新倉吉街道エクスプレス
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新倉吉街道エクスプレス(しんくらよしかいどうえくすぷれす)は岡山県岡山市と鳥取県倉吉市を結ぶ高速バスである。愛称は、倉吉市から。 全便座席指定制のため、乗車には予約が必要。
なお、前身であるくらよしエクスプレスについても本項で解説する。
目次 |
[編集] 歴史
- それまで、岡山~倉吉間には直行交通機関がなかったため、ももたろうエクスプレス(岡山~出雲間)の利用が好調であることに着目した鳥取県側の2自治体(倉吉市・関金町(現在は倉吉市に編入))が日ノ丸自動車に運行を要請し、これを受けた同社が岡山側の共同運行事業者3社(両備バス(現・両備ホールディングス)・中鉄バス・中国ジェイアールバス)に共同運行を要請したことに始まる。
- 2004年12月18日:ももたろうエクスプレス(岡山~出雲間)の姉妹路線として、両備バス・中鉄バス・日ノ丸自動車の3社によりからくらよしエクスプレスを1日4往復で運行開始。当初の計画は中国ジェイアールバスを含めた4社で運行する予定であったが、諸事情(ももたろうエクスプレスが後発参入だった)から中国ジェイアールバスは岡山側の予約・発券業務のみとなった。
- 2006年12月17日:利用客数の低迷と、燃料高騰等で今後の収支改善を期待することは厳しくなった為、同日の運行をもって両備バス・中鉄バスが撤退(予約・発券業務は継続)。
- 2006年12月18日:多客期のみの運行(当面は2007年1月17日までの予定だったが3月31日まで延長)に格下げのうえ、1日1往復に減便。天満屋バスセンターへの乗り入れを廃止。回数券の発売を中止。
- 2007年4月1日:新倉吉街道エクスプレスに愛称を改め、定期運行を再開(1日1往復)。岡山商大前への停車を中止。岡山空港への乗り入れを廃止。天満屋バスセンターへの乗り入れを再開。
[編集] 運行会社
- 日ノ丸自動車
- 米子支店倉吉営業所が1往復を担当。
- 岡山側運行支援は両備ホールディングス(両備バス)・両備観光カンパニー岡山支店が担当。
- なお、岡山での予約・発券業務は両備バス・岡山電気軌道・中鉄バス・中国ジェイアールバスが担当。
[編集] 停車停留所
- ▲・△・▼・▽…頂点が向いている方向のみ乗降可能(白印は一部便停車)
- ◆・◇…双方向に乗降可能(白印は一部便停車)
- |…通過
- ∥…他線経由
停車停留所名 | 備考 | |
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天満屋バスセンター | ▼ | |
岡山駅前(ドレミの街・岡山高速バスセンター) | ▼ | |
岡山IC(両備バス駐車場) | ▼ | |
関金温泉 | ▲ | |
倉吉市役所前 | ▲ | |
倉吉パークスクエア | ▲ | |
倉吉駅 | ▲ | |
日ノ丸バス倉吉営業所(海田車庫) | ▲ |
[編集] 運行経路
[編集] 所要時間・運賃
2007年4月1日から岡山空港を経由しなくなったため、所要時間が約30分短縮された。また、運賃が値上げされた。
天満屋バスセンター~日ノ丸バス倉吉営業所
- 2時間40分
- 片道3,000円 往復5,500円 4枚回数券10,000円
天満屋バスセンター~倉吉駅
- 2時間30分~2時間35分
- 片道3,000円 往復5,500円 4枚回数券10,000円
岡山駅前~日ノ丸バス倉吉営業所
- 2時間30分~2時間35分
- 片道3,000円 往復5,500円 4枚回数券10,000円
岡山駅前~倉吉駅
- 2時間25分
- 片道3,000円 往復5,500円 4枚回数券10,000円
岡山IC~日ノ丸バス倉吉営業所
- 2時間17分~2時間22分
- 片道2,800円 往復5,400円 4枚回数券10,000円
岡山IC~倉吉駅
- 2時間12分
- 片道2,800円 往復5,400円 4枚回数券10,000円
[編集] 運行回数
- 昼行1往復
[編集] 車内設備
- 4列シート
- フットレスト
[編集] 運行車両
・鳥取200か・309(セレガFS)
[編集] 関連項目
- ももたろうエクスプレス(姉妹路線・岡山~出雲間)
[編集] 外部リンク
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