ミラノコレクションA.T.
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ミラノコレクションA.T. | |
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プロフィール | |
リングネーム | ミラノコレクションA.T. |
本名 | 照井章仁 |
ニックネーム | 1000のジャベを持つ男 |
身長 | 183cm |
体重 | 85kg |
誕生日 | 1976年8月27日 |
出身地 | 岩手県盛岡市 |
所属 | フリー |
スポーツ歴 | テニス 和術慧舟會 |
トレーナー | ウルティモ・ドラゴン ホルヘ・リベラ |
デビュー | 2000年 |
ミラノコレクションA.T.(-えーてぃー、1976年8月27日 - )、本名:照井 章仁(てるい あきひと)は日本のフリーランスのプロレスラー。岩手県盛岡市出身。身長183cm、体重85kg。血液型O型。元DRAGON GATE所属。ハンサムな顔立ちと、腕と足が異常に長いのが特徴。このモデル体型を活かし、数々の関節技を開発した。通称ミラノ。
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[編集] 経歴
1996年から通ったアニマル浜口ジムを経て、1998年FMWの練習生になったが、闘龍門の応募を知りメキシコへ渡航、闘龍門6期生になる。
2000年5月13日、メキシコ、アレナ・ナウカルパン、対神田裕之でデビュー。吉野正人、近藤修司、高木省吾、辻本恭史(現"brother"YASSHI)、八木隆行(現ベーカリー八木)とユニット「イタリアン・コネクション(略称イタコネ)」を結成し、リーダーとなり一時は闘龍門マットを席巻するが、方向性が変わるにつれ、メンバーが次々と造反し解散。自身もDRAGON GATEを離脱し渡米、ROHなどへ出場した。
2005年中に噂されたdragondoorへの参戦は、2006年2月7日に行われた興行T2Pワン・ナイト・スタンドで果たされた。また、4月20日に全日本プロレスへ初参戦し、念願であった武藤敬司とのタッグを結成した。5月4日にDDTプロレスリング初参戦。海外で知り合ったKUDOから聞いていなかったのか、ゲイである男色ディーノとタッグを組んでしまい、案の定味方のはずのディーノに試合中に襲われ、ディーノと大鷲透の抗争で使用されていた某ハードゲイグッズを身につけさせられ、ミラノコレクションGAY-Tに変貌してしまった。7月23日には新日本プロレスのイベントWRESTLE LANDのリングに上がり、8月12日に新日両国国技館大会で行われる蝶野正洋復帰戦のパートナーを務める。新日本ではヘビーとの組み合わせがほとんどだったが、10月9日の両国大会でタイガーマスクと対戦し勝利。11月22日にはElDorado(エルドラド)新宿FACE大会に参戦、飯伏幸太とコンビを結成した。
T2P時代はギミック上、「I県(イタリアか岩手)M市(ミラノか盛岡)」出身を名乗っていたが、JAPAN合流後に「日本人宣言」し、本当の出身地を公開。しかし2007年現在参戦している新日本では再びイタリア・ミラノ出身を名乗っている。
[編集] タイトル履歴
闘龍門JAPAN
- インターナショナルライトヘビー級選手権…第31代
- UWA世界6人タッグ選手権
- 第23代…パートナーは"brother"YASSINI&YOSSINO。
- 第27代…パートナーはコンドッティ修司&YOSSINO。
DRAGON GATE
- OPEN THE TRIANGLE GATE選手権
- 初代…パートナーはYOSSINO&アンソニー・W・森。
TWE
- TWE・TVタイトル選手権
[編集] 得意技
- IR
- 相手の片腕を相手の首に回すようにロックし、そしてもう片方の腕をまたに挟むようにロックして投げるフィッシャーマンズスープレックスホールド。
- トライアングルゲートの王座決定リーグの際、3カウントを奪うフィニッシュホールドがないことを悩んでいたミラノが、対Do Fixer戦においてこの技でマグナムTOKYOから3カウントを奪うことに成功し、それ以来ミラノの3カウントを奪う一撃の投げ技として定着した。実際にはミラノが3カウントを奪うために練習していた技はIRではなく、もっとミラノに負担がかかる技だったらしい。IRは本当にとっさに繰り出した偶然の産物とミラノは語っている。ちなみにIRはミラノが常々口にしていたイタリア革命(イタリアン・レボリューション)の頭文字とされている。
- IR II
- 相手の両腕を相手の背中と自分の胴の間に挟んでロックし、その状態でパワーボムの要領で持ち上げ、そのまま自分も前に倒れこむようにして相手の脳天をマットに叩きつける技。
- アメリカ修行から日本マットに一時復帰した際に公開。
- A.T.ロック
- いわゆるチキンウイングアームロック。ミラノのこれは残った足で相手の首をロックするところが通常のチキンウイングとの違い。
- この技でCIMAの左腕を亜脱臼させるなどその威力は折り紙つきで、数々の選手からギブアップを奪っている。
- パラダイスロック
- 相手の足を胡坐のように交差型にロックすると同時に、そこに相手の両腕のロックさせて相手の動きを完全に奪い全身にダメージを与える関節技。基本的にかけられた相手は動けなくなるというお約束がある。(その後蹴られたりすると技が解けたりする)なおロープに相手の体をまたいでかけるロープパラダイスなる技も存在する。この技でフィニッシュすると波止場のポールのように相手を踏みつけてポーズをとる。
- A-diseロック
- 片腕をのこしてパラダイスロックを仕掛け、さらに残った腕にA.T.ロックをかけることにより、逃げ場をなくすと同時に足をも極める複合関節技。ネーミングは2つの技を足して2で割った。マグナムTOKYOとのUDG戦を前に秘密兵器として新井健一郎にかけたのが初公開。
- 延髄斬り
- ミラノはシャイニングウィザードのように相手の片膝を踏み台にして使用する。試合の流れを変えるときや、フィニッシュに移行するときによく見られる。
- エンポリオ・アルマニッシュ
- ロープ中段からスワンダイブするムーンサルトプレス。ライオンサルトと同型。大体が相手の首に入る。非常に滞空時間が長い。膝の怪我により最近は使用を控えている。タッグマッチの際はタッグを組んでいる選手が敵をパワーボムで倒した所で繰り出す場合が多い。
- イタリアンストレッチ各種
- No.7まで存在することになっているが、実際に確認できているものは少ない。
- アルマニッシュ・エクスチェンジ
- エンポリオ・アルマニッシュの途中に体に捻りをいれて、セントーン気味に落ちていく飛び技。エンポリオ・アルマニッシュに続きたたみ掛ける意味で連続で使用することが多い。
- STF(ステップオーバートーホールド・ウィズ・ファッション(もしくはフェラガモ))
- 蝶野正洋のSTFとは違い、フェイスロックではなくフルネルソンをかける。
他にも名前のついていないジャベをいくつも使用する。逆上陸当初は「53のジャベを持つ男」という触れ込みだったが、次々と新しいジャベを考案したためいつしか「1000のジャベを持つ男」と呼ばれるようになる。未知なる関節技の数々は「ルチャリブレのもうひとつの真髄」(1つは空中殺法)とコメントしている。
[編集] エピソード
- デビュー前に和術慧舟會に入門していた事がある。
- イタリアンコネクション時代、プロレスに似つかわしくない華麗な入場曲(サンタナの『EUROPE』のアレンジ)とともに透明犬ミケーレ(透明であるため首輪しか見えない)とダンサーを引き連れ、モデルウォークを披露していた。実際モデルの仕事の経験がある。
- 通常は白・赤・緑のイタリアンカラーのコスチュームだが、新日本参戦時は蝶野と組んでいたため黒・赤・緑の配色になっている。
- 練習生の時に、9人の仲間と汗を流した。その時から、リーダー的存在で回りを先導した。