神戸電鉄300系電車
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300系電車(300けいでんしゃ)は、神戸電鉄が過去に保有していた鉄道車両。 神戸電鉄初の高性能電車であり、湘南型と呼ばれる非貫通型のデ300形と後のデ1000形につながる貫通型のデ310形に分類される。
[編集] デ300形
1960年に2編成4両が製造された片引き2扉、クロスシート車で、当時流行の湘南型マスクを採用し、同じ川崎車輌製の京浜急行電鉄初代700形(のちの2代目600形)とよく似た外観をしていた。 1971年に座席のロングシート化、翌1972年に客扉の3扉化と立て続けに改造が行われた。 晩年は中間にデ310形を組み込んだ4両固定編成となり、1994年の5000系新造により、廃車、形式消滅となった。
[編集] デ310形
1962年から1964年に3編成6両が製造されたデ300形の先頭貫通型バージョン。 製造当初よりロングシートであった。また、窓割りも異なっていた。 また、当形式の貫通型運転台は、800系以降、1500系まで採用され、神戸電鉄の標準フェイスとなった。 晩年は、2編成がデ300形と4両編成(後に運転台撤去による4両固定化)を、もう1編成は、デ1050形、デ1070形との3両編成や、粟生線での増結用として運用された。1993年に増結用の311F編成が廃車に、 翌年、残る4両が上記300形と同時に廃車、形式消滅となった。
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