カンニング (お笑いコンビ)
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カンニングは、平成期の漫才コンビである。サンミュージック所属。
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概要
小学校時代からの同級生である竹山隆範と中島忠幸が、吉本総合芸能学院(NSC)で1992年「カンニング」を結成。吉本福岡在籍時代のデビュー当時は竹山が赤・中島が青のタキシードを着て漫才をしていたが、さっぱり売れず借金だけが残った。その後一時期ワタナベエンターテインメントに在籍。自分達で事務所を立ち上げた事もあったがうまくいかず1年で解散。現在はサンミュージック企画プロジェクトGETに所属。
コンビ名の由来はなんとなく語呂がよかったから命名したもので、特に深い意味はない。竹山は不動産屋でアルバイトをしていた時期があり、中島は中野区の惣菜屋で副店長まで任されていた。お笑い界きっての料理の腕で知られる。その為「いつかは小さな店を開き、中島が厨房で料理を作り竹山が接客して、馴染みの客に芸人時代のことを照れながら話してみたい」と(冗談半分ではあっただろうが)語ったことがある。
2001年に『虎の門』のコーナー「お笑いTIGER'S GATE」内で一部的に賞賛を受ける。その後、次第に番組のセミレギュラーに昇格。一部の番組で「僕たちはテレ朝っ子です」とネタの中で発言するのは、このブレイクする前からの『虎の門』出演が所以だといえるだろう。
2003年に『めちゃ²イケてるッ!』のコーナー「笑わず嫌い王決定戦」に出演して注目を集める。この時は「中野のケーブルテレビでは人気者」と紹介された。
2004年、すでに結成10年を超えて出られなかった第4回M-1グランプリに覆面をして「とんこつなんこつ」のコンビ名で出場、3回戦まで進出。その後、『笑いの金メダル』で同コンビ名&覆面姿でネタを披露した。同年10月21日に左とん平のカバーで日本クラウンからCDデビュー。発売記念イベントなども行われたがさっぱり売れなかった。そのほかにも売れないことを逆手に取った自虐ネタを持ちネタとし、2004年にかけてお笑いブームに乗って一躍人気芸人の仲間入りを果たした。
『エンタの神様』などの番組では数々の問題も起こしており、最も好き嫌いが明確な芸人といえる。五味一男曰く、「昔のビートたけし、とんねるずみたいな感じ」とのこと。また、『ズバリ言うわよ!』にゲスト出演時、ネタ見せと鑑定で長井秀和ら他の芸人のネタでは顔色一つ変えなかった細木数子から、「面白かった。けれどコンビでの仲の悪さが見えてる」と言われた。同じく細木数子出演の『幸せって何だっけ』で竹山は「38歳辺りまでに結婚したほうがいい」と言われ、番組を通じて同棲中の女性にプロポーズし、その後FNS25時間テレビで「2007年春には正式に結婚する」と発表した。
2004年12月には、中島が急性リンパ球性白血病で長期休養することになり、竹山がピンで活動する事になった。ちなみに闘病中は竹山の出演料を二人で分け合って中島の分は治療費の一部にあてられていたという。現在に至るまで「カンニング竹山」と称されることが多い(竹山の希望という説もある)。同年、DVD『カンニングの思い出づくり』を発売。中島の復帰は当初「年内から2006年春(遅くとも4月末頃)には復帰」と言われていたが、予定から大幅に伸びてしまい4月には復帰できていなかった。また2006年11月には退院し「2007年5月ごろに復帰」との情報が出たものの、直後に再入院。それからしばらくした2006年12月20日、中島はウイルス性肺炎のため帰らぬ人となった(享年35)。 最後のTV出演は「エンタの神様」内でカンニング竹山が中島にかけた電話での声のみの出演だった。
中島が亡くなった翌日、竹山は記者会見を開いた。落ち込んだ様子で「正直、とても残念」「中島は戦友だし、夫婦みたいなものです」と述べた。また、コンビが実質的な解散となった中島亡き後も「カンニングの竹山」として活動していくことを宣言している。
『笑いの金メダル』で、竹山のみ笑金オールスターズとして2度目のCDを出す。更に、第5回M-1グランプリでは山崎邦正とコンビを組み、「竹山崎」として3回戦に進出した。
またカンニングはロックバンド「Janne Da Arc」の応援リーダーとしても活動中だが、シングルCDの告知CMでキレまくっていた為か、ファンから「Janne Da Arcに近づくな!」などの抗議が来たと後日『ミュージックステーション』で語った。この際、『絶対買うなよ!』とCMでキレたら(Janne Da Arc)CDは沢山売れたが、自分達のCD(ヘイ・ユウ・ブルース)で同じことをやったら本当に売れなかった、とも語っていた。
メンバー
- 福岡県出身。ツッコミ担当。故人。
出演番組
過去の出演番組
- 湘南バンクTV (tvk) 毎月第2・第4土曜日
出演作品
CD
- カンニングのヘイ・ユウ・ブルース(日本クラウン)2004/10/21
DVD
- エンタの神様 ベストセレクション Vol.1(バップ)2004/12/22
- エンタの神様 ベストセレクションVol.2(バップ)2005/1/26
- エンタの神様 ベストセレクションVol.3(バップ)2005/2/23
- カンニングの思い出づくり(ポニーキャニオン)2005/1/14
- イエヤス 爆笑セレクション Vol.4(ビデオメーカー)2005/12/23
インターネットコンテンツ
- ショートカッツ-実写版- 中島 #14 犬おやじ・竹山 #18 黒坂先生(小学館マイクロムービーズ)
外部リンク
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