柿生駅
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柿生駅(かきおえき)は、神奈川県川崎市麻生区上麻生五丁目にある小田急電鉄小田原線の駅である。
目次 |
[編集] 駅構造
- 新百合ヶ丘駅開業前は島式ホーム2面4線であったが、現在は相対式ホーム2面2線の地上駅である。
- 改札口は東(南口、下りホーム)及び西(北口、上りホーム)にある。
- 特急券売り場は南口にある。
- 改札口から上り・下りホームへはエレベーターがある。
- 下りホームに箱根そばがある。
- 東京メトロ千代田線方面の直通列車は、朝ラッシュ時のみ当駅に停車する。
[編集] のりば
1 | ■小田原線 | 町田・本厚木・小田原・箱根湯本・片瀬江ノ島方面 |
---|---|---|
2 | ■小田原線 | 新百合ヶ丘・下北沢・新宿・○千代田線 綾瀬方面 |
[編集] 駅周辺
- 東口には商店街、交番、銀行、信用金庫、郵便局及び農協がある。商店街の東方は山を造成した大規模な住宅地になっていて、行くには急な坂を登らなければいけない。西口には3件のスーパーマーケット(マルエツ、ゆりストア、富士ガーデン)、銀行及び麻生消防署柿生出張所(消防車及び救急車あり)がある。
- バス発着場は南口(東側)及び北口(西側)に分かれている。小田急バス、東急バス、神奈中バスおよび川崎市営バスが出ている。タクシー乗り場は南口にある。
- 駅前の道路と駅前広場が極端に狭く、バスがやっと通れる道なので再開発事業が計画されているが、2006年現在、再開発事業の進展は無い。何度もマスメディアが狭くて危険な道路として紹介するほど道路が狭いため(※1)、駅周辺には常時警備員が交通整備を行っている。道路が狭い原因は柿生駅開発当初の駅周辺の土地買収失敗にある。
※1 例「2004年4月4日 TBS『噂の!東京マガジン』川崎・柿生駅前の道路事情」
- 駅前道路の安全性確保のため、現在の地点から100mの場所に暫定のバス広場を設置した。2007年4月1日より使用を開始する。
- このバス乗り場移転を契機に再開発事業が計画されている柿生町田線の駅前部分180mを先行開発することも進められている。
- 駅北部に柿生小学校、麻生図書館柿生分館、NTT東日本川崎北支店柿生(ここからの距離が遠いほど、ADSLの通信速度は遅くなる)および柿生緑地がある。川としては麻生川および片平川が流れている。片平川は駅西部で麻生川に流入し、麻生川は下麻生において鶴見川に流入する。小田急線は駅南部において麻生川を横断する。駅北部においては小田急線は麻生川と平行して走り、麻生川沿岸には600m程に渡って桜並木及び集合住宅群がある。
- 駅南部には柿生中学校、柿生地区会館(区役所出張所)がある他、麻生川に沿って3つの病院が並んでいる。その西方には麻生環境センター(下水処理場)および緑の広場がある。
- 主要道は駅西部を小田急線と平行に走り拡幅計画のある津久井道(県道3号)及び南部で枝分かれして柿生陸橋となり麻生川と平行に走る横浜上麻生道路(県道12号)である。なお、津久井道は鶴川駅北東において鶴川街道と合流する。
- 西部は東京都町田市能ヶ谷町に接し、南部は町田市三輪町に接している。
- 寺家町循環のバスで寺家ふるさと村停留所を下車、または市が尾駅行きのバスで、鉄町(くろがねちょう)停留所を下車すると、寺家ふるさと村(横浜市寺家町)がある。昔のこのあたりの農村の姿と民家が保存され、農業体験や志野焼きなどが体験できる。
- 鶴川女子短期大学(町田市三輪町)は鶴川駅及びこの駅が最寄駅である。神奈川県立麻生総合高等学校(片平)、明泉学園鶴川高等学校(町田市三輪町)及び東京田中短期大学(町田市三輪町)はこの駅が最寄り駅である。桐蔭学園へのバスアクセスができる駅の一つ。
- 日立製作所システム開発研究所
[編集] バス路線
路線バスの運行は、小田急バスと川崎市交通局(市営バス)、東急バス、神奈川中央交通の4社が乗り入れている。首都圏から長距離路線が廃止していく昨今、古くから続く長距離路線が2007年現在、まだ多く発着している。尚、柿生駅には「バス停番号」がついていないバス停があるため、本項で記載する際、「バス停番号なし」と記載の上、バス停の建っている場所を併記する。2007年4月1日に南口バスターミナルが開設された
[編集] 南口のりば
- 1
- 川崎市バス「溝17」系統 「溝口駅南口」行
- 川崎市バス「柿04」系統 「鷲ヶ峰営業所」行
- 川崎市バス「柿03」系統 「新ゆりグリーンタウン」行
- 小田急「柿20」系統 こどもの国・成瀬高校経由「町田ターミナル」行
- 小田急「柿21」系統 「こどもの国」行
- 2
- 東急「柿01」系統 日立研究所下経由「たまプラーザ駅」行
- 東急「柿02」系統 「すすき野団地」行
- 東急「柿02」系統 「虹ヶ丘団地」行
- 東急 日立研究所下経由「すすき野団地」行
- 東急 日立研究所下経由「虹ヶ丘団地」行
- 東急「柿05」系統 「長津田駅」行
[編集] 北口のりば
- 4
- 小田急「柿22」系統 「桐蔭学園」行
- 小田急・東急「柿23」系統 桐蔭学園入口経由「市ヶ尾駅」行
- 小田急「柿25」系統 鴨志田団地・寺家町循環経由「柿生駅北口」行
- 小田急「柿25」系統 鴨志田団地・寺家町経由「甲神社入口」行
- 5
- (バス停番号なし・北口改札前マンション前)
- (バス停番号なし 北口改札前マンション反対側)
- (バス停番号なし・マルエツ前)
- 臨時のりば・桐蔭学園行(平日、土曜の7時~8時のみ利用。バス停2つ有)
- 199x年までは北口改札口が朝のラッシュ時のみの開設だった為、北口バスのりばへは一旦南口改札を出て北側にある踏み切りを超えなければならなかった。
[編集] 歴史
- 1927年4月1日 開業。「直通」の停車駅となる。(尚、「各駅停車」は、新宿駅~現在の向ヶ丘遊園駅である稲田登戸駅間のみの運行であり、当駅までの運行はなかった。)
- 1937年9月1日小田原駅方面行「直通」に限り、停車となる。(片瀬江ノ島駅行「直通」は、通過。)
- 1945年6月従来、新宿駅~稲田登戸駅(現、向ヶ丘遊園駅)間のみの運行の「各駅停車」が全線で運行されることとなり、「各駅停車」の停車駅となる。(同時に、「直通」は廃止される。)
- 1946年10月1日 「準急」が登場し、停車駅となる。
- 1948年9月 「桜準急」が登場し、停車駅となる。
- 1960年3月25日 「通勤準急」が登場し、停車駅となる。
- 1977年11月20日 待避線(副本線)の使用が中止となる。後、取り壊される。
- 1999年 北口に自動改札機設置。
- 2004年12月11日 「区間準急」が登場し、停車駅となる。
[編集] 駅名の由来
禅寺丸柿の原産地であり、柿の名産地であったことから名づけられた「柿生村」という地名から、「柿生」と名づけられる。
[編集] 隣の駅
[編集] 関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 柿
- 19 (音楽グループ) - 「小田急柿生」という曲を歌っている。
[編集] 外部リンク
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