渋谷公会堂
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渋谷C.C.Lemonホール | |
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所在地 | 東京都渋谷区宇田川町1-1 |
完成 | 1964年 |
収容人員 | 2084人 |
客席数 | 1階:1235席 2階:849席 |
設備 | オーケストラピット、照明、ピアノ、音響設備、映写設備 |
用途 | コンサート |
運営団体 | 渋谷区 |
アクセス | JR渋谷駅より徒歩10分 JR原宿駅より徒歩10分 明治神宮前駅より徒歩10分。 渋谷区役所前バス停徒歩1分(ハチ公バス、京王バス渋63・渋64・渋67・宿51系統/都営バス早81系統) |
外部リンク | http://www.cclemon.jp/ |
渋谷公会堂(しぶやこうかいどう)は、東京都渋谷区にあるホールで、コンサートなども行われている。渋公(しぶこう)と呼ばれている。2006年10月から5年間、ネーミングライツ(施設命名権)の設定により渋谷C.C.Lemonホール(しぶやシーシーレモンホール)となっている。
目次 |
[編集] 歴史
1964年に東京オリンピックの重量挙げ競技の会場として使用され、翌年にホールとしてオープン。『8時だョ!全員集合』(TBS系)など人気テレビ番組の会場にもなり、『NTV紅白歌のベストテン』『ザ・トップテン』『歌のトップテン』(日本テレビ系)の公開生放送でも使用された。また、12月第1土曜日には、渋谷区の第九コンサートも行われ、今は亡き作曲家の黛敏郎も「クラシック音楽に最適」と評していた。
この他、風変わりなコンサートが行われる事もあり、1981年12月3日には大滝詠一が企画した『ヘッドフォンコンサート』という、観客が自身のヘッドフォンを持参し、小型のFMラジオを取り付けた座席でステージの上の演奏をヘッドフォンを通して聴くというコンサートが行われた。これは昨今では珍しいライブ録音可能なスタイルのものであった。
1987年12月24日には、BOØWYのコンサート中にリーダーの氷室京介が突然の解散宣言。会場に入れなかったファンが会場に向けて大暴動を起こし、ついには心無いファンによってガラスが割られる事態となった。
全国でアスベスト問題が取り上げられた頃、渋谷公会堂でも天井で使用していることが発覚。固まりで床に落ちていたとの証言もあった。この事もあってか、2004年7月より約1年間の改修工事に入り、2006年10月1日に全面リニューアル。宝塚・松竹・日劇のOBによる公演がこけら落しとなった。ちなみに改装前は舞台の真下が迫(せり)の機械室になっていたが、改装時にこれを潰した上で出演者の為の控え室に改められた。さらには、名物となっていた回転舞台も撤去されることになった。これに関して、中村中がこの回転舞台をテーマにした楽曲を自身のアルバム『天までとどけ』で発表している。
ホールとしてはiichiko総合文化センター・宝山ホール・東京エレクトロン韮崎文化ホール・に続き4カ所目のネーミングライツホールとなる。2006年9月20日に電通が命名権を取得し、サントリーに命名権を転売した上で「渋谷C.C.Lemonホール」という名称になることが発表された。契約期間は2006年10月1日からの5年間で、入り口にはC.C.Lemonの大きな看板が掲げられている。しかし、ここでライブを行う予定のあるアーティストや、「渋谷公会堂」という名の歴史ある会場でライブを行う事を夢見ていた一部のミュージシャンの間では、例え5年間であるとはいえこの名前は不評であるという。
[編集] 施設概要
- 住所: 東京都渋谷区宇田川町1-1(渋谷区総合庁舎隣)
- 定員: 2084人(1階席: 1235人、2階席: 849人)
- 旧定員: 2318人(1階席: 1352人、2階席: 966人)
[編集] 周辺の施設
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 渋谷公会堂/渋谷区
- 渋谷C.C.Lemonホール公式サイト(ドメインはshibuko.com/だが、www.cclemon.jpからもアクセス可能)
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