琉球海運
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琉球海運(りゅうきゅうかいうん)は沖縄県那覇市西に本社を置くフェリー・海運会社。略称RKK LINE。
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[編集] 沿革
- 1950年1月23日 設立
- 1950年10月 社有船第1号貨物船「琉球丸」が那覇港へ入港
- 1952年 鹿児島~名瀬~那覇定期旅客航路を開設
- 1954年 新造船「那覇丸」鹿児島~那覇航路に就航、所要時間が24時間に
- 1959年 先島航路就航
- 1962年 大阪~神戸~門司~那覇貨物定期航路就航
- 1965年 那覇~京浜・阪神定期貨物航路開設
- 1967年 那覇~東京定期旅客航路開設
- 1972年5月15日 本土復帰、鹿児島駅を接続駅として本土~那覇の国鉄小荷物連絡輸送開始
- 1975年 那覇~博多定期航路開設、
- 1975年7月 海洋博旅客輸送開始(那覇~本部~エキスポ港、ホーバークラフト・旅客船の2台体制)
- 1976年 鹿児島~那覇~先島航路の直行便開設
- 1978年 制限給水の福岡市に当社の船が救援水を輸送
- 1981年 那覇~博多航路週2便に
- 1988年 貨客船「かりゆしおきなわ」建造、那覇~東京航路に就航
- 1991年 貨客船「わかなつおきなわ」建造、那覇~博多航路に就航
- 1995年 RORO貨物船「みやらび」建造、那覇~大阪航路に就航
- 1997年 RORO貨物船「にらいかない」建造、那覇~博多航路に就航
- 1998年 那覇~東京・阪神航路週2便に
- 2000年 RORO貨物船「しゅれい」就航
- 2006年9月 旅客航路業務から撤退、貨物航路のみに
[編集] 航路
[編集] 定期旅客航路
以下は同日まで存続した運行区間である。
那覇港はいずれも安謝の新港ふ頭
[編集] 貨物輸送のみ
[編集] 船舶
ファンネルマークは紺地に白の菱の中に赤字で会社の略称「RKK」の文字が書かれている
船体の塗装は上半分が白、下半分が紺、船体側面中央には白字で「RKK LINE」の略称が書かれている
[編集] 貨客船
- わかなつおきなわ
[編集] 貨物船
- みやらび
- にらいかない
- しゅれい
- かりゆし(貨客船「かりゆしおきなわ」代替の新造船)
- 第18愛廣丸(不定期)
- 栄球丸(不定期)
- 美島エクスプレス(不定期)
[編集] 関連会社
括弧のないものは本社・那覇市
- 沖縄急送(本社・浦添市)
- 沖縄港運
- 宮古港運(本社・宮古島市)
- 八重山港運(本社・石垣市)
- 沖縄輸送サービス(本社・東京都江東区)
- きょうはい
- 琉海観光
- 九州輸送サービス(本社・福岡市)
- 湧川運輸
- 琉海リース
[編集] 那覇~本土・先島航路をもつ同業他社
- 有村産業(同じく那覇市を本社所在としているライバル会社)
- マルエーフェリー(奄美市本社所在だが、本土~奄美~那覇航路も運行している)
- 鹿児島荷役海陸運輸(鹿児島市を本社所在とし、鹿児島のほか博多・大阪にも航路を持つ。南日本汽船は浦添市を本社所在とする関連会社である)
- 近海郵船物流(日本郵船100%出資の関連会社。東京~大阪~那覇航路を持ち、琉球海運とはスペース交換方式による共同運航を行っている)
- 丸三海運(大阪市を本社所在とし、大阪~那覇航路を運行している)