ノンストップゲーム
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ノンストップゲームはかつて関西テレビ放送で放送された視聴者参加型クイズ番組である。毎週土曜日の13:00~14:00の生放送だが、観客(女性限定)はその前に放送された「ノックは無用!」(12:00~13:00)とのセットで番組を観覧する形となっていた。しかし「ノック」をネットしていた東海テレビではノンストップゲームはネットされておらず、東海地方では三重テレビ放送や岐阜放送(こちらはごく一時期)にて時差ネットされていた(当然録画放送)。
テーマソングの作曲はキダ・タロー。アップテンポな曲調であった。また、その歌詞は番組名を連呼するもので、かつて関西ローカル番組のテーマ曲でよく見られた形式であった。(その多くがキダ作曲ではあるが。)
また、曲中に語りが入る。その部分を島田紳助が担当した。
放送終了後、これまでに1度だけ「関西テレビの日記念」(8チャンネルにちなみ、平成8年8月8日)として特番で復活した。この時は、朝から深夜まで(ゴールデンタイムを除き)ぶっ通しで生放送で行われた。
目次 |
[編集] 出演
司会者はお揃いのジャケットを着ていた。
[編集] 前期司会
[編集] 後期司会
[編集] その他
[編集] 番組の流れ・ルール
基本的に予選クイズとノンストップゲーム(後述)を、放送終了まで繰り返す。
ノンストップゲーム継続中に放送の終了時間が来た場合は、翌週にその続きから挑戦できる。
[編集] オープニング
- 放送を開始して、まず司会者が自己紹介をした後に、司会者達がノンストップゲームの賞品の紹介を行う。
- テーマソングが流れる中、メイン司会が賞品とその賞品を提供した企業名やブランド名を紹介し、サブ司会が声を合わせて企業名や商品名を「○○する(買う)なら(企業名)!!」のように復唱した。(ex.ハワイ行くなら日本旅行!!)
- このメイン司会の立て板に水の賞品紹介とサブ司会陣のやり取り、そしてBGMとして流れるテーマソングが、番組の持つ「勢い」の雰囲気作りに役立ったのではないだろうか。
[編集] プライスクイズ
- 観客の中から毎回3人ずつ無作為で選び、まずクイズに挑戦してもらう。クイズは毎回ある商品を1点ずつ取り上げ、その値段を当てる。正解または正解未満の金額で最も近い答えを書いた参加者が、その商品を獲得した上で、ノンストップゲームに挑戦できる。なお同金額の場合はじゃんけんでそれに参加できる人を決定した。なお、3人の解答した金額がどれも正解の金額を超えていた場合は、「オーバー」で3人とも失格となる。この場合は、新たに3名を決め直してから、同じ商品の金額を当ててもらう。
[編集] ノンストップゲーム
挑戦者が決定し、メイン司会のノンストップゲーム開始の旨の宣言とともに、ノンストップゲームのロゴ(番組の冒頭に表示される物と同じ)が表示され、ジングルが鳴った。(CMに入る際のジングルも同じものが使われた。)
つまり、「ノンストップゲーム」とは、番組名であるとともに、以下に詳細を説明するこのゲームの事を指すのである。
- 予選クイズを勝ち抜いた挑戦者は、まず3つのサイコロを振った出目の合計を「小」か「大」(小は3~10、大は11~18)で予想し、宣言する。
- サブ司会はそれぞれ「大」(横山ノック)か「小」(桂文珍、後期は月亭八方)の応援を担当しており、挑戦者が宣言した物とは反対のほうの担当者が、「SMALL(小) 3~10」または「BIG(大) 11~18」と書かれたプラカードを持ち、観客とともに「小!小!小!小!」または「大!大!大!大!」と連呼しながらスタジオを走り回る。また、サブ司会者の後ろには「ノンストップボーイ」と呼ばれる青年(主に学生)達が連なり大いに囃し立てる役目を行う。
- 番組が生放送であるため、時間に限りがある。なので、挑戦者が早く失敗すれば(観客にとって)自分にチャンスが回ってくるかもしれないので、挑戦者の宣言が外れるようにと、反対のほうを応援するのである。
- 挑戦者は、メイン司会の「ダイス・レッツトライ!」の掛け声とともに3つのサイコロを振る。
- 3つのサイコロの出目の合計と事前の宣言とが的中した場合、商品を獲得。獲得商品は出目の数字によって決定する。そして、続けてダイスゲームに挑戦できる。
- 但し商品があらかじめ決定されているものもあり、3と18は三菱自動車の関西圏各地の店舗から提供される自動車(前期は三菱・ランサーEX、後期は三菱・ランサーフィオーレなど)。4と17は日本旅行提供の旅行プレゼント(4はハワイ、17は1週ごとに沖縄と北海道が交互)、5と15(15の方は、一日一度限りの商品で、それが出ると、別の商品になった)は三星堂(大阪の宝石専門店)提供のダイヤモンドなどが贈呈されていた。なお番組後期は自動車のプレゼントは3と18に加え「ラッキーチャンス」の番号を2回連続で当てた場合にも適用された。ラッキーチャンスは最初の挑戦者がその数字を決定し、大か小かの予想を外していても引き続いてサイコロを振る(商品を獲得する)ことができた。
- 挑戦者は予想が外れるか、自動車獲得、若しくは獲得商品(予選クイズの商品も含む)の合計金額が100万円相当を超えるとその時点でゲーム終了となる(当時は公正取引委員会の取り決めで1回の懸賞で獲得できる総額は100万円までと定められていた。また、そのような理由から、自動車獲得の場合は、自動的にこれまでの商品の獲得権は消滅するものとされた)。
- また、外れた場合には、事前にハガキに任意の出目の数を書いて応募をした視聴者の中から、挑戦者が予想を外した際に投げた出目の数を当てた1名に、その商品をプレゼントしたこともあった。
[編集] その他
- その他、番組開始当初から毎回1名視聴者(男性も参加可能)に電話をかけて、司会者がサイコロを代行して振る「テレフォンダイス」のコーナーや、番組後期にはやはり毎回指定された1回に通常のダイスゲームとは別に6つの商品の中から1つを挑戦者が選んで自らが公言した数字を3回以内のチャレンジで的中させれば商品を獲得できる「セレクトダイス」のコーナーがあった。
- また「ノックは無用!」のエンディング(魅惑の変身コーナーの次)に、当番組の予告編を兼ねたコーナーがあり、そこでも視聴者プレゼントを「ノックは無用!」に登場したゲストがサイコロを振って決定したコーナーもあった。
- MBSラジオ「板東英二金曜生BAN BAN」の番組内で「ノンストップゲーム・リターンズ」というコーナーで復活している。
- ノック欠席時のオープニングで、ノックの等身大パネル(スーツを着ている人のイラストにノックの顔をはめ込んだもの)を真ん中に置いていたことがある(ちなみに、その回は録画だった)。
[編集] スタッフ
- 構成:久世進
- プロデューサー:鵜川実
- ディレクター:竹本潔観
[編集] 提供スポンサー
[編集] 関連項目
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