愛知中学校・高等学校
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愛知中学校・高等学校 | |
過去の名称 | 曹洞宗専門支校 曹洞宗第三中学林 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人愛知学院 |
建学の精神 |
行学一体・報恩感謝 |
設立 | 1876年 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
所在地 | |
最寄駅 | 地下鉄名城線自由ヶ丘駅 |
所在地 | 〒464-8520 |
愛知県名古屋市千種区光が丘2丁目11番41号 |
愛知中学校・高等学校(あいちちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、愛知県名古屋市千種区光が丘にある私立学校である。
1876年(明治9年)の設立以来長らく男子校であったが、中学校は2004年度、高校は2005年度入学生より男女共学となった。
曹洞宗専門支校として設立された経緯を持ち、現在も仏教の授業が行なわれている。
駒澤大学やその系列学校(野球で有名な駒澤大学附属苫小牧高等学校)とは、姉妹校関係(多々良学園高等学校はかつて姉妹関係にあったが、1951年に独立)。
目次 |
[編集] 沿革
- 1876年(明治9年) - 曹洞宗専門支校として開校
- 1902年(明治35年) - 「曹洞宗第三中学林」と改称
- 1921年(大正10年) - 千種区楠元町に移転
- 1925年(大正14年) - 「愛知中学校」と改称
- 1925年(昭和22年) - 新制中学校を開設
- 1948年(昭和23年) - 新制高等学校及び新制定時制高等学校を開設
- 1951年(昭和26年) - 多々良学園を独立し、法人名を愛知学院とする。
- 1967年(昭和42年) - 高等学校・中学校、現在地の千種区光が丘に移転。
- 1992年4月(平成4年)4月 - 中学校再開
- 2004年(平成16年) - 中学校男女共学化。
- 2005年(平成17年) - 高等学校男女共学化。
[編集] 建学の精神
- 行学一体
- 報恩感謝
[編集] 進路
ほとんどが大学に進学するが、Ⅱ類Ⅲ類の生徒は系列校である愛知学院大学への進学者数は少ないがⅠ類の生徒はほぼ愛知学院に進学する。
[編集] 卒業生
- 宇井伯寿(仏教学者・駒澤大学学長)
- 堤幸彦(映像作家)
- 三ツ矢雄二(声優)
- 彦野利勝(元プロ野球選手・(中日ドラゴンズ))
- 春口廣(関東学院大学ラグビー部監督)
- 秋田豊(サッカー選手京都サンガF.C.)
- 杉浦享(元プロ野球選手・(ヤクルトスワローズ))
[編集] 事件
[編集] 愛知高校(愛知学院)事件
1979年、ある教員が病気による視覚障害(弱視)を理由に差別され、教員から事務職へ配置転換された。さらに2003年3月、それを理由に解雇を通告された。これに関して、帰後の処遇と人格権侵害をめぐり当人側が550万円の損害賠償を求めた事件。第一審は原告が勝訴し、学院側に220万の損害賠償の支払いが命じられた。学院側はこれを控訴したが、2006年11月22日、名古屋高等裁判所での第二審においても控訴は棄却され、第一審の判決が支持された。