ウラジミール・クリチコ
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男子 ボクシング | ||
金 | 1996 | スーパーヘビー級 |
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基本情報 | |
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本名 | ウラジミール・クリチコ |
あだ名 | スティールハンマー |
階級 | ヘビー級 |
国籍 | ![]() |
誕生日 | 1976年3月25日 |
出身地 | カザフスタン |
命日 | |
死地 | |
スタイル | オーソドックス |
プロボクシング戦績 | |
総試合数 | 51 |
勝ち | 48 |
KO勝ち | 43 |
敗け | 3 |
引き分け | |
無効試合 |
ウラジミール・クリチコ(ウクライナ語:Володимир Володимирович Кличкоヴォロドィームィル・ヴォロドィームィロヴィチュ・クルィチュコー;ロシア語:Владимир Владимирович Кличкоヴラヂーミル・ヴラヂーミラヴィチュ・クリチュコー、1976年3月25日- )はウクライナのプロボクサー。現在IBF認定世界ヘビー級チャンピオン。元WBC世界ヘビー級チャンピオンのビタリ・クリチコの弟。テクニック・パワー兼ね備えたボクシングセンスと恵まれた体格で相手を圧倒する。ヘビー級最強の呼び声も高かったが、精神的な脆さとスタミナに難があるといわれる事も多い。また、博士号を持つ秀才でもあり「ドクター」と称されることもある。日本語を含む5ヶ国語も話せるほど語学にも堪能である。トレーナーは多くの名チャンピオンを育てたエマニュエル・スチュワートである。身長201cm。リーチ205cm。
[編集] 略歴
ボクシングではアマチュアでも活躍しており、1996年のアトランタ五輪ではスーパーヘビー級で金メダルを獲得している。その後直ぐにプロに転向し、1996年11月16日にはデビュー戦を行う。その後1998年2月14日に空位のWBCインターナショナルヘビー級タイトルを獲得。1999年7月17日には空位のWBAインターナショナルヘビー級タイトルを、同年9月25日にはEBU欧州ヘビー級タイトルを獲得。そして2000年10月14日にクリス・バードを12回判定で下しWBO世界ヘビー級タイトルを獲得した。しかし、2003年3月8日に同タイトルの6度目の防衛戦をコーリー・サンダースとドイツで行うが2回TKOでまさかの敗戦となりタイトルを失う。さらに、2004年4月10日に空位となったWBOヘビー級タイトルをレイモン・ブリュースターと争ったが、序盤にダウンを奪いながら5回にTKOで敗れる。2戦続けて世界戦を落としたことでウラジミールの脆さが指摘されることとなった。しかし、ノンタイトル戦を挟んで2005年9月24日にサミュエル・ピーターを12回判定で、2006年4月22日に再度クリス・バードに挑み、見事に7回TKOで倒してIBF/IBO世界ヘビー級タイトルを獲得し、復活をアピールした。2006年11月11日は29戦全勝22KOの戦績を持つアメリカ期待のカルビン・ブロックを7回TKOで倒し初防衛に成功した。2007年3月10日、レイ・オースティン(米)を2回KOで倒し二度目の防衛に成功。
[編集] 獲得タイトル
- アトランタ五輪スーパーヘビー級金メダル
- WBCインターナショナルヘビー級王座
- WBAインターナショナルヘビー級王座
- EBU欧州ヘビー級王座
- WBO世界ヘビー級王座
- IBF世界ヘビー級王座
- IBO世界ヘビー級王座
[編集] 関連記事
前王者 クリス・バード |
第12代WBO世界ヘビー級王者 |
次王者 コーリー・サンダース |
前王者 レノックス・ルイス |
第8代IBO世界ヘビー級王者 |
次王者 N/A |
前王者 クリス・バード |
第18代IBF世界ヘビー級王者 |
次王者 N/A |