永六輔の誰かとどこかで
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永六輔の誰かとどこかで(えいろくすけのだれかと-)は、TBSラジオをキーステーションに、平日に全国JRN系列で放送中のラジオ番組である。
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[編集] 出演者
この永・遠藤のコンビは1967年1月の番組放送開始当初から不変。日本のテレビ・ラジオ番組におけるMCコンビ(もしくはトリオ)形態ではおそらく最長寿のコンビと思われる。
[編集] 番組概要
- 1967年1月2日に放送開始。2007年1月2日で放送開始から40周年を迎えた。
- 2003年9月には放送回数が10,000回に到達した。
- TBSラジオでは、1985年4月5日まで独立した番組だったが、同年4月8日放送開始の「スーパーワイドぴぃぷる」(1986年4月4日まで、1985年10月3日までは木曜日のみ「村野武憲のいきなりラジオ」)からワイド内包番組となり今に至っている。
- オープニング曲は、以下の放送時間内で★印がついている放送局の場合、永六輔が作詞した「遠くへ行きたい」の尺八版。★がついていない放送局では、曲は「遠くへ行きたい」ながら、尺八版のほかにもパターンがある。
- 金曜日の「七円の唄」のコーナーでは、リスナーから届いた日常の風景を紹介する。コーナーのBGMは、タレガの「アルハンブラの想い出」が使われている。このコーナータイトルは、番組開始当時の郵便はがきが一枚7円だったことに由来する。
- 「七円の唄」が放送されない月~木の内容は、永六輔が自分の思っている事と感じている事を述べるコラムである。
- 桃屋の提供で放送している放送局の場合、オープニングは「遠くへ行きたい」がフルで流れる。この曲をBGMに、遠藤による「○月の唄」という、桃屋を織り込んだ詩(作・﨑南海子)の朗読がある(その他の局のオープニングではこの曲と共に遠藤アナウンスのタイトルが放送される(1小節しか流れない局もある)。なお、桃屋非提供局の秋田放送では遠藤アナウンスではなくABSの局アナがタイトル及び提供クレジット〈ローカルスポンサー・BGMは桃屋提供局と同じ〉読みをしている)。さらに、桃屋提供の放送局では、最後に永・遠藤の2人で桃屋製品の紹介もする(プレゼントの紹介をする時もある)。
[編集] 放送時間
★印のついた放送局は桃屋の提供。×印のついた放送局は桃屋以外の複数社提供orノンスポンサー。
- TBS TBSラジオ★ 11:40~11:50 (「大沢悠里のゆうゆうワイド」内)
- HBC 北海道放送★ 11:35~11:45
- RAB 青森放送★ 11:15~11:24
- IBC IBC岩手放送★ 11:25~11:35
- TBC 東北放送★ 11:40~11:50 (「COLORS」内)
- ABS 秋田放送× 9:25~9:33 (「あさ採りワイド秋田便」内)
- YBC 山形放送× 11:25~11:35
- RFC ラジオ福島× 9:15~9:25
- SBC 信越放送★ 10:50~11:00
- YBS 山梨放送× 11:40~11:50
- KNB 北日本放送× 11:05~11:15
- MRO 北陸放送× 10:00~10:10 (「今日もシャキっと」内)
- FBC 福井放送× 11:00~11:10 (「げんき一番」内)
- SBS 静岡放送★ 11:00~11:10 (「ほのぼのワイド中村こずえのSmile For You」内)
- CBC 中部日本放送★10:48~10:58 (「つボイノリオの聞けば聞くほど」内)
- RCC 中国放送★ 11:30~11:40
- KRY 山口放送× 11:35~11:45
- JRT 四国放送★ 11:05~11:15 (「えんやこらワイド」内)
- RKB RKB毎日放送★ 10:30~10:40 (「安藤豊オトナの学校」内)
- NBC 長崎放送× 11:20~11:30
- OBS 大分放送× 10:25~10:35
- MRT 宮崎放送× 11:20~11:30
- MBC 南日本放送★ 13:15~13:25
- RBC RBCiラジオ★ 10:30~10:40
[編集] 備考
- 永・遠藤によるコンビは1967年の放送開始以来不変である。
- 放送開始からしばらくは「どこか遠くへ」と新聞のラジオ番組欄に記載されていた。
- 1981年1月までは日曜を除く全曜日放送であったため「七円の歌」は土曜日の放送であった。2月から金曜日に移行している。
- TBSラジオで放送されている場合、「大沢悠里のゆうゆうワイド」に内包されているので番組のジングルがかかってから放送開始となるが、金曜日のみ永六輔のみが歌うバージョンで(「大沢悠里のぉ~ゆうゆう~ワイドぉ~ようワイド(土曜ワイド)もよろしく」)それ以外は、遠藤泰子とともに歌うバージョンとなる(「大沢悠里の~ゆうゆう~ワイドぉ~~~」)。しかし、最近では金曜日のバージョンでも途中まで遠藤と歌って、最後の「土曜ワイドもよろしく~」のみ永がコールするというものに変更されている(ジングルの前に大沢悠里が「(現在時刻)、続いては永さんと遠藤さんです」と言う・言わない場合は、ジングルもない)。
- CBCラジオで放送される場合は、「つボイノリオの聞けば聞くほど」内で、つボイノリオが「続きましては!」と言ったあと「パンパカパッパ~(?)」とファンファーレを流し、つボイノリオが「です」と言ってから放送開始となる。
- 桃屋提供の局では、遠藤泰子によるスポンサー紹介ナレーションが行われるが、番組開始時が「この番組は味を大切にする桃屋がお送りします。」で、番組終了時が「この番組は何はなくとも江戸むらさき、花らっきょうでおなじみの桃屋がお送りしました。」と異なる言い回しとなっている。
- 桃屋提供の局でのみ冒頭で放送される「○月の歌」はラストの「窓辺、(または空の下、)桃屋の空き瓶に・・・・。」という歌のみが、日替わりで変更されている。
- 番組の冒頭で、遠藤が放送月日・曜日を読んでから始まるが、月曜日のみ「誰かとどこかで、○○○○○回です。」と放送回数も読んでから始まるのが通例となっている。
- 番組は、事前にTBSラジオが制作し、録音してから全国にネットするテープネット番組であるが、製作局のTBSラジオの放送時間に報道特別番組が編成されて放送できなくなると、裏送りネット番組に変更する。
- 桃屋提供局の中には、夏の高校野球選手権地方大会の中継時には、本編を放送せずCMのみネットする局がある。
- かつては、ラジオ大阪でも放送されていたが、現在は毎日放送で桃屋のCMのみネットしている。ちなみに毎日放送ではラジオ大阪でのネットが終了した際番組本編を含めてのネットを申請していたというが永六輔と絶縁関係にあるため実現不能状態にある。(※ 禍根となったいきさつは毎日放送の項目を参照されたい。)
- また、新潟放送、山陽放送、山陰放送でのネットも、1990年代内に終了している。