川崎市バス鷲ヶ峰営業所
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川崎市バス鷲ヶ峰営業所(かわさきしばすわしがみねえいぎょうしょ)は川崎市宮前区菅生ヶ丘41-1にあり、主に川崎市高津区、宮前区、多摩区、麻生区に路線を展開する川崎市交通局のバス営業所である。営業所略号は『W』となっている。
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[編集] 沿革
[編集] 現行路線
[編集] 柿生線
- 柿04:柿生駅~真福寺~琴平下~裏門坂~日吉の辻~田園調布学園大学前~稗原~鷲ヶ峰営業所
- 溝17:溝口駅南口~神木本町~向丘出張所~蔵敷~稗原~田園調布学園大学前~琴平下~柿生駅
- 溝17:溝口駅南口~神木本町~向丘出張所~蔵敷~清水台~菅生車庫(深夜バスあり)
- 溝18:[第三京浜入口~]溝口駅南口(溝口駅)~神木本町~向丘出張所~蔵敷~稗原~鷲ヶ峰営業所(深夜バスあり)
- 溝18:溝口駅南口~神木本町~向丘出張所~蔵敷~稗原~鷲ヶ峰営業所~聖マリアンナ医科大学
- 溝19:溝口駅南口~神木本町~向丘出張所~おし沼
鷲ヶ峰営業所の主幹路線で、主に溝の口駅と蔵敷・稗原方面を結ぶ。 溝17は川崎市バスの最長路線で、ほとんど東急や小田急のエリアである柿生駅まで走る。途中日吉の辻~柿生駅間は同区間を併走する東急バス柿01(琴平下からは柿02も)との共通定期券取り扱い区間となっている。また柿生駅側からの出入庫路線として柿04がある。1時間に3本の運行でうち1本は菅生車庫までの運行となっている。
溝18は稗原から先潮見台浄水場を経て鷲ヶ峰営業所・聖マリアンナ医科大学へ向かう路線である。ほとんどの便は途中の鷲ヶ峰営業所折返しとなっており聖マリアンナ医科大学まで行く便は1時間8本程あるうちの2本と少ない。
溝19は向丘出張所の一つ先の堰下から分岐する支線で、生田緑地に近いおし沼が終点である。日中は本数が1時間に1~2本と少ないが朝ラッシュ時間帯は向丘出張所~溝口駅南口間の積み残し対策のためか溝口駅南口行きが多めに設定されている。
[編集] 犬蔵線
- 宮03:宮前平駅[~宮前区役所]~犬蔵~清水台~蔵敷~稗原~鷲ヶ峰営業所
- 宮04:宮前平駅[~宮前区役所]~犬蔵~清水台~北部市場~稗原~鷲ヶ峰営業所
- 宮05:宮前平駅[~宮前区役所]~犬蔵~清水台~蔵敷~長沢~聖マリアンナ医科大学
- 溝15:溝口駅南口~神木本町~向丘出張所~白幡八幡前~犬蔵~宮前平駅[~宮前区役所]
- 溝15:第三京浜入口~溝口駅南口(溝口駅)~神木本町~向丘出張所~白幡八幡前~犬蔵~宮前平駅
- 溝15:[宮前区役所←]宮前平駅~犬蔵~白幡八幡前~向丘出張所~神木本町[→溝口駅入口]~溝口駅
- 溝16:溝口駅南口~神木本町~向丘出張所~犬蔵~清水台~蔵敷~長沢~聖マリアンナ医科大学
- 溝16:溝口駅南口~神木本町~向丘出張所~犬蔵~清水台~北部市場~稗原~鷲ヶ峰営業所
川崎市交通局には以前鷲ヶ峰営業所の分車庫的存在として菅生出張所があり、そこ受け持ちの路線があった。しかし平成16年4月1日の合理化により菅生出張所は廃止、受け持っていた路線は鷲ヶ峰営業所へと引き継がれることになった。
犬蔵線は元菅生出張所所管路線の主幹路線で、溝の口駅から向丘出張所・南平台方面へと向かう路線である。
主に走っているのは溝15で、上記の区間を経由して犬蔵から先尻手黒川道路を東へ向かい宮前平駅に至る路線である。一部便は宮前平駅でそのまま折返さず、急坂を越えて宮前区役所へ向かうものがあるが、これはとのした橋~宮前平駅間が宮前区内であるため区役所対策で運行しているものである。後述する宮03~宮05も沿線が宮前区内であることから宮前区役所へ向かう便がある。ただし宮前区役所行きは溝の口方面は土橋神社前を経由しない。 なお宮前平側の最終便は菅生出張所時代の名残りか途中の白幡八幡前止まりになっている。
溝16は犬蔵から先清水台方面へと向かう路線で、日中は長沢経由聖マリアンナ医科大学行き、夕方以降は鷲ヶ峰営業所行きとして運行している。
宮03~05は宮前平側の路線で一部聖マリアンナ医科大学行きが運行している以外はほとんどが出入庫路線の鷲ヶ峰営業所行きとなっている。菅生出張所時代は菅生車庫行きだった宮03が本数が多く、鷲ヶ峰管轄路線である宮04は営業所行きが朝片道1本のみと少なかったが、菅生出張所廃止後は立場が逆転、宮03が1日2本運転される代わりにほとんどの便が宮04となった。宮05は宮前平駅から清水台・長沢経由で聖マリアンナ医科大学へと向かうが本数が1時間に0~2本と少なく、また終バスも17時台と早い。
[編集] 生田線
- 生01:生田駅~春秋苑入口~西長沢~田園調布学園大学前~稗原~蔵敷~清水台~宮前平駅[~宮前区役所]
- 生01:生田駅~春秋苑入口~西長沢~田園調布学園大学前~稗原~鷲ヶ峰営業所
- 生02:生田駅~春秋苑入口~鷲ヶ峰営業所
- 生02:生田駅→春秋苑入口→聖マリアンナ医科大学
- 生02:聖マリアンナ医大入口→春秋苑入口→生田駅
- 生03:生田駅→栗谷三丁目→南生田保育園前(南生田一丁目)→南生田四丁目~鷲ヶ峰営業所
- 生03:生田駅→栗谷三丁目→南生田保育園前(南生田一丁目)→南生田四丁目~聖マリアンナ医科大学
- 生03:鷲ヶ峰営業所→南生田四丁目→南生田一丁目(南生田保育園前)→栗谷四丁目→生田駅
- 生03:聖マリアンナ医大入口→南生田四丁目→南生田一丁目(南生田保育園前)→栗谷四丁目→生田駅
※生03は始発~15:00までは()なしのバス停を、15:00~終車までは()内のバス停を経由する。
[編集] 五所塚線・カリタス線
- 登05:登戸~宿河原~神木本町~向丘出張所~蔵敷~稗原~鷲ヶ峰営業所
- 登05:登戸~宿河原~神木本町~向丘出張所~蔵敷~清水台~菅生車庫
- 登05:登戸~宿河原~神木本町~向丘出張所
- 登06:カリタス学園~登戸駅入口~宿河原~神木本町~向丘出張所~蔵敷~稗原~鷲ヶ峰営業所
- 登06:カリタス学園~登戸駅入口~宿河原~神木本町~向丘出張所~蔵敷~清水台~菅生車庫
- 登20:登戸駅入口~カリタス学園
- 登21:カリタス学園~登戸駅入口~新船島橋
[編集] 矢ノ口線
- 登14:向丘遊園駅東口~多摩警察署前~土渕~城下~西菅団地
- 登14:登戸駅→多摩警察署前→土渕→城下→西菅団地
- 登14:西菅団地→城下→土渕→多摩消防署前→向丘遊園駅→登戸駅→向丘遊園駅入口→城下→西菅団地
- 登14:西菅団地~城下
- 登14:西菅団地~城下~菅四丁目
向ヶ丘遊園駅・登戸駅と多摩区西部の西菅団地を結ぶ多摩区横断路線である。 ほとんどの便は西菅団地~城下(京王稲田堤駅)間の区間便で、日中の一部便は城下から先府中街道を北上して都県境に近い菅四丁目まで行くものがある。 矢ノ口線の名前の由来はかつて都県境を越えて矢野口駅近くまで路線が伸びていたことによるもの。
本線格の向ヶ丘遊園方面行きは土渕地区からの鉄道駅連絡路線及び多摩区役所へのアクセス路線となっており、朝夕に多摩区役所を経由せず向ヶ丘遊園駅東口へ行く便がある他は全便多摩区役所経由向ヶ丘遊園駅・登戸駅経由向ヶ丘遊園駅入口行きになっている(一部出入庫便として登戸駅止まりがある)。 生田宿から先向ヶ丘遊園駅周辺は道路が狭いことから一方通行でのラケット式循環区間となっているが、運行は向ヶ丘遊園駅入口で一度打ち切られる。ただし多摩消防署から西菅団地方面への乗車はできる。
[編集] 新ゆり線
- 柿03:鷲ヶ峰営業所~稗原~田園調布学園大学前~裏門坂~日生住宅~新ゆりグリーンタウン
- 柿03:柿生駅~真福寺~日生住宅~新ゆりグリーンタウン
- 新10:新百合ヶ丘駅~山口台中央~白山四丁目~新ゆりグリーンタウン(小田急バス生田営業所と共管・深夜バスあり)
- 新11:鷲ヶ峰営業所~稗原~田園調布学園大学前~裏門坂~日生住宅~山口台中央~新百合ヶ丘駅
新百合ヶ丘と白山にある団地・新ゆりグリーンタウンを結ぶ短距離路線である。小田急バスとの共同運行路線で、15分間隔で小田急バスと川崎市バスが交互に運転する形になっている。短距離の団地輸送でかつ乗客が多いことから、市バスの営業成績では本数の多い埠頭線や有馬線を押さえトップの座に君臨している。
柿03と新11はいずれも出入庫路線で、始発~日中は柿03、夕方~終車までは新11として運行している。柿03の中には柿生駅から新ゆりグリーンタウンへ向かう免許維持路線もある。
[編集] 快速「ミューザ」
- 川崎駅西口→野川→宮前平駅~清水台~稗原~新百合ヶ丘駅
2004年7月に川崎駅西口に誕生したミューザ川崎シンフォニーホール来場者の帰りの足として不定期に運行される。夜間に運行されることが多いため川崎駅→新百合ヶ丘駅の片道のみの設定となっている。
市の南側(尻手駅~末吉橋間のみ横浜市鶴見区)を横断する幹線道路である尻手黒川道路を走破し、臨時とはいえ運行距離は22.8kmとアクアライン高速バスから撤退した現在では川崎市バス最長を誇る。(アクアライン川崎~木更津線は37.5km)
運賃は400円(小児200円)と一般の市バスの倍額だが、シルバーパスや当日有効の市バス一日乗車券を提示すれば半額で利用できる。なお新百合ヶ丘まで乗り通すとJR南武線~小田急小田原線利用(470円)より安い。
車両はアクアライン高速バスで活躍していた貸切車が専属で充当される。 当初は上平間営業所が担当していたが、新百合ヶ丘到着後の回送~帰着が深夜になるためか、2005年後半からは鷲ヶ峰営業所が担当することになった。 2006年6月からは宮前平駅~新百合ヶ丘駅間の各停留所で降車できるように改められる。
[編集] 車両配置
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