ヤマショウビン
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ヤマショウビン | ||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||
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英語版の分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Halcyon pileata | ||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||
Black-capped Kingfisher |
ヤマショウビン(山翡翠・学名Halcyon pileata)は、ブッポウソウ目・カワセミ科に分類される鳥。鮮やかな体色のカワセミの仲間で、日本ではまれに記録される。
目次 |
[編集] 形態
体長は30cmほどで、ハトよりすこし小さい。くちばしと足は赤く、目は黒い。英名どおり頭が帽子をかぶったように黒く、首と胸は白い。腹はうすい黄褐色、翼の芯は黒く、翼のふちと背中は美しい紺色。からだの配色はアオショウビンとよく似ているが、からだがすこし大きく、首が背中側まで白いところなどで区別する。
[編集] 分布
中国東部や朝鮮半島で繁殖し、冬は東南アジアで越冬する。またインドの沿岸部には1年中生息している。日本では長崎県対馬、島根県隠岐、石川県舳倉島など、日本海側の島嶼に春と秋にあらわれる。日本で繁殖した記録もあるが、それらはすべてヒナが生まれる前で失敗に終わっており、いまだ日本で繁殖が成功した記録はない。
[編集] 生態
カニ、カエル、トカゲ、ムカデなど様々な小動物を捕食する。ふつうは森林に生息するが、獲物を捕える時は河川や農耕地、海岸などに姿を見せる。
[編集] Sibley分類体系上の位置
[編集] Status
- LEAST CONCERN(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
- (国内)数少ない旅鳥であるため、評価されていない。