浜松基地
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浜松飛行場 | |||
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IATA:N/A - ICAO:RJNH | |||
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概略 | |||
空港種別 | 軍用 | ||
管理者 | 防衛省 | ||
航空管制 | 航空自衛隊 | ||
海抜 | 46m | ||
位置 | 北緯34度45分00.86秒東経137度42分11.10秒 | ||
滑走路 | |||
方向 | ILS | m×幅 | 表面 |
09/27 | YES | 2,550m×60m | 舗装 |
浜松基地(はままつきち)は、静岡県浜松市西区にある航空自衛隊の基地。基地司令は第1航空団司令が兼務。浜松飛行場を中心としている。
目次 |
[編集] 歴史
- 1925年(大正14年) - 陸軍飛行第7連隊新設
- 1933年(昭和8年) - 浜松陸軍飛行学校設立
- 1945年(昭和20年) - 米空軍不時着飛行場として使用
- 1952年(昭和27年) - 保安隊航空学校設立
- 1954年(昭和29年) - 航空自衛隊操縦学校、整備学校、通信学校設立
- 1955年(昭和30年) - 臨時教材整備隊設立,航空団設立
- 1957年(昭和32年) - 浜松管制分遣隊、浜松気象分遣隊設立
- 1958年(昭和33年) - 南・北基地が分立し、北基地に第1航空団、浜松管制隊、浜松気象隊が移駐
- 1960年(昭和35年) - ブルーインパルス編成(北基地)
- 1962年(昭和37年) - 術科教育本部設立(南基地)
- 1965年(昭和40年) - 飛行教育集団司令部、宇都宮から移駐(北基地)
- 1969年(昭和44年) - 教導高射隊設立(南基地)
- 1971年(昭和46年) - 浜松救難隊設立(南基地)
- 1976年(昭和51年) - 中部航空音楽隊設立(南基地)
- 1981年(昭和56年) - ブルーインパルス、松島基地へ移動
- 1982年(昭和57年) - 航空祭中にブルーインパルスが墜落事故
- 1985年(昭和60年) - 第6移動警戒隊設立(南基地)
- 1988年(昭和63年) - T-33AからT-4への機種更新開始
- 1989年(平成元年) - 南・北基地統合「浜松基地」となる
- 1998年(平成10年) - 高射教導隊発足。早期警戒管制機(E-767)実用試験隊発足
- 1999年(平成11年) - 警戒航空隊、早期警戒管制部隊を発足、司令部を三沢基地から移動。航空自衛隊浜松広報館開館。
- 2000年(平成12年) - 警戒航空隊、早期警戒管制機(E-767)の正式運用を開始。
- 2004年(平成16年) - 第6移動警戒隊を廃止、解散。
- 2005年(平成17年) - 警戒航空隊、空中警戒管制隊から飛行警戒管制隊へと改編する。
[編集] 航空管制
種類 | 周波数 | 運用時間(JST) |
GND | 126.2MHz,275.8MHz | |
TWR | 126.2MHz,236.8MHz,304.5MHz | |
APP&DEP | 120.1MHz | |
APP | 250.4MHz,261.2MHz | |
DEP | 302.4MHz,362.3MHz | |
PMSV | 344.6MHz | 5:30-21:30 |
TCA | 127.95MHz,288.1MHz | 月曜~金曜 8:00-20:00 |
RESCUE | 123.1xMHz,138.05MHz,247.0xMHz |
- 周波数のxは、周波数が変動している。
[編集] 主要所属部隊
幕僚機関 |
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航空幕僚監部 |
主要部隊 |
航空総隊 |
航空支援集団 |
航空教育集団 |
航空開発実験集団 |
空自の団一覧 |
空自の群一覧 |
空自の隊一覧 |
主要機関 |
空自幹部学校 |
空自幹候学校 |
術科学校 |
空自補給本部 |
その他 |
空自の基地一覧 |
空自の装備品一覧 |
航空教育集団隷下
航空総隊直轄
- 警戒航空隊司令部
- 飛行警戒管制隊
- 高射教導隊
中部航空方面隊隷下
- 中部航空音楽隊
航空支援集団隷下
- (航空救難団)
- (飛行群)
- 浜松救難隊
- (飛行群)
- (航空保安管制群)
- 浜松管制隊
- (航空気象群)
- 浜松気象隊
航空自衛隊直轄
[編集] その他
毎年秋に航空祭を実施しており、「エアフェスタ浜松○○○○」(○には西暦の年号が入る)と称している。ブルーインパルスの展示飛行の他に航空自衛隊で使用している航空機や米軍から借用した機体などの展示、ブルーインパルスの地上職員による「ジュニア」の演技、各種航空機の展示飛行など様様なイベントが催される。入場無料。
夏には「浜松基地納涼祭」(浜松基地 納涼の夕べ)を毎年実施する。当日は南基地の一部を開放し、盆踊り等により地域住民との交流を図っている。入場・参加無料。
航空自衛隊浜松広報館は、平成11年4月に開館した航空自衛隊の広報施設である。エアパークとも呼ばれており、航空自衛隊の任務の紹介、使用された各種航空機や現用・過去の各種装備品の展示、全天周シアターなどがある。 屋外には輸送機や地対空ミサイルなどが展示されている。また展示格納庫には十数機の戦闘機、練習機、ヘリコプター、フライトシミュレータなどが展示されている。一部の機体にはコックピットへの搭乗が可能である。 その他、展示格納庫の裏手(基地側)の駐機場にて基地内で訓練に使われているF-15やF-2機を運んできて実機展示を行うこともある。館内の写真撮影も一部(展示格納庫内のフライトシミュレーター)を除いて自由である。滑走路(東端に近い場所であるが)がよく見える場所に位置しているため、練習機の訓練飛行(離発着)を目の前で見ることができる。館内での飲食は基本的に禁止であるが、上の階には滑走路がよく見える喫茶店があり、軽食も摂ることができる。 入口にあるおみやげコーナーでは、戦闘機のプラモデルや自衛隊のワッペン、「激シリーズ」といったオリジナル菓子などを購入することができる。
浜松駅からの直通バスは1日1便しかなく、多くは自家用車か観光バス(無料駐車場)、あるいは路線バス「泉町北」で下車し徒歩20分で来場する。入場無料。
[編集] 浜松TACAN
浜松TACAN(-たかん)とは、航空自衛隊浜松基地管轄の航空保安無線施設である。
浜松TACAN | |||
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概略 | |||
種別 | 空港 | ||
管理 | 航空自衛隊 | ||
TACAN | 1181MHz | ||
位置 | 北緯34度44分50.00秒東経137度42分36.00秒 |
[編集] その他
基地周辺には、国土交通省管轄の浜松V/Dがある。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
空港情報 (RJNH) |
空港情報(worldaerodata.com) | 定時航空気象(METAR) | 飛行用飛行場予報(TAF) | 定時航空気象 |