沖縄県道85号沖縄環状線
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沖縄県道85号沖縄環状線(おきなわけんどう85ごうおきなわかんじょうせん・主要地方道沖縄環状線)は沖縄県沖縄市美里を起終点とする沖縄市内を一周する(一部うるま市、北中城村も含まれる)主要地方道。
目次 |
[編集] 概要
[編集] 区間
- 起点・沖縄市美里(沖縄県道74号沖縄嘉手納線)
- 終点・沖縄市美里
- 総延長・17.9km
- 実延長・12.5km
[編集] 通過自治体
- 沖縄市・中頭郡北中城村・うるま市
[編集] 交差する路線
- 沖縄県道74号沖縄嘉手納線(沖縄市美里)
- 沖縄県道16号線(起点・県道74号に重複)
- 沖縄県道20号線(沖縄市上地)
- 沖縄自動車道(起点~沖縄市山里)
- 沖縄南インターチェンジ(沖縄市諸見里)
- 沖縄県道23号沖縄北谷線(国体道路・沖縄市山内)
- 沖縄県道24号線(沖縄市山里)
- 国道330号(北中城村屋宜原ライカム交差点)
- 沖縄県道22号線(北中城村島袋)
- 国道329号(沖縄市高原、同市美里)
- 国道331号(沖縄市高原・美里-いずれも国道329号に重複)
- 沖縄県道33号具志川沖縄線(うるま市前原)
- 沖縄県道36号線(うるま市前原)
- 沖縄県道224号具志川環状線(うるま市江洲、沖縄市美里)
- 沖縄県道75号沖縄石川線(うるま市江洲)
[編集] 重複路線
- 沖縄県道23号沖縄北谷線(沖縄市上地~山内)
- この区間は国体道路にもなっている。
- 沖縄県道22号線(北中城村比嘉~島袋)
- 沖縄県道33号具志川沖縄線(うるま市前原)
[編集] 主要施設
- 嘉手納基地第2ゲート(沖縄市上地)
- 沖縄市コザ総合運動公園(沖縄市諸見里)
- 中城湾港(沖縄市海邦~うるま市前原)
- 沖縄市消防本部(沖縄市美里)
[編集] 路線バス
- 27番・屋慶名(大謝名)線(琉球バス交通) 北中城村ライカム交差点→沖縄市山里・同市山内→諸見里沖縄南インター(いずれも那覇発の球陽高校経由のみ)
- 30番・泡瀬東線(東陽バス) うるま市前原(ジャスコ具志川店入口)~沖縄市美里
- 58番・馬天琉大泡瀬線(東陽バス) 沖縄市泡瀬(県総合運動公園入口交点~美津呂前)
- 60番・泡瀬循環線(東陽バス) 沖縄市泡瀬(県総合運動公園入口交点~美津呂前)
- 96番・沖縄東中学校線(東陽バス) 沖縄市泡瀬(県総合運動公園入口交点~美津呂前)
- 123番・石川空港線(琉球バス交通) 沖縄市諸見里沖縄南インター~山内県道23号交点
かつては中部循環線も沖縄南インター~山内間を通っていたが2003年に廃止された。
[編集] 歴史
- 1953年 北中城村ライカム~越来村(現沖縄市)比屋根が軍道22号線、具志川村(現うるま市)川田~美里村(現沖縄市)高原を琉球政府道33号線としてそれぞれ指定。のち美里村池武当~コザ市胡屋(現在はいずれも沖縄市)が政府道27号線として指定される(BCセンター通りも含む)。
- 1972年5月 本土復帰と同時に軍道22号線、政府道27号線、同33号線が同じ番号のままそれぞれ一般県道なる。また1973年の特別国体「若夏国体」に備えて、北谷村(現北谷町)桑江の国道58号からコザ市(現沖縄市)上地までを県道23号線(国体道路)として整備することが決まった。
- 1973年 県道23号線(国体道路)が開通。
- 1982年 沖縄市美里を起終点とする市内を一周する沖縄環状線を一般県道(228号)として整備することが決定。
- 1984年 県道27号線の一部であるBCセンター通りが道幅を狭小し、「中央パークアベニュー」となる。それに伴いセンター通りを含む一部の区間の県道が沖縄市道に降格した(県道27号線は廃止され、残りの区間は沖縄環状線に)。
- 1993年 沖縄環状線が主要地方道(県道85号)に昇格した(県道22号線のライカム交差点付近と県道33号線の具志川市前原の一部区間も含まれる)。
[編集] 特徴
- この路線の大半は1980年代後半以降に開通しており、現在は北中城村比嘉~沖縄市比屋根の区間が整備中で、早ければ2011年には全線開通予定。