ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー
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ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー(-ひだかごろう-)は、STVラジオが放送している大型ラジオ番組。「日高晤郎ショー」、または「晤郎ショー」と略されている。
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[編集] 放送時間
毎週土曜日・8時00分~17時00分(生放送)
[編集] 出演者
- パーソナリティ:日高晤郎
- アシスタント:早川舞子(2005年4月2日~)元「ドライビングパートナー・STVホットライン」アルバイトスタッフ
- レポーター:横井健一(STVアナウンサー・2000年4月~2001年3月、2006年10月7日~)
- サテスタ歌謡曲:石田久美子
[編集] 概要
1983年4月に3時間の生ワイド番組としてスタートし、後に8時間、9時間と放送時間を拡大していった。
自称「芸人」の日高晤郎の持つ笑い、泣き、怒り、楽しみ等の全てがしゃべりとなって番組は進行する。放送を行う「STVラジオ第1スタジオ」には約30席のひな壇が設置されており、一般の観客に公開している。無料で誰でも自由に観覧ができるが、スタジオ前は毎週順番待ちの観客が並び、時間を区切ってCM中に観客の入れ替えが行われている。一方ではイレギュラーのリスナーに対しては、「札幌新晤の会45」(親衛隊)とトラブルの発生例も有る。なお番組中や放送終了後は、スポンサー各社からの、御土産を貰える場合も有る。 放送開始から来年4月で25年目に入り、放送回数1000回以上に達してもなお、この時間帯の聴取率は道内第1位を堅持しており、名実ともにSTVラジオの看板番組であるため、道内での知名度・人気・影響力は絶大である。そのため、特別番組などによる番組休止も無く、企画ネット番組で、12月24日の正午から12月25日の正午にかけて放送される「ラジオ・チャリティー・ミュージックソン」が放送される日(毎年12月24日・25日のいずれかが土曜日にあたる場合)でもこの番組の枠はほぼ通常通り確保されており、放送時間を短縮することは無い。但し、この日だけは番組中に「ラジオ・チャリティー・ミュージックソン」が一部挟まれる。同時に、番組が朝から夕方にかけて放送されるため、プロ野球シーズン中に北海道日本ハムファイターズのデーゲームが組まれても、実況中継は行われない。
日高をSTVへ抜擢して以来の関係である番組プロデューサー・岩本芳修を始め、番組のディレクター、ミキサー等のスタッフや、常連の観客たちをいじりまくる、いわゆる“内輪ネタ”を日頃から全開にしているので、アシスタントやスタッフが番組を卒業するときには、卒業を惜しむ聴取者(リスナー)から多くのメッセージが寄せられる。
政治家や有名人、その時々の出来事等への容赦ない辛口のコメントも度々飛び出し、STV関係者でも例外ではない。その芸風が時に一部のファンから反感を買うこともあるが、それ以上に多くのリスナーの支持を得ている。ただ、最近のお笑い芸人を「つまらない」などと批判している反面、番組内でその芸人のものまねをすることがある(ヒロシ、オリエンタルラジオ、猫ひろし、小梅太夫、バナナマンの日村勇紀など)。
9時間の放送時間はほぼ全て自社製作の放送であり、多くのラジオ生ワイド番組にみられる、在京キー局からのミニ番組などは競馬中継を除いて一切挟まず、日高のトークがほぼ9時間全道に向けて放送される。さらに一部のファンからは「CM中のトークのほうが面白い」などといわれており、CM明けはスタジオの観客の笑い声から始まることもたびたびある。
土曜日が祝日と重なった場合などには、「STVホール」から公開生放送(スタジオ同様に観覧は無料)する場合があり、17時の放送終了後もその場でミニライブまで披露しており、「話芸の達人」日高のパワフルなしゃべりは、還暦を超えてもとどまるところを知らない。
[編集] 現在放送されているコーナー
[編集] 8時台
- ズームアップ北海道
- 晤郎の人物ひらがな歳時記
- 晤郎の朝刊ひろい読み・一週間のニューススクラップ
- 以前は月曜~土曜まで「日産オハヨージャーナル」(NRNの企画ネット番組。月曜~金曜は「オハヨー!ほっかいどう」内)に内包されていたが、2006年3月をもって土曜日のみスポンサーが撤退したため、それぞれ独立したコーナーとなった(天気情報・道路交通情報も含む)。
- 晤郎の一村逸品・田舎の出来事
[編集] 9時台
- 晤郎ちゃんの世界の国からこんにちは
- スージーズ
- 日高がコーナー中に発表するキーワード(その日のジングル枠でもその時の音声が繰り返し流される)と合わせてランダムで出る4ケタの数字を当てるクイズコーナー。キーワードが発表された翌週の放送での正解者に賞金がプレゼントされる。
- 最初は1万円からスタートし、正解者が出ない場合は次の週に1万円ずつ加算され、正解者が出るか賞金最大枠の10万円に達しても正解者が出なかった場合は、次の週から1万円に戻る。応募はPCと携帯電話のSTVサイトからできる。
- 健康一番応援リクエスト
- 音楽の散歩道
[編集] 10時台
- 10時の内緒話
- 健ちゃんの千客万来・笑いで繁盛※13時台、15時台にも放送あり
- 横井健一アナウンサー担当の中継コーナー。代々、STVの若手男性アナウンサーが中継コーナーを担当している。
- ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー#過去の主なレポーターも参照。
- なんでもかんでも3曲クイズ
- セブンイレブン探検隊
- リポーターは、元ランラン号の塩野和可子が務める。
[編集] 11時台
- ラジオ人生講座
- ランランレポート
- STVラジオの移動中継車「ランラン号」が各所に出向き、イベントやお店の紹介をするコーナー。
- キャスタードライバーは毎週2名ずつ、各コーナーでマイクと運転を交互に担当している。組み合わせは毎週変わる。
-
- 現在のキャスタードライバー
- 岸日奈子(きし・ひなこ)
- 中村笑野(なかむら・えみの)
- 小松田梨乃(こまつだ・りの)
- 正岡瞳(まさおか・ひとみ)
- 絵本365日(協力:コーチャンフォー)
- 日高による絵本の朗読。
- さっぽろ散歩(企画:札幌市)
- STVアナウンサーが札幌市に関する逸話を朗読風に紹介する。
- ペリカンリクエスト・ルート56
[編集] 12時台
- サテスタ歌謡曲(12:00~12:30)
- 石田久美子担当の中継番組で、日高晤郎はこの時間が昼休みとなる。
- 以前は、さっぽろ地下街・オーロラタウンにあったSTVサービスセンターの「サテライトスタジオ」からの放送であった。これが番組名の由来にもなっている。現在は道内各地から中継している。
- コーナーは、石田と日高の掛け合いトークでエンディングとなる
- 磯めぐり浜だより(12:30~)
[編集] 13時台
- 芸能偏見株式市況
- 1週間の芸能関連の話題について、日高が鋭く斬り込む。コーナー開始当初は株式情報だけだった。
- ランラン・タクシー客待ちリクエスト※14、15時台にも放送あり
- 「ランラン号」からの中継。リポーターが客待ちのタクシードライバーに突撃し、日高が直前に発表する合言葉を答えてもらう。正解するとスポンサーからのおみやげをプレゼントし、あわせてリクエストも聞く。
- ドライバーがSTVラジオを聴いているか否かの聴取調査を兼ねたコーナーでもある。
- 私の本棚(13:35頃~)協力:ダイヤ書房
- 大変な読書家としても知られる日高自身が読んだ、毎週5冊(ないしそれ以上)の書籍を紹介する、初期より続いている看板コーナー。
- その週紹介した本を、抽選で2名にまとめてプレゼントしている。コーナー終了後に電話で応募を受け付け、その日の番組中に当選者を発表する。
[編集] 14時台
- ビデオグラフィティ(14:05~)協力:ビデオレンタル「ビッグペン」
- 日高自身が観たレンタルビデオの映画5~6作品を紹介する。最近ではDVD作品の紹介も多く採り入れている。
- 仲間で乾杯提供:サッポロビール
- 晤郎の一曲集中主義
- クイズ家族そろえば文殊の知恵
[編集] 15時台
- おめでとうをあなたに
- 日高晤郎名言集 言葉のビタミン
- 国内外の様々な人物の名言を紹介。偉人の名言ではなく、現在活躍中のスポーツ選手や番組スタッフの言葉を取り上げることもある。
- このコーナーで紹介された名言を収録した本『日高晤郎名言集 言葉のビタミン』が中西出版より発売されている)
- 中央競馬実況中継(主催:JRA日本中央競馬会)
- RFラジオ日本・MBSラジオなどから、主に東日本開催主場のメインレースをネット受けしている。
- 北海道シリーズ期間中は、札幌競馬場・函館競馬場のメインレースを含む2レースを自社制作で中継放送。
- 担当アナウンサー/高野義雄、永井公彦、宮永真幸、溝渕信(オフィスサッポロ)
- グルメ ピンからキリまで
- 中継先の料理のピン(店で一番高額料理)とキリ(店で一番低額料理)との差額を晤郎さんが当てるクイズコーナー。差額にはラッキーゾーンが設定されている。※ピン 5000円、キリ 250円でラッキーゾーンが200円なら4550円〜4950円の間の金額を答えられれば正解。正解すれば高額料理を晤郎さんが食べる事が出来る。不正解ならアシスタントが高額料理を食べる事に。
[編集] 16時台
- 北の出会い(16:00~)
- 道内でひたむきに生きる市井の人(職人さんや一代で会社を興した人など)にスポットを当て、取材をもとにその半生を、日高晤郎の真骨頂である“独り語り”で聴かせる看板コーナー。
- 取材はアシスタントの早川やSTVのアルバイトスタッフが担当、以前は深夜番組『アタックヤング』元パーソナリティーで、札幌市厚別区でコミュニティ放送局「FMドラマシティ」を運営するBIPSCの社長・MARU(丸山浩樹)が取材を担当していた。
- エンディング・日高晤郎からのメッセージ(16:35頃~)
- 日高が『街の灯り』(堺正章のヒット曲。日高自身のアルバム『泣きたい時に』でもカバーしている)を唄う。番組初期より続いている。『街の灯り』は日高のディナーショーでも使われている。
- 一時期、堀内孝雄作曲の『綴れ織り』というオリジナル曲を歌っていた。
- 16:50を過ぎて、番組終了時間が近くなると、日高が観客やリスナーなどに向けたメッセージを熱く語りながら、最後は「ありがとうございました、また来週!!」と締めるのが通例となっている。
[編集] その他
[編集] お天気情報/週末の天気
- 日本気象協会北海道支社の気象キャスターと日高晤郎のかけあいは、もはや一つのコーナーといってもよいほどである。
- 中でも小島修(こじま・おさむ)と日高のかけあいの人気は高く、番組内でも準レギュラー並みの扱いであったが、小島は2003年に気象協会を退職した。
- この他、古道が担当のときは「古道芳孝様」と呼ぶこともある。
- キャスターが「日高東部に…」といいかけると(日高の頭部に通じるため?)過剰な反応を示すことがある。
- 気象キャスター
- 石掛貴人
- 猪股竜彦
- 小沼三穂
- 加藤眞奈美
- 北原宏之
- 祐川弘一
- 中井美雅
- 長谷川裕子
- 半田晋二郎
- 古道芳孝
- 光永克己
[編集] 道路交通情報
- 日本道路交通情報センターのキャスターが担当。以前は交通情報キャスターもいじっていたが、最近はあまりみられなくなった。ただし、交通情報担当のキャスターには過去に番組でスタッフをしていた者もおり、担当した際は多少砕けた話もする場合がある。
[編集] STVニュース
- 主な担当アナウンサー
- 宮永真幸(「晤郎ショー」の前番組「オハヨー!土曜日」担当)
- 宮田愛子(同上)
- 熊谷明美(STVテレビ「ズームイン!!サタデー」の中継場所によっては担当しない週あり)
- 寺田礼子
- 森中慎也
- 高野義雄
- 室田智美
- 鈴木亜紀
- 岡本博憲
[編集] 過去に放送されていたコーナー
- トワイライト・レポート(エンディングのコーナー。中継担当のアナウンサーが、夕暮れの街角の様子を叙情的にレポート)
- トワイライト・ポエム(同じくエンディングに、「トワイライト・レポート」に引き続いてのコーナー。小学生の詩を日高が朗読)
- SUNカラオケ訪問(14:30~)
- エッセイタイム(16:00~)
- STVホール名人会(10時台。STVホールで開催されていた寄席公演「STVホール名人会」の模様を録音放送)
- 知床だより
- 晤郎と典雄の言ってチョンマゲー
- クイズ・タイム職当て(かの『クイズタイムショック』のテーマ曲でコーナーがスタートしていた)
- 日高・日勝道便り(レポーター:藤川出)
- 10万円が当たる ミュージック・ビンゴ(年数回の特別企画。指定された3つの曲が流れたら参加者を電話で受け付け、1名に10万円をプレゼントした)
- ドクター小川の健康一番
- ゴロリンのいち・にのバイオ(SONYのVAIOシリーズを紹介するコーナー)
- 晤郎の素晴らしきかな北の風景(リポーターは元・ランラン号の渋谷愛奈美が担当した)
- 珍版 四字熟語笑辞典
- 抱腹絶倒!キリキリ舞子!
- ホップ・ステップ・ジョーク(サッポロビール提供、最優秀作品には北海道限定ビール・サッポロクラシックが贈られていた)
- 晤郎のラジオにらめっこ
[編集] 過去の主なアシスタント
- 瀬尾和子(せお・かずこ)
- 起美由紀(おき・みゆき)
- 木谷奈津子(きたに・なつこ)
- 曽根真由美(そね・まゆみ)=高田まゆみ(たかだ・まゆみ)
- 只石恵(ただいし・めぐみ)
- 川崎純子(かわさき・じゅんこ)
- 佐瀬典子(させ・のりこ)
- 奈良愛美(なら・まなみ)
- 現在はオフィスサッポロ所属。
- 通称「みかっち」、現在は「喜瀬ひろしのときめきワイド」などに出演。
- 相良美恵子(さがら・みえこ)
[編集] 過去の主なレポーター
- 森中慎也(もりなか・しんや)
- 千秋幸雄(せんしゅう・ゆきお)
- 永井公彦(ながい・きみひこ)
- 萩原隆雄(はぎわら・たかお)※現・報道部記者
- 福永俊介(ふくなが・しゅんすけ)
- 柳澤利幸(やなぎさわ・としゆき)※現・営業部
- 吉川典雄(よしかわ・のりお) - 2001年4月~2005年10月1日
- 岡崎和久(おかざき・かずひさ)- 2005年10月8日~2006年9月30日
[編集] 関連人物
- 日高が師と仰ぐ。
- 生前、日高晤郎と対談している。
- 「日高晤郎・松原のぶえ」としてシングル「札幌ふれあい・めぐり逢い」をリリース。
- 『晤郎ショー』にて大々的に道内キャンペーンを敢行、これがきっかけで全国区となった。
- このことは天童よしみの自伝にも触れられている。
- ゲスト出演の経験あり。
- ゲスト出演の経験あり。『日高晤郎の語り芸・江戸人情噺「紺屋高尾」』(2004年/STVテレビ)に案内人として出演。
- ゲスト出演の経験あり。ビデオ『晤郎七色八面体』にも出演している。
- ゲスト出演の経験あり。
- ゲスト出演の経験あり。ビデオ『晤郎七色八面体』にも出演している。
- ゲスト出演の経験あり。
- ゲスト出演の経験あり。毎回ハイテンションで番組を掻き回す。
- カルーセル麻紀
- チャン・スー
- ゲスト出演の経験あり。彼女の曲が流れると、スタジオ内で日高晤郎は踊り出す。
- チェウニ
- 島津亜矢
- 日高晤郎が絶賛する歌手の一人。番組にも時折出演する他、毎週番組へFAXを入れている。
- 軍司貞則
- 著書『ラジオパーソナリティ~22人のカリスマ』にて番組と日高晤郎を紹介。
- パーソナリティ・元ランラン号リポーター。晤郎ショーでの掛け合いを岩本が好む。
- 青森放送(RAB)のパーソナリティー。札幌で年1回トークライブがあるときは番組に出演することがある。
- 土曜の昼にRABのラジオ番組「サタデー夢ラジオ」に出演しているが、青森県にもSTVラジオの電波が届くことから、ライバル意識を持っている。
- キャンペーン等で来札の際、ほぼ毎回のように番組に飛び入り出演することがある。
- スタジオ内では加藤自ら仕切ってしまうこともあり、日高晤郎もたじろぐケースが目立つ。
[編集] 過去に放送された特別番組
- 日高晤郎芸能生活30周年記念・32時間生放送「めぐり逢い・春夏秋冬」(1991年)
- ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー2000年スペシャル・20時間生放送(1999年12月31日~2000年1月1日)
[編集] インターネットでの聴取
北海道外や海外の在住者を対象に、インターネットを通じて番組を聴くことができる。
インターネットで放送を聴くには、STVの日高晤郎ショー専用メールアドレスに聴取の申し込み(放送日の1週間前、土曜17時から受付)をして、その後STVからの返信メールに記載された専用アドレスにアクセスして聴く。 応募メールには名前・住所・電話番号・番組の感想を記す事が条件で、書いていない場合は当選メールが届かない事もある。 なお、聴取できる人数には基本50名までの限りがあるため、先着順の受付となるほか、番組内のCMや音楽の部分(コーナー音楽とエンディングの「街の灯り」を除く)、及び「競馬中継」は聴くことができない。
なお、公式ホームページではスタジオのライブ画像を見ることができる。スタジオの静止画を15秒おきに更新しており、音声はない。
[編集] 外部リンク
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