川崎駅
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川崎駅(かわさきえき)は、神奈川県川崎市川崎区駅前本町(駅の一部は幸区)にある東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
[編集] 駅構造
島式ホーム3面6線の橋上駅。ホームの中央部にコンコースに繋る階段とエスカレータがある。ホームの両端に、乗換え専用の跨線橋がある。
1 | ■東海道線 | 横浜・大船・平塚・小田原・熱海・沼津・伊東線直通伊東・伊豆急下田・修善寺方面 |
2 | ■東海道線 | 品川・東京方面 |
3 | ■京浜東北線 | 鶴見・東神奈川・横浜・根岸線直通磯子方面 |
4 | ■京浜東北線 | 蒲田・品川・東京・上野・赤羽・大宮方面 |
5・6 | ■南武線 | 武蔵小杉・登戸・府中本町・立川方面 |
- 駅構内設備
- 売店等
- レッツキヨスク川崎2号店 - 改札外。改札を出てすぐ左手
- レッツキヨスク川崎3号店 - 改札内正面
- NEWDAYS mini川崎4号店 - 改札外。改札を出てすぐ右手
- NEWDAYS mini川崎6号店 - 1・2番線ホーム東京方
- レッツキヨスク川崎7号店 - 1・2番線ホーム横浜方
- レッツキヨスク川崎8号店 - 3・4番線ホーム東京方
- レッツキヨスク川崎10号店 - 3・4番線ホーム横浜方
- レッツキヨスク川崎11号店 - 5・6番線ホーム東京方(閉店)
- レッツキヨスク川崎13号店 - 5・6番線ホーム立川方
- NEWDAYS川崎東口店 - 東口交番付近
[編集] 利用状況
- 1日平均乗車人員 163,495人(2005年度)(乗降人員は乗車人員の2倍)
[編集] 駅周辺
[編集] 東口
駅舎に接続して、駅ビル「川崎BE」がある。
東京と横浜という2大都市に挟まれているが、テレビドラマの舞台誘致、音楽のまち等の活性化策を試みており、かつての公害の町やリクルート事件の発端の地というイメージを払拭しつつある。
2003年に西武百貨店が経営不振で撤退し、百貨店は老舗のさいか屋だけとなったものの、駅周辺には商業施設が充実し、ラ・チッタデッラのシネコン・チネチッタは2003-2006年と4年連続で年間動員数、興行収入日本一になるなど、活気がある。
駅前にはバスターミナルがあり、川崎市交通局、川崎鶴見臨港バス、臨港グリーンバス、京浜急行バス、羽田京急バス・京成バスが周辺各地への路線バスを運行させている。バスターミナルの地下には地下商店街「アゼリア」があり、バスターミナル、京浜急行電鉄の京急川崎駅や近隣の商業施設への連絡通路になっている。アゼリアと岡田屋モアーズとの連絡通路には、設置当時世界一短いエスカレータ(プチカレーター)がある。
[編集] 近隣の主な商業施設
- 川崎BE
- アゼリア(川崎地下街)
- 川崎ルフロン
- 川崎DICE
- さいか屋川崎店
- ラ・チッタデッラ
- チネチッタ
- 岡田屋モアーズ
- 川崎駅前タワー・リバーク
- ヨドバシアウトレット(ヨドバシカメラのアウトレット専門店。)
[編集] 西口
駅に隣接して、ホテルメッツ川崎がある。東口に比べると小規模ではあるがバスプールがあり、川崎鶴見臨港バス、臨港グリーンバス、川崎市交通局、横浜市交通局が路線を伸ばしている。 なお、ラゾーナ川崎プラザ前にバスプール(川崎駅西口北バスターミナル)が新たに完成し、東口発着のバス系統が一部西口北バスターミナル発着に変更された。詳細は下記参照。
駅西側はもともと工場などが立地して一般的な都市施設がほとんど存在せず、駅のすぐ隣にあった東芝の堀川町工場(登記上本店でもあった。末期は川崎事業所と称していた)を初めとする複数の工場が撤退した後には、駅前とは思えない空地が広がっていた。これらの土地については、再開発が行われ、面目を一新した。
再開発で建てられた中核施設はラゾーナ川崎プラザと名づけられ、商業部分が2006年9月28日に開業し、住宅部分(ラゾーナ川崎レジデンス)が2007年春頃を予定している。商業施設としてビックカメラ、丸善などが、シネマコンプレックスとして株式会社東急レクリエーションが入り、川崎は新宿に次ぐ3大カメラ店系家電量販店が出揃う駅前となった。
この地に東芝があったことを偲ばせる施設として、旧正門脇に「川崎東芝前郵便局」があったが、2004年9月24日限りで閉鎖されている。(2006年9月26日に「川崎駅西口郵便局」として再開)
また、駅北西部の明治製菓工場跡地には1995年4月に大規模オフィスビルソリッドスクエアが完成している。
駅南西側には2004年7月1日、ミューザ川崎シンフォニーホールがオープンし、川崎市の目指す「音楽のまち」の拠点施設となった。
[編集] 近隣の主な商業施設
[編集] 路線バス
[編集] 東口
- 川崎駅前、川崎駅
- 川崎市交通局、川崎鶴見臨港バス、京浜急行バス、羽田京急バス、日東交通、小湊鉄道、東京ベイサービス・京成バス
- 1番乗り場
- <川25> 富士電機前(渡田第二公園前経由) (臨港)
- <川26> 富士電機循環(渡田第二公園前経由) (臨港)
- 2番乗り場
- <川29> 入船橋循環 (臨港) ※9:00から
- <川29> 東芝京浜(入船橋経由) (臨港) ※9:00からの平日1本のみ
- <川29> 横浜アイランドガーデン(入船橋経由) (臨港) ※平日夕のみ
- <急行> 富士電機前・浜川崎営業所 (臨港) ※平日朝のみ
- 3番乗り場
- <川40> JFE前・臨港警察署前・塩浜営業所前(渡田新町経由) (市営)
- <川40> 塩浜営業所前(渡田新町・JFE前・臨港警察署前・かわさき南部斎苑経由) (市営)
- <川40> 水江町(渡田新町・JFE前・臨港警察署前経由) (市営)
- <川15> 小田栄循環(渡田新町経由・左回り) (市営)
- 5番乗り場
- <川28> 京町循環 (臨港)
- <川28> 浜川崎営業所(京町経由) (臨港)
- <川30> 鶴見駅東口(京町経由) (臨港)
- 7番乗り場
- <川24> 鋼管循環 (臨港)
- <川24> 浜川崎営業所(鋼管通二丁目経由) (臨港)
- <川24> ダイエー川崎プロセスセンター(鋼管通二丁目経由) (臨港) ※1日朝2本のみ
- <川24> 浜川崎営業所(南町経由) (臨港)
- 9番乗り場
- <川23> 大師(四ツ角経由) (臨港)
- 10番乗り場
- <川22> 浜町二丁目・三井埠頭(四ツ角経由) (臨港)
- 11番乗り場
- <川29> 入船橋循環 (臨港) ※9:00まで
- <川29> 入船橋循環(日興スクエア経由) (臨港) ※9:00までの平日朝のみ
- <川29> 東芝京浜(入船橋経由) (臨港) ※9:00までの平日1本のみ
- <急行> ヨコハマアイランドガーデン (臨港) ※9:00までの平日朝のみ
- <急行> 日興スクエア (臨港) ※9:00までの平日朝のみ
- 12番乗り場
- <川27> 日清製粉前・日清製粉前循環(京町経由) (臨港)
- 13番乗り場
- 15番乗り場
- <急行> 三井埠頭 (臨港) ※平日朝のみ
- 16番乗り場
- <川02> 殿町(台町経由) (臨港)
- 17番乗り場
- <川01> 殿町(久根崎経由) (臨港) ※平日2本のみ
- <川03> 塩浜営業所(台町経由) (臨港)
- <川61> 神明町車庫 (臨港)
- 18番乗り場
- <空71> 羽田空港(六郷橋経由) (羽田京急)
- <川76> 森ヶ崎 (羽田京急) ※朝夕のみ
- <川77> 羽田車庫(六郷橋経由) (羽田京急) ※夜間のみ
- <直行> 東京ディズニーリゾート (京急・京成・一部蒲田駅経由)
- 19番乗り場
- <川13>(浜町二丁目経由)扇町・塩浜営業所 (市営)
- <川15>(労働会館前先回り)小田栄循環
- 20番乗り場
- <川10> (池藤橋経由)水江町・ゼロエミ工業団地 (市営)
- <川10> (池藤橋経由かわさき南部斎苑回り)塩浜 (市営)
- <川10> (池藤橋・四谷経由)塩浜営業所 (市営)
- 21番乗り場
- <川73> 上平間(土手回り) (市営)※市営埠頭方面からの直通便に限り(平日朝7便・土曜朝5便のみ・その他の便は西口北バスターミナル87番乗り場より運行)
- 22番乗り場
- <川04> 急行 市営埠頭 (平日朝のみ運行) (市営)
- <川05> 急行 東扇島循環 (平日朝のみ運行) (市営)
- 23番乗り場
- <川05> 東扇島循環 (各停)(市営) ※平日の朝8時台まで。9時以降と土休日(終日)は24番乗り場
- <川05> 特急 東扇島循環(市営) ※平日朝8時台まで(土休日運休)
- 24番乗り場
- <川04> (台町経由)市営埠頭 (各停)・京セラケミカル・市営埠頭 (市営)
- <川05> 東扇島循環(市営)
- <川07> 急行 かわさきファズ物流センター(市営)
- <川07> かわさきファズ物流センター(市営)
- ※川04と川05は平日の朝9時以降。土休日は終日この乗り場から運行
- ※川07急行は平日朝のみで土休日運休。
- 25番乗り場
- <川04> (台町経由)市営埠頭(各停)・塩浜営業所(市営)※平日の朝8時台まで。9時以降と土休日の終日は24番乗り場より運行
- 26番乗り場
- <川03> (台町経由)浮島バスターミナル(市営・臨港)・塩浜営業所(市営)
- 終日、当乗り場より運行
- 反01は西口北81番乗り場に移設
- <川03> (台町経由)浮島バスターミナル(市営・臨港)・塩浜営業所(市営)
- 27番乗り場
- 川31・32・33は西口北82番乗り場に移設
- 小向工場直行便は西口北83番乗り場に移設
- 28番乗り場
- 川31・32・33は西口北82番乗り場に移設
- 小向工場直行便は西口北83番乗り場に移設
- 29番乗り場
- 川73は西口北87番乗り場に移設
- 30番乗り場
- 川71は西口北85番乗り場に移設
- 31番乗り場
- <川21> 水江町(大島四丁目経由) (臨港)
- <川21> 日立造船前(大島四丁目経由) (臨港)
- 32番乗り場
- <川21> 塩浜営業所(大島四丁目経由) (臨港)
- <急行> 塩浜営業所 (臨港) ※平日朝のみ
- 34番乗り場
- 35番乗り場
- <直通>川崎競馬場(臨港・羽田京急) ※1月の開催日のみ
- <直通>川崎競輪場(臨港・市営) ※1月の開催日のみ
- <直通> 川崎病院(臨港・市営) ※100円バス、平日のみ
- 川03は終日26番乗り場より運行
- 36番乗り場
- <川21> 水江町・ゼロ・エミ工業団地(急行) (市営) ※平日朝のみ
- 37番乗り場
- 川崎病院行直通バスは35番乗り場に移設
[編集] 西口
- 川崎駅西口
- 川崎市交通局、横浜市交通局、川崎鶴見臨港バス、臨港グリーンバス
- 51番乗り場
- <川50> 鶴見駅西口(三ツ池道、東寺尾経由) (臨港)
- 52番乗り場
- <7> 横浜駅前(三ツ池道経由) (横浜市営)
- 53番乗り場
- 54番乗り場
- 55番乗り場
- <川63> 新城駅前(塚越・江川町・三菱自動車前・元住吉経由) (市営)
- <川64> 蟹ヶ谷(塚越・江川町・三菱自動車前・元住吉経由) (市営)
- 56番乗り場
- <川60> 塚越・鹿島田駅入口・元住吉 (臨港)※深夜バス有
- <川60> 神明町車庫 (臨港)
- 57番乗り場
- <川56> 矢向末吉橋循環 (臨港)
- <川61> 江川町・元住吉(矢向駅経由) (臨港)
- <川69> 小倉循環 (臨港) ※平日朝のみ
- 58番乗り場
- <川54> 谷戸・元住吉(小倉下町・江川町経由) (臨港)※深夜バス有
- 59番乗り場
- <川57> 末吉橋矢向循環 (臨港)
- <川53> 元住吉(末吉橋・江川町経由) (臨港) ※朝、平日夕のみ
- 60番乗り場
- <川51> 綱島駅(末吉橋経由) (臨港グリーン)
[編集] 西口北
- 川崎駅西口北バスターミナル
- 81番乗り場
- <反01> (遠藤町・多摩川大橋経由)五反田駅・荏原営業所(東急)
- 東口26番乗り場より移設
- 82番乗り場
- 83番乗り場
- <直行> 東芝小向工場 (東急) ※朝・夕ラッシュ時のみ
- 東口28・27番乗り場より移設
- 84番乗り場
- <川61> 神明町車庫(中幸町経由) (臨港)
- 殿町方面出入庫便以外が東口より移設
- 85番乗り場
- <川71> 小杉駅前・上平間(遠藤町・下平間経由) (市営) ※深夜バスあり
- 東口30番乗り場より移設
- 86番乗り場
- <川74> 上平間(神明町経由) (市営)
- <川74> 小杉駅前(神明町・上平間・下沼部経由)(市営)
- <川74> 河原町循環 川崎駅(神明町経由) (市営)
- <川75> 上平間(中幸町・幸警察署経由) (市営)
- 東口25番乗り場より移設
- 87番乗り場
- <川73> 上平間(土手回り)(市営) ※2007年4月2日より深夜バス運行開始
- 東口29番乗り場より移設
- 81番乗り場
[編集] 歴史
- 1872年7月10日(明治5年6月5日) - 国鉄東海道本線の駅が開業。旅客取扱のみの旅客駅。
- 1898年(明治31年)4月1日 - 貨物取扱を開始。
- 1918年(大正7年)5月1日 - 東海道本線貨物支線 当駅~浜川崎駅間が開通。
- 1927年(昭和2年)3月9日 - 南武鉄道線(現在の南武線)当駅~登戸駅間が開通。
- 1944年(昭和19年)4月1日 - 南武鉄道が国有化。
- 1959年(昭和34年)4月1日 - 駅ビル完成(神奈川県で初めての駅ビル)。
- 1973年(昭和48年)10月1日 - 貨物支線 当駅~浜川崎駅間が廃止。
- 1981年(昭和56年)9月1日 - 貨物取扱を廃止。明治製菓川崎工場へ専用線が続き、貨物輸送を行っていた。また1970年頃まで東芝川崎工場へも専用線が続いていた。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 荷物取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 1988年(昭和63年)6月28日 - 橋上駅化。駅ビル部分の改装及び増築。
[編集] 隣の駅
[編集] 備考
- 当駅は川崎市内にあるが、運賃区分上は横浜市内の駅として扱っている。これは、南武線の当駅から稲田堤駅までのうち、矢向駅のみ横浜市(鶴見区)であり、中心駅(横浜駅)から矢向駅に行く途中の当駅と尻手駅も「横浜市内」に加える方が合理的だからである。「横浜市内」の詳細は特定都区市内を参照。
- 将来、川崎市営地下鉄が本駅に乗り入れ、京急大師線に乗り入れる計画がある。