文化庁メディア芸術祭
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文化庁メディア芸術祭(ぶんかちょうめでぃあげいじゅつさい)は文化庁主催による芸術祭。日本文化の向上と振興のために、メディア芸術の創造とその発展を図ることを目的に、平成9年度から毎年実施されている。 アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門について大賞と優秀賞を選定、表彰している。
実施当初は、デジタルアート(インタラクティブ)、デジタルアート(ノンインタラクティブ)、アニメーション、マンガの4部門だったが、2003年度(第7回)から現在の4部門に変更された。
優秀賞、大賞を受賞した作品は国に認められた作品であるとされ、とりわけ漫画部門、アニメーション部門は各界において特に権威が高い賞であると認識がなされている。
毎年、東京都写真美術館を会場として受賞作品展が行われる。
目次 |
[編集] 歴代大賞受賞作品
()内は受賞者。大賞以外の賞は公式サイトを参照。
[編集] 第1回(1997年度)
- デジタルアート[インタラクティブ]部門
- KAGE(近森基)
- デジタルアート[ノンインタラクティブ]部門
- アニメーション部門
- マンガ部門
- マンガ日本の古典(22名の漫画家)
[編集] 第2回(1998年度)
- デジタルアート[インタラクティブ]部門
- デジタルアート[ノンインタラクティブ]部門
- ハッスル!!とき玉くん(森本晃司)
- アニメーション部門
- クジラの跳躍(たむらしげる)
- マンガ部門
[編集] 第3回(1999年度)
- デジタルアート[インタラクティブ]部門
- AIBO(ERS-110)(大槻正、空山基)
- デジタルアート[ノンインタラクティブ]部門
- 愉快な機械(岸啓介)
- アニメーション部門
- 老人と海(ALEXANDER PETROV)
- マンガ部門
[編集] 第4回(2000年度)
- デジタルアート[インタラクティブ]部門
- ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち(堀井雄二、すぎやまこういち、鳥山明、山名学、眞島真太郎)
- デジタルアート[ノンインタラクティブ]部門
- 1(武仲貞宗)
- アニメーション部門
- マンガ部門
[編集] 第5回(2001年度)
- デジタルアート[インタラクティブ]部門
- 突き出す、流れる(児玉幸子、竹野美奈子)
- デジタルアート[ノンインタラクティブ]部門
- 安重(Anjyu)(大場康雄)
- アニメーション部門
- マンガ部門
[編集] 第6回(2002年度)
- デジタルアート[インタラクティブ]部門
- SOCIAL MOBILES(CRISPIN JONES with IDEO)
- デジタルアート[ノンインタラクティブ]部門
- TextArc print: Alice's Adventure in Wonderland(CRISPIN JONES with IDEO)
- アニメーション部門
- マンガ部門
[編集] 第7回(2003年度)
- アート部門
- デジタル・ガジェット 6,8,9(クワクボリョウタ)
- エンターテインメント部門
- アニメーション部門
- 連句アニメーション「冬の日」(川本喜八郎、他)
- マンガ部門
- カジムヌガタイ-風が語る沖縄戦-(比嘉慂)
[編集] 第8回(2004年度)
- アート部門
- 3minutes² (Electronic Shadow)
- エンターテインメント部門
- まわるメイド イン ワリオ(まわるメイドインワリオ開発チーム)
- アニメーション部門
- マインド・ゲーム(湯浅政明、ロビン西)
- マンガ部門
[編集] 第9回(2005年度)
- アート部門
- Khronos Projector(Alvaro CASSINELLI)
- エンターテインメント部門
- Flipbook!(Juan Carlos Ospina GONZALEZ)
- アニメーション部門
- 浮楼(榊原澄人)
- マンガ部門
- 失踪日記 (吾妻ひでお)
[編集] 第10回(2006年度)
[編集] 日本のメディア芸術100選
メディア芸術祭10周年を記念して、1950年代から2006年までの作品から各部門での上位50作品が日本のメディア芸術100選 として発表された。