川内型軽巡洋艦
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川内型軽巡洋艦(せんだいがたけいじゅんようかん)は大日本帝国海軍の軽巡洋艦。同型艦は3隻。
[編集] 概要
5,500t型は3本煙突で建造されてきたが、川内型3隻は4本煙突で建造された。その理由は八八艦隊計画と大いに関係している。即ち、今後軍艦数が増えることにより重油の使用量も増大することが予想されたため、川内型では前の姉妹艦(球磨型と長良型)に比べて石炭を多く使用できるようにして重油使用量を少なくすることを狙ったためである。
長良型に引き続き61cm魚雷発射管(但し2連装)を採用。昭和に入ってからの近代化工事では、川内のみが第一煙突の短縮を実施する改装を受けている。また艦首は竣工時のスプーン・バウのままであった点や艦橋が一層低くなっている点などから、神通、那珂との識別は比較的容易であった。川内は61cm4連装発射管への換装などの改装は受けないまま太平洋戦争に参戦した。神通と那珂は61cm4連装発射管へ改められたとするのが従来の説であったが、近年は神通も川内と同じく61cm2連装発射管のままであったとする説も出てきた。
戦時中に阿賀野型軽巡が就役するまでは川内型が日本海軍の最新の軽巡洋艦であったため、近代化改装も他の5,500トン型軽巡洋艦よりも優先的に為された。そのため、川内型3隻は長きに渡って水雷戦隊の旗艦を務めることとなった。
[編集] 同型艦
[編集] 関連項目
大日本帝国海軍の軽巡洋艦 |
天龍型:天龍 | 龍田 球磨型:球磨 | 多摩 | 北上 | 大井 | 木曾 |
長良型:長良 | 五十鈴 | 名取 | 由良 | 鬼怒 | 阿武隈 |
川内型:川内 | 神通 | 那珂 夕張型:夕張 |
最上型:最上 | 三隈 | 鈴谷 | 熊野 |
阿賀野型:阿賀野 | 能代 | 矢矧 | 酒匂 大淀型:大淀 |
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