ボビー・ウォレス

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ボビー・ウォレス（Roderick John "Bobby" Wallace, 1873年 11月4日 - 1960年 11月3日）は、1890年～1910年代のアメリカ・メジャーリーグの選手。主なポジションは遊撃手。ペンシルバニア州ピッツバーグ生まれ。右投げ右打ち。『ボビー』は愛称。本名から『ローディ(Rhoddy)』とも呼ばれた。選手、監督、審判、コーチ、スカウト等で、メジャーリーグと60年間関わった。

[編集] 略歴

1894年に先発投手としてメジャーリーグ入り。2年目3年目でそれぞれ12勝14敗、10勝7敗の成績を上げる。4年目の1897年に三塁手に転向。この年は打率.335、112打点と打撃面での活躍を見せ、三塁手のレギュラーに定着した。
1899年カージナルスに移籍。カージナルスでは遊撃手をこなし、打撃面も二度目の100打点以上をあげる活躍をした。1901年には自身二度目の打率三割(.324)をマーク。守備面ではこの年のリーグ最多となる併殺数67を記録した。
1902年にセントルイス・ブラウンズに移籍、1911年と1912年はチームの監督を兼任するが、監督1年目のチームは45勝107敗と散々な成績で、翌年の5月には兼任監督の座を退いている。
1913年以降選手としての出場機会が減ってきたためか、1915年に彼は審判員としての訓練を積んで、その年111試合のゲームを裁く（同年、選手としても9試合に出場している）。なぜか審判を務めたのはこの年限りだった。
ブラウンズに15年在籍した後、1917年にカージナルスに戻り、翌年引退。選手歴は25年、46歳までプレーしたことになる。引退後はコーチなどをしながら現場に関わり、1937年に1年だけレッズの指揮をとる。その後80歳を超えるまでチームのスカウトを務めていた。
1953年、ベテランズ委員会によりアメリカ野球殿堂入り選手に選出された。1960年、カリフォルニア州で87歳で死去。