ブンセン
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
略称 | ブンセン のり佃煮「アラ」 |
本社所在地 | 679-4393 兵庫県たつの市新宮町新宮387 |
電話番号 | 0791-75-1151(代表) |
設立 | 1934年(昭和9年)8月 |
業種 | 製造業 |
事業内容 | 総合食品製造販売 |
代表者 | 代表取締役社長 田中 瑞樹 |
資本金 | 3億8千万円 |
従業員数 | 338名 |
外部リンク | http://www.bunsen-kk.co.jp/index.htm / |
ブンセン株式会社(ぶんせんかぶしきがいしゃ、英文商号 BUNSEN CO.,LTD.)は、日本の食品メーカー。
企業キャッチフレーズは「おいしいが喜び」。佃煮、惣菜、もろみ、煮豆、米飯、生菓子、醤油などを扱う。
目次 |
[編集] 概要
本社は兵庫県たつの市新宮町新宮387。兵庫県南西部(播磨地方)に位置する中小企業のため全国的にはマイナーだが、近畿地方を中心に西日本では佃煮の「アラ!」シリーズが有名。付近は薄口醤油の主力産地であり、当社も創業以来、醤油を長年醸造してきた。
強烈な印象を残すユニークな商品名で、異彩を放つ存在であり、「アラ!」「塩っぺ」「ヤーダ」「パ」など短いフレーズながら強烈なインパクトを与えるものである。これは、創業者が感銘を受けた萩原朔太郎の詩から採用したといわれる。社名は寛永通宝の中でも重宝された「文銭」に因み、社紋にも採用している。
コマーシャルについては、かつてはサンテレビをメインに積極的にテレビCMを行っていた時期もあったが、現在はABCラジオなどでのラジオCMにほぼ特化している。ラジオCMではピアノの伴奏に乗ったかたつむりの歌の替え歌(「アラ」しか言わない)が流れている。
工場は同県加古郡稲美町、大阪府摂津市ほか数箇所にある。事業所は全国で18箇所。
[編集] 沿革
- 1934年(昭和9年)8月 「株式会社鳳商店」として創業。最初の市販商品である醤油の商標に「ブンセン醤油」を採用する。
- 1947年(昭和22年) 昆布佃煮の製造を開始し、水産物加工業へ進出。
- 1958年(昭和33年) 日本で初めて細切りタイプの塩吹き昆布を製造する。
- 1961年(昭和36年) 社名を「ブンセンしょうゆ株式会社」に改称。同時期からユニークな商標を次々と生み出し、注目を浴び始める。
- 1964年(昭和39年) 醤油容器に業界初のプラスチックボトルを採用。
- 1968年(昭和43年) ギフト用食品部門に進出する。
- 1970年(昭和45年) 社名を現在の「ブンセン株式会社」に改称。
- 1977年(昭和52年) 製菓業進出。翌年には惣菜加工業にも進出。
- 2005年(平成17年) 兵庫県姫路市の山陽百貨店内に、グループ企業直営の惣菜専門店を出店する。
[編集] 主力商品
- 醤油 「ベロ」「たれ」「トロ」
- 「アラ!」(海苔佃煮)シリーズ 「しいアラ!」「松茸アラ!」「しそアラ!」など
- 「塩っぺ」(塩ふき昆布)シリーズ
- 「やわン」(昆布佃煮)シリーズ 「ヤーダ」「ポチャ」「またネ」「ピリー」「まっせ」「パ」
- 「花も」(播磨もろみ)シリーズ
- 「ヤッキ」(煮豆)シリーズ 「鶴ヤッキ」「赤ヤッキ」「黒ヤッキ」
- 播磨佃煮 「竹之助」シリーズ、「岬めぐり」シリーズなど
- 昆布巻
- 「ワンデー」(惣菜)
- 「ベラボー」(生菓子)
- 「ニギー」(寿司・弁当)
- 「ヌーボー」(惣菜・生菓子)
[編集] 事業所
- 本社工場(たつの市新宮町)
- 稲美工場(稲美町)
- 摂津工場(摂津市)
- 福岡工場(福岡県)
- 東海工場(愛知県)
[編集] 営業所
- 東京事務所(港区)
- 金沢(金沢市)
- 長野事務所(塩尻市)
- 静岡事務所(静岡市)
- 東海事務所(愛知県一宮市)
- 大阪事務所(摂津市)
- 北部事務所(茨木市)
- 稲美(兵庫県加古郡稲美町)
- 姫路事務所(姫路市)
- 和歌山事務所(和歌山市)
- 米子事務所(米子市)
- 岡山事務所(岡山市)
- 広島(広島市)
- 高松事務所(高松市)
- 松山事務所(松山市)
- 福岡事務所(福岡県糟屋郡須惠町)
- 長崎事務所(諫早市)
- 熊本事務所(熊本市)
- 沖縄事務所(那覇市)
[編集] 関連会社
- コンチア株式会社
- 株式会社 茶良さろん
- ニギー食品株式会社
- ワンデー食品株式会社
- ベラボーのお菓子株式会社
- 株式会社 御一同
- ヌーボー食品株式会社
- 株式会社 枯山水
- 東海ヌーボー食品株式会社
- 福岡ヌーボー食品株式会社