コンパートメント席
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コンパートメント席(こんぱーとめんとせき)とは、単に「個室」(こしつ)ともいい、鉄道車両等では車両の一部ないしは全てを仕切板などで区切り、その区画を一つの単位として発売されるものを指す。また、この席を利用する際に発行されるものをコンパートメント券という。日本では数少ないが、ヨーロッパの鉄道車両では比較的多く見られるものであった。
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[編集] コンパートメント席を持つ車両・列車
[編集] JR
[編集] グリーン車
[編集] 普通車
- JR西日本:700系電車7000番台(「ひかりレールスター」用の編成、定員4名)
[編集] JR以外
- 東武100系電車(「けごん」・「きぬ」、定員4名)
- 浅草駅寄り先頭車両(6号車)に定員4名で6室設定されている。
- 小田急50000形電車(VSE、4人掛け)
[編集] セミコンパートメント席を持つ車両・列車
4人向かい合わせの席を、他の席と離れた場所に設けたり、他者の視線をさえぎるよう仕切りを高くするなどして、個室のような雰囲気を持たせた席がある。これは、「セミコンパートメント」と呼ばれる。
[編集] JR
- JR東海373系電車
- JR九州787系電車(普通車)(「リレーつばめ」・「有明」・「きらめき」・「かいおう」)
- この座席は4号車(「リレーつばめ」)または3号車(「有明」・「きらめき」・「かいおう」)にあり、4人向かい合わせの座席の中央にテーブルがある。ボックスとボックスの間には仕切りがあるが、通路側は開放されている。車輌の上り方半分がこの区画(残り半分…元ビュッフェの区画…は開放型客室)で、定員4名のボックスが中央の通路を挟んで左右に3つずつ、計6室設置されている。なお、「リレーつばめ」では指定席だが、それ以外の列車では自由席となっている。
[編集] 私鉄
- 近鉄23000系電車(伊勢志摩ライナー、2・4人掛け)
- 小田急20000形電車(RSE、4人掛け)
[編集] 現役を引退した車両
- 名鉄8800系電車(パノラマDX、既に引退)