小田急バス生田営業所
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小田急バス生田営業所(おだきゅうばすいくたえいぎょうしょ)は、神奈川県川崎市多摩区西生田にあり、川崎市北部、横浜市北部、稲城市の路線の一部を担当する営業所である。車両の営業所略号はEである。
この営業所と町田営業所は、丘陵地帯を走る路線が多いことから、他の営業所と異なり高出力車が導入されている。
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[編集] 沿革
[編集] 現行路線
[編集] 新百合ヶ丘駅~平尾方面(新01・稲02・新05・新06)
- 新01:新百合ヶ丘駅~下平尾~平尾団地(深夜バスあり)
- 稲02:新百合ヶ丘駅~下平尾~平尾団地~坂浜~駒沢学園~稲城駅(朝と夜は駒沢学園非経由)
- 新05:新百合ヶ丘駅~下平尾~平尾団地~坂浜~駒沢学園~稲城駅~向陽台六丁目~稲城市立病院
- 新06:新百合ヶ丘駅~下平尾~平尾団地~坂浜~駒沢学園
新百合ヶ丘駅から稲城市南部地区を結ぶ路線。主に新01と新06を中心に運行されており、途中平尾団地までは1時間に6~9本、駒沢学園までは1時間に4~6本と頻繁に運行されているが、稲城駅まで向かうバスは1時間に2本程度と少ない。新05は日中のみ運転される路線で本数は1時間に1本ほどの運行である。
平尾地区は稲城市でありながら丘で隔てられた場所であり、稲城市内の各駅よりも川崎市内にある新百合ヶ丘駅との結びつきが強い。
[編集] 新02
- 新百合ヶ丘駅~千代ヶ丘一丁目~千代ヶ丘
- 新百合ヶ丘駅~千代ヶ丘一丁目~千代ヶ丘~西生田小学校~読売ランド前駅~生田営業所
- 生田営業所→高石→新百合ヶ丘駅入口→麻生区役所前
- 新百合ヶ丘駅~高石~生田営業所
新百合ヶ丘駅と千代ヶ丘を結ぶ路線は千代ヶ丘一丁目経由の新02と金程経由の新03, 07の2線がある。千代ヶ丘へはこちらの新02の方が素直なルートとなっている。
[編集] 新03・07
- 新03:新百合ヶ丘駅~下平尾~金程四丁目~千代ヶ丘
- 新07:新百合ヶ丘駅~下平尾~金程四丁目~千代ヶ丘~西生田小学校~よみうりランド
- 新07:新百合ヶ丘駅→万福寺→千代ヶ丘→金程四丁目→下平尾→新百合ヶ丘駅(深夜バスあり)
- 新百合ヶ丘駅~下平尾~金程四丁目~千代ヶ丘~西生田小学校~読売ランド前駅~生田営業所
新百合ヶ丘駅と千代ヶ丘を下平尾経由で結ぶ路線で、千代ヶ丘へと向かう路線としては遠回りである。新03は朝夕のみの運行で、日中は新03系統の代わりに新07系統が運行される。新07系統は新百合ヶ丘駅からよみうりランドへのアクセスの他細山地区の輸送を担っている。また夜に運行される新07系統は日中に運行されているものとは別の路線で、新02と新03を組み合わせて循環にした路線である。
[編集] 新04
- 新百合ヶ丘駅~下平尾~金程四丁目~向原
麻生区北端部の向原地区と新百合ヶ丘駅を結ぶ路線であり、1時間に2~4本程度運行されている。 新03系統の支線的役割を持つ路線で、金程四丁目から新03と分かれ、金程中学校から向原二丁目の間で一度坂を下り、そこから終点向原までは一気に上り坂を駆け上がっていく。終点の向原は住宅地でありながらところどころに畑がある川崎市麻生区の市街化調整区域であり、バスは片側1車線の道路の終端部にある折返所で折り返す。
[編集] 新10(川崎市バスと共同運行)
- 新百合ヶ丘駅~山口台中央~白山四丁目~新ゆりグリーンタウン(深夜バスあり)
新百合ヶ丘駅から白山地区の新ゆりグリーンタウンを結ぶ路線である。川崎市バスと共同運行しているが、小田急バスの場合はどちらかといえば新15の支線という位置づけである。
本数は15分に1本の間隔で運転されている。 川崎市バスは鷲ヶ峰営業所が担当。
[編集] 新15・新18
- 新15:新百合ヶ丘駅~山口台中央~白山四丁目~日生住宅~大谷
- 新18:新百合ヶ丘駅→山口台中央→白山四丁目→日生住宅→大谷→真福寺→山口台中央→新百合ヶ丘駅(深夜バスあり)
新百合ヶ丘駅から真福寺バス停近くにある大谷折返場を結ぶ路線である。生田営業所の中で主幹的役割となっている路線で、新百合ヶ丘南部の住宅地を一通り経由していくのが特徴である。新15は終バスが21時台と早いが、その後23時台の最終便までは大谷から先真福寺を経由して新百合ヶ丘駅に戻ってくる新18系統が運行される。本数は新15・新18いずれも1時間に4~6本設定されている。
[編集] 新17
- 新百合ヶ丘駅~山口台中央~白山四丁目~日生住宅~西長沢~盛源寺~聖マリアンナ医科大学
新百合ヶ丘駅と聖マリアンナ医科大学を結ぶ路線である。病院路線であると同時に西長沢地区への足としても機能しており、同じ役割を持つ百01系統との重複区間である原店前~聖マリアンナ医科大学間は1時間に8本は確保されている。
聖マリアンナ医科大学病院は川崎市西部では数少ない大病院であり、東急田園都市線、小田急線方面へと放射状にバス路線が延びている。そのため、待機も可能な広いバスロータリーが設けられている。
[編集] 新19・新20
県道尻手黒川道路の新百合ヶ丘方面延伸に伴い1998年に新設された路線である。運行開始当初は白山四丁目経由の新19しかなかったが、2002年に吹込経由が開業すると、午前は「往路:新20,復路:新19」、午後はその逆という、片方は学校輸送・もう片方は新17の補完という運行へと変わった。吹込バス停は新設当時は新百合ヶ丘行きが午後にしか走らない不便な停留所であったが、現在では新25もあり多少は利便性が向上した。
[編集] 新25(東急バスと共同運行)
- 新百合ヶ丘駅~山口台中央~吹込~田園調布学園大学~稗原~保木入口~元石川町~たまプラーザ駅
- 東急バス虹が丘営業所の項を参照
[編集] 百01
- 百合ヶ丘駅~団地坂上~西長沢~盛源寺~聖マリアンナ医科大学
百合ヶ丘駅から第一団地を経由して西長沢方面へ向かう路線で、現在は聖マリアンナ医科大学まで運行している。百合ヶ丘駅発着路線の中では本数が最も多く、日中は15分に1本の間隔で運転されている。
[編集] 百02
- 百合ヶ丘駅~団地坂上~日生住宅~大谷~真福寺~新百合ヶ丘駅
百合ヶ丘駅から第一団地前・大谷を経由して新百合ヶ丘駅を結ぶ路線。以前は途中の大谷で折り返していたが現在では大谷止まりの便は夜の2本だけで、ほとんどの便は新百合ヶ丘駅まで足を伸ばす。
[編集] 百03
- 百合ヶ丘駅~新百合ヶ丘駅入口~下平尾~平尾団地
百合ヶ丘駅から平尾団地へと向かう路線で、新百合ヶ丘駅が出来る以前はこの路線を中心に運行されていた。現在では1時間に1~2本程度と少ない。
[編集] 百04
- 百合ヶ丘駅~新百合ヶ丘駅入口~万福寺~千代ヶ丘
- 百合ヶ丘駅~新百合ヶ丘駅入口~万福寺~千代ヶ丘~西生田小学校~読売ランド前駅~生田営業所
百合ヶ丘駅と千代ヶ丘を結ぶ路線で、この路線も百03同様新百合ヶ丘駅が出来る以前はこちらが主力だった。
[編集] 読01
- 寺尾台団地~読売ランド前駅~西生田小学校~よみうりランド~京王よみうりランド駅
読01系統は読売ランド前駅近くの高台にある寺尾台団地からよみうりランド・京王よみうりランド駅を結ぶ路線で、途中よみうりランド~よみうりランド坂下間では急カーブ&急坂があるのが特徴である。また寺尾台団地には折返所がないため、寺尾台1丁目~寺尾台団地間でループ状の折返しを行っている。
よみうりランドへのアクセスのため、平日よりも休日の方が本数は多く、開園時間帯は15分間隔で運行している。
[編集] 読02
- 生田営業所~読売ランド前駅~馬場南~塚戸~稲田堤駅前~稲田堤
この路線は生田営業所・読売ランド前駅からそのまま府中街道へと向かい、塚戸・北浦を経由して稲田堤まで行く路線である。JR稲田堤駅停留所を通るが、ここでは折返さず、一つ先の稲田堤に折返場があり、そこが終点となっている。稲田堤は多摩川の堤防にほど近い場所にある折返所で、昔は多摩川の渡し舟連絡を行っていたところである。
本数は平日土曜が午前中中心、休日が午後中心で1日9本と少ない。
[編集] 読売ランド前→城下方面(読04・読05)
- 読04:生田営業所~読売ランド前駅~馬場南~菅高校~城下~稲田堤
- 読05:生田営業所~読売ランド前駅~馬場南~菅高校~城下
- 生田営業所~読売ランド前駅~馬場南~菅高校~西菅団地
生田営業所から読売ランド前駅・菅地区を経由して稲田堤に至る路線である。ただし、大多数の便が途中の城下(京王稲田堤駅前)を終点とし、稲田堤停留所まで至る便は朝夕の一部の便だけでありほとんどない。
[編集] 向ヶ丘遊園駅→浄水場通り方面(向10・向11・向12)
- 向10:向ヶ丘遊園駅~明大入口~専修大学入口・川崎ゴルフ場入口~専修大学前
- 向10:向ヶ丘遊園駅~明大入口~専修大学9号館前
- 向11:向ヶ丘遊園駅~明大入口~専修大学入口・川崎ゴルフ場入口~聖マリアンナ医科大学~清水台~保木入口~あざみ野駅
- 向12:向ヶ丘遊園駅~明大入口~専修大学入口・川崎ゴルフ場入口~聖マリアンナ医科大学
- あざみ野駅~保木入口~清水台~専修大学入口・川崎ゴルフ場入口~明大入口~生田営業所
- 聖マリアンナ医科大学~専修大学入口・川崎ゴルフ場入口~明大入口~生田営業所(深夜バスあり)
向10系統は向ヶ丘遊園駅から専修大学生田校舎へと向かう路線である。ほとんどの便は専修大学前まで向かうが、平日の午前中は専大120年記念館前で左折し校舎北側の専修大学9号館前まで行く便が一部ある。
向11系統は向ヶ丘遊園駅から浄水場通り・県道横浜生田線を経て東急田園都市線あざみ野駅へと向かう路線である。途中聖マリアンナ医科大学に立ち寄るため、長沢~聖マリアンナ医科大学間は2度通ることになる。また向11系統の区間便として向12があり、向ヶ丘遊園駅~聖マリアンナ医科大学間は向11、向12が10分間隔で交互に運転している。
沿線に明治大学・専修大学を抱える他、川崎市北部を縦断する路線であるため需要が高く、これらの路線の運転本数を合わせるとかなりのものになる。
[編集] 向13
- 向13 向ヶ丘遊園駅~五反田~西三田団地中央~明治大学正門前
- (系統番号無し) 向ヶ丘遊園駅~五反田~生田駅~生田営業所
向ヶ丘遊園駅から西三田地区を経由して明治大学を結ぶ路線である。沿線に西三田団地があるが、終バスは21時台と早い。
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