スサノオ号
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スサノオ号( - ごう)は東京都と松江市・出雲市を結ぶ高速バスである。愛称は、日本神話で八岐大蛇を退治した須佐之男命から。 全便座席指定制のため、乗車には予約が必要。
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[編集] 歴史
キャメル号記事も参照のこと。
- 1988年12月21日:東京急行電鉄(当時)・一畑電気鉄道(当時)・中国ジェイアールバスの3社により運行開始。当初計画では一畑電気鉄道が米子営業所を持っていたため、米子にも停車する予定であったが、当時はダブルトラックが認められなかったため、米子停車は見送られた。また、米子自動車道が未開通のため、中国自動車道落合ICから国道313号~国道181号~米子南IC~山陰自動車道~米子西IC~国道9号を経由していた。
- 1989年12月14日:米子自動車道江府IC~米子IC間が開通したため、江府IC~米子自動車道~米子IC~米子東IC~山陰自動車道経由(当時、米子JCTは未完成)に変更。
- 1991年10月1日:分社化により、東京急行電鉄担当便が東急バスに移管された。
- 1992年12月18日:米子自動車道落合JCT~江府IC間が開通したため、中国自動車道~落合JCT~米子自動車道~米子IC~米子東IC~山陰自動車道経由(米子JCTは未完成)に変更。
- 1998年3月20日:山陰自動車道の米子西IC~安来IC間が開通したため、米子自動車道~米子IC~米子東IC~山陰自動車道~安来IC~国道9号経由(米子JCTは未完成)に変更。これに伴い、安来駅前への停車を廃止。なお、安来市内に代替停留所は設置されなかった。
- 1998年9月30日:東急バスが撤退。
- 2000年4月1日:分社化により、一畑電気鉄道担当便が一畑バスに移管された。
- 2001年3月24日:山陰自動車道の安来IC~矢田IC間、松江玉造IC~宍道IC間が開通したため、米子自動車道~米子IC~米子東IC~山陰自動車道~松江中央IC~松江駅~松江中央IC~山陰自動車道~宍道IC~国道9号経由(米子JCTは未完成)に変更。これに伴い、玉造温泉・宍道連絡所の各停留所を廃止、山陰自動車道上に玉造(宍道湖SA)・宍道の各停留所を新設。
- 2003年4月20日:米子自動車道~米子IC~米子東IC~山陰自動車道~松江中央IC~松江駅~松江西IC~山陰自動車道~宍道IC~国道9号経由(米子JCTは未完成)に変更。
- 2005年8月4日:米子自動車道米子JCTが一部完成したため、東京渋谷行を米子自動車道~米子JCT~山陰自動車道経由(逆方向は未完成)に変更。
- 2006年8月11日:米子自動車道米子JCTが一部完成したため、出雲行を米子自動車道~米子JCT~山陰自動車道経由に変更。
- 2007年3月1日:この日の出発便より、渋谷経由東京駅発着に変更。
[編集] 運行概要
[編集] 運行経路
太字は乗降扱い停留所。
- 東京駅~渋谷マークシティ~(池尻出入口~首都高速道路3号渋谷線~東名高速道路~名神高速道路~中国自動車道~米子自動車道~山陰自動車道~松江中央IC)~松江駅~(国道9号~島根県道24号松江木次線~松江西IC~山陰自動車道)~ 玉造~宍道~(山陰自動車道~宍道IC~国道9号)~出雲市駅
- 同一都県間相互の利用は不可。
[編集] 運行事業者
- 一畑バス(出雲支社)
- 中国ジェイアールバス(島根支店)
[編集] 使用車両
一畑バスは原則1号車が三菱ふそうエアロキング、2号車以降はいすゞガーラSHD、三菱ふそうエアロクィーンIが使用される。中国ジェイアールバスは原則1号車が三菱ふそうエアロキング、2号車以降は三菱ふそうエアロクィーンI、いすゞガーラSHDが使用される。いずれも独立3列シートWC付のダブルデッカー(1号車)またはスーパーハイデッカー(2号車以降)である。ただし、三菱ふそうエアロキングは各社1台ずつしかないため、点検時は1号車もスーパーハイデッカーでの運行となる。
[編集] 所要時間・運賃
東京駅~出雲市駅
- 11時間55分~12時間15分
- 片道12,070円
東京駅~松江駅
- 11時間55分~12時間5分
- 片道11,550円
渋谷マークシティ~出雲市駅
- 11時間25分
- 片道12,070円
渋谷マークシティ~松江駅
- 10時間35分
- 片道11,550円
[編集] 運行回数
- 夜行1往復
[編集] 車内設備
- 3列シート
- フットレスト
- レッグレスト
- ビデオ ・マルチステレオ
- トイレ
- おしぼり
- 毛布
- 読書灯
- スリッパ
[編集] 特記事項
- 東京での一畑バス・中国ジェイアールバスの運行支援業務は、ジェイアールバス関東東京支店が担当している。
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