ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団
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ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団(―かんげんがくだん、仏語:Orchestre de la garde républicaine)は、フランス国家憲兵隊の共和国親衛隊に所属している軍楽隊である。楽団の、特に吹奏楽の演奏は極めて高いレベルであり、あらゆる意味で「世界最高」ならぬ「世界最強」と言われる程である。軍楽隊では吹奏楽編成を採用しているところが多いが、管弦楽の編成をとることができるように弦楽器奏者を加えている。
[編集] 歴史
1848年共和国親衛隊の騎兵連隊に12名の騎馬ファンファーレ隊が創設されたのが共和国親衛隊音楽隊の始まりである。現在でも共和国親衛隊騎兵連隊には騎馬ファンファーレ隊が置かれている。1856年、隊員56名からなる吹奏楽編成の親衛隊音楽隊を編成した。1867年にパリで行われた国際軍楽隊コンクールで1等賞を受賞。 1947年、交響楽団も編成できるように40名の弦楽セクションを増員した。
[編集] 編成
現在、共和国親衛隊音楽隊は吹奏楽編成の音楽隊に加えて弦楽器奏者を加えて編成されている。国家憲兵隊の3名の士官(隊長(国家憲兵隊中佐:指揮)、副隊長(指揮)、編成担当士官)の他に116名の演奏隊員で構成されている。演奏隊員は2年間の訓練期間を経て准尉に昇進する。ほとんどの演奏隊員の階級は国家憲兵隊准尉である。演奏隊員のほとんどはパリ音楽院の卒業者であり、民間との兼職が認められている。現在、22名が民間交響楽団のメンバーを兼務。49名が私立音楽学校教授を兼務している。現在の楽器別演奏者人数は下記のとおりである。
- 第1クラリネット 11名
- 第2クラリネット 7名
- E♭クラリネット 2名
- アルトクラリネット、バスクラリネット 4名
- フルート、ピッコロ 4名
- オーボエ、コーラングレ 4名
- ホルン 7名
- ファゴット 4名
- トロンボーン 4名
- コントラバス 2名(吹奏楽編成でも加わる。)
- ユーフォニアム(サクソルン・バス使用) 4名
- トランペット 7名
- サクソフォン 7名
- 打楽器 6名
- ハープ 2名
- 吹奏楽編曲担当 1名
- 第1バイオリン 12名
- 第2バイオリン 10名
- ビオラ 8名
- コントラバス 3名(管弦楽の演奏時のみ)
- チェロ 6名
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