東武鉄道隅田川橋梁
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東武鉄道隅田川橋梁(とうぶてつどうすみだがわきょうりょう)は、隅田川に架かる鉄道橋で、東武鉄道伊勢崎線を通している。
形式は中路カンチレバーワーレントラス、鋼材重量910(重量トン)、橋長166mの鉄道橋梁である。別名、花川戸鉄道橋(はなかわどてつどうきょう)とも呼ばれている。
この橋は、東武が浅草駅まで延長するために隅田川に架けた橋で、隅田川の景観に配慮するため、高いトラス橋にせず、架線柱に曲線のデザインが取り入れられた。また、計画の際には隅田公園を通る路線が計画されていたが、隅田公園の景観を損なわないよう公園を避けるようにルートの設定がなされた。 なお1931年~1943年には、橋のすぐ東側に隅田公園駅が設けられていた。
この橋は高いトラスになっていないため、車内から隅田川の水面を眺めることが出来るという特性も持っている。
なお、浅草駅入線に際する運転の制約上、この橋梁付近での制限速度は15km/hとなる。
列車がゆっくりとこの鉄橋を渡る風景は非常におだやかで、鉄橋のつくりもあいまって、現在は浅草の情緒を引き立てる役ともなっている。
[編集] 橋の概要
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