隅田川大橋
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隅田川大橋(すみだがわおおはし)は、隅田川にかかる橋で、東京都道475号永代葛西橋線(葛西橋通り/水天宮通り)を通す。東岸は江東区佐賀一丁目、西岸は中央区日本橋箱崎町。首都高速道路9号深川線の高架橋と一体化されて建設されており、中央区側で同高速箱崎ジャンクションを、江東区側で福住出入口をそれぞれ構造体に含む。また、地下に東京地下鉄半蔵門線が通っている。
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[編集] 橋の概要
- 橋長 385.3m
- (河川部 210.0m、左岸高架部 103.1m、右岸高架部 72.2m)
- 形式 (主径間)3径間連続鋼床鈑箱桁橋 /(高架部)7径間単純鋼床鈑箱桁橋、単純合成桁橋、単純PC桁橋
- 幅員 30.0m(4車線)
- 完成 1979年(昭和54年)10月
- 工事主体 首都高速道路公団
- 橋桁製作 石川島播磨重工業、宮地鉄工所
[編集] 景観破壊
隅田川唯一の二層式のこの橋は、首都高速9号深川線建設にあわせて架橋されたもので、先に下段の隅田川大橋が、完成の翌年に上段の高速道路高架橋部分が開通した。建設当時の風潮によるものか、機能性重視の設計デザインになっていることもあり、本来対になって設計されていた清洲橋と永代橋の中間にあるにもかかわらず、壁のようなその形状により、双方の橋から見通せなくなってしまっているため、隅田川の景観破壊として悪名が高い。そのためか隅田川の浅草~日の出桟橋を航路とする東京都観光汽船の水上バスは吾妻橋~勝鬨橋間の橋の紹介で唯一アナウンスがない。
[編集] 隣の橋
(上流)-新大橋―清洲橋―隅田川大橋―永代橋-中央大橋-(下流)
[編集] 関連項目
隅田川の橋
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