大長編ドラえもん(藤子プロ著)の道具
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このページでは大長編ドラえもん(藤子プロ著)の道具(だいちょうへんドラえもん ふじこプロちょ のどうぐ)、いわゆるひみつ道具のなかで、大長編ドラえもんシリーズ(ここで扱うのは藤子・F・不二雄プロが描いた作品のみ)に登場するものを列挙する。
なお、藤子・F・不二雄の漫画「ドラえもん」にも登場する道具、および「映画ドラえもん」で新たに登場する道具はここでは省く。
[編集] インディラジョンソンの冒険
インディラジョンソンの冒険(インディラジョンソンのぼうけん)は、『のび太の南海大冒険』に登場する。映画には登場しない。
22世紀で大流行の体感型アドベンチャーゲーム。箱の中に帽子、ロープなどの探検道具が入っており、帽子をかぶると周囲に立体映像が投影されて洞窟のような光景と化し、さまざまなトラップを切り抜けつつ、失われた財宝を求めて冒険を繰り広げる。
名称はおそらく『インディ・ジョーンズ』のもじりか。
[編集] 宇宙クリームスプレータイプ
※ 宇宙クリームを参照。
[編集] 追い払いごへい
追い払いごへい(おいはらいごへい)は、『のび太とふしぎ風使い』に登場する。映画には登場しない。
この御幣を振ると、「ひらりマント」と同様に向かってくる物を追い払うことができる。
[編集] おざしき宇宙船
おざしき宇宙船(おざしきうちゅうせん)は、『のび太の宇宙漂流記』に登場する。
室内で宇宙船気分を味わうことのできる道具。宇宙船のコクピットと座席を模しており、コクピットの操作により、室内の重力を調整し、宇宙船のような状態にする。重力の度合いは自在に調整できる。またコクピットの操作により、重力を調整する広さは自在に変更できる。
室内が宇宙船状態になるだけあり、窓ガラスを割ろうものなら、宇宙空間で宇宙船が破損したときのように、室内の物が凄まじい勢いで部屋の外へと飛び出してしまう。
同様の機能を持つ道具に「重力調節機」がある。
[編集] おしり印のきびだんご
※ 桃太郎印のきびだんご#類似品を参照。
[編集] 風がっせん手袋
風がっせん手袋(かぜがっせんてぶくろ)は、『のび太とふしぎ風使い』に登場する。映画には登場しない。
雪合戦のようなことを楽しめる道具。この手袋をはめると空気を雪玉のように丸め、投げつけることができる。
[編集] 風がっせんバット
風がっせんバット(かぜがっせんバット)は、『のび太とふしぎ風使い』に登場する。映画には登場しない。
「風がっせん手袋」と併用する道具。風がっせん手袋で作った空気玉を野球のように打つことができる。
[編集] 携帯カラオケマイク
携帯カラオケマイク(けいたいカラオケマイク)は、『のび太の南海大冒険』に登場する。
[編集] ジュー水器
ジュー水器(ジューすいき)は、『のび太の太陽王伝説』に登場する。映画には登場しない。
ジョッキグラスに蛇口が付いたような形の道具。これに水を入れるとどんな汚水でもろ過され、蛇口をひねるとジュースとなって出てくる。
[編集] 超風船ガム
超風船ガム(スーパーフーセンガム)は、『のび太の太陽王伝説』に登場する。
このガムを噛むと体が猛烈な勢いで膨らみ、アドバルーンのように空中に浮いてしまう。
映画での名称は「超スーパー風船ガム(ちょうスーパーふうせんガム)」。ただし作中で登場するこのガムのパッケージには「超風船ガム」と書かれている。
[編集] スタークラッシュゲーム
スタークラッシュゲームは、『のび太の宇宙漂流記』に登場する。
22世紀の最新型の宇宙探検ゲーム。システムは「宇宙探検すごろく」に似ており、同様にプレイヤーが箱の穴に端に触れることで、宇宙の惑星上のような箱の中のゲームフィールドに転送される。プレイヤーはレーザー砲を装備した宇宙船に乗り込み、宇宙空間に浮かぶ隕石をよけたり互いに攻撃し合ったりしつつ、目標の惑星を目指す。墜落すると自動的に箱から放り出され、元の大きさに戻る。
このゲームの宇宙船を「ビッグライト」で大きくし、「材質変換機」で装甲と武装を強化すると実戦にも使用可能。
[編集] 巣箱型キャンピングカプセル
巣箱型キャンピングカプセル(すばこがたキャンピングカプセル)は、『のび太と翼の勇者たち』に登場する。映画には登場しない。
「キャンピングカプセル」のバリエーションの1つで、鳥の巣箱の形をしている。巣箱を木の上に設置すると、木の幹に洞のような入口が現れ、そこから巣箱の中に入ることができる。
室内は圧縮空間によって、ホテルの部屋並みに広くなっており、ベッド、机、戸棚など宿泊に充分な設備が整っている。木製の巣箱を模しているためか、ログハウスを思わせる。
鳥人の世界であるバードピアから人間界へ迷い込んでしまった鳥人少年グースケのため、ドラえもんが一時的な宿泊場所として学校の裏山に設置したもの。
なお映画ではこの道具に代わって「巣箱型キャンピングセット」が登場する。
[編集] 手品ステッキ
手品ステッキ(てじなステッキ)は、『のび太の太陽王伝説』に登場する。
手品で花などを出すように、このステッキで物を触ると、さまざななものに変えることができる。
[編集] 伝説復元機
伝説復元機(でんせつふくげんき)は、『のび太の南海大冒険』に登場する。
22世紀におけるバーチャル・マシン。伝説の魔物や怪獣などを立体映像で映し出すことができる。
[編集] ドラ・で・カイト
ドラ・で・カイトは、『のび太とふしぎ風使い』に登場する。
ドラえもんを模した巨大な凧。四次元ポケットにあたる箇所に人が乗り込んで空を飛ぶことができる。
ちなみに映画公開を記念し、作中のみならず実際に巨大凧として製作され、東京都武蔵野市で開催された「武蔵のカイトフェスティバル」にも出場した。
[編集] とりかえっこふろしき
とりかえっこふろしきは、『のび太の太陽王伝説』に登場する。
2つの物体の位置を入れかえることのできる風呂敷。任意の物体にこの風呂敷をかぶせ、「――とかわれ」と言うと、両者の位置が入れかわる。
同様の道具に「物体変換クロス」がある。
[編集] なんでも分析機
なんでも分析機(なんでもぶんせきき)は、『のび太とふしぎ風使い』に登場する。
物体の素性を分析する機械。ドラえもんがフー子(台風の子供)の正体を分析するために使用した。
前述の名称は漫画版での呼称で、映画作中では単に「分析機」と呼ばれている。
[編集] バードキャップ新型
※ バードキャップを参照。
[編集] 秘境探査ボール
秘境探査ボール(ひきょうたんさボール)は、『のび太の太陽王伝説』に登場する。映画には登場しない。
未知の惑星など、人が足を踏み込めない場所を探査するために用いる球形の道具。ソフトボール程度の大きさの球体に一つ目、足、アンテナがついており、これを探査したい場所に解き放ち、離れた場所からモニターでその場所の様子を映し出すことができる。
[編集] へんそうセット
へんそうセットは、『のび太の太陽王伝説』に登場する。
[編集] 未来デパート通販マシン
未来デパート通販マシン(みらいデパートつうはんマシン)は、『のび太とロボット王国』に登場する。
22世紀に存在する「未来デパート」の通信販売に使用する、ノートパソコンを模した道具。これで商品を注文すると、たちまち商品が転送されて手元に出現する。
[編集] 四次元ペットボトル
四次元ペットボトル(よじげんペットボトル)は、『のび太とふしぎ風使い』に登場する。
目測1メートルぐらいの大きさがある巨大なペットボトル。てっぺんにあるボタンを押すと、何でも吸い込む。なお、この道具は未来犯罪者が使用している。
[編集] RCダコ
RCダコ(ラジコンダコ)は、『のび太の太陽王伝説』に登場する。映画には登場しない。
ラジコンで操縦できる凧。凧表面には「タコ」の洒落で、生物のタコの絵が描かれており、プロポは蛸壺を模している。タコの口に当たる部分から墨を吹き出すこともできる。
映画ではこの道具に代わって「ラジコンアンテナ」が登場する。
[編集] レントゲンスコープ
レントゲンスコープは、『のび太とロボット王国』に登場する。映画には登場しない。
ルーペを模した道具。これを通して見ると、機械などを透視して内部構造を見ることができる。
ロボット王国在住の少年ロボットであるポコの内部を調べるために使われたものだが、映画の同場面ではこの道具が登場せず、代わりにCTスキャンのような機械が使用されている。
[編集] ワンニャンごっこつけ耳
ワンニャンごっこつけ耳(ワンニャンごっこつけみみ)は、『のび太のワンニャン時空伝』に登場する。
犬やネコの耳を象ったつけ耳。これを頭に着けると、尻から尻尾がひとりでに生え、犬のような人間やネコのような人間になりきることができる。各種用意されている。