琴似発寒川
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発寒橋から (2004年3月) |
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水系 | 新川水系 | |||
延長 | 11.7 km | |||
水源の標高 | ? m | |||
平均流量 | ? m³/s | |||
流域面積 | ? km² | |||
水源 | 手稲山(札幌市西区) | |||
河口 | 琴似川(札幌市西区・北区) | |||
流域 | 北海道札幌市西区 |
琴似発寒川(ことにはっさむがわ)は、新川の支流で、北海道札幌市西区を流れる新川水系二級河川。手稲山付近を源流として、琴似川と合流し、新川となる。もとは発寒川の上流部であった。左股川との合流点より川上は、右股川とも呼ばれる。長さ11.7km。
目次 |
[編集] 地理
手稲山の南に源流を発し、山あいの小川を集めつつ、緩く南北に振れる曲線を描いて東に向かう。平和の滝を落ち、平地に出ると向きを北東に変えて、福井えん堤で集められてせせらぎとなる左股川を合わせる。この支流は川下から見て左側にあり、本流は右股川と呼ばれていた。合流点付近から北東に向きを変え、発寒川扇状地を形成する。さらに向きを北にかえて札幌市西区と北区の境で琴似川に合流する。
上流の山地では森の中を、中下流では住宅地の中を通る。中下流では、洪水防止のため深く掘り込んでコンクリートで護岸した河川敷を流れる。中流部の河岸には随所に公園が設けられ、そこから河川敷に降りて水辺を歩いたり、水遊びをしたりすることができる。
流域地区は小別沢、福井、平和、西野、山の手、西町、琴似、発寒、八軒である。
[編集] 歴史
明治時代まで琴似発寒川と呼ばれる川はなく、今の川は発寒川の上流部にあたった。当時の発寒川は、現在の琴似川合流地点からさらに北に流れ、現在の発寒川の流路に入っていた。その後発寒川は北東に流れ、石狩川(現在の茨戸川の箇所)に合流していた。
1886年 (明治19年)に新川が開削されると、発寒川の流れは途中で切られた。上流は新川に入って北西にそれ、下流はそのまま茨戸川の支流になった。これ以後、上流部分を琴似発寒川、下流はそのまま発寒川と呼ぶようになった。
1950年代までは、堤防の整備は余り行われておらず、台風などの増水の際に、下流付近でしばしば氾濫した。
1967年の台風後の増水に絶えられず、木製だった富茂登(ふもと)橋(山の手通り)は損壊の被害を受けた。それ以降、順次、川底の浚渫と、川幅の拡張及び護岸の増強を図り、合わせて河川敷の整備、河畔の公園化に取り組んできた。現在では、25の橋と16の公園・緑地が作られ、春の桜並木は美しい。
[編集] 川の利用
琴似発寒川から取られた水は、札幌市の水道に使われている。
ヤマメやウグイが釣れる。サケがのぼる川でもあり、豊平川さけ科学館は、2003年度に約200尾の産卵があったと推定している。ヤマメの稚魚の放流事業を行っている。 餌が豊富なためか鴎が定住している。
[編集] 主な支流
- 宮城沢川
- 永峰沢川
- 左股川
[編集] 橋
- どんぐい橋
- 錦水橋
- 平和サイクル橋○
- 平和橋
- やまなみ橋
- 中洲橋
- 風の子橋○
- 右股橋 - 手稲右股通
- 左股橋 - 北海道道82号西野真駒内清田線、手稲左股通
- 山子橋
- 山の手橋 - 北1条宮の沢通
- 富茂登橋(ふもと) - 北海道道453号西野白石線、山の手通
- なかよし橋○
- 発寒橋 - 北海道道124号宮の沢北一条線、北5条手稲通
- 長栄新橋 - 二十四軒手稲通
- 長栄橋
- かもめ橋○
- 清水橋 - 桑園発寒通
- あゆみ橋 - 高架側道
- 鉄道橋 - 函館本線
- 寒月橋 - 鉄工団地通
- いたどり橋○
- 農試公園橋 - 新琴似通
- 八軒橋 - 北海道道452号下手稲札幌線、下手稲通
- 新発寒橋 - 札樽自動車道、国道5号
- 西陵リンリン橋
- 西陵橋 - 西野屯田通
- ※○は人のみ通行可能