日吉ミミ
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日吉 ミミ(ひよし みみ、1947年7月21日- )は、女性の歌手。
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[編集] 略歴
1970年代に嬌声(きょうせい)と呼ばれる放り投げるような高音域の声質と頽廃的な内容の作品群で脚光を浴びる。
1969年にビクターからEP 『おじさまとデート』 でデビュー。 翌1970年5月に発表した 『男と女のお話』が大ヒット、本作で同年大晦日の第21回NHK紅白歌合戦に初出場を果たす。
他、『男と女の数え唄』、『ひとの一生かくれんぼ』、『たかが人生じゃないの』 などがヒット。その後、しばらく低迷するも1977年中島みゆきによる 『うそつきが好きよ』 や 『命日』 が話題となり、1978年10月5日に発売した 『世迷い言』(よまいごと) はTBS水曜劇場ムー一族劇中歌として発表、飲み屋のシーンで自ら出演し歌唱。本作はお茶の間の話題となりヒットし、再び脚光を浴びた。
1980年代には「オレたちひょうきん族」(フジテレビ)に山本リンダと「ごっくん娘」でレギュラー出演。今でもひょうきん族ファンに語り継がれている。1990年発表の 『北風ぴゅうぴゅう』 はピップエレキバンのTVCMタイアップにより翌1991年に掛けてヒット。デビュー当時と変らず、衰えのない抜群の歌唱力で歌手としての健在振りと実力を示した。
現在も歌手として活躍。テレビでは2004年8月7日に第36回NHK思い出のメロディーに出演し、『男と女のお話』 を披露した。
[編集] 主な歌唱作品
- おじさまとデート ( 1969年 作詩:三谷けい子/作曲:鈴木庸一/編曲:竹村次郎 )
- 男と女のお話 ( 1970年 作詩:久仁京介/作曲:水島正和/編曲:近藤進 )
- 男と女の数え唄 ( 1970年 作詩:橋本淳/作曲:中村泰士/編曲:近藤進 )
- ひとの一生かくれんぼ ( 1971年 作詩:寺山修司/作曲:田中未知/編曲:寺岡真三 )
- たかが人生じゃないの ( 1972年 作詩:寺山修司/作曲:田中未知/編曲:寺岡真三 )
- 十時の女 ( 1973年 作詩:橋本淳/作曲:中村泰士/編曲:あかのたちお )
- うそつきが好きよ ( 1977年 作詩・作曲:中島みゆき/編曲:エジソン )
- 命日 ( 1977年 作詩・作曲:中島みゆき/編曲:エジソン )
- 若者と小犬とクロアサン ( 1977年 作詩:サトウ・ハチロー/作曲・編曲:クニ河内 )
- 世迷い言 ( 1978年 作詩:阿久悠/作曲:中島みゆき/編曲:あかのたちお )
- ピリオッド( 1980年 作詞:門谷憲二/作曲:大塚博堂/編曲:竹村次郎)
- キラキラヒカレ ( 1983年 作詩:寺山修司/作曲:田中未知/編曲:神保正明 )
- 北茶廊-キタカフェ- ( 1986年 作詩:吉田旺/作曲:池毅/編曲:柳田ヒロ )
- 北風ぴゅうぴゅう ( 1990年 作詩・作曲:安保由夫/編曲:矢野立美 )
[編集] 出演
[編集] テレビ番組
- 「第36回NHK思い出のメロディー」 (2004年8月7日)
- 「オレたちひょうきん族」 ※「ごっくん娘」でレギュラー出演。(フジテレビ)
- 「徹子の部屋」(テレビ朝日)
- 「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジテレビ)
- 「ライオンのごきげんよう」(フジテレビ)
- 「スター爆笑Q&A」(日本テレビ)
- 「あなたに逢いたい」(テレビ朝日)
- 「快傑えみちゃんねる」(関西テレビ)
- 「山田邦子のしあわせにしてよ」(TBS)