映画ドラえもんの道具
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このページでは映画ドラえもんの道具(えいがドラえもんのどうぐ)、いわゆるひみつ道具のなかで、藤子・F・不二雄原作のアニメ映画作品「ドラえもん」および「ドラミちゃん」シリーズに登場するもののみを列挙する。
なお、藤子・F・不二雄の漫画「ドラえもん」にも登場する道具、および「大長編ドラえもん」に登場する道具はここでは省く。
[編集] 雨雲製造機
※ 雲製造機を参照。
[編集] インスタントルームお湯付き
インスタントルームお湯付き(インスタントルームおゆつき)は、映画『のび太と竜の騎士』に登場する、ドラえもんの道具。
小さな粒にお湯をかけると、部屋があっという間にでき上がる。
映画ドラえもん25周年公式サイトでは道具名を「インスタントルームセット」としている。また、原作漫画ではこの道具の代わりに「岩細工セット」が登場する。
[編集] ウグイス印のおまんじゅう
ウグイス印のおまんじゅう(うぐいすじるしのおまんじゅう)は、映画『2112年 ドラえもん誕生』に登場する、ドラえもんの道具。
この饅頭を人やロボットに食べさせると、どんな悪声の持ち主でも、ウグイス嬢のようにきれいな声になる。
[編集] うさぎみみ
うさぎみみは、映画『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』に登場する、ドラミの道具。
ウサギ型の付け耳。頭につけると、鋭い聴覚で周りの音を探知できる。
[編集] うちでのトンカチ
うちでのトンカチは、映画『ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!』に登場する、ドラミの道具。
童話の「うちでの小づち」と金槌を合成したような道具。これを物に向けて振りながら「小さくなれ」「大きくなれ」と唱えると、物を小さくしたり大きくしたりできる。
[編集] 大型災難訓練機
※ 災難訓練機を参照。
[編集] おたすけ大福
おたすけ大福(おたすけだいふく)は、映画『ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!』に登場する、ドラミの道具。
皿に乗った紅白2個の大福。2人で分け合って食べると、片方が困っているとき、もう片方は助けずにいられなくなる。
[編集] お助け釣竿
お助け釣竿(おたすけつりざお)は、映画『ドラミちゃん 青いストローハット』に登場する、ドラミの道具。
釣竿の先端に、釣り針ではなく小さなタコが付いており、タコの足で標的物をつかんで吊り上げる。作中では「お助け」の名の通り、人命救助に用いられた。
[編集] おまかせもようがえセット
おまかせもようがえセットは、映画『ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!』に登場する、ドラミの道具。
家政婦のような姿のロボット。腕が6本あり、それぞれにバケツ、ほうき、ブラシといった掃除道具、トンカチ、のこぎり、ドリルといった工具がついており、全自動で部屋の大掃除から模様替えまで一通りこなしてくれる。ただし、模様替えは乙女チックになるため少々恥ずかしい。
[編集] お祭り団扇
お祭り団扇(おまつりうちわ)は、映画『のび太とふしぎ風使い』に登場する、ドラえもんの道具。
「祭」と書かれた団扇。これで扇いだ風を浴びた者は、誰でもお祭り気分になって踊り出してしまう。
[編集] カミナリよびだしダイコ
カミナリよびだしダイコは、映画『2112年 ドラえもん誕生』に登場する、ドラえもんの道具。
でんでん太鼓のような道具で、これを鳴らすと雷を呼び出すことができる。
[編集] ガラガラベビー
ガラガラベビーは、映画『2112年 ドラえもん誕生』に登場する、ドラえもんの道具。
本来は赤ん坊をあやす道具らしいが、作中ではドラえもんが間違えて「カミナリよびだしダイコ」を出してしまったため、どのような道具かは不明。
[編集] キンチョードリ
キンチョードリは、映画『2112年 ドラえもん誕生』に登場する、ドラえもんの道具。
鳥の形をした道具で、人やロボットの緊張を解きほぐすことができる。
使いすぎるとリラックスしすぎて眠ってしまう。
[編集] 首ったけネクタイ
首ったけネクタイ(くびったけネクタイ)は、映画『ドラミちゃん 青いストローハット』に登場する、ドラミの道具。
一見普通のネクタイだが、物に向かって投げつけると、その物にしっかりと巻きついて離れなくなる。足元の不安定な状況で、命綱として使用することができる。
[編集] 雲製造機
雲製造機(くもせいぞうき)は、映画『のび太のパラレル西遊記』に登場する、ドラえもんの道具。
煙突が煙を吐き出すように、小さな雨雲をいくつも発生させ、小型の雨雲を形成し、雨を降らせる機械。たよりない感じであり、やはり火焔山の猛火は消せなかった。
なお、のちに改良されて「雨雲製造機(あまぐもせいぞうき)」となる。煙突が2本になったことで、改良前よりも短時間で大きな雨雲を形成することができるようになった(映画『のび太とアニマル惑星』に登場。なお同映画の原作漫画には登場しない)。
また、「雲の池」を発生させる道具も、大山のぶ代ら声優陣シリーズのアニメ作品『こいのぼり』(てんとう虫コミックス6巻収録『こいのぼり』のアニメ化作品)でも「雲製造機」と呼ばれている。
[編集] 気配アラーム
気配アラーム(けはいアラーム)は、映画『のび太のパラレル西遊記』に登場する、ドラえもんの道具。
ホイッスルを口にくわえた警官を模した人形。あやしい気配を感じると警笛を鳴らして知らせる。作中では妖怪の放つ妖気を探るのに使用された。
[編集] 元気の素
元気の素(げんきのもと)は、映画『2112年 ドラえもん誕生』に登場する、ドラえもんの道具。
飲むことで元気が出る薬剤。耳を失ったドラえもんが元気を出すために飲もうとしたものの、間違えて他の薬を飲んでしまったため、当の「元気の素」は作中では使用されていない。
[編集] コウモリホイホイ銃
コウモリホイホイ銃(コウモリホイホイじゅう)は、映画『のび太のパラレル西遊記』に登場する、ドラえもんの道具。
コウモリを捕えるためのライフル状の銃。弾丸ではなく傘の骨のようなものを射出し、コウモリを傘の布のように骨に絡め取り、コウモリ傘の様にする。なお、作中で捕らえたのはコウモリの妖怪である。
[編集] 声まねリップ
声まねリップ(こえまねリップ)は、映画『ぼくの生まれた日』に登場する、ドラえもんの道具。
唇の形をした道具で、これを自分の唇に貼り付けると、他の人の声を真似て喋ることができる。
映画の原案である、『ぼくの生まれた日』(てんとう虫コミックス2巻収録)には登場しない。
[編集] この指止まれカミナリ棒
この指止まれカミナリ棒(このゆびとまれカミナリぼう)は、映画『ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!』に登場する、ドラミの道具。
雷が落ちそうなとき、この棒を人や物につけると、避雷針のようにその棒めがけて雷を落とすことができる。
[編集] こんにちは赤ちゃん灯
こんにちは赤ちゃん灯(こんにちはあかちゃんとう)は、映画『ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!』に登場する、ドラミの道具。
たまごに当てるとすぐにたまごをかえすことができる。鳥の頭を模している。
[編集] 探し物は何ですカ
探し物は何ですカ(さがしものはなんですカ)は、映画『がんばれ!ジャイアン!!』に登場する、ドラえもんの道具。
探し物や探し人を探し出す道具。漫画と映画では外観、使用方法が大きく異なる。
- 漫画
- 蚊の形をしたロボット。何を探しているかを言葉で指示すると、そのものの在処へと飛んで行き、あとを着いていけば探し物に辿り着く。作中での表記は「さがしものはなんです蚊」。
- 映画
- 蚊のコスプレのような道具。これを体に装着した状態で、探し物や探し人に近づくと「サガシモノ・コレカ? コレカ?」と鳴って知らせてくれる。探し物の近くに行くまでは、あくまで自分の足を使ってあちこち探し回らなければならず、費やす労力は漫画版のものより上(これが作中の演出にいかされている)。
[編集] ジェットフラワー
ジェットフラワーは、映画『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』、書籍『RPGドラえもん 超ゲームコミック』に登場する、ドラミの道具。
1人乗りの高速艇。目測2メートル程度の大きさの、ヒマワリの花を水平にしたような形の乗り物。サーフィンのように上に乗り、地表から数メートル浮上して高速で移動する。定員を超えて3、4人乗ることもある。
[編集] シャッキリオイル
シャッキリオイルは、映画『ドラミちゃん 青いストローハット』に登場する、ドラミの道具。
ドラミ特製のオイル。このオイルを機械にさすと、どんな機械も軽やかに動けるようになる。
[編集] 巣箱型キャンピングセット
巣箱型キャンピングセット(すばこがたキャンピングセット)は、映画『のび太と翼の勇者たち』に登場する、ドラえもんの道具。
漫画版でいうところの「巣箱型キャンピングカプセル」に相当する道具。木に巣箱を設置するまでは漫画版同様だが、木のそばに「どこでもドア」に似た「どこでもエレベーター」を置き、その扉を開いて中に入ると、巣箱の中へ入ることができる。巣箱までの移動過程で体が小さくなり、小さな巣箱の中を普通の部屋同様に使用できる。室内の設備は「巣箱型キャンピングカプセル」と同様。
[編集] スピードぐつ
スピードぐつは、映画『ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!』に登場する、ドラミの道具。
履くとホバーのように浮上し、高速で移動できるようになる靴。ティラノサウルスとも同等に走ることができる。
藤子・F・不二雄の漫画作品「ドラミちゃん」の『じゅん番入れかわりき』(「小学館BOOK」1974年1月号掲載、単行本未収録)にも同名の道具が登場するが、効果はまったく異なる。
[編集] スペシャル追いかけ号
スペシャル追いかけ号(スペシャルおいかけごう)は、映画『ぼくの生まれた日』に登場する、ドラえもんの道具。
外観は三輪車のようだが、ボタン操作により姿を消したり、通常の10倍の速度で走ったり、嗅覚によって人を追跡したりする機能を使い分けることができる。機能的には「四次元三輪車」によく似ている。前述の名称は映画でのもので、漫画版では「スペシャルおっかけ号」と呼称。また、漫画版では飛行能力も備わっている。
映画の原案である、『ぼくの生まれた日』(てんとう虫コミックス2巻収録)には登場しない。
[編集] 全自動せんたくぶろ
全自動せんたくぶろ(ぜんじどうせんたくぶろ)は、映画『ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!』に登場する、ドラミの道具。
桃を模した大型の機械。中に人間が入ると、全自動で衣服全体から全身に至るまでピカピカにしてくれる。
[編集] 潜水艇
潜水艇(せんすいてい)は、映画『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』に登場する、ドラミの道具。
ドラミ専用のクジラ型潜水艇。搭乗定員は10名。コンピュータ操作により、操艦は1人でできる。かなり深くまで潜航可能。
[編集] ソーラー・ヨット
ソーラー・ヨットは、映画『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』に登場する、ミニドラの道具。
ウミガメを模した小型艇(帆がないためヨットには似つかない)。光を動力源として、空や海を進む。わずかな光でも動力に変換でき、高水圧にも耐えるボディを持つが、反面、光源のないところではこれらの機能はまったく発揮できない。
[編集] 空飛ぶ荷札宇宙用
※ 空飛ぶ荷ふだを参照。
[編集] ちかんげきたいバリア
ちかんげきたいバリアは、映画『ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!』に登場する、ドラミの道具。
スペードの形をしたブローチ。持ち主の周囲を透明なバリアで覆う。外側からバリアに触れると強烈な電流が流れ、触れた者を気絶させる。制作当初の名称は「ちかんげきたいブローチ」とされていた。
[編集] ちょっと待っタイマー
ちょっと待っタイマー(ちょっとまっタイマー)は、映画『のび太の結婚前夜』に登場する、ドラえもんの道具。
「ちょっと待っ手(ちょっとまって)」と言いながらこの道具を作動させると、時間を停止させることができる。作中ではこの道具を使ったドラえもんの隣りにいたのび太は停止しなかったことから、道具の近くにいる者は時間が停止しないようである。「もういいよ」と言うと、停止した時間が再び動き出す。
映画の原案である、『のび太の結婚前夜』(てんとう虫コミックス25巻に収録)には登場しない。
[編集] ちりょう灯
ちりょう灯(ちりょうとう)は、映画『ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!』に登場する、ドラミの道具。
蛍光灯スタンドを模している。この道具の光を照射すると、動物の外傷を治療することができる。
[編集] 連れてっ手
連れてっ手(つれてって)は、映画『のび太の結婚前夜』に登場する、ドラえもんの道具。
手のようなものをワイヤー付きで発射し、目標の物に貼り付ける道具。タケコプターなどで空中に浮いている状態で、乗物目掛けてこれを撃ち出して貼り付ければ、そのまま乗物に牽引された状態で行き先まで連れていってもらうことができる。
作中では自動車に貼り付けて使用したものの、ワイヤーに引きずられて振り回されたり、反動で障害物にぶつかったりと、実のところはかなり危険な道具である。
なお同映画の原案である、『のび太の結婚前夜』(てんとう虫コミックス25巻収録)には登場しない。
[編集] デラックス・キャンピングカプセル
デラックス・キャンピングカプセルは、映画『のび太のパラレル西遊記』に登場する、ドラえもんの道具。
「キャンピングカプセル」の豪華版。中華風の宮殿を思わせる大きな建物。ドラえもんに登場するひみつ道具の中ではかなり大きな部類に入る。内部には中央の大広間を囲んで数個の部屋があり、数人が一度に宿泊可能。各部屋はベッドとバスルームを備えたホテル並みの設備で、各種料理を作ることのできる台所まで備えている。
作中では「キャンピングカプセル」と呼ばれるのみで、正式名称は映画ドラえもん25周年公式サイト、および書籍「大長編映画ドラえもんクイズ全百科」にて発表された。
[編集] どこでもエレベーター
※ 巣箱型キャンピングセットを参照。
[編集] ドラ時計
ドラ時計(ドラどけい)は、映画『のび太とアニマル惑星』に登場する、ドラえもんの道具。
ドラえもんの顔を模したデジタル時計。アラーム、ストップウオッチ、タイマー、時刻表示、海外時間などさまざまな機能を持つ。タイマーモードでの減算計測では、残り時間が0になると表情が変わる。
作中では名称は登場せず、名称は書籍「映画アニメドラえもん のび太のアニマル惑星」で登場する。同映画の原作漫画にはこの道具自体が登場しない。
[編集] パーフェクトボーリング
パーフェクトボーリングは、映画『ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!』に登場する、ドラミの道具。
ボーリングのボールのような道具。1対のアンテナがついている。標的目掛けて地面を転がすと、縦横無尽に自在に転がって標的をなぎ倒す。
[編集] 晴れ晴れコート
晴れ晴れコート(はれはれコート)は、映画『ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!』に登場する、ドラミの道具。
大雨のときなど、このコートを着てタケコプターなどで雨雲の上に飛びあがると、コートの中に雲がすっかり吸い込まれ、晴ればれとした空になる。
作中では戦国時代でドラミがこの道具を使ったことから、大雨のときはコート姿のドラミに似せた人形を作る習慣ができ、それが「てるてる坊主」のルーツになったとされている。
[編集] ビー玉発信機
ビー玉発信機(ビーだまはっしんき)は、映画『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』に登場する道具。
のび太が息子のびスケに持たせていた、ビー玉を模した道具。発信機、通信機の機能を持つ。
[編集] ヒーローマシン
ヒーローマシンは、映画『のび太のパラレル西遊記』に登場する、ドラえもんの道具。
22世紀の最新ゲームマシン(『西遊記』のタイトル画面にある「(c)2288」から、おそらく2288年ごろのものかと思われる)。物語の登場人物になりきり、自由に遊ぶことができる。
モニターに「OK!」と表示されるのを確認したら、カセットケースに並んだ物語ソフトより好きな作品を取り、ソフトをカートリッジスロットにセットし、コントロールパネルのスタートボタンを押す。そしてカサの下に立った者は、コンピュータが創った物語世界に送られる。
プレイヤーが物語世界に入ると、コンピュータによって自動的にその人物にふさわしいヒーローのコスチュームに変身し(「コスチュームプレイ」と呼ぶ)、ゲームを楽しむことができる。ゲームソフトはファミコン状のカセットで、さまざざな種類が用意されている(作中でドラえもんが所持していたのは『西遊記』、『宝島』、『三銃士』、『シンドバッドの冒険』、『人魚姫』、『桃太郎』、『ターザン』、『白雪姫』、『バイキング』、『親指トム』、『ロビン・フッド』、『オレQ』、『怪者くん』、『猿飛佐助』の14種類)。
ゲームフィールドの入口をオープン(解放状態)にすると、プレイヤーはヒーローの姿のままで現実の世界に出ることができ、現実でもヒーローの能力を使うことができるが、敵キャラクターまで現実世界に出る危険性も伴っている。外へ出てしまった敵キャラを回収するには、『西遊記』の妖怪である金角が持つ瓢箪のごとく、敵キャラクターの名前を呼び、相手が返事をすることで、自動的にマシンの中へ吸い込まれる。
作中では、フィールドをオープンしている間にマシンから『西遊記』の妖怪が現実に出てきてしまい、トラブルが起こる。ちょっとの誤作動で人間の歴史が破壊されてしまうほどの危険な道具である。妖怪が出てきた後、ジャイアンたちがプレイしてみたが、敵キャラがいないためにバグが起こり、瞬時に終わった。
[編集] 悲劇の素
悲劇の素(ひげきのもと)は、映画『2112年 ドラえもん誕生』に登場する、ドラえもんの道具。
ストローで飲むドリンク剤状の薬剤。これを飲むと、とてつもなく悲しい気分になる。
ドラえもんは耳を失った後、元気を出そうとして「元気の素」と間違えてこれを飲み、三日三晩泣き続けた。
[編集] ピッカリゴケ
※ 光りごけを参照。
[編集] 武器よさらば灯
武器よさらば灯(ぶきよさらばとう)は、映画『ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!』に登場する、ドラミの道具。
武器にこの道具の光を浴びせると、武器が野菜に変化する。作中では武士の刀に照射し、ダイコンに変えた。
名前は『武器よさらば』をもじったものと思われる。
[編集] 分析機
※ なんでも分析機を参照。
[編集] 本物コピー機
本物コピー機(ほんものコピーき)は、映画『のび太とロボット王国』に登場する、ドラえもんの道具。
ビデオカメラを模した道具。これで撮影したもののコピーをいくつでも作り出すことができる。
なお、同映画の漫画版には登場しない。
[編集] 豊作くん
豊作くん(ほうさくくん)は、映画『ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!』に登場する、ドラミの道具。
直立したカエルを模したような姿の、開拓および農作業用大型ロボット。頭部に乗り込んで操縦する。左手はマジックハンド、右手は回転式の鋤になっている。荒地を整地して畑にしたり、種を植えたり作物を収穫したりと、あらゆる農作業に使用できる。
日照りに備え、胸部のお米マークを開いて「雨アラレ」という弾丸を空に撃ち出し、人工的に雨雲を作り出して雨を降らせることもできる。
この道具を出す際、「一家に一台」というキャッチフレーズのようなことを言いながら出していた。
[編集] ミニカラオケセット 歌詩カード付
※ 探検ごっこセットを参照。
[編集] ヤミクモガス
ヤミクモガスは、映画『のび太のねじ巻き都市冒険記』に登場する、ドラえもんの道具。
スプレー缶に入ったガス。これを宙に撒いてその中に飛び込むと、闇に紛れたかのように姿を消すことができる。ただしあまりに激しく動くと、ガスが周りに散らばって姿が見えてしまう。
原作漫画では登場せず、この道具の登場するシーンではやはり姿を消す道具として、「とう明ペンキ」や「カメレオン気球」が使用されている。
[編集] みまわりテレビ
みまわりテレビは、映画『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』に登場する、ドラミの道具。
探し物をしているとき、その物の名前を言うと、それがどこにあるかが映し出される。ドラミらしく、ヒマワリの花の形をあしらった女の子らしいデザインが特徴。
[編集] 迷宮プラネタリウム
迷宮プラネタリウム(めいきゅうプラネタリウム)は、映画『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』に登場する、ミニドラの道具。
未来のゲーム機。これを空中に浮かべて作動させると、たちまち周囲が大迷宮と化す。効果は「ホームメイロ」に似ている。
のびスケたちがドラミの追跡から逃れるため、ミニドラにこの道具を出してもらい、ジャイアンの営む「スーパージャイアンズ」の店内を迷宮と化した。なおミニドラの道具はどれもミニサイズだが、この道具は物理的な力を持つ道具ではないので、効果は充分なものであった。
[編集] わたしたちを食べたくなるニオイのもと
わたしたちを食べたくなるニオイのもと(わたしたちをたべたくなるニオイのもと)は、映画『ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!』に登場する、ドラミの道具。
肉食動物の好きなニオイのガスの入ったスプレー。マンガ肉が描かれたスプレー缶に入っている。
[編集] リモートホログラフ
リモートホログラフは、映画『ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!』に登場する、ドラミの道具。
懐中電灯を模した道具。これで虚空を照らすと思いのままの立体映像を出現させることができる。
[編集] 参考資料
[編集] 書籍
- 『コロコロコミックデラックス(16) 映画アニメドラえもん・エスパー魔美 《のび太のパラレル西遊記/ 星空のダンシングドール》』小学館、1988。ISBN 4-09-101016-4
- 『コロコロコミックデラックス(17) 映画アニメドラえもん・ドラミちゃん 《のび太の日本誕生/ ミニドラSOS!!!》』小学館、1989。ISBN 4-09-101017-2
- 『ぴょんぴょん増刊号 映画ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』小学館、1989。
- 『コロコロコミックデラックス(18) 映画アニメドラえもん のび太とアニマル惑星』小学館、1990。ISBN 4-09-101018-0
- 『コロコロコミックデラックス(19) 映画アニメドラえもん のび太のドラビアンナイト・ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!』小学館、1991。ISBN 4-09-101019-9
- 『コロコロコミックデラックス(21) 映画アニメドラえもん のび太とブリキの迷宮・ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!』小学館、1993。
- 三谷幸広『RPGドラえもん 超ゲームコミック』小学館、1994。ISBN 4-09-174061-8