東中山駅
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東中山駅(ひがしなかやまえき)は、千葉県船橋市にある京成本線の駅。
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[編集] 駅構内
島式ホーム2面4線を持つ地上駅。待避設備を備え、成田方面に6両編成がぎりぎり入線可能な引き上げ線がある。また市川真間~京成津田沼間で、唯一折り返しが可能な駅である(後述)。橋上駅舎を有する。
[編集] 駅周辺
[編集] 利用状況
2005年度の1日平均乗降人員は7,867人であった。
[編集] 歴史
もとは中山競馬場前駅という臨時駅であったが、1953年に正式駅として開業。1978年に船橋法典駅(国鉄武蔵野線)が開業するまでは中山競馬場への最寄駅であったことから、かつては料金不要列車の全てが停車する主要駅であった。
しかし1985年に設定された通勤特急(2代目・朝夕のみ運転)が通過するようになり、さらに1991年には京成小岩駅とともに特急停車駅からも外され、以来急行(現在は快速)と各駅停車のみの停車となった。ただし中山競馬開催時(特に重賞レース)には特急の一部が臨時停車を行っている。
[編集] その他
先述の通り、当駅は市川真間~京成津田沼間で唯一の折り返し可能な駅である。そのため事故等で不通区間が発生すると、東中山折り返しの臨時列車が多数設定されている。しかしかつては定期列車でも以下のような「東中山ゆき」が存在していた。
- 都営浅草線から直通する東中山ゆき
- そもそも東京都交通局との直通運転開始にあたっては「(郊外鉄道者側の)乗り入れ区間をむやみに広げない」という旨の約束があり、京成側の乗り入れ区間は東中山までとされていた。このため都営浅草線内の古い案内では「東中山方面」という表記を見ることがある。
- しかしこれでは需要の多い船橋方面との直通運転が行えないため、京成では自社の直通列車を東中山から船橋方面への別列車として運転させ、当初から事実上の乗り入れ区間拡大を行っていた。
- 朝ラッシュ時の上り東中山ゆき特急(後に急行)
[編集] 隣の駅
- 京成電鉄
- ■■京成本線