来島海峡大橋
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来島海峡大橋(くるしまかいきょう おおはし)は、愛媛県今治市、瀬戸内海の来島海峡を跨いで大島と四国を結ぶ長大橋で、来島海峡第一大橋、来島海峡第二大橋、来島海峡第三大橋の総称。本州四国連絡橋の尾道・今治ルートを構成する橋の一つ。
3つの長大橋梁により構成された世界初の3連吊橋であり、全長は4105mである。
中央が西瀬戸自動車道(しまなみ海道)で北側に自転車歩行者道、南側にバイク道を併設している。
夜間はライトアップされる。
この架橋工事で1998年6月10日に橋桁落下事故が発生し、7名死亡と言う重大災害が発生している。馬島の現場と、来島海峡SAに慰霊碑がある。
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[編集] 構造
構成する構造物については各記事を参照のこと。
- 西瀬戸自動車道(しまなみ海道)
[編集] 通行料
- 自動車道 - 西瀬戸自動車道を参照のこと。キロ当たりの通行料は、普通車で約232.88円と日本一高額であり周辺の自治体は料金引き下げを求めている。
- 自転車歩行者道・バイク道 - 自転車及びバイクの通行料は、無人の料金箱に入れるようになっており利用者の良心に任されている。
[編集] 展望台
- 今治市糸山公園展望台(駐車場有り)
- 今治市吉海町亀老山展望台(駐車場有り)
[編集] 備考
- アンカーブロック、主塔は、大島側から1A、2P…と連番になっていて、四国側が10Aである。
[編集] その他
- かつての愛媛県内では本四架橋を「瀬戸内海大橋」と呼ぶ向きがあったが、その瀬戸内海大橋とは、現在一般に「瀬戸大橋」と呼ばれる瀬戸中央自動車道ではなく、西瀬戸自動車道、さらに狭義にはこの来島海峡大橋を指していた。1970年代には愛媛県庁本館(松山市)の正面に「かけよう 瀬戸内海大橋」の文字看板が掲げられ、尾道・今治ルート実現が県の長年の悲願であったことを伝えていた。
- テレビ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」収録のため、2006年の秋に来島海峡付近を訪れた長瀬智也(TOKIO)は、道路専用橋として設計された来島海峡大橋の桁の薄さに驚き、同番組中で「(橋桁が)折れないのかな、パキーンといっちゃいそうだな」との感想を述べている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部サイト
- インターネット自然研究所 - 来島海峡と来島海峡第三大橋の定点カメラ(静止画)。