ダチョウ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
?ダチョウ | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ダチョウ |
||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||
Struthio camelus リンネ, 1758 |
||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ダチョウ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Ostrich |
ダチョウ(駝鳥、学名:Struthio camelus)は、ダチョウ目、ダチョウ科に属する、現存する世界最大の鳥類である。体高は約2.5m、体重は約135kgまで達する。
目次 |
[編集] 特徴
エチオピア区(生物地理区)の固有種。 かつてアフリカ全域およびアラビア半島に生息していたが、乱獲などにより生息範囲は減少し、現在ではアフリカ中部と南部に生息するのみである。
首は長く、小さな頭には大きな目と短く幅広のクチバシがある。危険が迫るとその長い首と頭を地面すれすれまで下げ、仲間にその危険を知らせる習性がある。
そして、長く骨太な脚をもち時速60km/h以上で走ることができる。 2本のみの脚指には大きな爪がついており、これが馬のヒヅメのように走るときに脚指を保護している。
成鳥の食性:草食性
ダチョウの卵は長径11cmにも達する。これは現存する鳥類では最も大きい(絶滅種ではエピオルニス)。
[編集] 食肉
ダチョウの肉は赤みが強く、脂が殆ど無いことから健康食品として注目されており、日本国内でも食用として観光農場などでの飼育羽数が増加している。近頃は人気が出すぎて生産が追いつかない程である。また皮はバッグなどの皮革製品に利用されている。
見た目や味も近いものがあることからステーキ・焼肉・ハンバーグなど、牛肉と同じ調理方法で食べることが多い。ただし加熱しすぎると硬くなり、脂が殆ど無いことからジューシーさに欠けるという意見もあり、好みが分かれるらしい。
卵は非常に大きいが、味はけして良くない。水っぽく、白身は火を入れても半透明でジェル状にしかならない。アフリカの狩猟民族にとっては貴重な蛋白源であるが、専ら子供や老人の食べ物とされ、成人が食べるのは恥とされていると言われる。殻はアートなどに利用される。
聖書で食べてはならない食品の一つに入っているため、ユダヤ教徒は食べない。
[編集] Sibley分類体系上の位置
Sibley-Ahlquist鳥類分類 |
---|
ダチョウ亜目 Struthioni
ダチョウ下目 Struthionides
|
[編集] ダチョウに関係する作品
- ぼろぼろな駝鳥(だてう) - 高村光太郎
- 片足ダチョウのエルフ
[編集] 画像
[編集] 外部リンク