ドラえもんの道具 (る-れ)
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ドラえもんの道具 (る-れ) では、藤子・F・不二雄の漫画およびアニメ『ドラえもん』に登場するキャラクターであるドラえもんが、腹部の4次元ポケットから出す道具(ひみつ道具)のうち、読みが「る」で始まるものから「れ」で始まるものまでを列挙する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] ルームガードセット
ルームガードセットは、『ルームガードセット』(てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』1巻収録)に登場する。
自室を侵入者から守るための道具。セット内容は以下の通り。
- レーダー
- 部屋へ通じる通路(廊下など)に仕掛けておく。誰かが部屋に近づくと、室内のモニターに警報が鳴り、様子が画面に映し出される。
- X線探知機
- やはり通路に仕掛ける。接近者が銃火器や刃物などを所持していないかをチェックする。
- パスワード識別ロック
- 部屋のドアに仕掛けておく。前もって定められた合言葉を言わなければ、ドアが開かないようになる。また、このロックを仕掛けたドア以外(窓など)から部屋に入ることもできなくなる。
- 電撃銃
- ドアの向かいの壁に仕掛ける。ドアを開けようとした者が1分以内に合言葉を言わない場合、電撃で狙撃する。
なお、部屋への接近者が入室を許可された者か否かを識別する機能は、合言葉以外に一切ない。のび太は部屋にセットを仕掛けた後、自分が決めた合言葉(早口言葉)を言い間違え、自ら電撃を浴びてしまった。
[編集] ルームスイマー
ルームスイマーは、『ルームスイマー』(てんとう虫コミックス18巻収録)に登場する。
風呂桶ほどの大きさの巨大なゼリーの固まりだが、特殊なクリームを体に塗ることでこの中に入り、普通の水と同じように泳ぐことが出来るようになる。しかも水分は一切外部に漏れないため室内など何処でも泳ぐことが出来るうえ、自分が進むとルームスイマーも自動的に移動するのでいつまでも泳ぐことが出来る。
エピソード内ではドラえもんが直接ポケットからホースを取り出してルームスイマーを出していたためどのような容器に収まっているのかは描かれていない。
スイマーから出る物体はクリームを塗った人以外が入ろうとしても跳ね返されてしまう。また、この物体は水によく似た温度になっており、長時間入っていると寒くなってくる。さらに、この物体に入った人は外部の力によって無理やり出ようとしても出られない。これがエピソードのオチにもなっていて、人間はこのホースで吸い取らないとルームスイマーから出られないという怖い性能であり、ホースを持ったドラえもんがうっかり出かけてしまったためのび太は溺れて死にかけてしまった。
[編集] ルームマラソン
※ 未来のルームマラソン機を参照。
[編集] るす宅警報テレビ
るす宅警報テレビ(- たくけいほう -)は、映画作品『のび太と竜の騎士』に登場する。
家を留守にする際、家に何かが起きても出先で知ることの出来る機械。何かが起きると「ビーッビーッ」とブザーが鳴り、家の様子がこのテレビに映る。
[編集] レーザー探査機
レーザー探査機(- たんさき)は、映画作品『のび太の日本誕生』に登場する。
物体にレーザー光線を照射することで、その物体の内部構造や構成素材を分析することができる機械。
ギガゾンビの下僕のツチダマの破片を分析するために用いられた。なお道具の名称は公式サイトで紹介されているのみで、作中では呼ばれていない。
[編集] レーダーステッキ
※ ホームズ・セットを参照。
[編集] レーダー地図
※トレーサーバッジを参照。
[編集] レコード製造機
レコード製造機(- せいぞうき)は、『ジャイアンの心の友』(てんとう虫コミックス11巻収録)に登場する。
その名の通りレコード(アナログディスクレコード)を作り出す機械。外観は古風な蓄音機のようで、歌を吹き込むと、レコードになって出てくる。ラベルには曲名、歌手名が自動的に印刷される(ちなみに劇中ではメーカー名はノビタレコード)。コピーは何枚でも作ることができ、歌手本人の写真をあしらったジャケットを作ることもできる。
[編集] レジャー用深海潜水艇
レジャー用深海潜水艇(- ようしんかいせんすいてい)は、『深海潜水艇たった二百円!!』(てんとう虫コミックス42巻に収録)に登場する。
ドラえもんの道具ではなく、未来デパートからの広告に載っていた新製品。レジャーに用いられる家庭用潜水艇で、デラックスタイプで110,033円、最も安い普及型でも50,015円。
気分だけ味わうための200円のペーパークラフトもある。紙工作とは言え3mほどの大きさで、さらに内部は特殊空間で本物同様の広さになっている。紙なので水に濡らすことはできないが、乗り込んで空を飛ぶことができ、窓の「幻視フィルター」を通じて見ると、外の景色が海の景色に変換されて見える(草木は海草や珊瑚、家が古代遺跡、風船がクラゲなど)
[編集] レスキューボトル
レスキューボトルは、映画作品『のび太の日本誕生』に登場する。
瓶に救助犬を模した顔が付いた道具で、ソリのように雪上を滑って遭難者を探し出し、瓶の中に入っている栄養ドリンクを飲ませ、仲間のもとまで連れ帰る。遭難者を探すためには、前もって匂いを覚えさせる必要がある。
[編集] レプリガン
レプリガンは、のび太の恐竜2006の任天堂DSのゲームの中だけに登場するオリジナルひみつ道具。 24世紀頃から製造されている。
撮影したモノの能力をカードに録り込み、さらにそのカードに納められたモノをレプリカとして撃つことができる。カードはレプリカードと呼ばれ、大きく分けて“キャラカード”“恐竜カード”“パワーアップカード”“ひみつ道具カード”の4種類ある。
[編集] レプリコッコ
レプリコッコは、『レプリコッコ』(てんとう虫コミックス35巻)と言う作品に登場する。
ニワトリを模った形をした道具。この道具は物を複製できる。ただし複製された物はオリジナルと比べて寸法が小さくなる。複製できる物は漫画本、オモチャ、食べ物、ぬいぐるみ、テレビに映ったもの(本物のゴジラ)など、幅広い。
使い方はまず、鶏の形をした道具に複製させたい物を見せながらくちばしを押す。そうすると卵が生まれるのでその卵を割ると、複製されたものが出てくる。ただし、大きさはミニチュアサイズである。また、卵にはさまざまな模様が描かれている。
ただし現代で、書店でカメラ付き携帯電話によるデジタル万引きが横行している実情を考えると、書店でレプリコッコを使用して本を複製する事は、この事例と同様に犯罪である可能性が高い。劇中でも書店の主人は怪しんで、二度目からは「にわとりにみせるのおことわり」と言い出した。
[編集] レポーターロボット
レポーターロボットは、『レポーターロボット』(てんとう虫コミックス40巻)という回に登場する。
その名の通り、芸能レポーターのように様々なニュースを集めるロボット。ハンドマイクに手足の付いたような姿で、マイクの部分に目と口がある。言葉を話すことができ、空を飛ぶこともできる。知りたいニュースを頼めば、そのニュースにかかわる人物を執拗に追い回して取材をする。取材の模様は、専用のテレビモニターに映し出される。
その取材ぶりは、よく世間で批判されるしつこい芸能レポーターのようで、取材相手に会えなければ自宅の窓に飛び込んで取材を強要するほど。プライバシーも何もあったものではなく、取材される側にとっては迷惑この上ない。マイクに付いているスイッチを切れば取材は終了するが、うかつにスイッチに触れようものなら「知る権利」を理由に放電攻撃を食らって黒焦げになってしまう。
[編集] 連呼マシン
連呼マシン(れんこ -)は、『ドラえもんとドラミちゃん』(コロコロ文庫ドラミ編、ドラえもんプラス4巻に収録)に登場する。
選挙運動用の道具で、アンテナを人に向けると、その人に誰かの名前を連呼させることができる。しかし、ただ連呼するというわけではなく、言おうとした他の単語が当人の意思に反してその名前に置き換えられてしまうので、会話が成立しなくなってしまう。
ドラえもんが静香にのび太を印象づけようとし、この道具で静香と出木杉にのび太の名前を連呼させたが、大した効果はなかった。
[編集] 連想式推理虫メガネ
連想式推理虫メガネ(れんそうしきすいりむし -)は、『連想式推理虫メガネ』(てんとう虫コミックス32巻収録)に登場する。
推理したいことを言ってスイッチを入れると、その特徴から連想される事柄が次々に表示され、最後には推理結果に辿りつく。たとえば無くなったどら焼きの行方を推理すると「どら焼きは丸い」→「丸いは月」→「月は0点」→「0点はのび太」→「どら焼きはのび太の腹の中」。
[編集] レントゲン
レントゲンは、『まんがか』(「小学三年生」1970年4月号掲載)に登場する。
その名の通り、レントゲンによって物の内部を調べる道具。手持ちのライトのような形で、調べたい物を照射すると、反対側に透視映像が映る。たとえば人が壁に向かい、背中をこの道具で照射すれば、胴の内部が壁に映し出される。
[編集] 連発型不運光線銃
連発型不運光線銃(れんぱつがたふうんこうせんじゅう)は、『不運はのび太のツヨーイ味方!?』(てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』1巻収録)に登場する。
この銃の放つ光線を浴びた者は、立て続けに不運に遭ってしまう。
ドラえもんの道具で調子に乗るのび太を諌めるためにドラえもんが使用したところ、のび太は正月でもないのに凧に絡まったりオバQに衝突したりと、あり得ない不運に見舞われることになった。