水谷勝海
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水谷 勝海(みずたに かつみ、1943年5月27日 - )は、元毎日放送チーフアナウンサーで現在はCS放送・GAORAのチーフアナウンサー。三重県桑名市生まれ。
[編集] 人物・来歴
立命館大学文学部卒業後の1966年、毎日放送入社。同期には斎藤努がいた。主に野球、ゴルフ、バレーボール等のスポーツ中継を担当した。
特にゴルフ中継の実況アナウンサーとしての印象が強く、毎日放送主催の秋のビッグイベントである「ダンロップフェニックストーナメント」では1985年から1998年まで実況を担当した。その1985年、それまで先輩の井上光央が実況出来なかった日本人選手の大会制覇を水谷に実況を交代した途端、中嶋常幸(当時は「中島」と表記)が達成したことで大騒ぎになった話は有名である。他にも「全米女子プロゴルフ選手権」や「マツダ・ジャパンクラシック」(現在の「ミズノクラシックゴルフトーナメント」の前身トーナメント)等の実況も担当した。1989年の「全米女子プロゴルフ選手権」では岡本綾子が優勝争いをしていたこともあり、衛星中継アナウンサーとして解説者の岩田禎夫と共に米国NBC放送を通じて全米中に紹介された。このことにより、音信不通だった友人から連絡が入って感激したことを『マイクもたずにあどりぶランド』(シンコーミュージック)という本の中で水谷自身が書いている。また、JNN系列のゴルフ中継ではホール担当アナウンサーとして度々登場した。
ある年の選抜高校野球の決勝戦で、「あ~ボールが逃げて行く…」と実況し、決勝戦が行われた週に放送された「サンデーモーニング」で関口宏から「この実況が面白い」と紹介されたことがある(後に水谷があるラジオ番組でその裏側について語っていた)。
日本シリーズでは、1989年の近鉄対巨人戦(藤井寺球場での第6戦)の実況を担当した。
スポーツ中継以外では『海原お浜・小浜の千客万来』のホスト役、『ベスト・ペア・ボウル』の司会、人気クイズ番組『ダイビングクイズ』の2代目出題者を担当した。
大阪三菱銀行人質篭城事件ではスポーツでの実績が買われて現場からの生中継レポートを篭城2日目頃から解決まで続けていたという逸話がある。
一時期、スポーツ局長としてスポーツ実況から離れていたこともあったが、2003年、GAORAでプロ野球の実況アナウンサーとして復帰。現在はGAORAのチーフアナウンサーとして札幌ドームで開催される北海道日本ハムファイターズの試合、またバレーボール・プレミアリーグの試合(2007年、これまでのVリーグから名称変更)を中心に担当している。
そのほかには大阪・梅田の毎日文化センターにて毎月第2・第4木曜日夜間に「アナウンサーの話し方レッスン」という講座で講師を務めている。
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