ホルスト・シュタイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
ホルスト・シュタイン(Horst Stein, 1928年5月2日 - )はドイツの指揮者。ワーグナーやブルックナーなどドイツ音楽を得意とし、NHK交響楽団の指揮で日本にもなじみが深い。
[編集] 略歴
- ラインラント地方の都市エルバーフェルト(現在はヴッパータール市の一部)生まれ。同郷の指揮者に、ハンス・クナッパーツブッシュ、ギュンター・ヴァントがいる。
- ケルン高等音楽院で学び、1949年、ヴッパータール市立劇場合唱指揮者。
- 1951年、ハンブルク国立歌劇場指揮者。その後ベルリン国立歌劇場を経て1963年にマンハイム国立歌劇場音楽監督。
- 1952年 - 1955年、バイロイト音楽祭で、クナッパーツブッシュ、ヨーゼフ・カイルベルト、ヘルベルト・フォン・カラヤンらの助手を務める。
- 1962年、バイロイト音楽祭でワーグナーの「パルジファル」を指揮。
- 1970年、バイロイト音楽祭でワーグナーの「ニーベルングの指環」全曲を指揮。ワーグナー指揮者としての名声を高めた。
- 1970年、ウィーン国立歌劇場第一指揮者。
- 1972年、ハンブルク国立歌劇場音楽総監督。
- 1973年、来日してNHK交響楽団の定期演奏会を指揮。
- 1975年、NHK交響楽団名誉指揮者。このころから活動の中心を歌劇場から演奏会に移す。
- 1980年、スイス・ロマンド管弦楽団音楽監督。
- 1985年 - 1989年、ザルツブルク音楽祭に出演。
- 1985年、バンベルク交響楽団首席指揮者。同楽団を率いて各地を演奏旅行し、来日公演も果たした。
- 1996年に病気のためバンベルク響を離任、終身名誉指揮者の地位を贈られるが、1999年、プラハの春音楽祭客演中に再び倒れ、活動休止状態となっている。
[編集] 主な録音
- 手兵バンベルク響を指揮したシューベルトやブラームスの交響曲全集、ベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮したワーグナーの序曲・前奏曲集、ブルックナーの交響曲第6番などがあるが、メジャーレーベルの現役盤は限られており、入手は比較的困難である。
- 協奏曲録音では、フリードリヒ・グルダのピアノ、ウィーン・フィルを指揮したベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲が名高い。