フレデリック・フォーサイス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文学 |
ポータル |
各国の文学 記事総覧 |
出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
フレデリック・フォーサイス(Frederick Forsyth, 1938年8月15日 - )はイギリスケント州アッシュフォード 生れの作家。
目次 |
[編集] プロフィール
19才でイギリス空軍に入隊後、1956年から1958年まで勤務。その後イースタンディリープレスのレポーターとしてジャーナリズムの世界に入り、1961年にロイター通信社の特派員としてパリ、西ドイツ、チェコスロバキアで過ごす。1965年にBBC放送入りし、1967年にナイジェリア内戦(ビアフラ独立戦争)取材の特派員として現地入りした。
そして1970年に、フランスのシャルル・ド・ゴール大統領暗殺未遂事件を書いた処女作『ジャッカルの日(The Day of the Jackal)』を世に送り出した。
フォーサイスを語る上で欠かせない逸話として赤道ギニアのクーデター支援がある。『ジャッカルの日』の印税により、ナイジェリアでの独立戦争に敗れ祖国を失ったビアフラ人のために傭兵部隊を雇い、赤道ギニア共和国に対しクーデターによる政権転覆を1972年に図った。
しかし、計画は船への武器積み込み予定地であるスペインで、事前に買収していたスペイン国防省の役人の裏切りにより傭兵隊長がスペインで身柄を拘束され頓挫した。このノンフィクションを下地にして、執筆されたのが第3作目にあたる『戦争の犬たち(The Dogs of War)』でこの物語では作戦は成功している。後年、アカデミー賞俳優のクリストファー・ウォーケン主演で映画化された。
[編集] 主な著作
- 収録作品
- ブラック・レター
- 殺人完了
- シェパード
- 悪魔の選択(角川書店)
- 第四の核(角川書店)
- ネゴシエイター(角川書店)
- 神の拳(角川書店)
- イコン(角川書店)
- ハイディング・プレイス(フジテレビ出版)
- カリブの失楽園(角川書店)
- 戦争の犠牲者(角川書店)
- 売国奴の持参金(角川書店)
- 帝王(角川書店)
- 収録作品
- よく喋る死体
- アイルランドに蛇はいない
- 厄日
- 免責特権
- 完全なる死
- 悪魔の囁き
- ダブリンの銃声
- 帝王
- 戦士たちの挽歌(角川書店)
- 収録作品
- 戦士たちの挽歌
- 競売者のゲーム
- 奇蹟の値段
- 囮たちの掟
- 時をこえる風
- フレデリック・フォーサイス翼を愛した男たち(原書房)
- マンハッタンの怪人(角川書店)
- アヴェンジャー(角川書店)
[編集] 関連事項
- 佐々淳行
- 著書内に実名で登場。