使用しないと解毒出来ないものもある。
- Heal II
- ギルのHPが回復する。 (消費MP:23)
- 回復量:40~64
- ギルのHPが回復する。 (消費MP:23)
- Cure II (消費MP:49)
- ウィスプが出現するまでの時間を増やす。
- 増加量:20
- ウィスプが出現するまでの時間を増やす。
- First Aid (消費MP:96)
- 弱い敵の攻撃を無効にする…はずが、プログラムのバグのため効果はない。ゲーム内部で使われていないフラグに「メイジとブルースライムの呪文を無効化する」というのが発見され、これがそれなのではないかと言われている。
- Heal III (消費MP:192)
- ギルのHPが回復する。
- 回復量:300~480
- ギルのHPが回復する。
- Cure III (消費MP:390)
- ウィスプが出現するまでの時間を増やす。
- 増加量:60
- ウィスプが出現するまでの時間を増やす。
- Super Antidote (消費MP:802)
- ギルにかけられた毒&麻痺を解除する。
- Heal IV
- ギルのHPが全回復する。 (消費MP:1226)
- 回復量:現在のバイタリティ最大値まで
- ギルのHPが全回復する。 (消費MP:1226)
- Cure IV (消費MP:1563)
- ウィスプが出現するまでの時間を上限まで増やす。
- 増加量:120
- ウィスプが出現するまでの時間を上限まで増やす。
- Recover (消費MP:3122)
- 全ての薬の効果がある。
[編集] SPECIAL
- いわゆるその他の呪文。11種の呪文がある。
- Blue Crystal Rod (消費MP:0)
- 宝箱の中身を取る、Metamorphoseを解除する時などに使用。Sleep を使った後に Blue Crystal Rod をクオックスの頭のあたりで使用すると、Sleep を解除してもやられることがなくなる。MPを消費しない。最初から使える。
- Call GIL (消費MP:0)
- 画面外にはみ出たギルを画面内に呼び戻す。MPを消費しない。最初から使える。
- See Status (消費MP:1)
- 残り時間をゲームオーバーまで表示させる。最初から使える。
- Dispell Magic ("Dispel" の誤り) (消費MP:27)
- ハイパードルイドの呪文を受けたとき、その呪いを解いてくれる。毒の呪文がかけられている場合は解毒しやすくなるなど、スペルを弱める効果も持つ。
- Write Mark (消費MP:88)
- 床にZマークを付け目印を作る。使うのは3回までにすること。4回使用すると他のルームに移動するまで呪文を使えなくなる。
- Extrasensory Hearing (消費MP:162)
- そのルーム内にいる間、BGMを消す。
- Duo Dimension (消費MP:428)
- 現在いるルームを最初から始められる。ただし残り時間はそのままで、倒した敵も復活してしまう。なおこの魔法を使うと、PROTECT系、LIGHT系、ASSIST系の魔法の効果とPoisonおよびParalyzeのステータス異常が解除される。
- Unseen Servant (消費MP:1612)
- 約4.5秒間、ウィスプ以外の敵がカイから離れていく動きをする。
- Metamorphose (消費MP:2001)
- カイが石になり、ウィスプ以外の敵の攻撃が無効になる。石化している間にも呪文の選択と使用が可能。Fire Ballのような魔法も石化したとき向いた方向に発射できる。また、ウィスプでも最初からいるものに対しては効果あり。戻るにはBlue Crystal Rodを使う。
- Time Stop (消費MP:2862)
- 約8.5秒間、スネーク族・ローパー族以外の敵の動きを止める。
- Reincarnation (消費MP:5000)
- 一度行ったルームも含め、全ルームの残り時間を120にする。時間切れになってウィスプが出てきても、この魔法をかけてからDuo Dimensionの魔法をかけると元通りになる。
[編集] ルーム名
本作では塔内は127の部屋に分かれており、それぞれに固有の名前がある。 鉤括弧書きはルーム名の日本語訳例。
- TOP OF THE TOWER
- 「塔の頂上」
- ここからゲームが始まる。
- 「塔の頂上」
- DRUAGA'S GRAVE
- 「ドルアーガの墓」
- 前作でギルに倒されたドルアーガの墓標がある。刻まれた文字 "R.I.P." は "Rest In Peace" の略。
- 「ドルアーガの墓」
- OBSERVATORY
- 「展望台」
- TREASURE STORAGE
- 「宝物庫」
- BANQUET AREA
- 「宴会場」
- JEWELY STORAGE
- 「宝石庫」("JEWELRY STORAGE" の誤り)
- EMPTY GALLERY
- 「からっぽの画廊」
- FOOD STORAGE
- 「食糧庫」
- SHUNNED CAVERN
- 「避けられた洞窟」
- LOCKED ROOM
- 「閉ざされた部屋」
- STORAGE CHAMBER
- 「貯蔵庫」
- SLAVE PEN
- 「奴隷部屋」
- SOLARIUM
- 「サンルーム」
- SECRET CHAMBER
- 「秘密の部屋」
- KITCHEN
- 「厨房」
- フォークが落ちている
- 「厨房」
- CHIEFTAIN'S ROOM
- 「盗賊の頭の部屋」
- PLAY ROOM
- 「娯楽室」
- SPOILS ROOM
- 「略奪品の部屋」
- ENPTY CISTERN
- 「空の貯水槽」
- REST ROOM
- 「休憩室」
- SMALL DOME
- 「小さなドーム」
- THE STAIRCASE
- 「階段」
- WATCH TOWER
- 「見張り台」
- PANTRY
- 「食器部屋」
- ADEPTS' ROOM
- 「達人の部屋」
- LARGE HALL
- 「大広間」
- WATER LINE
- 「水路」
- PARTY ROOM
- 「パーティールーム」
- DINING ROOM
- 「食堂」
- COLOSSEUM
- 「コロシアム」
- TRAINING YARD
- 「訓練場」
- PUPIL'S ROOM
- 「弟子の部屋」
- GREEN COURT
- 「緑の宮殿」
- 緑色の敵の巣窟。
- 「緑の宮殿」
- UNDEAD GRAVEYARD
- 「不死人の墓地」
- KNIGHTS' CHAMBER
- 「騎士の部屋」
- 壁の中に開発スタッフの内藤智が隠れている。Detect Monsterを使用すれば見える。
- 「騎士の部屋」
- INVIOLATE AREA
- 「聖域」
- JUNCTION
- 「合流点」
- CHAPEL OF EVIL
- 「悪の礼拝堂」
- TEMPLE OF CHAOS
- 「混沌の神殿」
- SACRED CHAMBER
- 「神聖な部屋」
- SHRINE OF EVIL
- 「悪の社」
- ホワイトボードのような御神体(?)がある。
- 「悪の社」
- SPECTER CELL
- 「亡霊の巣窟」
- CAVE OF GRAMARYE
- 「魔術の洞窟」
- PRIEST'S QUARTER
- 「神官の宿舎」
- CHANTRY
- 「礼拝堂」
- HOLY OF HOLIES
- 「至聖所」
- INTRICATE PATH
- 「込み入った小道」
- TRAP CEILING
- 「罠の天井」
- PRIVATE ALTER
- 「秘密の祭壇」("PRIVATE ALTAR" の誤り)
- GOBLIN'S LAIR
- 「ゴブリンの巣」
- PASSWAY
- 「抜け道」
- CROSS POINT
- 「交差点」
- FORGOTTEN ROOM
- 「忘れられた部屋」
- TROPHY ROOM
- 「トロフィーの部屋」
- トロフィーが落ちている。
- 「トロフィーの部屋」
- UPWARD PASSWAY
- 「上り坂の通路」
- THIEF'S HIDEOUT
- 「泥棒の隠れ家」
- 壁に穴が開いている箇所があるが、入ることはできない。
- 「泥棒の隠れ家」
- TRAP DOOR ROOM
- 「罠の扉の部屋」
- 有効な鍵と扉の位置、その行き先が来る度に変わる。
- 「罠の扉の部屋」
- ALCHEMIST'S ROOM
- 「錬金術師の部屋」
- 黒いポーションが置いてある。ギルが取得すると、毒と麻痺の状態になる。
- 「錬金術師の部屋」
- BOUDOIR
- 「貴婦人の寝室」
- MUSEUM
- 「美術館」
- ゼビウスに登場した敵戦闘機「テラジ」の絵が飾られている。
- 「美術館」
- LIBRARY
- 「図書館」
- 本が落ちている。ギルのみ取得することができる。効果はなし。
- 「図書館」
- MAZY QUARTER
- 「迷路区域」
- DORMITORY
- 「寄宿舎」
- QUOX'S LABYRINTH
- 「クオックスの迷路」
- 前作に登場したドラゴン・クオックスの顔の形をした迷路になっている。
- 「クオックスの迷路」
- LOUNGE
- 「談話室」
- AUDIENCE HALL
- 「謁見の間」
- COMMON HALL
- 「公共の広間」
- FIRE ESCAPE
- 「非常口」
- "EXIT" という標識の付いた扉があるが、入ることはできない。
- 「非常口」
- QUEEN'S ROOM
- 「女王の部屋」
- ATTENDANTS' ROOM
- 「従者の部屋」
- CLOSET CHAMBER
- 「物置部屋」
- SERVANTS' HALL
- 「使用人の間」
- ANTECHAMBER
- 「控えの間」
- THRONE ROOM
- 「玉座の間」
- KING'S ROOM
- 「王の部屋」
- RED COURT
- 「赤の宮殿」
- 赤い敵の巣窟。
- 「赤の宮殿」
- DRAGON'S LAIR
- 「ドラゴンの巣」
- 前作『ドルアーガの塔』に登場したドラゴン・クオックスが寝ている。
- 「ドラゴンの巣」
- BOULDER PASSAGE
- 「玉石の廊下」
- ADMINISTRATION
- 「管理人室」
- SECRET CORRIDOR
- 「秘密の回廊」
- FORBIDDEN HALL
- 「禁断の大広間」
- LABORATORY
- 「実験室」
- "DRINK ME!" というメッセージ付きの怪しげな薬が落ちている。ギルが取得すると、体力が400減る。
- 「実験室」
- ARMORY
- 「兵器庫」
- WEAPON STORAGE
- 「武器庫」
- ギルがかつて使用していた剣が落ちている。
- 「武器庫」
- ARMOR STORAGE
- 「鎧の倉庫」
- ギルがかつて使用していた鎧が落ちている。
- 「鎧の倉庫」
- SHIELD STORAGE
- 「楯の倉庫」
- ギルがかつて使用していた楯が落ちている。
- 「楯の倉庫」
- HELM STORAGE
- 「兜の倉庫」
- ギルがかつて使用していた兜が落ちている。
- 「兜の倉庫」
- CURSED ROOM
- 「呪われた部屋」
- DEAD END
- 「行き止まり」
- 一本道の行き止まりで、開発スタッフの遠藤雅伸が過労のためかデスクの前で倒れている。「死んだ(DEAD)遠藤(END)」とかけた冗談である。
- 「行き止まり」
- REMAINS
- 「遺跡」
- CALVARY PRISON
- ARCADE PASSWAY
- 「屋根付きの回廊」
- MAZE PASSAGE
- 「迷路」
- CONDEMNED WARD
- 「死刑囚の監房」
- ARCHED HALLWAY
- 「アーチのある玄関」
- ANCIENT RUIN
- 「古代の遺跡」
- COMMON CHAMBER
- 「共用部屋」
- VANGUARD ROOM
- 「前衛兵士の部屋」
- 壁の中にブラックリザードが埋まっている。
- 「前衛兵士の部屋」
- COMMAND POST
- 「司令所」
- GUARD ROOM
- 「衛兵の部屋」
- HARNESS STORAGE
- 「馬具倉庫」
- 壁に虫(BUG:バグ)が張り付いている箇所がある。馬具倉庫だから。
- 「馬具倉庫」
- JAILER CHAMBER
- 「看守の部屋」
- BARRACKS
- 「兵舎」
- CHIEF'S QUARTER
- 「指揮官詰所」
- BLUE COURT
- 「青の宮殿」
- 青い敵の巣窟。
- 「青の宮殿」
- HALL OF WARRIORS
- 「闘士の広間」
- CRYPT
- 「地下礼拝堂」
- BARREL VAULT
- 「樽の貯蔵室」
- 「かまぼこ型天井の地下通路(筒型ヴォールト)」とも訳せるが、部屋の形状は貯蔵庫風。
- 「樽の貯蔵室」
- TORTURE CHAMBER
- 「拷問部屋」
- 手枷、足枷、鞭の拷問道具が壁にかかっている。
- 「拷問部屋」
- MAZE VESTIBULE
- 「迷宮の入口」
- FIRST CELL
- 「第1の小部屋」
- SECOND CELL
- 「第2の小部屋」
- THIRD CELL
- 「第3の小部屋」
- FOURTH CELL
- 「第4の小部屋」
- STORE ROOM
- 「備品庫」
- EXERCISE FIELD
- 「運動場」
- GUEST CHAMBER
- 「客人の部屋」
- LEADER'S ROOM
- 「リーダーの部屋」
- STABLE
- 「馬小屋」
- 壁に梯子がかけられている。
- 「馬小屋」
- CHARIOT HANGER
- 「戦車格納庫」("CHARIOT HANGAR" の誤り)
- COMMON ROOM
- 「談話室」
- WAITING ROOM
- 「待合室」
- PORTCULLIS
- 「落とし格子門」
- UNDER THE MOAT
- 「濠の下」
- 壁の中に鍵が埋まっている。
- 「濠の下」
- SECRET STAIRCASE
- 「秘密の階段」
- WATER DUCT
- 「送水管」
- ROOM 27 "WATER LINE" に通じている。
- 「送水管」
- ENTRANT HALL
- 「入口広間」("ENTRANCE HALL" の誤り)
- MAIN GATE
- 「正門」
- このゲームの目的地。ルーム名が与えられているがここは塔内の部屋ではなく、塔の外。
- 「正門」
[編集] 怪現象・バグ
- 特殊なクリアができるルーム(FORBIDDEN HALL, DEAD END, THIRD CELL, WATER DUCT)で落とし穴やハシゴを使う直前に持続効果のある魔法を使うと、次のルームだけであるが使った魔法の効果が永続する。特にTime Stopを使うと、時間切れになってもウィスプ族が出てこない。
- カイを含む全てのキャラクターが完全にめり込める壁が随所に存在する。代表的な場所は、SECRET CORRIDORの青い扉の左横など。
- Call GILを使ってギルを壁にめり込ませてギルを右に動かしながらカイを一定距離動かした後めり込ませた場所に戻ってくると、ギルが右にずれる。UNDER THE MOATでDetect Monsterを使うと見える赤い鍵もこれで取ることができる。ただしこの鍵を使って赤い扉を抜けても、THIRD CELLの壁の中にはまってしまいどうしようもないので注意。この手法でVANGUARD ROOMで壁の中に埋まっているブラックリザードと剣を交えることもできる。
- Death Spellが使える状態で、HOLY OF HOLIESにあるマジックポイントの上限を800にする宝箱を取り、Death Spellを使って死ぬと、マジックポイントが61,440のカイのパスワードが生成される(最大到達ルームはそのままである)。Death Spellは1回使うたびにマジックポイント上限値を1000減らしてしまうために単純計算ではマジックポイントがマイナスになってしまうが、プログラムで正しく処理が行われないためにマイナスでも最低値でもなく、最大値が設定されてしまうと推測される。ちなみに、Death Spellの代わりにBig Burnを使うと、マジックポイントが7に戻ってしまう。
- ENTRANT HALLからMAIN GATEへの扉を開く鍵はアキンドナイトを全て倒すことで手に入れることができるが、何故かDuo Dimensionを使用しても手に入る。これは「『全ての敵を一旦消去した後、配置し直す』ことで部屋を初期状態に戻しており、この過程で起こる『アキンドナイトが全ていなくなった』状態を『アキンドナイトを全て倒した』と誤判定しているためである」とされている。
- 通常ローパー族のいる部屋ではローパーのテーマがBGMとして流れるが、ARCADE PASSWAYではローパー族がいるにも関わらず通常の部屋の音楽が流れる。逆にCONDEMNED WARDではローパー族がいないにも関わらずローパーのテーマが流れる。
- Time Stopの呪文でローパー族の移動を止めることはできないが、その触手だけは何故か動きが止まる。
[編集] その他・エピソードなど
- イシターの復活は1987年にPC-8801mk2SR以降やPC-9800シリーズ等向けのパソコンゲーム、1996年にはプレイステーション用ナムコミュージアムVOL.4のゲームの一つとして移植されている。これには「裏ドルアーガ」のような「裏イシター」バージョンが存在する。このモードはコンティニューができないこと、それに伴うパワーアップができないこと、回復する方法が異なること、カイのMPが表示されていること、表イシターとは異なる構造の部屋があることなどが特徴。ゲームオーバー時に何分間プレイしたかも表示される。
- パスワードコンティニューのため、パスワードを書き損じた場合には到達したフロアや育てたキャラクタ情報などのプレイデータの蓄積を失い、一からのやり直しとなる。この悲劇に涙をのんだプレイヤーも多いといわれる。
- 新しいフロアに入った瞬間に敵にやられてゲームオーバーといった悲劇もあった。
- またそれは、裏を返せば、友達、知人、他人の強いパスワードさえ手に入れば(見てしまえば)育てる手間や費用がかからない、ともいえる。このため設置してしばらく経つと長時間プレイをするプレイヤーが続出した。
- これに関連したことだが、雑誌間によるパスワード盗用問題も起きた。
- 前作『ドルアーガの塔』にも言えることだが、客層をマニアに絞った点を考慮してもゲームバランスはお世辞にも良いとは言えない。これについては、どうやらドルアーガマニアだった人物が自分の基準でバランスを設定したことによるらしい。
- 特に、呪文の数は多いものの、効果が不明な呪文、使用しなくても問題ない呪文等があまりにも多く、使える呪文はせいぜい3分の1程度。そのため呪文を切り替えるのに一苦労し、その間にやられてしまうことも多い。一人でギルのレバーを操作しなければいけないこともあり(2人プレイすれば済むのだが、ゲームではギルの出番はよくてカイのおまけ、終盤では完全にカイの盾となるので、あまりにもギル側がつまらないのでおすすめできない)、全体的な操作性はとても悪い。