ガゼット (バンド)
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the GazettE | ||
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基本情報 | ||
愛称 | ガゼット | |
出身地 | ![]() |
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ジャンル | ロック | |
活動期間 | 2002年~ | |
レーベル | PS COMPANY (2003年~) |
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事務所 | PS COMPANY | |
公式サイト | www.pscompany.co.jp/gazette | |
メンバー | ||
ルキ(ボーカル) 葵(ギター) 麗(ギター) れいた(ベース) 戒(ドラムス) |
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旧メンバー | ||
由寧(ドラムス) |
ガゼット(the GazettE、大日本異端芸者ガゼット)は、日本のインディーズ・ヴィジュアル系ロックバンドである。所属事務所はPS COMPANY。2006年1月より表記を“the GazettE”としている。
目次 |
[編集] メンバー
- Vocal:ルキ/流鬼
- (ex.魅琴(楓)⇒Ma'die Kusse(霧緋)⇒L'ie:Chris(霧緋)⇒Kar+te=zyAnose(Vo.切茜)⇒ガゼット(ルキ))
- Guitar:麗(うるは)
- (ex.鴉⇒Ma'die Kusse⇒L'ie:Chris⇒Kar+te=zyAnose(狂喜)⇒ガゼット(麗))
- Guitar:葵(あおい)
- (ex.Melville(棗)⇒Artia(葵)⇒ガゼット(葵))
- Bass:れいた
- (ex.鴉⇒Ma'die Kusse⇒L'ie:Chris⇒Kar+te=zyAnose(澪祁)⇒ガゼット(れいた))
- Drums:戒(かい)(リーダー)
- (ex.La'DeathtopiA⇒Mareydi†Creia⇒ガゼット)
- なお、葵は下手(しもて)、麗は上手(かみて)である。どちらがリードかリズムかは決まっていないが、麗がリードギターやギターソロを担当している作品が多い。また葵はアコースティックギターをプレイしていることもある。
[編集] 旧メンバー
- Drums 由寧(ゆね)
[編集] 概要
2002年、小学校からの友人であった麗とれいた。麗とれいたが前に組んでいたバンドのボーカルのルキ。そして葵、由寧と共にガゼットが結成。しかし1年ほどで由寧が脱退してしまい、代わりに戒が加入することになり、以後戒がリーダーとしてガゼットが活動していくことになる。
しかし、2003年。戒が突発性難聴にかかってしまい、サポートメンバーとして由寧が一時的ではあるが、復活している。
この後、ガゼットは「大日本異端芸者」と名乗り始め、ポスターなどに「大日本異端芸者ガゼット」の表記が見られるようになった。また、PS COMPANYに所属したのもこの頃である。
作詞はルキが担当、作曲は「大日本異端芸者の皆様」、「the GazettE」つまりガゼットが担当しているとなっているが、実際はルキ、麗、葵のいずれかの場合が多い。
2005年に所属事務所のPS COMPANYがキングレコードと提携しPSmusicとしてCDを流通しているため、ランキングはメジャーチャートに入っているが、正式にメジャーデビューを果たしているわけでない。しかし2005年に発売された「reila(オリコン初登場9位)」を始め、リリースするシングル音源を全てオリコンメジャーチャートTOP10にランクインさせる実力を誇る。また「Cassis」はオリコンチャートに1ヵ月半ランクインし、「Filth in the beauty」では「HEY!HEY!HEY!」への初のゴールデン番組出演、「Hyena」はデイリー3位、ウィークリー4位にランクインするなど、インディーズで活動するヴィジュアル系バンドとしては異例の人気を持つ。本人たちは「メジャーデビューには興味はない」、「ガゼットはガゼットである限りメイクを続ける」と公言している。
[編集] ディスコグラフィ
[編集] SINGLE
- 別れ道(1stプレス関東版1,000枚―2002.4.30/2ndプレス全国版3,000枚―2002.6.30)
- 鬼畜教師(32歳独身)の悩殺講座(2002.8.30)
- 午前0時のとらうまラヂオ]2003.11)
- ザクロ型の憂鬱(2004.7.28)
- 舐~zetsu~(2004.7.28)
- 未成年(2004.7.28)
- 大日本異端芸者的脳味噌中吊り絶頂絶景音源集。(2004.7.28/2005.11.23再発)
- reila(2005.3.9)オリコンコン総合チャート9位
- Cassis(2005.12.7/2006.1.12再発)オリコンコン総合チャート6位
- REGRET(2006.10.25)オリコンコン総合チャート9位
- Filth in the beauty(2006.11.1)オリコンコン総合チャート5位
- Hyena(2007.2.7)オリコンコン総合チャート4位
[編集] ALBUM
- COCKAYNE SOUP(2003.5.28)
- 悪友會~あくゆうかい~(2003.6.25/2005.11.23再発)
- スペルマルガリィタ(2003.7.30/2005.11.23再発)
- 犯行声明文(2003.10.1/2006.5.3再発)
- 斑蠡~MADARA~(2004.3.30/2006.5.3再発)
- DISORDER(2004.10.13/2006.5.3再発)
- 蛾蟇(2005.8.3/2005.11.23再発)
- NIL(2006.2.8)
- 大日本異端芸者的脳味噌逆回転絶叫音源集(2006.5.3)
[編集] VHS
- センチメンタルビデオ(2002.4.30) ※『別れ道』の曲を映像化したもの。
- 視聴覚質(2002.8.30) ※『鬼畜教師(32歳独身)の悩殺講座』の曲を映像化したもの。
- 百鬼夜行(2003.10.1) ※『午前0時のとらうまラヂオ』の曲を映像化したもの。
[編集] DVD
- 東京裁判~JUDGMENT DAY~(2004.4.28/2005.11.23再発)
- 斑蠡~MADARA~ (DVD)|斑蠡~MADARA~(2004.5.26/2005.11.23再発)
- 大日本異端芸者的全国巡礼単独公演「平成挽歌」2004.4.23 Shibuya O-EAST(2004.8.25/2005.11.23再発)
- STANDING TOUR 2005 FINAL「M.R.D」at 2005.4.17 渋谷公会堂(2005.7.6/2005.11.23再発)
- FILM BUG Ⅰ(2006.6.7)
- Standing Live tour 2006「Nameless Liberty.Six Guns...」TOUR FINAL-日本武道館-(2006.9.6)
[編集] 配布・会場限定
- 泥だらけの青春。(2003.10.8~28/暴動区六丁目劇場ツアー配布CD)
- 十四歳のナイフ(2004.9.22/平成維新党最終公演「日比谷逆縁抜刀」日比谷野外大音楽堂 前売りチケット購入者配布CD)
- チギレ(2005.8.4~30/『お客様感射デェイ~全国巡業編』FC会員のみ限定販売CD)
[編集] V.A
- 妖幻鏡 -moon- (2002.12.25 / CD) ※4曲目「おくり火」
- 「Matina 最終章~FINAL PRELUDE~」]](2003.4.10 / DVD)
- 喧嘩上等 (2003.4.29 / VHS)
- KALEIDOSCOPE (2003.5.1 / CD) ※3曲目「赤いワンピース」15曲目「Back drop Junkie[nancy]」
- 男尻ツアーファイナル配布CD (2003.5.6 / CD) ※2曲目「待ちぼうけの公園」
- Cure Japanesque Rock Collectionz (2004.7.28 / CD) ※11曲目「おくり火」
- Peace & Smile Carnival tour2005 ~笑顔でファッキュー~ (2006 / DVD)
[編集] 書籍
- Verwelktes Gedicht (2005.10.5) - ガゼット初の写真集。※初回限定5,000部のみ「枯詩」CD付
- バンドスコア「NIL」 (2006.4.28) - バンドスコア。
[編集] 略歴
- 2002年初頭 結成
- 2002年6月02日…無料ワンマンショー「極楽少年の事件簿」【神楽坂ディメンジョン】
- 2002年10月11日…ワンマン「純情悪ガキ解放区」【高田馬場AREA】
- 2003年1月23日…急遽敢行新春ガゼットワンマンライブ「仁義」【横浜Sound hall】前Dr.(由寧)が脱退する
- 2003年2月01日…Dr.に戒が加入
- 2003年3月01日…PS COMPANY所属となる
- 2003年9月5、6日…ガゼット単独ライブ二日間 「お客様感射デェイ」【高田馬場AREA】
- 「右 欲」-ガゼット様万歳!!オ國ノ為ニ、我等ノ為ニ-、「左 欲」-反ガゼット派、高田馬場ゲリラ(ブーイング万歳!!)-
- 2004年1月16日…単独公演「『東京裁判』~JUDGMENT DAY~」【SHIBUYA-AX】
- 2004年3月10日…ガゼット2周年記念「お客様感射デェイ」(FC大日本異端業者発足)【高田馬場AREA】
- 第一部「金閣」、第二部「銀閣」
- 2004年4月…大日本異端芸者的全国巡礼単独公演「平成挽歌」
- 2004年4月23、24日…大日本異端芸者的全国巡礼単独公演TOUR FINAL「平成挽歌」【Shibuya O-EAST】
- 2004年6月9日…「お客様感射デェイ」FC限定【高田馬場AREA】
- 第一部「天国」、第二部「地獄」
- 2004年夏…第二回大日本異端芸者的全国巡礼単独公演「平成維新党」
- 2004年9月11日…第二回大日本異端芸者的全国巡礼単独公演TOUR FINAL「日比谷逆縁抜刀」【日比谷野外音楽堂】
- 2004年冬…STANDING TOUR 2004「ROYAL DISORDER」
- 2005年早春…STANDING TOUR 2005「GRAND ROYAL DISORDER」
- 2005年3月10日…三周年記念興業 大日本異端芸者的感謝祭【SHIBUYA-AX】
- 第一部「三周年祝賀会」、第二部「お客様感射デェイ~番外編」
- 2005年春…STANDING TOUR 2005『MAXIMUM ROYAL DISORDER』
- 2005年4月16、17日…DISORDER TOUR FINAL「M.R.D」【渋谷公会堂】
- 2005年夏…STANDING TOUR 2005 [gama] The under ground red cockroach
- 2005年9月24日…[gama] The under ground red cockroach TOUR FINAL 「Psychedelic dirty」【東京国際フォーラムA】
- 2005年9月20日…大日本異端芸者 初単独公演 「ガゼロックショウ」【横浜アリーナサウンドホール】
- 2006年年頭…Standing Live tour 2006[Nameless Liberty.Six Guns...]
- 2006年5月7日…TOUR FINAL「Nameless Liberty.Six Guns...」【日本武道館】
- 2006年7月…海外進出決定。7月29、30日…ドイツにてワンマンライヴ2Days
- 2006年8月6日…GAZEROCK FESTIVAL IN SUMMER 06 [BURST INTO A BLAZE]【東京ビッグサイト西野外展示場】
- 2006年冬…TOUR 2006[DECOMPOSITION BEAUTY]
- 2007年年頭…TOUR 2006-2007 DECOMPOSITION BEAUTY 2ND [FURY&SORROW]
- 2007年3月11日…TOUR FINAL [Meaningless Art That People Showed]【横浜アリーナ】
[編集] 疑惑・批判
ガゼットは日本のヴィジュアル系バンドの中でも指折りの人気を誇るが、その人気に比例するかの様に、インターネットの電子掲示板である2ちゃんねるなどを中心とし批判が向けられている。
批判の題材としてよく挙げられるのがDir en greyを中心とした他バンドの楽曲の酷似疑惑である。ルキはDir en greyのボーカル京を尊敬していると公言しているが、「京へのリスペクトであるとしても限度が必要である」といった意見が多数述べられている。更にライブ時のメイクやプロモーション・ビデオの演出などでもDir en greyと酷似した部分が見受けられる。以上の疑惑などによって、前述の電子掲示板ではバンドに対する批判や悪口を書き込むなどファンと対立した存在に位置する「アンチガゼット」が急増した。アンチガゼットは酷似した楽曲のリストを作り、踏まえてガゼットを批判している。
またDir en greyのアルバム『Withering to death.』に収録されている「Beautiful Dirt」の歌詞はガゼットを批判した内容であるという噂が一時期流れたが、京はこの件に関して「特定の誰かを非難する意味の歌詞ではない」とコメントしている。